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数年前死にそうだった自分をある人が助けてくれた話
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53 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:58:30.85 ID:/O8zjM6b0
うん
54 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:59:15.37 ID:ajZrtx9fi
綾野のことを思い出さない日はなかったけど、それでも前みたいに気持ちが不安定になって暴れることはなくなったし、唐突に涙が出るようなことも減った
辛いとか悲しいとかっていう気持ちは相変わらずでも、心が落ち着いてきているのが自分でも分かった
年末、岡島と初詣に行った
私が休職してから絶えず連絡をくれていたけど それに対して唐突に申し訳なくて仕方ない気持ちになって、
「だいぶ元気になったから もう一緒にいてくれなくていいよ、今までごめん」
って言った
この言い方は酷かったなあと今になって思う
そしたら岡島は、
「弱みにつけこむようで言うのを我慢してましたけど、俺が1さんと一緒にいるのは1さんが好きだからです。
今はまだつきあってくれなんて言うつもりはないけど、1さんさえ嫌じゃなければ、俺はまだ1さんと一緒にいたい」
と言ってくれた
綾野も思ってることを素直に伝えてくれる人だったけど岡島はそれ以上に真っ直ぐ言葉をぶつけてきて、この言葉がすごくすごく嬉しかった
55 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:10:59.00 ID:FNgUDBigi
岡島を好きだとかつきあいたいとか、さすがにまだそんな気持ちにはなれなかったけど、岡島が特別な存在だったのは事実で
それからは前にもまして一緒にいる時間が増えた
年度が変わって仕事に復帰した
異動で一部メンバーが変わっていたけれど、上司をはじめ支店の人たちは あたたかく迎えてくれた
前ほどではないけど仕事も普通にできるようになって、綾野との思い出なんかも自然に思い出せるようになった
その頃、岡島に正式に告白された
すごく嬉しいけど綾野を忘れることなないということ、辛い思いをさせることが多いかもしれないことなんかを伝えたら、
「そういうもの全部背負う覚悟ができました。
綾野さんのこと抜きで、1回俺のことをどう思うかだけ考えてみてください」
と言われた
少し時間をおいて考えたけど やっぱりまだ岡島のことを異性として好きかどうかは分からなくて、それでも一緒にいたいと思ってることを伝えると、なぜだか嬉しそうに
「じゃあよろしくお願いします」と言われて岡島とつきあうことになった
56 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:15:34.84 ID:VQePbRIz0
>>1ふぁいとー
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>56
ありがとう!
でも眠気が限界を迎えたので 続きはまた明日書かせてください…
うん
54 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:59:15.37 ID:ajZrtx9fi
綾野のことを思い出さない日はなかったけど、それでも前みたいに気持ちが不安定になって暴れることはなくなったし、唐突に涙が出るようなことも減った
辛いとか悲しいとかっていう気持ちは相変わらずでも、心が落ち着いてきているのが自分でも分かった
年末、岡島と初詣に行った
私が休職してから絶えず連絡をくれていたけど それに対して唐突に申し訳なくて仕方ない気持ちになって、
「だいぶ元気になったから もう一緒にいてくれなくていいよ、今までごめん」
って言った
この言い方は酷かったなあと今になって思う
そしたら岡島は、
「弱みにつけこむようで言うのを我慢してましたけど、俺が1さんと一緒にいるのは1さんが好きだからです。
今はまだつきあってくれなんて言うつもりはないけど、1さんさえ嫌じゃなければ、俺はまだ1さんと一緒にいたい」
と言ってくれた
綾野も思ってることを素直に伝えてくれる人だったけど岡島はそれ以上に真っ直ぐ言葉をぶつけてきて、この言葉がすごくすごく嬉しかった
55 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:10:59.00 ID:FNgUDBigi
岡島を好きだとかつきあいたいとか、さすがにまだそんな気持ちにはなれなかったけど、岡島が特別な存在だったのは事実で
それからは前にもまして一緒にいる時間が増えた
年度が変わって仕事に復帰した
異動で一部メンバーが変わっていたけれど、上司をはじめ支店の人たちは あたたかく迎えてくれた
前ほどではないけど仕事も普通にできるようになって、綾野との思い出なんかも自然に思い出せるようになった
その頃、岡島に正式に告白された
すごく嬉しいけど綾野を忘れることなないということ、辛い思いをさせることが多いかもしれないことなんかを伝えたら、
「そういうもの全部背負う覚悟ができました。
綾野さんのこと抜きで、1回俺のことをどう思うかだけ考えてみてください」
と言われた
少し時間をおいて考えたけど やっぱりまだ岡島のことを異性として好きかどうかは分からなくて、それでも一緒にいたいと思ってることを伝えると、なぜだか嬉しそうに
「じゃあよろしくお願いします」と言われて岡島とつきあうことになった
56 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:15:34.84 ID:VQePbRIz0
>>1ふぁいとー
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>56
ありがとう!
