思い出話に付き合ってくれないか?
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168 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:25:40.32 ID:MzdjVTRc0.net
そして、夜の病室で一人で号泣してる時、今まで見舞いに来なかった樋口が、面会時間もとっくに過ぎているのにドアを蹴飛ばす勢いで病室に飛び込んで来たのを思い出した。
入院初日の夜だった。
169 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:26:21.73 ID:MzdjVTRc0.net
樋口「わりい、遅くなったでござるwww」
樋口「イッチ、寝てるかのか〜?www」
樋口「そうだよなぁ」
熱血な祖父に「人前で見せていい涙は、産まれた時の涙と嬉し涙だけだ」と叩き込まれてきた俺は、樋口の前では泣いちゃいけないと必死に涙を堪えていた。
170 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:27:29.08 ID:MzdjVTRc0.net
樋口はやっぱり俺が寝てると思っていた。
すると樋口がベッドに顔を埋め大声で号泣。
いつもオタク口調でヘラヘラしてる樋口が泣いているのを初めて見た。
なんでお前が走れなくなるんだよ、まだ走らないとダメだろ、とか必死に叫びながら。
人前で泣くことは恥と思ってきたが、初めて人前で泣いてもかっこいいと思えるやつを見た。
樋口は泣き疲れると、
樋口「また走ってくれよ、イッチwwwwww」
と笑いながら、フラフラと病室を出ていった。
171 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:30:30.55 ID:MzdjVTRc0.net
ごめんよ樋口。
俺、また走ることはなかったよ。
中学卒業時には何とか歩けるようにはなっていたものの、体力も落ち走ることへの情熱も無くなり落ちぶれた俺は、高校でも走ることは無かった。
172 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:31:01.45 ID:MzdjVTRc0.net
陸上を諦めて仕方なく美術部に入った。美術部に逃げたって言った方がいいんだろうけど。
それでも、絵を描いていて良かったってこの合宿で初めて感じた。
絵を描くことが楽しいって教えてくれる人と出会って、俺の実力を認めてくれる先生もいる。
そんな環境が俺を変えたんだと思う。
たった数日で。
173 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:31:21.00 ID:MzdjVTRc0.net
樋口の、また走って欲しいという願いは聞いてあげられないけど、俺は美術で陸上を越えたいと思った。
この合宿で、俺はこれから先も絵を描きたいんだって確信した。
174 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:34:06.68 ID:MzdjVTRc0.net
そんな俺に、どうせすることがないから、と美術部にまでついてきてくれた樋口。
陸上を辞めた日から今日まで樋口に支えられることは何度もあった。
そんな樋口がプレッシャーと不安に押しつぶされそうな俺を助けてくれたんだから、目の前の美凪のことも助けてあげたくなった。
助けられていた存在が誰かを助ける存在になるということが、樋口のおかげで俺のあごがれになってもいたから。
176 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:36:30.49 ID:MzdjVTRc0.net
泣きそうになりながらタバコを吸ってる女の子なんて、今までの人生で一度も見た事がないけど、俺がすることは決まっていた。
俺も樋口みたいになれるかな。
俺「お〜い美凪〜www 俺にもタバコ1本くれ〜www」
そして、夜の病室で一人で号泣してる時、今まで見舞いに来なかった樋口が、面会時間もとっくに過ぎているのにドアを蹴飛ばす勢いで病室に飛び込んで来たのを思い出した。
入院初日の夜だった。
169 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:26:21.73 ID:MzdjVTRc0.net
樋口「わりい、遅くなったでござるwww」
樋口「イッチ、寝てるかのか〜?www」
樋口「そうだよなぁ」
熱血な祖父に「人前で見せていい涙は、産まれた時の涙と嬉し涙だけだ」と叩き込まれてきた俺は、樋口の前では泣いちゃいけないと必死に涙を堪えていた。
170 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:27:29.08 ID:MzdjVTRc0.net
樋口はやっぱり俺が寝てると思っていた。
すると樋口がベッドに顔を埋め大声で号泣。
いつもオタク口調でヘラヘラしてる樋口が泣いているのを初めて見た。
なんでお前が走れなくなるんだよ、まだ走らないとダメだろ、とか必死に叫びながら。
人前で泣くことは恥と思ってきたが、初めて人前で泣いてもかっこいいと思えるやつを見た。
樋口は泣き疲れると、
樋口「また走ってくれよ、イッチwwwwww」
