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大学時代に親友に乗り換えた彼女。そいつらと関係を切らずに続けてた結果
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737 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:50:07 ID:hPxL9nHZ
話を中井と俺の飲み屋に戻す。
中井と加奈は もう心は定まっていたんだろうけど、俺にしてみれば突然の事で心の準備も出来てない。混乱した。
中井は凍っている俺の横でしきりに、自分がいかに加奈が好きかとか、俺に対する罪悪感がどうとか、もっと早く言うべきだったが言い出せなかった、などなど、何かごちゃごちゃ言っていた。
俺は、「うるさい」とか「ふざけるな」とか、そんな答えしか返せなかった。
738 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:51:28 ID:hPxL9nHZ
「分かった。加奈も呼ぼう。三人で話し合おう。」と、中井。
今までは「加奈ちゃん」って呼んでたのに、気付けば「加奈」って呼び捨てだ。
しかし一体何を話し合うと言うのだろうか。
三人で話し合いと言うより、お前らが決めた事を俺に認めさせたいってだけだろう。
中井は飲み屋から部屋で待機している加奈に電話した。
そして近くの公園で三人で会う事となった。
飲み屋から公園まで数分、俺も中井もずっと無言だった。
俺の中ではいろんな感情が渦巻いていたよ。
中井に抱かれる加奈を想像してへこんだ。
二人して俺を欺きやがって。
こんな事なら加奈が中井を嫌ったままにしておけばよかった。
739 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:52:37 ID:hPxL9nHZ
公園に着いた。加奈はすでに来ていた。
知ってしまうと不思議なもので、一昨日会った加奈とは別人に見えた。
加奈は泣いていた。
そしてずっと俺に謝っていた。
「ゴメンね・・・あなたの事、嫌いになったワケじゃないの・・・でも・・・」
中井は 加奈の横で沈痛な顔をして黙っていた。
怒りやら、悲しみやら、惨めさやらで、ホント狂いそうな気分だった。
嫌われて捨てられた方がどれだけましか。
加奈は俺も中井も好きで、それでも中井を選んだって事か。
中井より俺が劣っている事は自覚しているが、残酷な選択だ。
俺と別れて中井と付き合うなら、嫌だけど、仕方ない。
でも俺と付き合いながら中井ともセックスして、その後で俺と別れるなんてフェアじゃないだろ、そんなの。
話を中井と俺の飲み屋に戻す。
中井と加奈は もう心は定まっていたんだろうけど、俺にしてみれば突然の事で心の準備も出来てない。混乱した。
中井は凍っている俺の横でしきりに、自分がいかに加奈が好きかとか、俺に対する罪悪感がどうとか、もっと早く言うべきだったが言い出せなかった、などなど、何かごちゃごちゃ言っていた。
俺は、「うるさい」とか「ふざけるな」とか、そんな答えしか返せなかった。
738 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:51:28 ID:hPxL9nHZ
「分かった。加奈も呼ぼう。三人で話し合おう。」と、中井。
今までは「加奈ちゃん」って呼んでたのに、気付けば「加奈」って呼び捨てだ。
しかし一体何を話し合うと言うのだろうか。
三人で話し合いと言うより、お前らが決めた事を俺に認めさせたいってだけだろう。
中井は飲み屋から部屋で待機している加奈に電話した。
そして近くの公園で三人で会う事となった。
飲み屋から公園まで数分、俺も中井もずっと無言だった。
俺の中ではいろんな感情が渦巻いていたよ。
中井に抱かれる加奈を想像してへこんだ。
二人して俺を欺きやがって。
こんな事なら加奈が中井を嫌ったままにしておけばよかった。
739 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:52:37 ID:hPxL9nHZ
公園に着いた。加奈はすでに来ていた。
知ってしまうと不思議なもので、一昨日会った加奈とは別人に見えた。
加奈は泣いていた。
そしてずっと俺に謝っていた。
「ゴメンね・・・あなたの事、嫌いになったワケじゃないの・・・でも・・・」
中井は 加奈の横で沈痛な顔をして黙っていた。
怒りやら、悲しみやら、惨めさやらで、ホント狂いそうな気分だった。
嫌われて捨てられた方がどれだけましか。
加奈は俺も中井も好きで、それでも中井を選んだって事か。
中井より俺が劣っている事は自覚しているが、残酷な選択だ。
俺と別れて中井と付き合うなら、嫌だけど、仕方ない。
でも俺と付き合いながら中井ともセックスして、その後で俺と別れるなんてフェアじゃないだろ、そんなの。
742 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:53:52 ID:hPxL9nHZ
加奈はそれ以上は何も言わず、ただただ泣いて謝るばかり。中井無言。
10分くらいずっとそんな調子だった。
さすがに俺も業を煮やし、
