俺がまんまと買わされたセールストークを書いていく
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1361534098/
4月から新生活でデカイ買い物する人も多いと思うが
店員と話してるときに俺が書くようなことを言われたらいっぺん我に返って欲しい
セールストークに乗せられて必要ないものまで買わされたらたまらん
これが即買わせるためのセールストークだったんだなぁ…と気付いたのは4つ
・引越し業者
・家電量販店
・不動産屋
・紳士服
順番に書いていきます
買った後から知ったんだが、どれも心理学的にすごく理にかなった話術らしい
それぞれの名前は忘れた
まず一つ目の引越し業者
引越しと聞いて思い浮かぶ大手の中の一つ
訪問見積もりで実際に家に営業マンが来るタイプだった
>>1
頼むわ もうすぐ一人暮らしだし
まずは荷物がどれくらいになるかを決めるんだが、これは関係ないので省く
営業マンが電卓をたたき出し、料金の見積もりがはじまる
引越し自体初めてだったので「まぁ5万くらいだろう」と高を括っていたのだが
お見積もり金額 14万
営業マンの電卓を見て腰が抜けた
呆然としていると営業マンが こちらをのぞきこんで一言
「で、どうしましょ?」
あ、値切りが出来るのか…とひとまず胸をなでおろした
元々色んな割引が設定されていたらしく、ネット申し込みで○割引早めに申し込んだら○割引みたいになってるらしい
値引き交渉の前に、「割引を適用しますね」と営業マンがまた電卓を叩き始めた
お見積もり金額 5万5千円
安い!!
急に二分の一どころか三分の一近い値段になった
営業マンは「こーんな感じで、いかがっすかねぇ〜」と腰が低い
値切ってみれば まだまだ安くなるかもしれない
ここで俺は心理学を応用した値切り方を思いついた
お金の交渉でもデートの誘いでも、最初に明らかに無理なお願いをしておいてから 後で妥協案を出すと要求が通りやすいって言うだろ、これは使えるぞ…
当時の俺は早速その方法を使ってみることにした
「これ、4万円になりませんかね」
「えっ、4万円!それはちょーっと厳しいですね〜…」
これがさっきの例えで言う無理なお願いのほうだ
俺はこのとき、なんだかんだで5万円きっかりにしたかった
想像通り、営業マンがまた電卓をたたき出す
「さすがにこれじゃあウチも赤字で…こちらはいかがでしょう」
営業マンが次に提示した金額は4万8千円
5万円には届いてない、これなら こっちも得のはず
「あの〜、いかがでしょ」
「わかりました、これで」
腰の低い営業マンに乗せられ、承諾してしまった
しかしここでOKしたことが後々響いてくる
ここからが営業マンの本領発揮だった
ふいに営業マンが焦りだしてきた
「あの〜、やっぱりですね、今回はかなりサービスさせてもらってますので ちょっと上司に許可を取らないと…」
「あ、いいですよ」
営業マンが携帯を取り出し、上司に電話をかける
「……あー、駄目ですか……すみません、すみません……はい」
なんか雲行きが怪しくなってきた
「あの〜、大変申し訳ございません。
ウチとしてもこの値段だと流石に利益がですね…。
人件費などかさみますので…申し訳ないんですが」
すまなそうに営業マンが再び電卓を叩き始める
お見積もり金額 5万5千円
「え、結局この値段なんですか?」
「すみません、本当、こちらもかなりサービスさせていただいてますので…」
後から聞いた話だが、人間は一貫性が大好きらしい
だから最初に言ったことを覆しづらくなる
そこを営業マンは利用する
俺も場合も、安い値段を見せられ、一旦OKを出してしまった
7千円上がったところで、やっぱりやめますとは言いづらい
一度決めたんだから結局、営業マンの提示する値段でOKするしかない