と笑いながら、フラフラと病室を出ていった。
171 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:30:30.55 ID:MzdjVTRc0.net
ごめんよ樋口。
俺、また走ることはなかったよ。
中学卒業時には何とか歩けるようにはなっていたものの、体力も落ち走ることへの情熱も無くなり落ちぶれた俺は、高校でも走ることは無かった。
172 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:31:01.45 ID:MzdjVTRc0.net
陸上を諦めて仕方なく美術部に入った。美術部に逃げたって言った方がいいんだろうけど。
それでも、絵を描いていて良かったってこの合宿で初めて感じた。
絵を描くことが楽しいって教えてくれる人と出会って、俺の実力を認めてくれる先生もいる。
そんな環境が俺を変えたんだと思う。
たった数日で。
173 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:31:21.00 ID:MzdjVTRc0.net
樋口の、また走って欲しいという願いは聞いてあげられないけど、俺は美術で陸上を越えたいと思った。
この合宿で、俺はこれから先も絵を描きたいんだって確信した。
174 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:34:06.68 ID:MzdjVTRc0.net
そんな俺に、どうせすることがないから、と美術部にまでついてきてくれた樋口。
陸上を辞めた日から今日まで樋口に支えられることは何度もあった。
そんな樋口がプレッシャーと不安に押しつぶされそうな俺を助けてくれたんだから、目の前の美凪のことも助けてあげたくなった。
助けられていた存在が誰かを助ける存在になるということが、樋口のおかげで俺のあごがれになってもいたから。
176 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:36:30.49 ID:MzdjVTRc0.net
泣きそうになりながらタバコを吸ってる女の子なんて、今までの人生で一度も見た事がないけど、俺がすることは決まっていた。
俺も樋口みたいになれるかな。
俺「お〜い美凪〜www 俺にもタバコ1本くれ〜www」
177 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:36:54.73 ID:MzdjVTRc0.net
タバコなんて吸ったことなかった。
だが、樋口があの時自分の事のみたいに泣いてくれたように俺もタバコを吸ってみるだけだwww
俺の声に気付いて美凪は振り返ったが、隠れてタバコを吸っている不良たちが先生に見つかった時に咄嗟に隠すような行動はしなかった。
手にはライターをしっかり握り、口からは煙を力なく吐きながら俺を見つめてくれていた。
178 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:37:34.51 ID:MzdjVTRc0.net
俺「もう9時だぞwww まだ居たのかよwww」
美凪「イッチこそ、民宿抜けてきたの〜?www 民宿のおばさん達心配させたら怒るからね!」
俺「俺がお前を心配してんだよwww いいから俺にもタバコ1本よこせwww」
美凪「私が吸っててもなんも言わないんだ、それとも何か知ってるとか〜?」
179 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:38:16.58 ID:MzdjVTRc0.net
さっきより美凪の表情が明るくなった。
いつか俺が昼間から東屋に行った時、待っててくれた感じがして嬉しかった。
今もそんな感じがする。
180 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:39:21.83 ID:MzdjVTRc0.net
初めてのタバコを前に心臓をバクバク言わせながら、ライターで火をつけてもらう。
タバコは慣れてないくせに、火の付け方はヘビースモーカー顔負けだった。
それで、やっぱりこのライターもお母さんからの贈り物なんだろうなと確信した。
181 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:39:55.89 ID:MzdjVTRc0.net
美凪が絵を描くのは、亡くなったお母さんのため。
皆木の趣味が渋いのは、亡くなったお母さんに教えてもらったから。
美凪が慣れないタバコを必死に吸おうとするのは、亡くなったお母さんに会えなくて寂しいから。
俺が合宿で地元に帰る前に、美凪が絵を描く理由をもっと増やして、タバコなんか吸わなくてもいいようにしてやりたかった。
182 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:40:34.21 ID:MzdjVTRc0.net
俺「なぁ、そのライターもお母さんから貰ったんだろ?そのヘッドホンも、渋い趣味も。」
美凪「せいかーい!やっぱり民宿のおばさんたちに教わったでしょ〜www」
俺「美凪のお母さんが亡くなっていることはな。どれがお母さんからの贈り物かなんて、見ればわかるしな」
美凪「やっぱりそうかぁ〜www 尾崎豊を聴く女子高生なんてそう居ないもんね〜www」