「分かったから、もう行けよ。」
結局、そう言わざるをえなかった。
「話し合い」は終わりだ。
中井は俺にもう終電ないのを気遣ってきたが、放っておいてくれと二人を追い払った。
「スマン。・・・じゃあ、行くわ。」
と言って加奈と一緒に行ってしまった。
俺は二人が公園を出て行く後ろ姿を見ていたら、心が冷めていくのを感じた。
しばらく公園で一人ぼんやりした後、歩いて帰りました。
家は遠いので途中で歩きは断念して、適当な駅のベンチで始発を待ちました。
744 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:55:34 ID:hPxL9nHZ
夏休みが終わって久しぶりにサークルの部室に顔を出した。
ああいう事があったせいで、ホントは余り人前に出たくなかったんだけど、まあ、意地と言うか何と言うか、努めて平穏を装い皆と談笑した。
するとしばらくして部室に中井が入ってきました。
一瞬、部室の空気が重くなったのを感じた。
あ、サークルの皆にもう噂は広まってるんだと思ったよ。
でも中井は いつも通りでした。俺に対しても。
だから俺もいつも通り振舞った。
結局、中井とは卒業まで変わることなく友達関係を続けた。表面上は。
彼も俺に気を使ったのか、合コンに誘ってきたり、女の子紹介してくれたりした。
だけど、何か加奈の代わりをあてがわれているようで、すべて断った。
745 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:56:55 ID:hPxL9nHZ
一方、彼女はサークルにほとんど顔を出さなくなった。
俺との事があるからだろう。そしていつしか全く来なくなった。
ただ俺とは同じ学部だし、よく教室とかで会った。
向こうから話し掛けてきたら俺はそれなりに対応したが、ただ俺は極力、加奈を避けた。つらかったんだ。
そうしているうちに段々と疎遠になって、そのうち会っても挨拶もしなくなった。
まあ、3年以降は授業が重ならず、あまり会う事もなくなった。
ただ遠くに加奈の姿を見かける事はあった。
その度に胸が締め付けられた。
746 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:58:15 ID:hPxL9nHZ
中井と加奈の付き合いは続いたが、在学中に俺の知っている限り少なくとも3度、中井は他の女に手を出している。
一度、中井の浮気がバレて大喧嘩をして二人は別れたが、いつの間にか よりを戻していた。
中井は無神経なのか天然なのか、平気で浮気話や相談事を俺にもちかけてくる。
そういう話を聞かされる度に、お前はそれだけ女に恵まれているのに、何で俺から加奈を奪ったんだって思った。
でも言わなかった。
また中井はサークルの仲間うちで、加奈との情事を平気で皆に話したしていたようだ。
たまに俺がいるのに話し出す事もあった。
俺が不愉快な顔をすると、それに気づいて、後でこっそり謝ってくる。
そういう事がたびたびあった。
悪意はないんだろうけど。
748 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 01:59:07 ID:hPxL9nHZ
俺は気にしないようにしていたし、吹っ切れたふりをしていたが、本当は在学中ずっと加奈の事を引きずっていたんだ。
でもそれを認めると惨めになるから、強がっていただけだ。
あんな女嫌いだ。だから中井にくれてやったんだ。だから俺は全然平気なんだって、無理やり思い込もうとしていた。
中井は大学卒業後もよく連絡をくれたし、たまに会った。
中井は俺の事をずっと親友と思っているのだろうか。
749 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 02:00:56 ID:hPxL9nHZ
驚く事に二人はまだ付き合っていると聞く。
離れたりまた引っ付いたり、波乱万丈、紆余曲折のようだ。
いい歳して結婚もせず職も転々としている中井と加奈。
あまり二人とも大学時代から成長していないようだ。
加奈とも卒業後いつだったか、一度だけ会った。
もちろん中井も一緒に三人で。
すれてしまったなあ、疲れているなあ、と言うのが俺がその時の彼女に抱いた印象だ。
でももうどうでもいい。
750 :721 ◆jn2BvvavOk :04/09/28 02:03:48 ID:hPxL9nHZ
と、こんな感じです。
一応エロを入れようと頑張ったんだが、どうやっても入れられず、深刻になってしまった。すいません。
ちなみに俺はと言えば、結婚して子宝にも恵まれ、幸せに暮らしているよ。
嫁と出会えてホントに良かったと思う。
支援ありがとう。
769 :えっちな21禁さん:04/09/28 23:05:31 ID:02E3SEer
>>750
もうそいつらと関わらんほうがイイね
753 :えっちな21禁さん:04/09/28 02:10:19 ID:GsqMxAVA
昔を思い出したよ。何だか俺と歳も近そうな気がして、感情移入してしまった。
陳腐な言い方だが、「過去があるから今がある。」
「今」の俺はそう思う。
おつでした。
>>次のページへ続く
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