自殺未遂のどん底から社会復帰した話
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需要ないと思うけど自分の中で区切りがついたから話させて欲しい。
ストックあるから淡々と書くよ
とりあえず今のスペック
26歳♀
職業について はあとで出てくるので。
機械専攻で高専に入学した。
私のクラスは女子ひとり。
工業系は女子が少ないというのは覚悟してたけど、いざ一人となると心細さマックスだった。
同じクラスに、中学の時に仲が良かった男子がいた。
身バレ怖いから そいつのことは「スペースキャンサー大明神」を略してスペキャンと呼ぶ。わかる人にはわかる。
中学校が一緒なのはスペキャンだけだったから、最初の2ヶ月くらいはスペキャンと話をして生活していた。
スペキャンは調子のいいコミュ症で、ほかの男子とつるもうとせず いつも一人だった。
私もなかなかの人見知り体質だったので、スペキャンの友達を紹介してもらってクラスに馴染んでいこうと思っていたけど、スペキャンは友達をつくろうとする気配もなく、ずっと一人だった。
思春期だからなのか知らないけど、私は基本クラスのみんなから腫れ物に触るような扱いをされていた。
スペキャン以外は話しかけてくる人もいなかったけど、こっちから話しかければ応答はしてくれるので、その時は別にどうでもよかった。
でも ある日を境に、スペキャンの様子がおかしくなってきた。
暑くなって衣替えしたくらいだったと思う。
スペキャンは悪口のようなものを言うようになった。
周囲に悪い噂を流すわけではなく、直接私に言ってきた。
それは容姿のことだったり学力のことだったりで、とにかくネチネチと嫌なことを言うので私は無視するようにした。
無視するようになって気付いたけど、スペキャンはハブられていた。
それどころか悪口とかいじめみたいなものも受けてるようだった。
八つ当たりかよーと思ったけど、かわいそうとかは思わなかった。
勉強はできるけど元々性格に難アリだったし。
スペキャンしか友達らしい友達がいなかった私も当然クラスで孤立していた。
でも他クラスの女友達とかはいたので、なんとかやっていた。
私はあんまり頭が良くなかったけど、他クラスの友達のサポートに助けられ それなりに楽しかった。
スペキャンはそれが気に入らなかったらしい。
ある日私のメガネケースがなくなった。
ゴミ箱の裏から出てきたんだけど、ケースの内側に貼っていたプリクラがなくなっている。
ふとゴミ箱を見るとビリビリになったものが捨てられていた。
中学時代の友達や過去に転校した親友とかとの大事な思い出だったからショックだった。
あとでわかったけど やっぱり犯人はスペキャン。
「プリクラ撮るとか意味がわからない」
「幼稚すぎるバカみたい」というようなことを言っていたけど全部無視した。
そういうことをする神経が信じられなかったし許せなかった。
他クラスにも友達のいないスペキャンを哀れみはじめてたけど、もうほっとこうと思った。
夏休み明け頃、スペキャンに仲間が二人くらいできた。一緒になって私を虐げる仲間が。
ボールペンや製図用のコンパス等がバラバラに壊され隠された。
教科書は接着剤でくっつけられて使い物にならなくなった。
罵倒の言葉も、悪口から人格否定、存在否定へとエスカレートし、暴力も始まった。
何度も転ばされたり突き飛ばされたり、ひどい時には鋼ハンなどの工具や金属材料で殴られた。(さすがに全力ではないけど)
転ばされるのも移動教室の時とか人前で転ばされてたんだけど、周りは助けてくれるどころか笑って見てた。
この時初めて私もハブられていたんだと知った。
同時に「味方はいないんだな」と思った。
「お前が幸せそうにしているとムカつく」とよく言われた。
スペキャンは、私が他の人から疎まれていると知ると とても嬉しそうにし、私にいい事があると「生意気だ」と殴っていた。
昔から自分のことが あまり好きではなかったこともあり、スペキャンから罵倒されるたびに、「私は幸せになってはいけないんだ」と思うようになっていた。
この時は私も だいぶおかしくなってたと思う。
スペキャンは直球に「死ね」とは言わなかった。
でも「なんで生きてるの?」「お前生きてる価値ないよね」というようなことは言っていた。
だんだん「生きてるだけで迷惑なのにこれ以上変なことできない」と考えるようになり、友達にも相談ができなくなっていた。
それどころか嫌われたくない一心で友達と距離を置くようにまでなった。
私は次第にぼっちになった。
女で高専の機械専攻か
なかなか貴重な存在だな