俺「そして、一番驚いたのは、絵を描くこともお母さんからの贈り物ってことだな。」
美凪「そうだよ。お母さんが私に絵をくれたの。だから絵を描いてるし、描きたいって思うよ。」
183 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:42:04.31 ID:MzdjVTRc0.net
美凪は本当に楽しそうに絵を描く。お母さんのためだけとは思えないほどに。
でも、それはプレッシャーや不安、寂しさを紛らわせるためでもあるのかな。
184 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:42:23.58 ID:MzdjVTRc0.net
お母さんが亡くなった寂しさからも逃げないで絵を描き続けるのは、陸上から逃げた俺よりもやっぱり何億倍もかっこいい。
だが、俺はかっこ悪くてもいいから、美術部に入って良かったと思う。
それに、美術で美凪に追いつけるくらいかっこよくなってやると思ったから。
185 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:43:10.03 ID:MzdjVTRc0.net
そして、ついに初めてタバコを咥える。
なんというか、変な匂いに味。正直いって美味しくないな、と思った瞬間。
俺「ゲホゲホゲホゲホゴホッゴホッグハァwwwゴホゴホwwwwゴハァwww」
盛大に咳き込んでしまった。
大人はどんな顔してこれ咥えてんだよ。
マイルドセブンだったっけな、まだメビウスに改名される前だったから。
美凪「ゲホゲホゲホゲホゴホッゴホッグハァwwwゴホゴホwwwwゴハァwww」
美凪もまたタバコを咥えて咳き込む。
実にバカバカしい。
慣れてないやつらがタバコを吸うとこんなに面白いものなのか。
186 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:43:34.19 ID:MzdjVTRc0.net
悪いことしてるのにそんな感覚がないくらい
2人で笑った。
なんだよ吸えないじゃん!とか言いながらね。
さっきまで1人で泣きそうになりながらタバコ吸ってたのは誰だっけ。
またヒグラシの鳴き声が聴こえてきた。
今までで一番大きくジリジリ鳴いていた。
187 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:44:08.28 ID:MzdjVTRc0.net
俺「俺、地元に帰るまであと数日しかないよな。でもそれだけの時間じゃ、美凪に勝てないと思う。」
美凪「やだよ、勝ってから帰ってもらわなきゃ。」
俺「無理だね、たった数日で絵を好きになった俺が美凪に勝てるわけないだろwww」
美凪「私だって、絵を好きになったのはたった数日前。それまではずっと、お母さんのためだけに描いてたから。」
188 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:45:42.93 ID:MzdjVTRc0.net
ハッとした。
俺ばかり絵の楽しさを教えて貰ってたと思っていたけど、俺からも美凪に教えていたのだろうか。
美凪はきっと誰かと絵で勝負するなんて初めてだっただろうし、タバコを吸い始めたのもたった数日前だろう。
だからあんなに咳き込んでいた。
189 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:48:51.98 ID:MzdjVTRc0.net
お母さんのために絵を描く。
それしか理由がなかった美凪に、俺が理由をあげていたのだと確信した。
俺に勝負で勝ち続けるという理由かもしれないし、ただ人と絵を描くだけのことの楽しさを知ったという理由かもしれない。
190 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:49:04.11 ID:MzdjVTRc0.net
そして、お母さんが亡くなった寂しさを紛らわせるだけでなく、美凪に絵の楽しさを教えた俺が地元に帰る寂しさを紛らわせるためにタバコを吸っていたのかもしれない。
191 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:49:38.91 ID:MzdjVTRc0.net
お母さんが亡くなる寂しさなんて経験もしたことない。
きっと俺が陸上を辞めた時なんて比べ物にならないくらい辛いはず。
それなのに、美凪に絵の楽しさを教えた俺がタダで地元に帰るなんて絶対にできなかった。
そんなことしたら、これからも慣れないタバコを吸い続けないといけないだろう。
192 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:50:09.89 ID:MzdjVTRc0.net
俺は、画材を入れる為に持ってきた学校用の大きなリュックを漁り出す。
美凪に
俺「美凪、絵を描くことって楽しいだろ?」
と聞きながら、リュックの内ポケットに詰め込んだはずの進路調査票を探していた。
193 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:51:45.42 ID:MzdjVTRc0.net
学校から進路について聞かれることは多かった。
