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男女間の修羅場を経験した話を書きますよ
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23 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:35:05.70 ID:KLGvIiLq0
まあ驚きましたよ。身近な3年の先輩ですからね。
いや、驚いた理由はそれだけじゃないんですよ。
その先輩には彼女がいたからです。
ありがちなんですが、3年のマネージャーさんがそれです。ちょっと派手目ですけど、かなり綺麗な人です。モデルみたいです。
ボクは迷いました。その事実を今ここで伝えるべきかどうか……
24 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:36:24.98 ID:KLGvIiLq0
数秒間の熟考の結果、今日のところは先輩に彼女がいることは伝えないことにしました。
今日はミドリを元気づけるために来たわけですからね。明日でいいや、とか思ったんですよ。
それに、話を聞いてやれば少しは落ち着くだろうし それからでも遅くはないと考えたからです。
27 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:37:08.90 ID:KLGvIiLq0
案の定、先輩のどこがカッコいいかを力説しながらミドリは、どんどん元気になってきました。
ボクとしては他の男のカッコよさなんて聞かされても あんまり面白くなかったんですけどね。
29 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:38:16.71 ID:KLGvIiLq0
まあ、先輩は普通にカッコいい人ですし、サッカーもボクなんかよりも随分上手いです。
ただねぇ……女性とのアレコレを自慢げに話すタイプなところがねぇ〜
聞く方は楽しいんですよ。ソノ手の話は、こっちも興味津々ですから。
でも、その話を聞いた後では、気まずくなるんですわ。
28 :名も無き被検体774号+:2012/10/03(水) 23:37:24.11 ID:eF6+KPLD0
>>1さん
文章からするとけっこうなお年ですね
まあ驚きましたよ。身近な3年の先輩ですからね。
いや、驚いた理由はそれだけじゃないんですよ。
その先輩には彼女がいたからです。
ありがちなんですが、3年のマネージャーさんがそれです。ちょっと派手目ですけど、かなり綺麗な人です。モデルみたいです。
ボクは迷いました。その事実を今ここで伝えるべきかどうか……
24 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:36:24.98 ID:KLGvIiLq0
数秒間の熟考の結果、今日のところは先輩に彼女がいることは伝えないことにしました。
今日はミドリを元気づけるために来たわけですからね。明日でいいや、とか思ったんですよ。
それに、話を聞いてやれば少しは落ち着くだろうし それからでも遅くはないと考えたからです。
27 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:37:08.90 ID:KLGvIiLq0
案の定、先輩のどこがカッコいいかを力説しながらミドリは、どんどん元気になってきました。
ボクとしては他の男のカッコよさなんて聞かされても あんまり面白くなかったんですけどね。
29 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:38:16.71 ID:KLGvIiLq0
まあ、先輩は普通にカッコいい人ですし、サッカーもボクなんかよりも随分上手いです。
ただねぇ……女性とのアレコレを自慢げに話すタイプなところがねぇ〜
聞く方は楽しいんですよ。ソノ手の話は、こっちも興味津々ですから。
でも、その話を聞いた後では、気まずくなるんですわ。
28 :名も無き被検体774号+:2012/10/03(水) 23:37:24.11 ID:eF6+KPLD0
>>1さん
文章からするとけっこうなお年ですね
30 :名も無き被検体774号+:2012/10/03(水) 23:40:44.22 ID:KLGvIiLq0
>>28氏
そうですね。30代ですよ。
モノを書くことが多い仕事なので、回りくどい文章になってますかね。
恐縮です。
――
マネージャーさんを見ると もう妄想全開になっちゃって……
あんな綺麗な人がそんなコトをするなんて……
ついパンツを押さえてしまいますよ(笑)
ボクは、ひょっとして この先いつかミドリと先輩のアレコレを聞くことになるのか?とか考えてちょっと困ったような気になったことを覚えてます。
31 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:43:20.78 ID:KLGvIiLq0
結局、ミドリには小一時間ほど話につきあいましたね。
もう飲み物の氷が溶けるだけじゃなく、紙コップまでユルユルになった頃にやっと解散となりました。
32 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:45:20.40 ID:KLGvIiLq0
それからのボクは、結構苦しかったですよ。
ミドリからは先輩のアドレスを教えろとか、今後の試合スケジュールを教えろとか、弁当を作りたいから食べ物の好き嫌いを教えろとか色々と言われましたから。
なんだかスゴーく盛り上がってるんで、つい彼女がいることを言えずにいたんです。
つーか、先輩とマネージャーさんのやり取りを注意して見てりゃふつーは気づくハズなんですけど、コイツは気づかないんだよなぁ。
ひょっとして相当ニブイのか?
