2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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戦争の体験談を語るわ
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103 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:20:52.48 ID:c1y0p92o
「祐希ー、街綺麗だねー。わー赤い星がいっぱいだよー。」

といった感じの事を笑いながら言うんだ。

一瞬、俺はソニアが何を言っているのか理解できなくてさ、表情を見たら、何か笑っているけど、ぼーっとしていてさ、目の焦点が合わないような変な表情をしていた気がする。

おかしいって思って、何言ってるのか何度も聞いたんだ。

だけど、ソニアは笑って綺麗だね、しか言わないんだ。

物じゃないけどさ、ソニアが壊れちゃったと思った。



105 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:25:40.95 ID:c1y0p92o
俺は どうしたら良いのかわからなくて、ソニアの事も相まって少し混乱しちゃってさ。

もう考えるのは無駄かもだとか、諦めようとか、マイナスの事を考えたりしたんだ。

だけど、このまま諦めたらソニアやメルヴィナ、サニャはどうなるって思って、このままだとカミーユの行動が無駄になるって考えたんだ。


サニャ達を守るって誓ったのに、このままだと その誓いも破ることになってしまうって。

だから、3人を連れて街から逃げようとしてさ。

行くあてもないし、ましてやこの国の人間ではない自分には頼れる人もいない。

それでも、ここに留まっているよりは、マシな選択に思えたんだ。



106 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:28:50.22 ID:c1y0p92o
逃げるなら、今のうちしかないと考えた俺は、ソニアの腕を引っ張って、モスクの中に戻った。

そして まだ寝ていたメルヴィナやサニャを起こして、「ここは危ないから街の外に逃げよう。」と言ったんだ。

メルヴィナもサニャも、起こしたばかりだから少し寝ぼけて反応が薄かったけれど、外の音が聞こえたみたいでさ、

何が起きているの気づいたらしく、「うん。」と答えてくれた。



108 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:33:22.11 ID:c1y0p92o
だけど、遅かったんだよ。

余っていた食べ物とかを集めていたら、もうモスクの直ぐ近くにスルプスカの警察が来てしまったらしく、大人達が騒ぎ出したんだ。

大人達がスルツキだ警察だって叫んで、早く逃げなきゃって思ったんだ。

ソニアは警察だから大丈夫だよって笑っていたけれど、その警察がボシュニャチやフルヴァツキの市民を連行したり暴行したり、殺したり、レイプしたりしてるんだよ。

もう この街に正義の味方、少なくともボシュニャチを助けてくれる味方はいなかったんだ。



110 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:40:31.80 ID:c1y0p92o
そんな感じでモタモタしている内に、モスクの周りのは更に騒がしくなっていた。

外に居た大人たちは、慌てながらモスクの中へ逃げ込んできたり、他の場所に逃げようとしたみたいだった。

だけど、他の場所へ逃げようとした人に向けて、警察は銃を発砲したらしく、乾いた銃声が周りから聞こえて、外の悲鳴とかは少しずつ聞こえなくなった。

その状況を見ている内に、もうモスクは警察に囲まれていたんだ。



111 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:43:05.58 ID:c1y0p92o
モスクから逃げようにも、幼い俺達が走って警察から逃げ切れるはずもない。

最悪、カミーユのように俺が お取りになって、サニャやメルヴィナ、ソニアの3人だけでも逃がそうと思った。

もう9人の中で、男は俺しか居ない。俺しか3 人を守れる人間はいないって思ったんだ。



112 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:48:25.58 ID:c1y0p92o
でも、現実は そんな英雄的な行動を おいそれと取れるものじゃなかった。

