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山でありえない体験をした話
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22 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)13:50:32 ID:5Lj
続きマダー?


23 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)13:52:32 ID:ofo(主)
>>22
すまない書き溜めないのと、意外とどういった流れだったか忘れている所が多くて

怪奇現象のところは覚えているんだけど。

結構 山岳姫が発言しているけど、もしかしたら他の女子部員だった気もする所も多い

あと大分カットしたりして時間かかってる



28 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:02:31 ID:ofo(主)
その後、山岳部のメンバー3人とC男、まだ経験が浅いからと誘拐されていた残りのE子計5名が救援を呼びに行くグループになった。

本当は散歩的な登山とは言え、初登山の初心者である俺らも帰される予定だったが流石に会長と俺は反対し、男手があったほうがいいだろうと認めてもらった。

見た感じD男も行きたそうにはしていたが「お前らみたいな男に任せられない」とギャグみたいなことを言って残ってくれた。

山岳姫「私はこの中で一番経験あるし責任あると自負している。だから残る」

そう言ったあと、救援を呼びに行くグループが一度集まって話し合った後、出発した。


再びB子の周りに女子や山岳姫が集まっている感じで、蚊帳の外の俺らは少し離れた所で辺りを見渡していた。

またしても意識を失うと言うか思考が停止するか、先ほどみたいな状況になったのかもしくは危機感が無くなり暇を実感し始めたのか、俺はボーッとし始めた。

会長「おい、オレ君どうした?」

そこでハッとした。いつの間にか俺は立ち上がっていた。

山岳姫に思わず相談すると「斜めの場所にいるから感覚がおかしくなっているんじゃないの?」と軽く言われた。

ただ右足が歩き出そうとしていた気はしていた。


男グループに戻ると、会長とD男が何かをコソコソ話し合っていた。

二人は俺に気がつくとその話をすぐにやめた。ちょっと仲間はずれにされイラッとはしたが、すぐにどうでも良くなり再び座り込む俺。


会長「うーん……、ちょっと山岳姫さんに会いに行ってくる」


今度は会長が立ち上がり、山岳姫の元へ。


山岳姫のそばに行くと会長はB子さんに「大丈夫?」と声をかけた後、山岳姫さんの小声で何かを伝えて二人は少し離れた場所へ行った。



30 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:11:18 ID:ofo(主)
会長が何かを言うと、山岳姫が「えっ」と言った顔をした。

そこで会長が何かを話、山岳姫は頷いていた。

そこで会長が走り戻ってきて。


会長「何もしていないのはアレだから、すこし立って辺りを見渡しておこう!」と提案してきた。

D男は分かっていたのがすぐに立ち上がり、俺も後に続いた。

残った女子たちが「えー何やっているのよ」と、状況に慣れてきたのか笑っている。


会長「男なのでレディーは守らないと」

プッと数人の女子が笑う。会長は突然キザな男子を演じてナンパする人で有名であった。

それをこんな空気で発動させたのは、会長なりの配慮だったのかもしれない


見回りと言っても、三人がB子を中心に少し離れた所にたち、漠然と周囲を見ているだけだった。一応東西南北を意識していて、俺らが見ていない方向は山岳姫が見ていたと思う。


木と岩しかない変化のない景色が数分続いていた。だから奥で何かが動いた瞬間、すぐにそこに注目できた。俺は何だあれと動いた物を確認する。


確実に何かがコッチを見ていた。おそらく人だと思う。

当時は視力に自信なあったし遠くまで見えるつもりだったのだが、その『おそらく人な物体』の顔がボヤケて全然見えやしない。


山岳姫「俺君!!!!!」


ものすごい大声で山の中に山岳姫の声が響き渡った。

そこでハッとすると俺は木に激突しながら歩こうとしていた

ポケモンで壁に激突しながら歩き続けているあんな感じなアホな感じである。





32 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:13:54 ID:PLK
これは会長が都合よくオカルトを知ってるポジションか?


33 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:14:16 ID:ofo(主)
>>32
ネタバレだけど、そういう訳ではなかったよー



37 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:19:18 ID:ofo(主)
俺は振り返ると、結構な距離の場所に居た。

会長と山岳姫と二人ぐらい女子が追いかけてきていた。

会長が言うには、俺が突然「人がいる!」と言って走りだしたらしい。

ただ斜めな山に従って走っていったので、俺は敢え無く木に激突したらしい。

それを見て思わず皆笑ったらしいが、俺は木にぶつかりながらも腕を振るし「おーい」とか言っているしで、だんだんやばく感じて見に来たらしい。


俺はまったく覚えていない事を山岳姫たちに伝えた。

デコには血が滲んでいたので結構ゴリゴリしていたらしい


俺「あれ?てかこの木だけ少し変じゃね?」


俺は木を撫でていると変な違和感に気がついた。

木の至る所を引っ掻いたような後があったのである。

ただゴリッと言うより、ガリッと言う感じで浅く彫刻刀で削ったみたいな感じでもある。


で、普通なら気が付きはしても大して違和感なんか抱かないんだけど、そんな状態の傷跡が木の上の方にまであるわけ。

明らかに身長が2mあっても届かない所にも無数に引っ掻いた後があった。


そこで俺の頭の中に何か嫌なイメージが流れる。



38 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:30:08 ID:ofo(主)
俺が必死に木を引っ掻きながら上まで逃げようとしているのよ。

