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山でありえない体験をした話
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32 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:13:54 ID:PLK
これは会長が都合よくオカルトを知ってるポジションか?


33 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:14:16 ID:ofo(主)
>>32
ネタバレだけど、そういう訳ではなかったよー





37 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:19:18 ID:ofo(主)
俺は振り返ると、結構な距離の場所に居た。

会長と山岳姫と二人ぐらい女子が追いかけてきていた。

会長が言うには、俺が突然「人がいる!」と言って走りだしたらしい。

ただ斜めな山に従って走っていったので、俺は敢え無く木に激突したらしい。

それを見て思わず皆笑ったらしいが、俺は木にぶつかりながらも腕を振るし「おーい」とか言っているしで、だんだんやばく感じて見に来たらしい。


俺はまったく覚えていない事を山岳姫たちに伝えた。

デコには血が滲んでいたので結構ゴリゴリしていたらしい


俺「あれ?てかこの木だけ少し変じゃね?」


俺は木を撫でていると変な違和感に気がついた。

木の至る所を引っ掻いたような後があったのである。

ただゴリッと言うより、ガリッと言う感じで浅く彫刻刀で削ったみたいな感じでもある。


で、普通なら気が付きはしても大して違和感なんか抱かないんだけど、そんな状態の傷跡が木の上の方にまであるわけ。

明らかに身長が2mあっても届かない所にも無数に引っ掻いた後があった。


そこで俺の頭の中に何か嫌なイメージが流れる。



38 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:30:08 ID:ofo(主)
俺が必死に木を引っ掻きながら上まで逃げようとしているのよ。

で下を見ると無数の黒い塊、目の部分だけポッカリと白い穴の人型が手招いている。

俺は息を荒あげながらドンドン木を登っていこうとする。爪を立てて。


ただ、そんなイメージを思いながらも意識はハッキリとしていた。

でも指先から血が垂れていた。しかし爪は折れていないし痛みもない。深爪だった覚えもない。


会長と山岳姫は顔を見合わせて、俺以外の皆をB子の元へ帰らせた。

帰った他の皆は木の違和感を見て「うーん・・・」と悩ましい顔をしていた。


会長「俺君さ、黒い人見なかった?」


そこで本当に僅かな時間忘れていた『おそらく人な物体』の事を思い出し告げる。


俺「た。確かに……色は黒でした……」


それに顔は分からないけど、容姿を思い出してくる。

一言で言うとナマハゲ。

一頭身のでかい顔に頭から藁を被ったようなナマハゲ。

両手に包丁は握っていない。


会長「さっき、熊のこと聞いたじゃん……、俺も多分そのナマハゲみたいの見た」


山岳姫「言わなかったけど、私も見ているの。他の子も言っていないけど、何か見かけているみたい」

会長「D男は見ていたようだね。口に出すのは災の元と言っていたけど」


その後、俺はイメージの言を伝える。

そうすると木の傷跡が爪で引っ掻いた跡に見えてきて、だんだん呂律が回らなくなってきた



39 :モンゴル侍◆RSbo4ukU6BVd :2015/06/04(木)14:31:29 ID:jcs
ドキドキ


43 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:39:45 ID:ofo(主)
会長と山岳姫は「他の木も見てみる」と言って、結構な周囲の木を確認しに行った。

俺は絶対にその話を皆にするなと言われて、皆の元へ帰された。

D男は事態を察していたのか「お前呼ばれているんじゃね?気をつけろ」と背中をパンパンと叩き、俺の近くに居てくれることになった。


俺はウエットティッシュ(もしかしたら弁当用のおしぼり)で指先をふきとりあえず綺麗にした。爪の間には血は入り込んでいなかった。と言うか血だとは思うのだけど、サラッと拭き取れた。


その後、心配してくれた女子部員さんが二人ほど来てくれて、サンドイッチをくれたりした。

たぶん気分を紛らわすためだけど、サークルの話とかをしていた。

B子は落ち着いたらしく眠りについていて、今は他の三人が様子を見ているらしい。

何度かコッチに来た子が「さっき変なの見えたのですけどー」と、明らかに探るような笑顔で訪ねてきたが、

俺もD男も「いや見てないなぁ……」「俺はぼーっとしてて」と言って誤魔化した。


会長と山岳姫は結構な本数の木を確認していて、時々木の前に止まって見上げたりしていた。

多分10本以上は見上げていたと思う。





45 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)14:49:08 ID:ofo(主)
そんな感じで時間を過ごしていると、遠くの方で雷が鳴った。