少し間をあけて、警察たちが銃を手にしながらモスクの中に入ってきたんだ。

多くの人は、隅っこに下がったり、布を被ったり、伏せたりした。

だけど、そんな事をしても意味なんてないんだよね。彼らは俺達の様子を見に来たわけじゃないのだからさ。


警察官達は、大人の男だけじゃなく、隅っこで震えている子どもや女性、お年寄りの顔を一人ひとり確認していった。

俺達の所にも近づいてきて、俺は さっきまであんなに お取りになろうと考えていたのに、怖くて足も動かないし、声も出ないんだ。

本当に動かないんだ。動かそうと思っても、心が折れてしまっていたんだ。



113 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:52:47.44 ID:c1y0p92o
警察の人の顔は、暗くてよく見えなかったけれど、その時は とても怖い顔をしていたように見えた。

一通り、性別や年齢とかを確認し終えると、警察官は大人の男性や女性を無理やり引っ張って連れて行ってしまったんだ。

当然、男の人は暴れたけれど、外に引きずり出された後に銃声が聞こえて、その人の声はもう聞こえなくなっていた。


変な話だけど、この時ぐらいからだと思う。

人が殺されても、あまり感情とかが湧き上がらなくなってきていたんだ。

ああ、またかといった感覚に似ているけれどさ。



114 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/21(金) 23:55:20.66 ID:c1y0p92o
警察が去った後は、皆ぼーっとしながら、夜が明けるまで座っていたと思う。

赤ちゃんとかは泣いたりしていたけど、それをあやす母親は とても憔悴しきった顔をしていた。

もしかしたら夫があの時 連れて行かれたのかもしれない。

だけど、そんな事を聞けるような状況でもないし、正直に言えば、もうソニア達3人以外の事を考える余裕なんて俺にはなかった。



115 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:00:48.52 ID:YjM.1pYo
それから数日経ったけれど、時々街中で銃声や悲鳴が聞こえるぐらいで、初日ほど騒々しい状況になることはなかった。

スルプスカやスルツキに忠誠を誓う印として、生き残ったボシュニャチの人々は家の前や屋根に白い布とかを掲げて、自分もスルツキの一員だといったような合図をしていた。

後で調べて、これが警察とかから指示されたものだと知ったよ。

この白い布や旗っていうのはさ、今考えてみれば、自分がボシュニャチですと公言しているようなものなんだよね。

この家や建物にはボシュニャチがいるぞ!って。

かといって、白い布を掲げなければ、殺されたり拷問されたりするんだ。


掲げても暴行やいやがらせを受けて、時には見せしめとして殺害されレイプされ、掲げなくても殺害・レイプ・暴行をされる。

自分が標的にならないように祈ることしか出来なかった。



117 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:11:38.23 ID:YjM.1pYo
もう希望なんて正直消え失せていた。

この街から逃げたくても逃げ出せない。

街の所々にはボシュニャチの人々の収容所とかが作られたりしてさ、男の人は暴行、処刑されて、女性は数人がかりでレイプされていたらしい。

この時は、そんな事になっているとは知らなかったけどさ。


何もする気力が起きないし、する事が無い。何日もぼーっとしてたんだ。

そしたら、モスクに元々いた年配の人がさ、

「君はムスリムなのか?」って聞いてきたんだ。

だから、違うって答えた。

そしたら、「何で我々と一緒に行動するんだ」って言うんだ。

何でって そんなの俺が知りたかったよ。

だけど、友達と離れたくないから、友達を守らなきゃいけないからって答えたんだ。

そしたらさ、君は異教徒で異民族かもしれない。

だからこそ、生きて目にしたものを伝えなさいって言って、藁半紙みたいなノートを数冊くれて、鉛筆も何本かくれたんだ。

今こうして書いている内容の元は、この時にもらったノートに書いてある日記というか、起きたことを書いた文なんだ。

元々さ、カリノヴィクに居た頃から絵日記みたいのは つけていたんだけど、あの時は急だったから持って居なかったし、取りに行ける状況じゃなかった。

だから、このカリノヴィクから逃げる時期やフォーチャでの出来事、これから先の出来事は多少細かく書けるんだけど、

その前の出来事は、時々思い出みたいのが書いてあるぐらいだから、今じゃ どんどんその時の記憶が思い出せなくなってきているんだ。

それがとても怖い。



118 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:13:47.78 ID:YjM.1pYo
ちょっと休憩。

