AKBヲタから足を洗って、人生をやり直した話
一度ちょっと狂いかけたが、やっと持ち直した。
立ったら書く。
さーせん。
とりあえずスペック
1 25歳 フツメン 173cm
21歳までドルヲタキメエと思ってた。
大学時代は洋楽とかラップ、テクノをよく聞いてた。
就活を始めて、一巡目全滅で かなり落ち込んでいたところで初めてAKBの曲を耳にした。
アイドルの曲で元気になれるという感覚が生まれて初めてわかった。
書き溜めしてないから遅い。
当時彼女はいたが留学中で会えず、暇になったらAKBのMVをつべで見てた。
その時はまだ誰推しということもなく、前田大島篠田ぐらいしか知らなかった。
第一回総選挙も特に気にしてなかった。
3行書くのに15分もかかるのか。
就活全滅も止むを得まい。
>>7
ごめん。ほかごとと同時進行だったんだ。
その後 就職はきまったよ。
秋頃に就活が終わり卒論も年内に終わり、やることが減った頃ちょうどAKBのドラマが始まる。
「マジすか学園」だ。
そのドラマがきっかけで、俺はあるメンバーにのめり込む事になる。
4月に就職してからも、暇さえあればつべやブログをチェックしてた。
CDを買えば そのメンバーと握手が出来ると知り、初任給で初めてCDを買った。
そして、そのCDには第二回総選挙の投票権が入っていた。
総選挙の事を詳しく知りたかったため、初めて地下板を見た。
地下板ではいろいろと便利な情報が手に入ったし、リアルの世界でアイドル好きと思われたくなかったので、話を共有できる人達がいて楽しかった。
それから地下板をチェックするのも日課になった。
そして、社会人になったら月々しようと思っていた貯金を使って投票券を買いたした。
速報で順位が良かったから、結果発表に向けて一気に気分が高まった。
しかし最終結果では順位が下がり、最大のライバルとされていたメンバーに抜かされた。
そのメンバーは秋元康のお気に入りで、地下板では陰謀認定されてた。
その日からそのメンバーのアンチになり、叩き始めた。
やがて初めての握手会が訪れた。
初めてみた俺の推しメンは白くて目がクリッとしてて手が細くてまるで天使だった。
その日は何度もその子の事を思い出してはドキドキした。
そんな中、彼女が留学から帰ってきた。
彼女は留学生活で丸々と太り、たまに英語を口走るようになりいろいろと幻滅した。
それでもそのあと少し付き合っていた。
俺は就活や学校の事は話していたが、アイドルのことは話していなかった。
きっと引くだろうと思い隠す事にした。
しかし、一緒にいても俺は常に推しメンのことを考えるようになってしまった。
そんな中、新しいCDが発売され また握手に行けると興奮していたところ 彼女がまだ学生だからデートを奢るように言ってきた。
そんな金があるならCDが買いたかったので、ちょっとしたケンカになった。
ちょうどいい機会だと思って別れようと言った。
彼女が激怒号泣したけど、最終的には納得してくれた。
支援
それからの俺はヲタ一筋だった。
ブログや公式ページ、地下板の応援スレチェックは かかさずCD発売に備えて貯金し、握手会に挑んだ。
物覚えのいい俺の推しは すぐに俺のことを覚えてくれた。
もちろん嫌いなメンバーは毎日地下板で叩いた。
チケットが取れればコンサートにも必ず行った。
本当は公演も行ってみたかったが、遠方だし推しメンは公演に出る回数が少なかったため申し込まず、配信サービスで満喫した。
入社して一年がたった時、部署異動があり、俺は割と激務な部署に変わった。
休日出勤もあると聞き、そのせいで握手会に行けない事を恐れた俺は仕事を変わろうと決意した。
第三回総選挙が近づいていた時だったため、どうしてもお金は欲しかった。
だから転職にはかなり躊躇したが、派遣の仕事で月々の給料が元の会社より良い休日を見つけた。
もちろんボーナス無しで いつ首切りかわからんのはあるが、休日出勤や残業がないというのは何よりも魅力だった。
面接をパスしなんとか上司に話をつけ、俺は会社を辞め 派遣になった。
その頃 ちょうどマジすか学園2が放送されていて、推しへの思いはかなり高まっていた。
前の会社の有給分を給与に換算してもらい、選挙資金に当てた。
それでも足りないと思い、カードでCDを買い足した。
真剣になると去年の悔しさが蘇ってきて、メン叩きにも力が入った。
結果は去年より順位があがり、嫌いなメンの順位がかなり下がった。
嬉しすぎて映画館でスピーチ中継を見ていて涙が出た。
握手会などで出会ったヲタ仲間とも喜びを分かち合い、帰ってから順位落ちたメンをめちゃくちゃ叩いて喜んだ。