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俺が×2になった理由
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94 :壱:2013/10/28(月) 20:58:41.83 ID:MdMufgDd0
見るとちょこは目にいっぱい涙を溜めてた。
姉ちゃんも目を真っ赤にして押し黙っている。
こいつはほんとに俺のことになると・・・どっからこんなパワーが出てくるのか
ちょこ「壱さんが好きになった人のお姉さんなら、私のお姉さんも同然ですっ」
いや・・・それはちょっと飛躍しすぎだろ・・・
ちょこ・・・お前マジメなのかふざけてるのか、どっちなんだ・・・
ちょこ「だから、話したいことがあるなら、ちゃんとお話してくださいっ」
そういうと ちょこはベッドにぽふんっと腰掛けた。
おい、人様の寝るベッドに勝手に腰掛けるんじゃない。
次女「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
そう言うと姉ちゃんはペタンと床に座ってボロボロと泣き出した。
俺がワケもわからずオロオロしていると、ちょこが姉ちゃんの脇に立ち膝して
姉ちゃんの頭を自慢のFカップにうずめると頭をポンポンなんてしている。
姉ちゃん、そこは俺の指定席なんだが。
93 :名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 20:56:35.46 ID:YolKUq6Z0
ちょこと離婚
みぃ子と結婚
みぃ子と離婚
ちょこと元さや
見るとちょこは目にいっぱい涙を溜めてた。
姉ちゃんも目を真っ赤にして押し黙っている。
こいつはほんとに俺のことになると・・・どっからこんなパワーが出てくるのか
ちょこ「壱さんが好きになった人のお姉さんなら、私のお姉さんも同然ですっ」
いや・・・それはちょっと飛躍しすぎだろ・・・
ちょこ・・・お前マジメなのかふざけてるのか、どっちなんだ・・・
ちょこ「だから、話したいことがあるなら、ちゃんとお話してくださいっ」
そういうと ちょこはベッドにぽふんっと腰掛けた。
おい、人様の寝るベッドに勝手に腰掛けるんじゃない。
次女「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
そう言うと姉ちゃんはペタンと床に座ってボロボロと泣き出した。
俺がワケもわからずオロオロしていると、ちょこが姉ちゃんの脇に立ち膝して
姉ちゃんの頭を自慢のFカップにうずめると頭をポンポンなんてしている。
姉ちゃん、そこは俺の指定席なんだが。
93 :名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 20:56:35.46 ID:YolKUq6Z0
ちょこと離婚
みぃ子と結婚
みぃ子と離婚
ちょこと元さや
95 :壱:2013/10/28(月) 21:01:31.93 ID:MdMufgDd0
>>93
おぉーいい線行ってるねw
エスパー伊東の称号をあげよう
って言うか何この状況www
俺完全に蚊帳の外?www
いいとこ全部ちょこに持ってかれてるじゃんwww
デラかっこわりぃ俺wwwww
そのまま放っておくと ふたりして百合の世界へ行ってしまいそうな気がしたので(← 俺も椅子に腰掛けて姉ちゃんに事情を話すようにもう一度促した。
姉ちゃんは しばらくFカップに埋もれて(しつこい)泣きじゃくっていたが、すこしずつ落ち着いてきたのか、やっと重い口を開いた。
次女「・・・・・・みぃ子が・・・死んじゃうの・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
壱・ちょこ「・・・・・・・・・・・・はい?」
97 :壱:2013/10/28(月) 21:03:40.02 ID:MdMufgDd0
子宮頸がん。それがみぃ子の病名だった。
しかも再発らしい。
1年ほど前に発病。手術で子宮を全摘(女の人にはツライよな・・・)して 一度は落ち着いたらしいが最近になって再発したんだとか。
そして医者の見立てでは・・・
次女「たぶんあと半年くらい・・・もう少しもっても一年はムリだろうって・・・」
頭が真っ白になった・・・というか、頭がなんだか自分のものじゃないみたいだった。
体はここにあって意識はどこか離れたところでこの光景を見てる気分。
ちょうどTVでドラマでも見てるみたいな。
いや、むしろTVドラマであって欲しいとさえ思ったね。
99 :壱:2013/10/28(月) 21:08:24.52 ID:MdMufgDd0
ちょこはボロボロ涙を流して泣いていた。
実は付き合い始めて間もない頃に、ちょこも子宮ガンかも知れないと医者に言われたことがある。
幸いにしっかり検査をしたところ異常はなくて健康そのものだったんだけど・・・。
不安で何日もご飯を食べられないくらい沈んでいた時期があった。
だから みぃ子や姉ちゃんの気持ちが痛いほどわかるんだろう。
俺はと言えば、情けないことに何も言えないでいた。
男ってのはこういうときはホントに情けないよなw
98 :名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:06:18.33 ID:SeIqTtY+i
まさか余命なんたらの花嫁的展開じゃ…
102 :壱:2013/10/28(月) 21:11:42.26 ID:MdMufgDd0
>>98
余命1ヶ月の花嫁だっけ?邦画は苦手だから見たことないけど。
アレ系でみたことあるのはセカチューくらいかな?