書き始めるの遅かったので、一応1時まで書いてみます。

細かく書くと、全然進まないから、これから先書くのはもっと短く要約するね。

ごめん。わからない所があれば聞いてください。



124 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:27:44.36 ID:YjM.1pYo
あー、この人のお陰で記録を書くことは出来たし、

この人との約束も、俺が前に書いた約束の一つではあるんだけれど、

こうして体験を書き込まなきゃいけないっていうのは、この人との約束ではないんだ。


後で ぱぱっと書くけど、この後、ボシュニャチの民兵と一緒に行動する事になるんだけれど、その人との約束なんだ。

そして、その後に死なずに今まで無様に生きてきたのは、ボシュニャチの民兵と離れた後に行動を共にしたスルツキの民兵のお陰なんだ。


とりあえず書いていくね。

前のよりも出来るだけ短く書きます。



126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/22(土) 00:28:51.20 ID:OujeChY0
殺しや暴行レイプをしていたのは警察だけ?そのときスルツキの市民はどうしてるんだ?


129:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05/22(土) 00:33:28.59 ID:YjM.1pYo
>>126
それには答えにくい。場所によって違うんだ。

警察だけのとこもあれば、民兵や市民も混じって暴行や霊王、殺人をしたりしていた場所もある。

それに反対する人だって当然いたけど、反対したら その人も民族浄化の対象になって、反対できなかったりとかもあったと思う。

逆もまた然り。



132 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:36:43.72 ID:YjM.1pYo
日にちは経って、4月22日になった。

この日も、ここ数日のように過ぎていくと思っていたんだ。

だけど、違った。

スルプスカ軍か、民兵か、警察かはわからないけれど、フォーチャにある歴史あるモスクが次々に破壊され、爆破されたんだ。



133 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:40:56.18 ID:YjM.1pYo
もう俺達が気づいた時には、街中から轟音が聞こえて来ていた。

また始まったと思ったけれど、この日は いつもと違ったんだ。

この日の標的は、俺達とは関係ないボシュニャチの人ではなく、俺達自身だったんだ。


急いで荷物をまとめて、モスクから逃げようとした。

大半の人は逃げていたけれど、サニャが忘れ物をしたといって、モスクに走って戻ったんだ。

俺は駄目だよ。危ないよって何度も叫びながら止めようとしたんだ。



134 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:41:50.92 ID:YjM.1pYo
でも、サニャはカミーユの荷物があるから取りに行くって言って、止まってくれないんだよ。



135 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:44:44.92 ID:YjM.1pYo
必死に追いつこうとしたけど、この時のサニャの足は速くて追いつけなくてさ、モスクのすぐ隣に生えている木の所でやっとサニャの手を掴んだんだ。

そして、危ないから俺がとりに行くって言った瞬間だったと思う。

耳がつぶれるかと思うくらいの轟音と一緒に、目の前が真っ暗になって、気づいたら10数メートル吹き飛ばされてたんだ。



136 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:45:58.09 ID:YjM.1pYo
一瞬、何が起きたのかわからなくてさ、耳もキーンとして聞こえないし、目もよく見えなかった。

体中にも激痛が走ってた。

だけど、感覚はあるし、どうやら自分が無事だって事は何とかわかったんだ。



137 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:47:42.03 ID:YjM.1pYo
それではっとしてさ。

そういえばサニャはどこだって。

でも、自分の手はサニャの手を握ってるんだよ。

だから、無事で良かったって思ったんだ。



140 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:50:59.52 ID:YjM.1pYo
だけど、違ったんだよ。

