婚活BBAとなった知り合いの話
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1407299413/
立ったら書く
書き溜めてないからこれから思い出しながら書いていくか
知り合いは現在30歳
婚活は24歳くらいから始めていた
色白のリケショ美人…と言いたいところだが、某スポーツ選手を少しキツめの目をさせたレベル
顔面偏差値50くらい
元々非常に優秀な女の子だった
高校時代の成績は文系科目も理系科目もそつなくこなす
どちらに進んでも将来有望と思えた
一方、恋愛には全く興味のない様子
サバサバした性格…と言えば聞こえはいいが、周りの生徒達と溶け込めていないこともしばしばあった。
大学は結局理系の旧帝に進学した。
そこまでは良かった。
周りが浪人生活をする中、彼女は現役で合格したのだから、多少なりとも羨む気持ちは周囲にもあったはず。
楽しい大学生活を送っている…はずだった。
しかし、転落はすでにそこから始まっていた。
その時、彼女が婚活BBAに転じるなど、誰も予想できなかった。
彼女の転落の引き金は、大学選択の時に既にあったのかもしれない。
実は、彼女の進学した大学は、彼女の希望した学部ではなかったからだ。
どういう事かというと、彼女は今話題の再生医療に従事したかった。が、それを研究している学部には受からなかった。
仕方なく、滑り止めで受かった別の学部に彼女は進学した。
「それでも旧帝だからいいじゃないか、就職には困らないだろう!」周囲も彼女も、きっとこう思ったに違いない。
だが、この選択は彼女のその後の人生を大きく左右することになる。
彼女は大学生活に馴染めなかった。授業を受けても、興味のない分野の話ばかりで面白くない。
かと言って浮ついた同級生の学生とは、彼女の性格や価値観と合わず、ろくにコミュニケーションが取れない。
つまり、大学で友達が出来ない。
――現役で旧帝に進学したものの、何一つとして「今」が面白くない。失敗した。
大学生活に失敗した彼女。
転がり落ちるのは早かった。
どうにか入ったゼミの内容も面白くない。
とりあえずこのままではダメだと始めた就職活動。マイナビとリクナビに登録して、企業研究をし…
結果、彼女は最終面接を通過し、内定を勝ち取った。
派遣の。
今では派遣でも内定を取れるだけマシなのだろう。しかし、当時はまだリーマンショックは訪れていない。不況の中でもまだ氷河期には至っていない時代。
その中で、新卒の彼女が正社員の道を自ら閉ざしてしまったのは、大きな失敗だった。
――なぜ、自ら、なのか。
それは彼女が派遣と知らずに、正社員と勘違いして応募し、内定をもらったからである。
企業研究を、まともにしていなかったツケであり、自業自得とも言えた。
以上が前フリ。
こうして自らの選択に絶望を覚えた彼女。
彼女の思考は、徐々に、冷静な判断が出来なくなって行った。
まともに就職できないなら、永久就職を狙えばいいじゃない!
と。
そもそも派遣でも収入が悪い職種でもなかったし、大学院に進学することにより、院卒という形で2年後の「新卒」を得ることも決して不可能ではなかった。
が、彼女は大学院への進学を拒否した。
彼女の進学した旧帝にはもちろん大学院も併設されているし、難しい訳ではない。
実家の経済的事情も、特に問題はない。
ならば何故?
「あんなレベルの低い学生と一緒に研究したくない」
「もっとレベルの高い大学でないと院に進学したくない」
開いた口が塞がらなかった。