高校のクラス全員で悪霊と戦った
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31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/21(土) 23:42:25.46 ID:a+MBXVoz.net
重苦しい空気の中で時間が過ぎて昼休み。
4時間目の授業が終わると同時に担任が入ってきて話し始めた。
「ちょっと話がある。みんな もう知ってるとは思うけど今日うちのクラスの生徒二人が○○橋から転落して亡くなった。」
中には泣き始める者もいたが ほとんどの生徒が押し黙っていた。みんな分かっていたと思う。
すると突然 儀式のことを話していたリア充が「呪いだ!!」と叫んだ。
担任「どういうことだ?」
リア充「俺と委員長と野球部の二人で呪いの儀式をやったんだよ!!委員長が死ぬ前日に!!次はきっと俺なんだよ!!」
担任「呪いなんてあるわけないだろ!?」
リア充「でも儀式は うまくいったんだよ!!」
女子A「ねえ、不謹慎なこと言うのやめてよ!」
女子B「そうだよ!命がほんとうに・・・」
細木「呪いだよ!!!」
細木が不意に叫んで立ち上がった。クラスは一瞬で静かになった。
細木「お、おれ見たんだよ!! 二人が橋から落ちるところを!! 野球部Aが突然転んで落ちそうになって・・ 野球部Bが助けようとしたけど一緒に落ちたんだよ!!」
女子A「それってただの事故じゃん!! なんで呪いになるのよ!!」
細木「見たんだよ!! 二人が落ちたところに駆け寄って橋の下みたらさ、女がいたんだよ!!」
女子A「はあ?女が川の中にいたっていうの? へえ、そんなのよく見えたねえ!?」
細木「違う!!違う!! 川の中じゃなくて浮いてたんだよ!! 橋のすぐ下に!! 女の幽霊が!!」
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/21(土) 23:49:09.28 ID:a+MBXVoz.net
クラスが本当に静かになったのを覚えてる。
おれは訳が分からなくて呆然としてた。
担任「バカなことを言うな!! 幽霊なんているわけないだろ!! 今日は もう全員かえれ!! 自宅待機だ!! 絶対外出するなよ!!」
担任がぶちぎれて その日は終わった。
家に帰ると 俺が早く帰ってきて母親がびっくりしていた。
今日の出来事を話すと「今日はゆっくり休みなさい」と言われた。
重苦しい空気の中で時間が過ぎて昼休み。
4時間目の授業が終わると同時に担任が入ってきて話し始めた。
「ちょっと話がある。みんな もう知ってるとは思うけど今日うちのクラスの生徒二人が○○橋から転落して亡くなった。」
中には泣き始める者もいたが ほとんどの生徒が押し黙っていた。みんな分かっていたと思う。
すると突然 儀式のことを話していたリア充が「呪いだ!!」と叫んだ。
担任「どういうことだ?」
リア充「俺と委員長と野球部の二人で呪いの儀式をやったんだよ!!委員長が死ぬ前日に!!次はきっと俺なんだよ!!」
担任「呪いなんてあるわけないだろ!?」
リア充「でも儀式は うまくいったんだよ!!」
女子A「ねえ、不謹慎なこと言うのやめてよ!」
女子B「そうだよ!命がほんとうに・・・」
細木「呪いだよ!!!」
細木が不意に叫んで立ち上がった。クラスは一瞬で静かになった。
細木「お、おれ見たんだよ!! 二人が橋から落ちるところを!! 野球部Aが突然転んで落ちそうになって・・ 野球部Bが助けようとしたけど一緒に落ちたんだよ!!」
女子A「それってただの事故じゃん!! なんで呪いになるのよ!!」
細木「見たんだよ!! 二人が落ちたところに駆け寄って橋の下みたらさ、女がいたんだよ!!」
女子A「はあ?女が川の中にいたっていうの? へえ、そんなのよく見えたねえ!?」
細木「違う!!違う!! 川の中じゃなくて浮いてたんだよ!! 橋のすぐ下に!! 女の幽霊が!!」
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/21(土) 23:49:09.28 ID:a+MBXVoz.net
クラスが本当に静かになったのを覚えてる。
おれは訳が分からなくて呆然としてた。
担任「バカなことを言うな!! 幽霊なんているわけないだろ!! 今日は もう全員かえれ!! 自宅待機だ!! 絶対外出するなよ!!」
担任がぶちぎれて その日は終わった。
家に帰ると 俺が早く帰ってきて母親がびっくりしていた。
今日の出来事を話すと「今日はゆっくり休みなさい」と言われた。
35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/21(土) 23:58:49.35 ID:a+MBXVoz.net
まあへたくそな創作だと思って聞いてくれ。
俺は部屋に戻ると すぐに細木に電話した。
細木の話をまとめると
細木は野球部二人の後ろを距離を開けて走っていた。
一人が突然 転倒して橋から落ちそうになった。
もう一人が助けようと引っ張ったけど二人一緒に落ちてしまった。
慌てて細木が近寄って橋の下をのぞき込むとすぐ下に女が浮いていた。
細木は そのまま逃げてしまった。
とのこと。とてもだけど信じられなかった。
そもそも自転車で転んだところで橋から落ちるだなんて まずありえない。
この時は細木が嘘をついてると思った。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/22(日) 00:12:06.42 ID:i57avE+M.net
細木が嘘をついていると思うと なんだか腹が立ってきて すぐに電話を切ってしまった。
次に松坂に電話した。
今回の事件は呪いだろうかと聞いてみると ほぼ確実に偶然だろうとのことだった。
たまたま こっくりさんだかをやった人たちが立て続けになくなっているから呪いの話が一気に広まっただけで すごい確率だけど偶然だと。