で下を見ると無数の黒い塊、目の部分だけポッカリと白い穴の人型が手招いている。

俺は息を荒あげながらドンドン木を登っていこうとする。爪を立てて。


ただ、そんなイメージを思いながらも意識はハッキリとしていた。

でも指先から血が垂れていた。しかし爪は折れていないし痛みもない。深爪だった覚えもない。


会長と山岳姫は顔を見合わせて、俺以外の皆をB子の元へ帰らせた。

帰った他の皆は木の違和感を見て「うーん・・・」と悩ましい顔をしていた。


会長「俺君さ、黒い人見なかった?」


そこで本当に僅かな時間忘れていた『おそらく人な物体』の事を思い出し告げる。


俺「た。確かに……色は黒でした……」


それに顔は分からないけど、容姿を思い出してくる。

一言で言うとナマハゲ。

一頭身のでかい顔に頭から藁を被ったようなナマハゲ。

両手に包丁は握っていない。


会長「さっき、熊のこと聞いたじゃん……、俺も多分そのナマハゲみたいの見た」


山岳姫「言わなかったけど、私も見ているの。他の子も言っていないけど、何か見かけているみたい」

会長「D男は見ていたようだね。口に出すのは災の元と言っていたけど」


その後、俺はイメージの言を伝える。

そうすると木の傷跡が爪で引っ掻いた跡に見えてきて、だんだん呂律が回らなくなってきた



39 :モンゴル侍◆RSbo4ukU6BVd :2015/06/04(木)14:31:29 ID:jcs
ドキドキ


43 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:39:45 ID:ofo(主)
会長と山岳姫は「他の木も見てみる」と言って、結構な周囲の木を確認しに行った。

俺は絶対にその話を皆にするなと言われて、皆の元へ帰された。

D男は事態を察していたのか「お前呼ばれているんじゃね?気をつけろ」と背中をパンパンと叩き、俺の近くに居てくれることになった。


俺はウエットティッシュ(もしかしたら弁当用のおしぼり)で指先をふきとりあえず綺麗にした。爪の間には血は入り込んでいなかった。と言うか血だとは思うのだけど、サラッと拭き取れた。


その後、心配してくれた女子部員さんが二人ほど来てくれて、サンドイッチをくれたりした。

たぶん気分を紛らわすためだけど、サークルの話とかをしていた。

B子は落ち着いたらしく眠りについていて、今は他の三人が様子を見ているらしい。

何度かコッチに来た子が「さっき変なの見えたのですけどー」と、明らかに探るような笑顔で訪ねてきたが、

俺もD男も「いや見てないなぁ……」「俺はぼーっとしてて」と言って誤魔化した。


会長と山岳姫は結構な本数の木を確認していて、時々木の前に止まって見上げたりしていた。

多分10本以上は見上げていたと思う。





45 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:49:08 ID:ofo(主)
そんな感じで時間を過ごしていると、遠くの方で雷が鳴った。

少し寒くなってきて本能的に「雨がふる」と感じた。

天気予報では当分晴れが続く筈だし霧もなかった筈なのに。


山岳姫と会長は走って戻ってくる。


山岳姫「雨が振りそうだから皆カッパ着て!」


だが、カッパを持ってきているのは会長・俺・D男と山岳姫と他二人。

会長と俺とD男に山岳姫はカッパを持ってきていない人たちに渡した。

B子も持ってきていなかった。


カッパを着なかった俺らはブルーシートで凌ごうと言う話になり、そうしていると遠くで雨が降る音が聞こえてきた。


カッパを着ているが、一応B子に雨が当たらない様にとブルーシートを屋根代わりにカッパ着た女子たちが端を持って立つ。

カッパ着ない組の俺らは、B子の近くから少し離れた所でブルーシートを掲げて雨をまった。

すぐに雨が降り始め、雷が鳴る度に女子のほうでは「キャーっ!」と悲鳴が上がっていた。

俺らの方は残念ながら余裕でビショビショになっていた。



47 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:07:00 ID:ofo(主)
ごめん、女子達立ってないわ。しゃがんで姿勢低くしていたわ。


山岳姫「このままじゃもっと濡れちゃうからテントみたいにしましょう」


俺らは横で屋根を作っている女子たちに申し訳なさそうに言いながら四人で隅を持ち、ブルーシートの中心に登山用の杖を四本指して、自分たちを包み込むようにブルーシートの中に入る。

