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ずっと自分を好きでいてくれた幼馴染が他人のものになった

 




651 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 00:40:31 ID:o6hqWNzS0
盛り上がってるところすまんが少し思い出を書きながらせてくれ

最初に言っとくがエロ描写はそんなに無い

俺の名前は浩二。ぶっちゃけ本名だ。漢字は違うけど。

本当は偽名使ったほうが良いんだろうけど、ちょっと名前が重要な話なんで変えれなかった。

俺には幼馴染の女の子が居た。というか居る。

親同士が仲良くて物心が着いた時から一緒に居た。記憶には無いけど一緒にお風呂にも入ってたらしい。

小さい頃のアルバムは殆ど彼女と一緒に写ってる。

家が隣で朝起こしにくる。なんてことは無かったけど、それでも家はほぼ真向かい。



653 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 00:54:53 ID:o6hqWNzS0
正直可愛い方ではない。ただ決して不細工でも無いとは思う。

100人に聞いたら、90人くらいは「まぁ……普通」って言う感じ。

うっすらそばかすもあるし、眉毛も太い眼鏡で野暮ったい地味な女の子だった。

その所為で実は奥二重なぱっちりした瞳の存在はイマイチ知られていなかった。


彼女の名前は別にどうでも良いや。

恵子にしておく。

恵子は昔から俺に「こーちゃんこーちゃん」と言っては、まとわりついてくる奴だった。

幼稚園くらいまでは妹みたいで、それなりに可愛がってた記憶がある。

でも小学校の低学年ころから、まぁ定番の展開。

「女子と遊んでる〜」と馬鹿にされるのが嫌で、小学校時代は それ以降少しづつ疎遠になってった。


一緒に帰ろうと誘ってくる恵子に、邪険な態度を取る俺。

肩を突き飛ばして「あっち行け!」とか。

その度恵子は「何で?何で?」と言い泣きじゃくってた。

それでも毎日「こーちゃん帰ろ?」と懲りずに誘ってきたが。



655 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 01:08:36 ID:ML6bUvfrO
あだち充的展開だなw



656 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 01:09:48 ID:o6hqWNzS0
流石に小学校高学年になるころには、人前では寄ってこなくなった。


週末なんかは必ずお互いの部屋を行き来して、二人で遊んだりもしてたけど、この頃には もう無かった気がする。

それでも互いの家族同士で旅行に行ってたりはしてたけど。

そんな感じになっても、恵子は毎年俺の誕生日、クリスマス、そしてバレンタインには、必ず手作りで何かくれてた。マフラーやチョコ。

いつも不器用で下手糞の出来だったけど、毎年少しづつ上手くなっていくのが手に取るようにわかったし、そして何より技術の拙さを手紙や包装なんかの懲りようでカバーしようと、一生懸命作ってる恵子の姿がありありとわかるものばかりだった。

俺は親に言われて仕方なく、小遣いを渡されて適当に買って渡してた。

高学年になると、買って渡したと嘘をついて、その小遣いを自分のにするようになった。



657 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 01:20:48 ID:o6hqWNzS0
それでも恵子は何も口にはしなかったけど、誕生日なんかは ちらちらと寂しそうにこっちを見る視線は感じてた。

小学5年くらいだったか。

バレンタインのチョコをいつもどおり、放課後、家の前で貰った。

恥ずかしいから絶対学校でそういうの渡すなよって言ってあったから。


恵子は俺のそういう勝手な言い分も、寂しそうな笑顔で了承してくれてた、

それでその時は、偶然クラスメイトが遠くの曲がり角に見えた。

別にこっちを見ていた確証は無かったけど、俺は咄嗟に手を突き出し「いらない」とだけ言って帰ろうとした。

恵子は「え?なんで?」と悲しそうに目を潤わしたけど、俺は逃げるように家に帰っていった。

部屋に戻って外を見ると、まだ元の場所に突っ立ったまま、泣いている恵子がいた。



659 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 01:32:53 ID:o6hqWNzS0
次の日 当然女子達につるし上げにされた。

恵子はずっと俺をかばってくれてたが、とある女子の一言

「恵子ちゃんは浩二君と結婚したいって言ってたんだよ!」

勿論小学生の戯言だけど、幼稚園のころは、恵子からそういう事を直接よく言われたことを覚えてる。

でも もう小学5年生で、そんなことを休み時間に教室で言われて男友達から冷やかされていた俺は逆上した。

「うっせーブス」と恵子に向かって悪態をつくと、恵子は膝から崩れ落ちてむせび泣いた。


当然それから疎遠になった。

恵子の親も、それを聞いたんだろう。


その年から家族同士の付き合いもなくなった。

別に親同士の仲が悪くなったわけじゃないし、俺が恵子の親から嫌われたわけでもないが。



661 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 01:52:35 ID:o6hqWNzS0
中学の3年間は、一度も口を利かなかった。

