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初恋の話と、その後のまさかの展開を淡々と語る
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1 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 02:56:42.12 ID:F9YIFkU0
深夜だし書き溜めなんてしてない
寝れないし時間があるのでまったり書いていきます
すぺっく
25歳、女、地方でOL
幼いころから人の顔色伺う八方美人
私は母子家庭で母親は昼も夜も働いていたので自分でできることはなるべく自分で頑張ろうとする子供だったらしい
別にそれが苦だと思ってなかった
むしろ母親の負担が少しでも減るならと思い朝ご飯作るのも掃除も洗濯物畳むのも率先してた
2 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:03:59.72 ID:F9YIFkU0
ある日 母親が再婚しようかと思ってると私に相談してきた
私小学3年生のときである
最初は戸惑ったけど父親って存在に憧れもあったしその母の再婚相手には何度か会ったことがあっていい人だなぁと感じていた(禿げてたけど)
何より再婚することで母がちょっとでも自分の時間作れるならと思ってた
そして母再婚
私が小学6年になる前に3人家族になった
5 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:13:45.07 ID:F9YIFkU0
新しいお父さんは一緒に暮らし始めても やはりいいお父さんだった
母親はそれまでの仕事を辞めてスーパーのパートを始めた(それまでは看護師とスナック勤め)
休みの日は遊園地や動物園に連れてってくれた
母と一緒に作ったお弁当を お父さんはすごく褒めてくれた
すごく嬉しかったし、母も「1はほんといい子」って言ってくれた
中学1年はお父さんの仕事の都合で引っ越すことになった
6 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:19:49.34 ID:F9YIFkU0
仲の良かった友だちと離れるのは辛かったけど手紙いっぱい送るから!とか電話するね!と言ってくれたので彼女たちとは永遠不滅の友情でつながってるんだもんねと思ってた
半年もしたら手紙の返事こなくなったけど。。。
9 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:28:24.71 ID:F9YIFkU0
引越し先は ものすごい田舎だった
都会とまではいかないものの、そこそこな都市で生まれ育った私にとっては衝撃的なほどの田舎
まずコンビニなんてものはない
それに相当するのは朝10時から夜6時までという営業時間の商店
そこには 本もちょっとだけ扱ってて愛読してたりぼんという漫画雑誌を発刊日に買いに行くと なかよし(同じく漫画雑誌)しか置いてなかった
しかも前の月のものだった
「あれ?おばちゃん出し忘れてる?」と思って聞くと りぼんは取り扱ってないとのことだった
しかも基本雑誌は半月遅れで入荷するらしいのだ
りぼんを楽しみに暮らしてた私のとってはものすごくショックだった
しかもようやく
8 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:23:25.27 ID:td9QbZgMO
なによ!わたしなんか恋愛できないのに!
12 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:35:21.58 ID:F9YIFkU0
>>8
私も今は恋愛に遠ざかってますw
学校は1学年1クラスしかなかった
うちの学年は25人くらいいたが他の学年は10人しかいないときもあった
校舎はかっそかそな学校で生徒数も少ないくせに新しくてきれいだった
聞くと10年前に改築したらしい
なんだかすごくアンバランスに感じたことを覚えてる
14 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:43:03.77 ID:F9YIFkU0
アニメでよく見るように担任の若い男の先生が私の名前を黒板に書く
そして
「今日から新しくクラスに入る1さんです、じゃあ1さん一言お願いします」と言った(本当はもと方言入りまくりだけどw)
うわーwwアニメの転校生みたいwwwと舞い上がりつつも前日家で練習してきた自己紹介をする
「○○からきた1です、好きな教科は国語で好きなスポーツは一輪車です」
「まだこっちのこと知らないので教えてください、よろしくお願いします」
13 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:37:20.75 ID:Ft3870TQI
田舎いいやん
空気うめえ
16 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:53:51.95 ID:F9YIFkU0
>>13
子供の頃は田舎の良さわかんなかったw
今行くとここで育ってよかったって思うけどね
新しいクラスメイトがパチパチパチと拍手してくれ、私は空いている席に座らされた
このクラスは机をコの字型に配置してて私の両隣は女の子だった
一人は体の大きい運動できそうな子、もう一人はメガネで恥ずかしがりっぽい子だった
続けてクラスメイトから私に自己紹介を順番にしてくれた
ここでなんとなくクラスのムードメーカーくらいは掴めた
17 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 03:57:44.16 ID:F9YIFkU0
そして私の後ろの席の男の子に順番が回ってきた
「学級委員長の原田です、わからないこととかあったら聞いてください」
短いけどしっかりとした声だった
そして他の子ほど訛りがないなーと思った
それが彼の印象だった
後ろの席だったので顔はあまり見なかったw
18 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 04:04:10.13 ID:F9YIFkU0
休み時間に何人の女の子が私の席に来てくれて
「名前かわいいねー」
「○○っちって呼んでもいい?私は●●って呼んで!」
「○○に住んでたんだよね?いいなぁ、すごい都会っ子だね!!」
「家、神社の近くなんだよねー?」
等とたくさん話しかけられた
素直に嬉しかった
正直友だちできるか不安だったからね
その日の夜 お父さんと母親に「いっぱい友だちできたー!」と報告した
二人とも「よかったねー今度家に連れておいで」と言ってくれた
19 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 04:17:28.93 ID:F9YIFkU0
1ヶ月もすると私はすっかりクラスに溶け込んでいった
仲のいい友だちもできた
まゆちゃんという背が小さくていつもツインテールにしてる女の子だ
学校の校則で髪を結ぶゴムは黒かこげ茶と指定されてたんだけど
学校の帰りにまゆちゃんに薄ピンクのかわいい髪ゴム(シュシュに近いかも)をあげた
まゆちゃんは すごい喜んでくれて私も当時ポニテにしてたので「今度遊ぶときお揃いで付けようねー!」と約束した
20 :名も無き被検体774号:2012/04/02(月) 04:26:04.10 ID:F9YIFkU0
そして その週の日曜日
私はポニテにまゆちゃんとお揃いの髪ゴムをつけて待ち合わせ場所の神社に行った
1「まゆちゃん!」
ま「あーひなっちごめん!」
1「ん?」
まゆちゃんの謝罪の意味はすぐわかった
お揃いでつけるといった髪ゴムをまゆちゃんはしてなかった
ま「あ、あのね髪ゴムお母さんに取られちゃった・・・ごめんね・・・」
なんとなくまゆちゃんは嘘ついてるなぁとピンときた
あげたときあんなに喜んでくれたのに何でだろ?
もしかして私とお揃いなのが嫌だったのかな?と思ってしまった
1「あ、、、そんなのいいよー!大丈夫!はは!!」
>>次のページへ続く
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