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先生を好きになった話
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22 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 00:50:48.10 ID:vLJp677ta.net
当日、3月に去りゆく俺を哀れんでか、クラスメイト、他クラスからたくさんチョコレートを貰った。エナメルバッグに入りきらないため、Hにエコバッグを買ってきてもらい、詰め込むことにした。


H「俺くん貰いすぎでしょwwww」

俺「みんな去る俺を追悼してくれてるのよ」

H「俺くんいなくなるのかー。寂しいな」


それもそうだ。俺も寂しいのに変わりはない。

Hたちがいなければ俺は今ここにいないかもしれない。そう考えると目頭が熱くなった。


俺「H、少し早いけど本当にありがとう」

H「急に何だよ照れるなwwww」

俺「お前ら最高だわ。あと1ヶ月だけどよろしくな」

H「バカやろう。クラスメイトじゃなくなっても終わるわけないだろ。何かあったらいつでも頼ってこいよな」

俺は泣きそうになったがR先生に泣いた後会うのは嫌だと変に冷静になりHの頭を叩いて誤魔化した。

こういうのも青春だと思う。

夕焼けの見える渡り廊下からHたちが部活に行くのを見送り、4時半に応接室へ向かった。



23 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:04:08.75 ID:vLJp677ta.net
R先生は既に来ていた。

いつものように女神のような笑顔で迎えてくれて、俺はその時既に泣きそうだったw


R先生「俺くんバッグに何入れてるのー?」

俺「チョコレートとかお菓子です。いっぱい もらって入りきらなかったのでHにバッグ買ってきてもらいました。」

R先生「なにこの数wwww俺くんかっこいいもんね」

俺「この前美人って言った仕返しですかw」

R先生「あー照れないんだぁ。つまんないの。」

俺「先生にはこれあげます」

俺は用意していた丁寧に包装した箱を手渡した。

R先生「男の子からもらっちゃったwwww逆だよ俺くんwwww開けていい?」

俺「いいですよ」

R先生「……クッピーラムネwwwwwwww吹いていい?wwww」

俺「だめですよw」

R先生「家帰ってやろwwww」

先生は箱も丁寧にカバンに入れると代わりに違う箱が出てきた。


R先生「誰からも貰えないと思って持ってきてやったのに。つまんないー」

俺「ぼくにくれるんですか?」

R先生「他に誰がいるのw」

俺「ありがとうございます。開けていいですか?」

R先生「学校でお菓子禁止」

俺「クッピーラムネが言わないでください」

R先生「嘘だよwキャラじゃないし恥ずかしいから家で開けてよ」

俺「わかりました」

俺は先生からもらった箱だけはエナメルバッグの外収納スペースに大切にしまった。


R先生「話はこれ?wwww」

俺「そんなわけないでしょw」

R先生「告白?w」

俺「はい」

R先生「え?」

俺「あ、先生が思ってる告白じゃなくて、伝えなきゃいけないことを告白します」

R先生「ビビったwwww」

俺「先生、ぼく学校辞めることにしました」


それまで談笑ムードだったが、この一言で応接室には今までとは違った空気になったことはすぐわかった。

少し気まずかったが、話さず去ることはしたくなかった。先生の目が少し泳いだのはわかった。こんなときでも呑気に俺は可愛い顔だなとか思ってた。





24 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:09:23.97 ID:vLJp677ta.net
R先生「他の先生たちには話した?」

俺「はい、学年主任と担任には話しました」

R先生「Hくんたちは?」

俺「知ってます。クラスメイト全員知ってます。そこから広まって他のクラスの子も結構知ってるみたいです」

R先生「私が1番でしょうがw」


おどけて見せてくれたが動揺していたのはガキながらわかった。生徒の前では弱い部分を見せられないと思ったのだろうか。

10秒ほど沈黙があった。この時間も長く感じ、この空気は今までにないほど重たかった。それに先生とはこんな重い話をしたことがないため、余計に嫌な空気に感じた。



25 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:15:41.87 ID:vLJp677ta.net
R先生「辞めてどうするの?」

俺「夜間高校に編入することにします。そこでもダメだったらまた考えます」

R先生「そっか。最近たくさん会えてたから寂しいな」

俺「ぼくも寂しいですよ。でも先生は全力疾走してるぼくを見て元気になってくれたんですよね。だからぼく、これからは人生を全力疾走しようと思います。いつか その姿をまた先生に見てもらえるように毎日頑張ります」


俺が言い終えると先生は俯いたまま嗚咽を漏らしていた。小さな体を震わせ、泣くのを堪えようとしながら堪えきれていないように見える。

童貞じゃない大人だったら抱きしめてハッピーエンドだろうけど、クソガキにはどうすることもできず、ただ眺めていた。



26 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:21:18.59 ID:vLJp677ta.net
しばらくするとR先生は天を仰ぎいつもの笑顔を見せてきた。

R先生「クサいこと言うなよ16歳〜wババア泣かすなwwww」

俺「先生は美人なお姉さんです」

R先生「バーカwwww化粧落ちたじゃんw しかもこの後もう他の先生らにも生徒にも会えないwwww」

俺「すみません。」

R先生「堅物wwww」

ナイロン素材のウインドブレーカーの袖で涙を拭う先生に俺はまた見惚れた。いつも萌え袖でナイロン素材のウインドブレーカーを着ている。

また数秒の沈黙があり、ナイロンの擦れる音と先生が鼻を啜る音が応接室で反響している。

しかし伝えるべきことは伝えた。先生も忙しいだろうから もうお暇しようと思った。





27 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:29:49.28 ID:vLJp677ta.net
R先生「俺くん、もう帰るの?」

俺「先生忙しいかなと思って」

R先生「帰りはどうやって帰るの?」

俺「親に電話して迎えにきてもらおうと思ってます」

R先生「送ってあげるからご両親に伝えて。もうあんまり日もないんだし今日はたくさん話そ」


泣いた目は少し赤くなっており、なんだかガキながら放っておけないと感じて了承し、その後2時間ほど雑談した。

この時間は一生胸に刻もう。そう思いながら話したいことたくさん話した。


特に先生はプロ野球の巨人ファン、俺は阪神ファンということもあり好きな選手の話をしたり、過去の試合のことで言い合いしたり、言葉では表せないほど幸せな時間だった。

いつまでも続いてほしいと思った。しかし そんな非現実的なことは起こるわけもない。先生は7時過ぎに時計を見て言った。


R先生「もう遅いしご両親心配しちゃうから帰ろっか」



28 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:38:40.07 ID:vLJp677ta.net
時間も時間だし話的に需要ない?大丈夫??

とりあえず書くけど

俺は先生の車に乗り込んだ。

後ろに乗ろうとしたら「助手席に乗るんだよwモテないぞw」って笑われた

車内は甘い香りがして少しドキッとした。

というか この頃はもう既にもう好きだという感情はあった。恋愛としてかまでは考えたことはなかったが、とにかくずっと一緒にいたかった。

しかし無情にも車は10分ほどで家に着いた。


R先生「まだ1ヶ月あるしまた話そう」

俺「はい、ありがとうございます。でも今年のセリーグ覇者は阪神ですからね」

R先生「無理だからw巨人だからw」

俺「明日も登校します。正門で会いましょう」

R先生「俺くんのために立ってるんだからね!寒いから早めに来てよ!w」


降りたら この時間が終わってしまう。でも駄々こねる年齢でもないし素直に下車した。

楽しすぎた時間があっという間に終わり、先生を見送った後は変な虚無感に襲われた。なんとも形容しがたい感情だったが、久しぶりに鬱な気持ちになった。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春, 胸キュン,
 


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