少し寒くなってきて本能的に「雨がふる」と感じた。

天気予報では当分晴れが続く筈だし霧もなかった筈なのに。


山岳姫と会長は走って戻ってくる。


山岳姫「雨が振りそうだから皆カッパ着て!」


だが、カッパを持ってきているのは会長・俺・D男と山岳姫と他二人。

会長と俺とD男に山岳姫はカッパを持ってきていない人たちに渡した。

B子も持ってきていなかった。


カッパを着なかった俺らはブルーシートで凌ごうと言う話になり、そうしていると遠くで雨が降る音が聞こえてきた。


カッパを着ているが、一応B子に雨が当たらない様にとブルーシートを屋根代わりにカッパ着た女子たちが端を持って立つ。

カッパ着ない組の俺らは、B子の近くから少し離れた所でブルーシートを掲げて雨をまった。

すぐに雨が降り始め、雷が鳴る度に女子のほうでは「キャーっ!」と悲鳴が上がっていた。

俺らの方は残念ながら余裕でビショビショになっていた。



47 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:07:00 ID:ofo(主)
ごめん、女子達立ってないわ。しゃがんで姿勢低くしていたわ。


山岳姫「このままじゃもっと濡れちゃうからテントみたいにしましょう」


俺らは横で屋根を作っている女子たちに申し訳なさそうに言いながら四人で隅を持ち、ブルーシートの中心に登山用の杖を四本指して、自分たちを包み込むようにブルーシートの中に入る。

説明が下手だけど、なんて言えばいいのかな内側に折り込む?なんかちがうな。

まあとにかく濡れない感じかつ外に声が聞こえない感じになった


生乾きの匂いとジメッとはしているが熱くない空間が広がっていた。


山岳姫「オナラしたらソイツ外につき出すからね」


山岳姫の言葉に俺とD男の緊張が吹き飛び思わず噴出す。

ただすぐにそんな空気も薄れていってしまった。


D男「……遅いよな、C男たち」


山岳姫「……言いたくなかったけど、そうよね」


俺「何事もなければいいなぁ……」


会長「俺君、馬鹿なこと言っちゃだめさ……」


外の様子は見えないが、外では女子達がキャッキャしていた。


山岳姫「最悪、Bさんを背負って私達が助けを求めに行く必要あるかもね」


俺「なんでそれが最悪なのですか?」


山岳姫「うーん……、何かあったりしたらね」


何か理屈で説明されたけど、とにかく無闇矢鱈と動くのは危険だと言うことだった



48 :名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)15:16:02 ID:ofo(主)
俺「それで木の様子を見て来たのですよね?」


会長「うん……俺君が見つけた木の他にも結構あったね」


山岳姫「私の見立てだと、小動物とか……と思いたいけど、俺君の話聞いたら そう見えてきてね……でも尋常じゃないよ、あんな感じなの」


D男「他の奴らもいい加減気が付いているんじゃね?何人か小さい声でキャって言っていたしさ」


俺「害があるのかな……」


D男「どうかな。もしもアレがさっきの地蔵みたいな奴と関係しているなら、B子は地蔵を踏みつけたから、ああなったんじゃね?面白がって他の地蔵を起き上がらせた俺らも、俺らなんだけど……」


山岳姫「そんな事言ったら、私なんか内心ふざけるな!って思って思っきり蹴飛ばしちゃっていたしさ……、他の子も何人も踏んでいると思うよ」


俺「そう言えばC男のやつ、小さい地蔵投げてなかった?」


空気が重くなった。今の話の流れでその事を思い出したのを俺は後悔した。

しばらく雨がブルーシートを叩く音と、隣で女子達が恋話(B子を交えて)しているのを聞いていた。

D男「ちなみに霊感あるやつ居る?俺は親父の実家が寺なんだけど……」

突然言い出した。




>>次のページへ続く
 
 


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