>>3
現在22歳の俺が、中学生だった頃から現在に至るまでの話です。
長くなりそうですがよかったら。
入部初日。
体操服に着替えながら めちゃくちゃドキドキしてた。どんな人がいるんだろうとか、友達できるかなとか、上手にやれるかなとか。
いよいよ1年生同士で顔合わせ
全員で8人くらいいた。初心者も半分くらいいたから安心した。
そして一人ものすごくバスケが上手な人がいた。
彼のことは雅治と呼ぶことにする
DQNって本当にたまに良い奴いるから怖い
>>6
人は見かけによらないって言葉は僕みたいなのが作ったのかもしれないですね。
雅治はバスケの経験者で、先輩たちよりも上手かった。
顔は福山雅治を少し幼くした綺麗な顔立ち。
身長も一年生の中で頭一つ高くて、筋肉もすごかった。
そして雅治は、小学校時代から悪ガキだったらしい。
俺の通った中学校には、2つの小学校から上がってくるんだけど、雅治の通っていた小学校は悪ガキの多さで有名だったんだ。
そんな雅治を、俺はかっこいいと思い、仲良くなってみたいと思った。
でも、もちろん話しかける勇気なんてなかった。
雅治とは部活の時間しか会わなかったけど、いつも同級生や先輩達に囲まれて楽しそうに話していた。
僕は部活内でもぼっちになった。
もちろんクラスでもぼっちだった。
中学校での孤独は、小学校での孤独よりもずっとつらかった。
俺も>>1みたいなとこあるから えらいと思うな。
>>9
よかったら見て行ってください。
僕は学校に行くのが嫌になっていた。勉強もできないし、行く意味がないと思っていた。
でも毎日通った。部活もやめなかった。
僕は一向に上手くならなかった。
雅治はもう試合に出ていた。
神様は不公平だって毎日考えていた。
でも、学校を休むと母に心配かけてしまうと思い、毎日学校に通った。
そんな生活が続き、僕は2年生になった。
2年生にあがって、クラス替えがある。
僕にとってはどうでもいいイベントだ。
先生に言われた教室へと向かう。
ドアをあけると、既に生徒たちは騒いでいた。
その中に、雅治の姿があった。
雅治は楽しそうに話していた。
話している相手は清原と呼ぶ。
清原は雅治の幼馴染みで、中学校に上がってすぐに3年生に喧嘩で勝ったという学校一の不良だった。
喧嘩の強さもだが、スポーツも凄く、ラグビーでは全国大会に出る程のチームのスタメンだったらしい。
僕は静かに教室の隅の席に座った。