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ある女の子の壮絶な人生

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2 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:36:05.51 ID:HDAXp5BQ0
とても可愛い女の子だった。

女の子は中学校にあまり来ていなかった。

いわゆる非行少女だったわけではなく、習い事に一生懸命だったんだ。

13歳の頃、歳が三つ離れた先輩に無理矢理処女を奪われた。

女の子は義理のお父さんに虐待されていた。

お母さんのいないところで殴られたり蹴られたり、時には性的な虐待をうけていた。

4 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:37:00.96 ID:HDAXp5BQ0
女の子はとても可愛らしかった。

だからある日芸能プロダクションからスカウトをされた。

四人組のアイドルユニットの一員になったんだ。

定時制高校に通いながらアイドル活動を続けていたある日、東京で活動をしていかないかと提案をうけた。

彼女にはこれから明るい未来が待っているように思えた。

けどそれは地獄への入り口だったんだ。

5 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:37:44.84 ID:tKWI152PP
うんうん

6 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:41:04.12 ID:HDAXp5BQ0
東京に拠点を移してから彼女にはたくさんの誘惑が待っていた。

いままで目にしたことのないような世界に17歳の少女は目を輝かせた。

まだまだ売れないアイドルだった女の子はお金ほしさにキャバクラで働くことにした。

あっという間に人気が出て、気づいた頃には17歳の少女には見合わない大金を手にいれていた

7 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:43:04.08 ID:HDAXp5BQ0
アイドルのほうはというとすっかり情熱も醒め、無断で遅刻や欠勤をするようになっていた。

当然クビになった。

けど女の子は気にしなかった。キャバクラで働く道があるって思っていたから。

だがホストにハマってしまいお金は残らなかった。

ホストに通うため彼女は風俗をはじめた。

8 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:44:39.74 ID:HDAXp5BQ0
そのうち女の子にはホストの彼氏ができた。

本当にどうしようもない奴だった。

彼氏と一緒にタトゥーまで入れさせられた。

変な薬もやらされた。

気付いた時女の子はどん底まで落ちていた。

9 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:45:52.11 ID:HDAXp5BQ0
ある日ホストの彼氏の金銭トラブルでなぜか女の子はAVに売られた。

東京での唯一の心の拠り所だった彼氏に懇願され彼女は出演してしまったんだ。

その後数本のAVに出たところで彼氏はお金と共に消えていった。

女の子は失意のまま実家に帰ることにした。20歳のころの出来事。

10 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:47:20.75 ID:HDAXp5BQ0
女の子は自らの人生にピリオドを打とうと考えていた。

それを思い止まらせたのが幼なじみの存在だった。

女の子は昔から何かと気にかけてくる幼なじみがうっとおしかった。

小学校の頃はよく遊んでいた。いや、幼なじみとしか遊んでいなかった。

中学校にあがると女の子は学校にいかなくなったが、幼なじみはいつも学校に来いってうるさかった

11 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:49:04.63 ID:HDAXp5BQ0
アイドルになるって言った時は複雑そうな表情をしながらも応援してくれた。

東京に行ってからは電話で連絡をとっていたが、いつからか女の子は幼なじみの電話を無視するようになっていた。

なにかとまとわりついてくる幼なじみが本当にうっとおしくて仕方なかった。

12 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:49:55.56 ID:HDAXp5BQ0
実家に戻った際にやっぱり幼なじみはうっとおしかった。

女の子は幼なじみに酷い言葉を投げ掛けた。

うっさい！お前は私のなんなんだ！うっとおしいんだよ！しんじゃえ！

幼なじみは悲しそうな顔をしていた。

女の子はもっと悲しそうな顔をしていた。

14 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:51:21.08 ID:HDAXp5BQ0
わんわん泣きじゃくる女の子を幼なじみは強く抱き締めた

昔と違い幼なじみには男らしさがあった

その日からまた女の子と幼なじみは昔のように一緒にいる時間が長くなった。

女の子はうっとおしくも感じていたが幼なじみの暖かさが好きだった

16 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:53:22.91 ID:HDAXp5BQ0
別に付き合っているわけじゃなかった。

ただ一緒にいるだけ、それ以上でもそれ以下でもなかった。

でも本当は女の子は幼なじみが好きだった。

最後まで言い出せなかったけど、人生でただ一人、本当に信用できた人間だった。

17 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:55:21.67 ID:HDAXp5BQ0
春が来るちょっと前に女の子はある病気で死んでしまった。

幼なじみは泣いた。

涙はいくら流しても枯れなかった。

女の子の部屋から幼なじみ宛に書かれた一通の手紙と一枚の写真が出てきた。

18 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 13:58:04.30 ID:HDAXp5BQ0
その手紙には東京での経験のことが書かれてあった。

最後に迷惑ばかりかけてごめんね。大好きだよ。ありがとう。と書かれていた。

ちょっと汚れた一枚の写真は東京に行く前に二人で撮った写真だった。

女の子は不機嫌そうな顔をしていて幼なじみは満面の笑みだった。

幼なじみはその写真を写真たてに入れて飾ることにした。

不機嫌そうな君はもう僕のところに帰ってこないけど、もう一度会えたら僕も大好きだったと伝えたい

おわり

19 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:01:54.00 ID:HDAXp5BQ0
つまんない話ですまんこった

20 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:03:55.25 ID:mP1Rr0lk0
>>19
あんたが幼馴染さん？

21 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:03:55.68 ID:IPjAkCRLP
泣いた

23 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:04:13.40 ID:Nwg9X65K0
>>1の体験談ですか

24 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:05:53.26 ID:HDAXp5BQ0
実話です。

幼なじみは僕です。

28 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:13:57.26 ID:mP1Rr0lk0
>>24
最期の最期で彼女さんも救われたと思う

幼馴染さんには幸せになって欲しいな

32 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:19:42.51 ID:HDAXp5BQ0
>>28
ありがとうございます。

ちゃんと好きだと伝えられなかったことは後悔してます。

25 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:07:58.33 ID:mBgt7IgP0
いまいくつ？

26 ：名も無き被検体774号+：2013/04/08(月) 14:09:51.59 ID:HDAXp5BQ0
>>25
30代です

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カテゴリー:人生・生活 | タグ:泣ける話,

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