耳とか目の視力が回復してきて、よく見たら、サニャの手しかないんだよ。

俺は丁度木の陰に隠れて、打撲で済んだけれど、サニャは木の陰に隠れてなかったんだ。


俺よくわからなくなっちゃってさ。

サニャどこに隠れたんだろってサニャの事必死に探したんだよ。


でも、周りにサニャ居なくてさ。

あ、モスクの中に隠れたかもって思ってさ、崩れ落ちたモスクに行こうとしたんだ。

モスクの中に運よく隠れたんだって思ってさ。



142 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:53:38.67 ID:YjM.1pYo
そしたら、メルヴィナが俺のところに駆けてきてさ。

危ないから早く離れるの!って言うんだ。

でも、まだサニャがモスクにいるから、いるから!って俺何度も言ったんだ。

サニャに手を返さないと、くっつかなくなっちゃうから早くしないとって。



145 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 00:58:06.25 ID:YjM.1pYo
よくわからないけど、俺泣きながらサニャ早く出てこないと、手返さないよって叫んだんだ。

そしたら、メルヴィナにビンタされてさ。かなり痛かった。

「サニャはもう駄目なの!祐希まで死んじゃったら私たちどうしたらいいの!」

みたいな事を泣きながら言うんだ。

もう駄目だって そんなのわかってるんだよね。

わかってるんだ。

木の陰がとか、そういうのは その時は気づいてなくてもさ、手首から少し先がもぎ取られたみたいになってるのを見れば、そんなのわかるんだよ。

でも、そういった現実は俺には認められないんだよ。

だって、俺はカリノヴィクでカミーユにサニャを守ってねって言われて、約束してるんだよ。

その後、カミーユの代わりに俺がサニャを守るって誓ってるんだよ。



146 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 01:01:58.32 ID:YjM.1pYo
情けないけどさ。

俺それから数日の記憶なくてさ、気づいたらフォーチャからソニアやメルヴィナ、そして何人かの大人と、赤ちゃんとか小さい子ども数名と一緒に山の中にいたんだ。



147 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 01:05:33.08 ID:YjM.1pYo
俺さ、サニャよりも足はずっと速いんだよ。

怪我でもしてない限り、サニャに追いつかないはずないんだ。

あの時、俺が追いつけなかったのは、多分、俺がビビッてたからなんだ。

俺は守るとか調子良い事言ってたにも関わらず、またビビッて、何も出来ずに今度はサニャを見殺しにしたんだって気づいてさ、悔しくて、悲しくて、そして憎くて涙が止まらなかったんだ。



148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/22(土) 01:06:10.62 ID:RWjwomA0
>>1すごいよ・・・

俺とたいして年が変わらないのに こんな地獄をを生き延びいて

しかもそれを記録して誰かに伝えることを考えてるなんて・・・


151 名前:祐希 ◆.0dKn/WD26:2010/05/22(土) 01:17:10.34 ID:YjM.1pYo
>>148
そんなたいそうなもんじゃないんだよ。

こんな話、思い出したくもないし、早く忘れたかったよ。

でも毎日のように夢に出てくるし、ボシュニャチやスルツキの民兵の人と行動を共にしなかったら、例え生き延びても とっくに自殺してる。

もしくは犯罪者になっていたと思う。

彼らのせいで人生が狂ったけど、彼らのお陰で生きているってのもあるし、約束して色々と託されたから、それをやらないまま勝手におしまいなんて出来ないんだ。

ただそれだけなんだよ。

頭おかしくなるし、マイナスな事ばかり考えるようになるし、自分が嫌で嫌でたまらなくなるんだ。

夜寝ようとして、暗くすると、銃声が聞こえるような気がして目が覚めたりするんだ。


未だに、ちょっとした物音がするだけで、反射的に目が覚めるんだ。


あーもう何が言いたいのか自分でもよくわからない。

ごめん。それじゃ、おやすみ。



151 :祐希 ◆.0dKn/WD26 :2010/05/22(土) 01:17:10.34 ID:YjM.1pYo
はぁ。ごめん。今夜はここまでにして寝ます。

また明日の夜、書いて、出来れば明日には書ききれるようにしたいと思う。

もしくは明後日の日曜までには。

ごめん。それじゃ、お休み。



>>次のページへ続く
 
 


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