33 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:46:42.21 ID:KLGvIiLq0
そのうち、一度でいいから直接話がしてみたいとか言い出してさ。
仕方がないから段取りをしてやりましたよ。
部活が終わった頃にボクに声をかければ、できるだけ自然に先輩と話ができるようにしてやると。
まあ、やってみたんですけど全然自然じゃないのね、これが。
なんかマネージャーさんに睨まれましたけど、ボク。
34 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:47:43.18 ID:KLGvIiLq0
その日の帰り、ミドリはテンションが上がってました。「一歩前進ナリ!」とか言ってましたね。
そういえば、ボクは最近ミドリと一緒に帰ることが多くなりました。
なぜかミドリが校門で待っているせいで流れ的に、そうなってしまうんです。
で、ひとしきり先輩のカッコいいところを聞かされるというわけでして。
あー面白ないぞー(笑)とかいいつつ、ボクは楽しかったようです。
ところが……
35 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:48:45.94 ID:KLGvIiLq0
ミドリを先輩に近づけたことが、ボク達をとんでもない方向に進めるきっかけとなってしまったんです。
一週間後くらいだったかな、早川先輩がボクに話しかけてきたんです。
「よう山下! あの子、そう、ミドリちゃんってカワイイよな」
「へ? なんすか急に?」
「昨日の帰りにファーストフード店で偶然会ったんだけどカワイイなとか思ってさ。で、あの子は おまえの彼女なのか?」
先輩からミドリの名前がでるだけでも、ドキッとするのに彼女かどうかなんて聞かれたものですから、相当慌ててしまいました。
傍から見ると滑稽だったと思いますよ。ひとりで赤くなってバタバタしてたわけですからね。
「ちがっ、違いますよ」
36 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:50:02.37 ID:KLGvIiLq0
ボクが否定するのを見ながら腕を組んで何かを考える先輩。
そして、呟くようにさりげなく爆弾発言をしてくれます。
「そうか……じゃあアタックしようかな?」
「え?! 先輩……マネージャーさんが……」
「マネージャー? 気にしない、気にしない」
ボクは内心(これはマズイことになったかも)と思いましたね。
ひょっとして先輩は手当たり次第とか、そういう系の人だったのか?となるとミドリが可愛そうだし、なんとかしないとマズイ非常にマズイ。
38 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:51:24.23 ID:KLGvIiLq0
ボクの心配を他所に、それからミドリは先輩と急接近するわけです。
帰りは相変わらずボクと一緒なんですけど、彼女は途中から先輩との待ち合わせ場所へ向かうことがあったりしました。
休日デートもしたみたいです。
37 :名も無き被検体774号+:2012/10/03(水) 23:51:08.67 ID:6vbwybB90
長い3行
39 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:53:28.71 ID:KLGvIiLq0
>>37氏
すいません。
書き溜め分なので、つい投下が多くなってしまいました。
気をつけます。
――
まあ、会話の内容やデートの様子はこっちから聞かなくても嬉しそうに逐一話しますから、まだ深い関係にはなってないらしくボクは少し安心してたんです。
41 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:54:03.13 ID:KLGvIiLq0
って、いったい何を心配してるのやら……
まあ、ミドリはマネージャーさんと違って そこまで踏み込めないだろうとは思ってましたけど。
42 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:55:37.03 ID:KLGvIiLq0
というか、なんでコイツは ここまで詳細をボクに語る必要があるのか理解できませんでしたね。ボクが聞き出してるわけじゃないですよ。
そんなことよりも、早く彼女がいることを伝えなければ……
43 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:56:58.64 ID:KLGvIiLq0
焦る気持ちとは逆に、いざミドリを前にすると言えなくなるんですよね。
彼女が悲しむ顔を見たくないというのもそうなんですが、言ってしまうと もうミドリとこうして一緒に帰る理由がなくなってしまう……
44 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/03(水) 23:59:01.76 ID:KLGvIiLq0
という複雑な心境だったのも理由だったような気がします。
今、思うとこれがいけなかったわけです。
そんなある日……
45 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:00:40.30 ID:KLGvIiLq0
ボクは珍しくマネージャーさんから声を掛けられるわけです。
「えーっと……山下君……だっけ?」
ちょっと驚きでした。
話をしたことがない女性がボクの名前を覚えててくれるとか新しいです。
初めてです。嬉しいかも(笑)
46 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:02:17.74 ID:KLGvIiLq0
「今日部活が終わったら、ちょっと付き合って欲しいんだけど」
なんだか非常に嫌な予感がするんですけど、先輩の彼女ですし
無視してもいいことは何も起こりそうにないどころか、悪いことが起こる気がして気の進まない状態で、待ち合わせ場所へ向かったわけです。
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