説明が下手だけど、なんて言えばいいのかな内側に折り込む?なんかちがうな。

まあとにかく濡れない感じかつ外に声が聞こえない感じになった


生乾きの匂いとジメッとはしているが熱くない空間が広がっていた。


山岳姫「オナラしたらソイツ外につき出すからね」


山岳姫の言葉に俺とD男の緊張が吹き飛び思わず噴出す。

ただすぐにそんな空気も薄れていってしまった。


D男「……遅いよな、C男たち」


山岳姫「……言いたくなかったけど、そうよね」


俺「何事もなければいいなぁ……」


会長「俺君、馬鹿なこと言っちゃだめさ……」


外の様子は見えないが、外では女子達がキャッキャしていた。


山岳姫「最悪、Bさんを背負って私達が助けを求めに行く必要あるかもね」


俺「なんでそれが最悪なのですか?」


山岳姫「うーん……、何かあったりしたらね」


何か理屈で説明されたけど、とにかく無闇矢鱈と動くのは危険だと言うことだった



48 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:16:02 ID:ofo(主)
俺「それで木の様子を見て来たのですよね?」


会長「うん……俺君が見つけた木の他にも結構あったね」


山岳姫「私の見立てだと、小動物とか……と思いたいけど、俺君の話聞いたら そう見えてきてね……でも尋常じゃないよ、あんな感じなの」


D男「他の奴らもいい加減気が付いているんじゃね?何人か小さい声でキャって言っていたしさ」


俺「害があるのかな……」


D男「どうかな。もしもアレがさっきの地蔵みたいな奴と関係しているなら、B子は地蔵を踏みつけたから、ああなったんじゃね?面白がって他の地蔵を起き上がらせた俺らも、俺らなんだけど……」


山岳姫「そんな事言ったら、私なんか内心ふざけるな!って思って思っきり蹴飛ばしちゃっていたしさ……、他の子も何人も踏んでいると思うよ」


俺「そう言えばC男のやつ、小さい地蔵投げてなかった?」


空気が重くなった。今の話の流れでその事を思い出したのを俺は後悔した。

しばらく雨がブルーシートを叩く音と、隣で女子達が恋話(B子を交えて)しているのを聞いていた。

D男「ちなみに霊感あるやつ居る?俺は親父の実家が寺なんだけど……」

突然言い出した。



54 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:23:30 ID:ofo(主)
山岳姫「私は家が神社なので……少しはあると思います」

会長は合コンの話を思い出し 俺を指さして「俺君と俺は自称霊感アリだったっけ?」と

ちなみに会長と俺は今までネタで言っていたと白状した。


D男「C男のやつはオヤジがキリスト系の神父だろ、確か」


山岳姫「そう言っていましたね……、だから地蔵の所は通りたくないと言ってました」


D男「それでさ、今回のこの騒動なんだと思う?俺は物の怪かな」


山岳姫「私は罰当たりしたんじゃないかと……」


その後二人はアレコレと話をしていた。

あの地蔵地帯はなんだって話が主だったけど、祠や誰かが放置したやつ、山の神様だったのでは?昔村があった場所?修行場?とか、ヒートアップしていたが、話に決着することなかった。

でもふたりとも怪奇の線を疑っていた。


会長「今日助けに来ることがなかったら……あそこで一晩を明かす必要あるかな」


山岳姫「さっき見つけた廃墟ですか?」


言うに二人で木の様子を確認していた時、ここからちょっと言った所に建物が見えたらしい。それは見るからに廃墟の家っぽいと言うこと。


雨は強さを増し強くブルーシートに当っていた

外で話している女子たちの会話すら聞こえないほどに。



56 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:28:53 ID:u7R
どきどき…めっちゃ気になる


58 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:37:30 ID:ofo(主)
その後はダンダンと会話が途切れて終わった。

俺らがしゃがみこんで俯いていた。もしかしたらD男と山岳姫は寝ていたかもしれない。


突然バシャバシャとブルーシートを叩かれ

「山岳姫さん!会長さん!D男さん!俺さん」と言われた。俺らは慌ててブルーシートをめくり何事かと顔を出した。


血相を変えた様子で、山岳部員で俺が気になっていたF美ちゃんが立っていた。


F美「G子とH美ちゃんが倒れたんです!」


見ればB子の他にカッパを着た女子が二人倒れている。

その顔がB子のあの足と同じように腐った豚の色になっていた。


山岳姫「なにがあったの!?」と取り乱しながら駆け寄る。


F美「急になんか訳の分からない事を呟いたと思ったら倒れて、どんどん顔が変な色になっていって!それで!」


顔をグチャグチャにしながらF美ちゃんは泣いていた。

その時、すぐ近くで雷が落ちたんじゃないかというほどの雷鳴が響いた。一気にパニックになる女子達。


会長が山岳姫に「雨を凌ごう。此処を離れよう」と訴えかけた。

すぐに山岳姫は皆に廃墟の事を説明、全員何も言うことなく返事をした。


その間に会長の指示で俺らはバックからビニールテープを取り出し、適当な木に結びつけて、それを動ける女子に渡した。


俺らが持っていた荷物は往復して取りに行くことにして、男たちで女子を背負い廃墟で駆け足で向かう。

山岳姫の声と雷がとにかく俺らを追い立てていた。




>>次のページへ続く
 
 


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