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マレーシアで誘拐された結果
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30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 02:58:54.59 ID:mD/kuvd40.net
こえー!


31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 03:01:10.86 ID:s6MEjek50.net
おいおい殺されるとこじゃねーかw

ナイフだったら死んでたろw


33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 03:10:31.18 ID:nfQ9L8RY0.net
すんません、元々の書きためは結構簡潔に書いてたんだけど、思い出しながら書くと動悸がはげしくなってきて読みにくいね、すまん…



パームヤシの中を必死こいて走っていたら、さっきの道よりはちょっと広いけど未舗装の道に出た。

道はどっちにも明かりもないし、人影もなくて、目の前は見渡す限りパームヤシで、それ以外に何もなかった。

道はどっちに進むか迷ったけど、微妙に下っている方がなんとなくパームヤシから出られそうだったので、そっちに向かう事にした。



この時点で自分がどこにいるかも、何時なのかもわからなかった。

しかも走っている時は気づいていなかったけど、左足に激痛があった。

脛の部分が熱を持っていて、多分折れているんだと思った。

もう何をしたらいいのか分からないけど、泣きながらとぼとぼ歩いた。

もしかしたらさっきの二人が来るかもと後ろも警戒しながら、文字通りボロボロの状態だった。

この辺の記憶は結構曖昧なので前後がおかしいかもしれん


うっすらと日が昇ってきて周りの景色が見えてきた。

道の終わりが、舗装してある道路に出ているのが分かって少し希望を持てた記憶がある。

左足を見たら、脛が腫れていた。手足にも無数に切り傷があって驚いた。

時間をかけてなんとか舗装してある道路まで出たが車の通りはないので、道路脇に座り込んだ。





36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 03:22:51.00 ID:nfQ9L8RY0.net
この後どうしたらいいのかなって色々考えてたと思うが、気づいたら寝ていた。

数時間経ったのか車が走っているので、一生懸命ヒッチハイクみたいに手を振るけど、誰も止まらない。

自分の姿が泥だらけでボロボロなので、当たり前だよなとか変な笑いが出ると、涙が出てきて止まらなくなる。

完全に自分が詰んでるって考えたらどうしたらいいのか考える事が出来なくなる。



そんなしている所に、ミニバスっていうのか小さいバスが停まってくれた。

運転手は「いったい何があったの?」って当たり前の事を聞いてきたので、俺はなるべく正確に起こった事を話そうとしたんだけど、涙が止まらなくて全然話せなかった。

促されるままミニバスに乗り込んだ。

若い女の子が4〜5人乗っていて、自分を見ていた。

運転手はこれからクアラルンプールの近くに行くけど、君はどこに向かっていたの?って聞かれて、もう旅行もクソもないなって思って、自分もクアラルンプールですって答えた。



38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 03:31:55.13 ID:nfQ9L8RY0.net
運転手はよく見たら普通の運転手って感じではなくて、身なりが良かった。

パッと見でお金には不自由していないタイプの人間だと感じていた。

実際に、彼は経営者で、乗っている女の子達(20〜30代)は従業員だと言っていた。



自分は警察署か病院に連れて行ってもらいたかったけど、今お金がないって事に気付いた。

社長さんもその点に気付いて、保険なしだと高いから、まずは大使館に行くべきとか話していた。

色々冷静に物事を考え始めたら、気が緩んだのか発熱しだしてぐったりしてきた。


バスのシートを倒して女の子達に看病してもらっていたと思うけど眠ってしまっていた。

そして起きたら、マレーシアに来た頃にみたようなボロボロのアパートよりもボロボロなアパートで寝ていた。

女の子達がまとまってここに住んでいるらしかった。



40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 03:51:07.68 ID:nfQ9L8RY0.net
すぐにでも自分はお邪魔するべきだったんだけど、本格的に発熱が酷くなって全く動けなくなってしまっていた。

バスに乗っていた子達に看病されながらほぼ水だけ飲んで寝てを繰り返していた。


何日経ったか分からないけど、社長さんがそのボロいアパートにやってきた時、自分がいる事に驚いていたようだった。

社長さんはとっくの昔に大使館にいって御金の工面をして警察なり病院なり行っているのだと思っていたらしい。

今すぐ出て行けと言われたのだが、発熱が酷くて意識が朦朧としておりまともに動ける状態ではなかったので流石に非情すぎると思ったのか、「では動けるようになったら出て行ってくれ」と言われた。



42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:00:14.90 ID:nfQ9L8RY0.net
目が覚めている時に聞いた会話などで感じていたが、女の子達はマレーシア人ではなくて、全員ベトナム人だった。

ベトナム人と聞いて、色々とピンとくることがあった。

ベトナム人の女性が集団でボロいアパートに住んでいるというのは、マレーシアではほぼ間違いなく売春をやってるベトナム人で、実際にこの人達はそういう人達だった。(ちなみにソースはブラジル人の友人)

あの社長さんは、ベトナムから斡旋されたこの子達に住居なんかを提供する代わりに売春させて毎月いくらか徴収するという商売をしているんだと理解した。(ソースはブラジル人の友人)

部屋の片隅にはボロいアパートなのにすごく派手な服がかかっていたりヒールの高い靴がたくさん積んであった。


多分自分はパームヤシで何かの感染症にかかったのかもしれなくて、少なくとも普通の風邪ではなかった。

ベトナム人の子達が持ってきてくれる謎の薬はあまり効かなくて、飲んだ瞬間に吐いてしまうのもあった。

それでも段々と治っていくのは実感としてあって、段々と物を考える余裕が出てきた。



43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:02:11.22 ID:nPsyUQDG0.net
それからそれから?