だが。以前の俺は陸上も辞め、夢なんて何一つなかった。夢どころか志望校さえも。
だが、そんなに悩んだ進路がたった数日で、しかも1人の女の子との出会いだけで決まるとは思っていなかった。
それほど美凪にはたくさんのことを教わった。
194 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:52:03.42 ID:MzdjVTRc0.net
女の子と2人で話すとこと、
本気で絵を描くこと、
集中して服の袖を汚すこと、
逃げずに何かに取り組むこと、
昔の文豪の名作のこと、
好きな音楽のこと、
たまにはサボって川で遊んだりすること、
タバコを吸うこと、
大切な人と離れることは寂しいということ、
絵を描くことは楽しいということ、
195 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:52:32.57 ID:MzdjVTRc0.net
たった数日の、人生の一瞬にも満たない間でこれまでの人生以上のことを教わった。
俺が美凪に教えたことよりも、教わったことが多かった。
美凪に教わったことを一つ一つ復習しながらリュックの内ポケットからクシャクシャになった進路調査票を見つけ出した。
陸上を辞めてから、ずっと悩んでいたことが解決したような爽快感が全身を巡った。
196 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:52:56.33 ID:MzdjVTRc0.net
進路調査票を見つけ出した瞬間、美凪も口を開いた。
美凪「楽しいに決まってるじゃん!」
美凪はいつもの、好きなことを語る時の大声で叫んだ。
その顔は、絵を描く理由を何個も、何百個も、何万個も見つけたような顔だった。
美凪の、お母さんがなくなってから、ずっと悩んでいたことが解決したような爽快感のある声が響いた。
197 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:53:27.65 ID:MzdjVTRc0.net
俺「俺も、絵を描くことが大好きだ。それを美凪に教わったんだ。」
と、俺も続けて言う。
「絵を描くことが好きだ」と言うことに緊張はしなくなっていた。
だが、「美凪に絵を描くことの楽しさを伝わった」と言うことはこれ以上なく緊張した。
もちろん、中学時代に初めて好きな子に告白した時よりも緊張した。
やっぱり声も震えていたし、酷い響きだったと思う。でも、酷い響きながらも爽快感のある声だった。
198 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:55:31.17 ID:MzdjVTRc0.net
これはもう告白と言って良かった。
恋愛感情とか、そういうことではないけど。
それでも俺の人生の中で、この告白を超えるようなものは二度とないだろう。
199 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:55:50.28 ID:MzdjVTRc0.net
そんなことを考えながら、進路調査票に思っていることを書き込む。
ボールペンのインクでもなく、筆についた絵の具で。
200 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:56:02.84 ID:MzdjVTRc0.net
志望校・・・東京藝術大学
希望職種・・・デザイナー
201 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:56:24.87 ID:MzdjVTRc0.net
東京芸術大学なんて、よく知らなかった。
今まで美術に興味がなかった俺でも知っているような有名な美大。
デザイナーなんて、よく知らなかった。
今まで美術になんて興味がなかった俺でも知っているような職業。
202 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:56:56.34 ID:MzdjVTRc0.net
この合宿で美凪に絵で勝てないのなら、これからも描き続けて、描いて描いて書きまくって、そうしていつか勝てればいい。
そう思ったし、その覚悟があったから。
203 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:57:45.54 ID:MzdjVTRc0.net
この、「東京藝術大学」の「藝」の部分が絵の具でぐちゃぐちゃになったような、雑な進路調査票を堂々と美凪に見せつける。
俺「この合宿だけでは美凪にまだ勝てない。だから、この先も絵を描き続けるよ。そのうち勝てればいいだろ?」
204 :名も無き被検体774号+:2021/08/15(日) 11:58:37.75 ID:MzdjVTRc0.net
美凪「東藝大……デザイナー……」
俺「よく知らないけど、難しいんでしょ?何浪してでも卒業してデザイナーにでも何でもなるから。またいつか勝負して欲しい。」
俺「それに、俺は美凪に美術の先生になって欲しい。出来れば美術部の顧問かな!」
俺に絵の楽しさを教えてくれた美凪が、もっとたくさんの人に絵を教えているところを想像した。
自然と、中嶋先生と美凪を重ねていた。
>>次のページへ続く
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