でも眠気が限界を迎えたので 続きはまた明日書かせてください…
57 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:17:40.15 ID:ecDVyw8D0
岡島は健気だな
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>57
確かになあ
今でも私のどこを好きになってくれたのか全く分からん
58 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:20:01.54 ID:iIL9A24+0
見てるよ
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>58
ありがとう嬉しい
そんなわけでごめんなさい、続きは明日書きます
たぶん明日で終わるかと…
見てくれてる方すみません
60 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 01:27:00.61 ID:VQePbRIz0
ほしゅ
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 17:58:47.26 ID:FNgUDBigi
>>60
ありがとう
また夜に書きに来ます
61 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 07:13:34.61 ID:ngLjwpmt0
女の自分語りとしては珍しく読みやすかったよ
延々ノロケになると思ってた網野のサラッとした死はぶっちゃけ笑ったけど読み進んでくと 上手く心理描写表現してたな、と
受け入れられない感じや深いダメージがリアルになった
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 17:58:47.26 ID:FNgUDBigi
>>61
ありがとう
確かに読み返してみるとあっさり書かれてたねw
正直どういう状況なら死を受け入れられてるっていうのか分からないけど、今は前を向けてるのかなあという感じです
62 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 11:25:56.24 ID:ecDVyw8D0
ほしゆ
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 17:58:47.26 ID:FNgUDBigi
>>62
保守ありがとう
64 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 21:08:45.79 ID:FNgUDBigi
こんばんは
書き溜め途中ですがつらつら書いていきます
65 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 21:09:37.67 ID:FNgUDBigi
つきあうと言っても その前から一緒にいる時間は誰よりも長かったし、関係はそこまで変わらなかったんだけど
ただまあ 少しすると恋人みたいなこともするようになったというくらいで
それでも私の中では ただの会社の後輩に そばにいてもらうよりは
「彼氏」として一緒にいてもらうほうが何となく気が楽だったっていうのはあったから、岡島がいいって言ってくれるなら そういう関係になるほうがいいのかなって思った
岡島と一緒にいるのは確かに楽だったけど、それ以前に純粋に楽しかった
何もなくても笑顔でいられて、私にはもったいない人だなあとずっと思ってた
つきあってることを会社の人には黙ってたからパートさんからアプローチも受けてたようだし、それなのに綾野のことを完全には忘れられないことが申し訳なくて たまにすごく苦しくなる時があった
66 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 21:12:57.88 ID:FNgUDBigi
それでも岡島がすごく大切にしてくれるから、岡島のことを疑ったり嫌になったりすることは1回もなかったな
つきあって半年くらい経ったときに親に挨拶に来てくれたけど、綾野のことがあるから、親がすごく喜んでたのを覚えてる
うちの親は綾野のことを気に入ってたから綾野が死んだときすごくショックを受けてたんだ
でもタイプは全く違うけど岡島のことも気に入ったようで、よくうちに岡島を招いたりしてた
まあそんな感じで岡島とは穏やかに続いてた
私が5年目のときに本社に異動になって離れたけど、翌年岡島が3年目で本社に来たから、2人で会社の近くで同棲を始めた
それが去年の話
67 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 21:16:30.40 ID:mxPY5/Aa0
ふむふむ
68 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 21:22:04.87 ID:FNgUDBigi
>>67
ふむふむふむ
もう間も無く終わりです
それで、今年の夏に岡島にプロポーズされた
いつか そういうことになるんじゃないかとは思ってたけど、いざその状況になると すごく迷った
綾野が死んで3年が経ったけど やっぱり綺麗に忘れることはできなくて、ふとした瞬間に思い出すことが多々あったから
その度に大泣きするなんてことはなくても、そういう気持ちになること自体岡島に対して すごく後ろめたさがあった
だから、
「綾野がいなくなって3年が経つけど、どうしても綾野のことを忘れることができない。
岡島のことは すごく大切に思ってるし この先も一緒にいたいと思ってるけど、
異性として、綾野より好きかと言われたら それもはっきり答えられない」
と伝えた
これだけ長い間私につきあってもらって今更こんなことを言うのは本当に酷いと思ったけど、岡島が離れていくとしても伝えなきゃいけないって思ったから
69 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 21:23:16.93 ID:FNgUDBigi
でも岡島はなんでだか嬉しそうだった
「1さんが一生綾野さんのことを忘れられないのは重々承知してるつもりです。
綾野さんに敵うとも思ってない。
それでも俺を大切だって言ってくれることが嬉しい。
だから綾野さんの次に俺と一緒にいたいって思ってくれるなら、
やっぱり俺は1さんと結婚したいです」
もうちょっと不器用な言葉だったけど、こんなようなことを言ってくれた
それから岡島の
「ゆっくり考えてほしい、返事はいつでもいいから」という言葉に甘えて、しばらく岡島と会うことをやめて本当にじっくり考えた
親も相談したし親友にも相談した
それで結局、岡島と結婚することに決めた
>>次のページへ続く
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