45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:12:39.03 ID:nfQ9L8RY0.net
その状態になるまでハッキリと頭でカウントできていた日数だけでも2週間はこのアパートにお世話になっており、恐らく学生ビザも既に切れているのではないかという予感がしていた。

それに借りていたコンドミニアムに置いてある荷物はどうなったかとか、電話やカードを止めていないけどどうなってしまっているのかとか、頭が痛くなる事だらけだった。


そういうタイミングで社長さんがまたアパートにやってきた。

以前より明らかに意識がはっきりしている自分を見て、「明日大使館に連絡して、出て行ってくれ」と告げられた。

そしてこれまでの宿泊代として3000リンギット(80000円位)ほど借りた中からよこせと言われた。

確かに超正論なのだが、大使館がそんなに貸してくれるわけないと思った。

それに3000リンギットっていうのは無茶苦茶な値段だった。





47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:21:07.28 ID:nfQ9L8RY0.net
それで次の日に、社長が電話を貸してくれて、大使館に電話をしろって事になった。

素直に電話をすればよかったんだろうけど、オーバーステイ確実な上に3000リンギットも貸してほしいと大使館の人に言う勇気がなくて、電話した振りをしてその場をやり過ごしてしまった。

社長さんは「それで、いつ貸してくれるんだって?」と聞かれたので、「来週持ってきてくれる」と咄嗟に言ってしまった。

「ここに?それはちょっとまずいから他の場所を指定しろ」と言われたのでもう一度かけて(ワン切り)、俺が元々住んでいた地域の近くにあるジャスコにしたと伝えた。

そして自分は3000リンギットなんて払えないから、不義理ではあると思うけど一週間以内にここから脱出して大使館に駆け込もうと決意した。


遅くてすみません、もうちょっとです。



48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:31:26.70 ID:WL1nPQT80.net
2、3週間で8万とかふっかけられてるな


49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:32:07.29 ID:Sj7SN0v30.net
まあでも命助けてもらったんだしプライスレスだろ

買えるものはマスターカードで


50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:39:29.53 ID:nfQ9L8RY0.net
その日からベッドがある部屋以外にも行ったり、割とまともな食事を取るようにしだしたのだが

長期間ほぼ寝たきりで食事もひどかったので、左足の事もあるけどまともに歩行するのすら難しい状態だった。

鏡を見たら頭蓋骨の形が予測しやすい位に痩せていた。

歯磨きをしたら、歯が折れたっていうか抜けた。


マレーシアの家は玄関は2重扉になっていて、普通の扉の外側に、防犯用に鉄格子が付いている。

どの家庭でも大抵は鉄格子は鍵をかけっぱなしにして扉は開けて風を通している。

鉄格子は南京錠でロックしている事がほとんどなので、出るには南京錠の鍵がいる。


ベトナム人の子達は比較的フレンドリーで、これまでも結構社長から何かと庇ってもらっているのを感じていた。

だから普通に彼女らとコミュニケーションを取りながら裏では脱走を考えている事をちょっと後ろめたく感じていた。

彼女たちは確かに売春をして生計を立てているんだけど、俺が見ている限りは普通の女の子達に見えた。

女の子の内の誰かの母親や子供も付いてきていて、そういう人が食事の用意や洗濯を担当しているらしかった。

小学校にも行ってない位の男の子がいた。


それでなるべく左足が痛くない歩き方や、窓の外からここがどこなのか分かりそうな建物が見えないか見たりして脱出の機会を待っていた。



52 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:52:22.22 ID:nPsyUQDG0.net
ベトナムの女の子の優しさが救いだな


53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/09/24(木) 04:57:24.42 ID:nfQ9L8RY0.net
チャンスは急に来て、朝から女の子達が総出でリビングのソファーを片付けていた。

ボロボロすぎるので、社長に新しい物を買ってほしいと言っていた所、今日新しいソファーが来るらしかった。

なるべく興味がない振りをして、リビングの隅っこでベトナムのなんて書いてあるか分からない雑誌を読んでいる振りをしていた。


リビングにあったソファーを女の子達が3人がかりで運び出して、他の二人はリビングに残っていた別のソファーに座っていたけど、そっちも捨てるらしくて二人で持ちだしていった。

リビングには自分しかいない状況になったので、静かに玄関の方に向かうと、鉄格子が開いた状態で誰もいない様子だった。

玄関の先の情報は何もなかったけど、もうここしかないと思って左足を引きずりながら外に出た。


下に下りたかったけど、多分ソファーを担いで登ってきているだろうし、女の子以外にも男手もあると思ったので、一旦上の階に上がれるだけ上がって最上階の屋上に出る踊り場に身を潜めた。

多分普通に下りて見つかったら簡単に追いつかれると思ったので、隠れてやり過ごす事にした。

直後に社長やベトナム人達の騒ぐ声が聞こえてきた。

既にアパートの外に脱出済みと思ったのか、上の階に上がってくる音はしなかった。

夕方まで待って、人の流れに乗りながらアパートから脱出した。

普通のタクシーを呼び止めて、緊急事態なので日本大使館まで連れて行ってほしいとお願いして、数十分後ようやく安心できる場所に来れた。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:ためになる話, , これはすごい, 面白,
 


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