しばらく子供みたいにヒックヒック泣いてたちょこが急に口を開く。
ちょこ「お姉さん、私たちに何ができますか?;;」
姉ちゃんは唇をぎゅっとかみ締めて、ブンブンと頭を横に振るだけで何も答えない。
ちょこ「いいんです、言ってくださいっ できることはしますから;」
そのセリフを聞いて姉ちゃんがまたポロポロ泣き出す。
釣られてちょこもまた子供みたいに泣き出す。
俺はただ呆然・・・。何かって、あと余命一年も無いのに何ができるってんだ・・・?
103 :壱:2013/10/28(月) 21:14:35.49 ID:MdMufgDd0
やがて姉ちゃんが涙と鼻水でグチャグチャになって、しゃくりあげながら言った。
次女「いっ・・・壱くんっ・・・みぃ子と・・・みぃ子のそばに・・・いてあげて」
次女「あの娘・・・壱くんがっ・・・壱くんのこと、好きなの・・・」
次女「だからぁ・・・一緒にいてあげ・・うぇぇぇぇ」
言いつつまた泣いてしまった。
てかなんて? 今なんて言った?
壱「みぃ子が俺のこと・・・好き・・・?」
しばらく泣き続け、いい加減泣き疲れたのか、落ち着きを取り戻した姉ちゃんから聞いた話はこうだった。
104 :壱:2013/10/28(月) 21:16:42.68 ID:MdMufgDd0
みぃ子とK先輩は誰もがうらやむ仲のいいカップルだった。
でも長く付き合ってると やっぱりどこかで歪みが生まれてくるのか、次第にふたりの間にはケンカが絶えなくなってくる。
先輩が4年になって実習に行くと、次第にみぃ子は先輩と別れようかと悩み始める。
そしてある日 姉ちゃんに俺といるほうが心地良いと言ったことがあるそうだ。
K先輩とみぃ子のケンカを見ていた姉ちゃんは別れるように勧め、俺と付き合ってみたらどうかと助言したらしい。(姉ちゃんは俺がみぃ子好きなの知ってたからなw)
先輩が卒業する直前、みぃ子は意を決して別れ話を切り出す。
俺のことはもちろん言わずに。
そしたら先輩が泣きながら考え直して欲しいと懇願したらしい。
必ず幸せにする、大事にすると約束するからと。
少し時間が欲しいとだけ その場は治めたらしいが、みぃ子の気持ちはまだ迷っていた。
そんなときだ、俺が地元に帰ることになったのは。
結局、みぃ子は先輩の思いを受け入れてもう一度やり直してみることにする。
結婚もしてしばらくは幸せそうだったらしいが(実際俺にもそう見えた)最終的にはすれ違いが原因で離婚することになった。
もしあの時、俺が帰ってこなかったら。
K先輩のことなんか構わずにみぃ子が好きだと言っていたら。
そしたら何かが変わってたんだろうか?
106 :壱:2013/10/28(月) 21:20:02.45 ID:MdMufgDd0
次女「あの子・・・離婚したときに言ったの。
壱くんだったら何か違ったかなって・・・ずっと・・・
ずっと壱くんのこと好きだったの・・・
だから・・・だからぁ・・・・・・」
それから先は泣いてまた声にならない。
そばにって言ったって見舞いに行くことくらいしか今の俺には・・・
ちょこ「だから・・・壱さんにどうして欲しいんですか・・・?」
姉ちゃん、また頭を横にブンブンと。
どうして欲しいって、そばで看取って欲しいってことじゃないのか?
ちょこ「お姉さん、何かして欲しいならちゃんと言ってください・・・壱さんおバカさんなんではっきり言わないとわかんないです・・・」
お前ははっきり言い過ぎです・・・
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