細木のみた幽霊に関しては幻覚だろうといっていた。
目の前で知り合いが二人も落ちたら幻覚の一つや二つ見ても仕方ないだろうと。
確かに目の前で知り合いが橋から落ちたら冷静ではいられないだろう。
そう考えると細木に冷たく当たってしまって申し訳ない気持ちになった。
その日の夕方のニュースで事件について ほんの少しだけ触れていた。
ニュースでは原因を調査中と言っていた。
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/22(日) 00:23:03.01 ID:i57avE+M.net
その日の夜に学校から明日は普通通りに登校するよう電話があった。
次の日登校すると教室では誰も話をしていなかった。泣いてるやつもいなかった。
ホームルームでは今日は一日中自習だと言われた。
それと自習中に順番に呼び出しするから校長室に来いともいわれた。
自習中は常に教卓に副担任が座っていて、誰も一言も話さなかった。
呼び出しで担任が来るのと、呼び出しから戻ってくる人がいる以外は物音も ほとんどなかった。
そして俺の呼び出しの番が来た。
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/22(日) 00:37:44.84 ID:i57avE+M.net
呼び出しを受けて校長室に行くと担任、校長、教頭、それから知らないおっさんが2人いた。
担任に言われるがままに面接みたいに椅子に座るとおっさんが自己紹介をしてくれた。
一人は なんと我が市の市長。そういわれると どこかで見たことがある気がしてきた。
もう一人は偉い医者の先生とのことだった。
始めに校長に今俺が知っていることを教えてほしいと言われた。
俺は今まであった出来事、細木の話の内容、ついでに松坂の受け売りだが細木は幻覚を見たんじゃないかって話をした。
すると医者と市長が俺の話に同意してくれた。受け売りの話だが。
医者の言うにはクラスメイトが立て続けに亡くなってクラスのみんなの精神が疲弊しているといった。
偶然が重なったから こっくりさんの話が信ぴょう性を持ってしまったが、呪いなんて存在しない。と断言した。
今は心身ともに疲れているから明日からの土日は ゆっくり休むように言われた。
その話を聞いて俺はなんだか すごくほっとした。やっぱり偶然だったんだと安心できた。
市長は今回の事件はあまり大事にならないようにしてくれるといってくれた。
来年の受験に影響が出るといけないから、と気を使ってくれたようだった。
42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/22(日) 00:51:52.64 ID:i57avE+M.net
クラス全員が呼び出しを終えるとクラスは少し明るくなった。みんな医者や市長の話を聞いて安心できたのだろう。
でも細木だけは相変わらず暗かった。
松坂の言うには、実際に幻覚を見てんのに みんなに それを否定されたんじゃ暗くもなる。俺たちで支えてやらないとな。と言っていた。
本当に顔以外は完璧な松坂である。
松坂は帰る前に少し三人で話さないか、と提案してきた。
そういわれると この一週間では三人でまともに話す時間がなかったので折角だし少し話してから帰ろうということになった。
放課後、早く帰るようには言われていたが俺たちは教室に残ってお菓子を食べながら話をしていた。
お菓子は松坂がハッピーターンを大量に所持していたのを三人で食べた。
話の内容は全然部活に行ってなくてヤバいとか、アニメの話とか意識して明るい話をした。
でもそんな中 細木は「俺は間違いなく見た。幻覚ってあんなに はっきり見えるのか!?」と事件の話を始めた。
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/22(日) 01:22:09.17 ID:i57avE+M.net
熱心に語る細木に俺と松坂は うんうんと相槌を打ちながら聞いていた。
そこで何か違和感を感じた。
教室には俺たちしかいないけれど、それでも静かすぎないか、もう少し外の音が聞こえてもいいのではないか。
校舎には まだたくさんの人がいるのに。
そう思って教室を見渡すと教室の真ん中にいつの間にか知らない女がいた。
あまりのショックに言葉が出なかった。
ただ「ああ、ああ・・・」と情けない声が漏れていた。
すると松坂と細木も女に気付いたようだが二人とも固まっていた。
その女は白い服に黒いスカートをはいていた。
そして両目が異常に離れていて、腕が異常に長かった。
そして ぼーっとした表情で こっちを見つめていた。
48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/22(日) 01:39:33.51 ID:i57avE+M.net
すぐにでも逃げ出したかったけれど恐怖で体が動かなかった。
細木と松坂も動けないようだった。
すると女が一歩こっちに踏み出した。
その瞬間 松坂が大声で「逃げるぞ!!」と叫んだ。
松坂の声で体が動くようになり、俺は全力で窓を開けてベランダに出た。
松坂と細木がどうなったのか、振り向く余裕もなく俺は非常階段を目指して全力で走った。
死ぬほど怖くて何も考えられずに ただ走った。
そして非常階段まで あと少しの所で左足を掴まれた感覚があった。
このままでは殺されると思った。
かなり錯乱してたと思う。
これは非常階段に間に合わないと思って そのままベランダの柵を飛び越えた。
ちなみに俺たちがいたのは3階だ。
このとき本当に「ああ、死ぬんだな」って思った。
下を見ると丁度物置として使われているプレハブの屋根が見えた。
そこにうまく着地できれば、と思ったところで俺は気絶した。
>>次のページへ続く
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