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男友達のようだった幼馴染との関係を振り返る
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57 :53:2007/01/02(火) 16:25:02
お互いに大2になってからは わざわざ会うこともなくなりました。
大3の夏休みでした。
彼女が入院したというのです。僕は驚きました。
病状はよくないようで、僕はすぐに病院に駆けつけました。
彼女は元々色白だったのですが、その時は青白い顔色で痛々しく、正視できませんでした。
白血病だったのです。
「おい、大丈夫かよ。悲劇のヒロインは似合わないね」とジョークを言ったものの、僕はもう涙を流している状態でした。
彼女は彼女で
「オマエ、死ぬと思ってるんだろう?死ぬ前にオマエがやった悪さを全部言われるのが怖くて来たな」
と言うのですが、涙を流しています。
すぐに命にかかわることはないという話でしたが、僕は彼女を失いたくなかったので、骨髄移植での治癒可能性を尋ねたところ、妹の骨髄が適合するということでした。
何だ、泣くようなことじゃなかったんだ!と僕は安心しました。
その様子を見て彼女はニヤニヤ笑っているのです。
「この野郎、助かるんじゃないか!」
「運は強いからね」
そして彼女は僕に耳打ちするのでした。
「1人しか男を知らないまま死ぬような勿体無いことはしないよ」
僕は彼女を失うことがどれだけ恐ろしいかを知らされて愕然とした直後でしたが、冷静でした。
「オマエは助かっても男を1人しか知らないままだ」と囁きかけたところ、彼女はまた泣き始めました。
彼女は結局助かり、今も元気です。
僕の両親は結婚に大反対でした。
彼女を嫌いなのではなく(彼女自身は僕の両親とは仲がよい)、彼女の母親と祖母が信仰するS価学会が反対の理由でした。
そこで彼女が自分の母親と祖母に条件を出しました。
僕や僕の両親の前でS価学会のSも口にしてはいけない、S教新聞の購読を勧めてはならない、これに違反したら絶縁するというのです。
彼女の母親と祖母に異存はなく、僕達の婚約が決まりました。
僕も彼女ももうすぐ卒業です。
卒業後1年は結婚しないので、来年は結婚ということになりました。
今は「オマエ、ほかの女と寝ただろう?ズルイ!」と時折責められ、蹴られています。
<おわり>
お互いに大2になってからは わざわざ会うこともなくなりました。
大3の夏休みでした。
彼女が入院したというのです。僕は驚きました。
病状はよくないようで、僕はすぐに病院に駆けつけました。
彼女は元々色白だったのですが、その時は青白い顔色で痛々しく、正視できませんでした。
白血病だったのです。
「おい、大丈夫かよ。悲劇のヒロインは似合わないね」とジョークを言ったものの、僕はもう涙を流している状態でした。
彼女は彼女で
「オマエ、死ぬと思ってるんだろう?死ぬ前にオマエがやった悪さを全部言われるのが怖くて来たな」
と言うのですが、涙を流しています。
すぐに命にかかわることはないという話でしたが、僕は彼女を失いたくなかったので、骨髄移植での治癒可能性を尋ねたところ、妹の骨髄が適合するということでした。
何だ、泣くようなことじゃなかったんだ!と僕は安心しました。
その様子を見て彼女はニヤニヤ笑っているのです。
「この野郎、助かるんじゃないか!」
「運は強いからね」
そして彼女は僕に耳打ちするのでした。
「1人しか男を知らないまま死ぬような勿体無いことはしないよ」
僕は彼女を失うことがどれだけ恐ろしいかを知らされて愕然とした直後でしたが、冷静でした。
「オマエは助かっても男を1人しか知らないままだ」と囁きかけたところ、彼女はまた泣き始めました。
彼女は結局助かり、今も元気です。
僕の両親は結婚に大反対でした。
彼女を嫌いなのではなく(彼女自身は僕の両親とは仲がよい)、彼女の母親と祖母が信仰するS価学会が反対の理由でした。
そこで彼女が自分の母親と祖母に条件を出しました。
僕や僕の両親の前でS価学会のSも口にしてはいけない、S教新聞の購読を勧めてはならない、これに違反したら絶縁するというのです。
彼女の母親と祖母に異存はなく、僕達の婚約が決まりました。
僕も彼女ももうすぐ卒業です。
卒業後1年は結婚しないので、来年は結婚ということになりました。
今は「オマエ、ほかの女と寝ただろう?ズルイ!」と時折責められ、蹴られています。
<おわり>
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