毎朝登校時、必ずといっていいほど家の前で顔を合わせたが、気まずそうにお互い視線を逸らしていた。

高校も一緒になった。

しかも一年の時一緒のクラスになり、そこで漸く数年ぶりに言葉を交わした。

掃除の班が一緒になり、たまたま二人でゴミを出しにいかなければならなくなった。

気まずい雰囲気の中、俺はずんずんと歩いていった。

後ろからは恵子がとてとてと一生懸命ついてくる足音が聞こえていた。

ゴミ捨て場について、ゴミ捨てて、そんでさっさと帰ろうと踵を返すと、「ごめんね」と後ろから声がかかった。



662 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 01:59:44 ID:o6hqWNzS0
俺は首だけ振り返って、でも視線は合わさず

「は?何が?」と答えた。


「こーちゃんがここ受けるって知らなかったから……」


「別に俺の許可要らないだろ」


「……本当?じゃあまた話しかけたりしてもいい?」


「別に」


そんな会話の後、恵子は泣いていた。その時だけ ちっちゃかった頃に戻った感じ。

頭撫でて、鼻水拭いてやった。

俺もずっと罪悪感が残っていた。なんて幼稚だったんだろうと。

でも仲直りのきっかけがずっと掴めなかった。嫌われてると思ってたから。


俺から話しかけて、無視されるのがずっと怖かった。

でも恵子は、そんな俺のしょうもない虚勢を張った冷たい対応にも、泣いて喜んでくれた。



663 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 02:00:38 ID:o6hqWNzS0
ごめんなさい

眠くて仕方ないので続きはまた仕事から帰ってきてから書きます



664 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 02:04:53 ID:jJfseb/j0
よろしく


673 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 19:39:56 ID:o6hqWNzS0
続き書きます


それからの俺と恵子の高校生活は、周りの友人から「付き合ってるんでしょ?」といつも言われるようなものだった。

といってもお互いの都合が合えば、ときどき一緒に登下校する程度だったけど、それでも誕生日やクリスマスのプレゼント交換も復活した。

テスト前には互いの部屋で一緒に勉強する。

そんな程度。


恵子の見た目は相変わらず野暮ったかったけど、それとなく指摘すると、徐々に変化していった。

それも眉毛を整えたり、白の無地の靴下から紺のハイソックスに変えたりとかその程度だけど。



674 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 19:54:12 ID:o6hqWNzS0
それでもやはり素材は決して悪くはなかったんだろう。

2年になるころには 結構男子とかに話しかけられるようになって、

さらにはバイト先では他校の男子に生まれて初めて告白されたと俺に相談してきた。


一人で街にいるとナンパもされるようになったと、いちいち俺に報告してきた。

そういうのを聞くたびに、俺は興味無い感じで「ふーん。良かったじゃん」と流していたが、本当は内心危機感でいっぱいだった。


その頃には、俺は恵子が好きになりかけていた。

それは昔の行いによる罪悪感も手伝ったのかもしれない。

それでも俺は、いつの間にかその地味で野暮ったい女の子が、本当に少しづつだったけど、女性になる様子を一番間近で見ていき、そして幼馴染を異性として意識していった。


出来れば恵子のことをそう思いたくなかった。

妹同然の存在だったから。

クラスメートの男子から「恵子ちゃんって彼氏いんの?」と聞かれる度に焦燥感が湧き上がり、やがて俺は恵子が好きなんだと自覚した。



677 えっちな18禁さん 2010/11/29(月) 20:07:00 ID:o6hqWNzS0
でも俺はそれを恵子に伝えることが出来ずにいた。

今更…という気持ちと、今の関係を壊したくないと打算があったから。

でも自惚れとかではなくて、恵子も俺の事をそういう風に見てくれてたと思う。

告白なんかは全部断っていたし、恵子の友人なんかからも、「早く付き合ってあげなよ」みたいな事をよく言われた。


一度恵子からも「こーちゃんは好きな人とかいないの?」と聞かれた。

恵子の部屋で、恵子が作ってくれたお菓子を食べてたと思う。

恵子は見てて気の毒なくらい顔が真っ赤だった。


俺はどうにも照れてしまい「そんなん興味ないから」と硬派ぶってしまった。

恵子はどちらかというとほっと安心したように「そっか」と笑っていた。

しつこいくらい「こーちゃんはモテるからいつでも彼女できるよ」とも言ってきた。

実際これっぽっちもモテてなどなかったが。


一応補足しておくと、会話は照れてぶっきらぼうだったけど、恵子のことをちゃんと大切にしていた。

初めてのバイトの給料は、恵子に高いオルゴールをプレゼントした。

渡した時ずっとぽろぽろ泣いてたのを今でもはっきり憶えてる。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:寝取られ, 青春,
 

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