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幼なじみへの気持ちに気づいてしまった
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42 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:58:10
何分たったかよく覚えてないけど私が少し落ち着いてから亮太が口を開きました。
「あのさ、お前さ、いつも俺のしたいことを先々やるんだな・・・・・」
「え?」
「背にしてもそうだし、自転車だって先に買ってもらってたし、携帯もそう・・・・・・・・で、告白までお前からかよ・・・・・・・・」
「えぇっ?」
「今日さ、ほんとは昔の話するために呼んだんじゃないんだ・・・・・」
私は何も考えられなくなっていました。
「俺、絶対背高くなるからさ、俺の彼女になってくんないかな」
「ええぇぇっ」
「幼稚園のころからずっとお前が好きだ!」
「背なんかどうだっていいよ!」
43 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:59:08
「え?・・・・・お前がチビいやだって・・・」
「え?」
「覚えてないのか?」
「え?なにを?」
「この壁の傷つけたときなんでケンカになったか覚えてる?」
「あたしがチビってしつこく言ったからでしょ?」
「いや、それもあるけどさ・・・・・・」
「あの日さ、うちのおかんが冗談で「なっちゃん亮太のお嫁さんになってね」みたいなこと言ったんだよ。そしたらお前「自分よりチビはいやだ」って言ってさ、俺が「うるさいデカ女」って言い返したらお前が「チビチビチビ」って・・・・で、取っ組み合いになったんだぞ」
亮太は照れくさそうに笑いながら話を続けました。
何分たったかよく覚えてないけど私が少し落ち着いてから亮太が口を開きました。
「あのさ、お前さ、いつも俺のしたいことを先々やるんだな・・・・・」
「え?」
「背にしてもそうだし、自転車だって先に買ってもらってたし、携帯もそう・・・・・・・・で、告白までお前からかよ・・・・・・・・」
「えぇっ?」
「今日さ、ほんとは昔の話するために呼んだんじゃないんだ・・・・・」
私は何も考えられなくなっていました。
「俺、絶対背高くなるからさ、俺の彼女になってくんないかな」
「ええぇぇっ」
「幼稚園のころからずっとお前が好きだ!」
「背なんかどうだっていいよ!」
43 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:59:08
「え?・・・・・お前がチビいやだって・・・」
「え?」
「覚えてないのか?」
「え?なにを?」
「この壁の傷つけたときなんでケンカになったか覚えてる?」
「あたしがチビってしつこく言ったからでしょ?」
「いや、それもあるけどさ・・・・・・」
「あの日さ、うちのおかんが冗談で「なっちゃん亮太のお嫁さんになってね」みたいなこと言ったんだよ。そしたらお前「自分よりチビはいやだ」って言ってさ、俺が「うるさいデカ女」って言い返したらお前が「チビチビチビ」って・・・・で、取っ組み合いになったんだぞ」
亮太は照れくさそうに笑いながら話を続けました。
44 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:00:14
「俺さ、それから嫌いだった牛乳も毎日飲んでさ、せめてお前の彼氏候補ぐらいにはってさ・・・」
私は亮太の話を聞くうちに当時のことを鮮明に思い出しました。
「ご、ごめんね・・・・・」
「あははっ、謝ることでもないけどな」
「あたしみんなの前だったから そう言ったんだよ」
「え・・・・そうなん?」
「だってうちの親も亮のおじさんも おばさんもいたし・・・・」
「うへぇ、俺、ずっとお前より背高くなりたくて必死だったのに・・・・・」
45 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:01:24
「あたしが悪いよね・・・・」
「いや、別にお前のせいじゃないよ」
「でも、あたしが・・・んっ・・・・・・」
亮太が突然キスしてきました。
ほんの一瞬のキスだったのに私の頭の中は真っ白になり ただ呆然と亮太の顔をみつめていました。
「へへっ、キスは俺の勝ちだ」
「ちょ、ちょっと・・・・・・・・勝ちとか・・・・・・・・」
「見てろよ、背も絶対抜いてやるからな」
「だーかーらーいいよ背なんかどうだって・・・・もぉ・・ファーストキスだったんだぞ・・・・」
「ごめん・・・・」
46 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:02:27
「ね、もう一回ちゃんとして・・・」
「んっ」
「んんっ・・・・」
亮太は私の肩に腕をまわしてきてさっきより長くキスしてくれました。
「亮、大好き・・・・・向こう行って浮気なんかしたら許さないから・・・・」
「なめんなよ?こっちは8年以上も、なつ一筋なんだぞ」
「ほ、ほんとに?」
「ほんとだって」
「亮、顔赤いよ」
「お前の方こそ真っ赤だぞ」
亮と二人で笑ってると私は頭の中から亮が引越す寂しさはどっか行ったみたいで、いつのまにかすごく幸せな気持ちになっていました。
47 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:03:10
次の日の朝、私は寝坊して部活に遅れて行きました。
寝坊の理由はもちろん亮太でした。
亮太と夜遅くまでメールしたりその後もベッドに入っても軽い興奮状態ていうか、とにかくあまり寝れなかったからです。
学校に着いてコーラス部で練習に使っている視聴覚教室に行くと部員の由希と加奈がやって来ました。
「さっきさ、亮太と亮太のお母さんが学校に来てたんだよ。なんかあったのかな・・・」
あれ・・・亮、今日学校に行くとか何にも言ってなかったよなぁ・・・・私は亮に会いたくてちょっぴり残念な気がしました。
「亮、転校するんだよ。たぶんそのあいさつか何かだと思うよ・・・」
「えぇ!マジで?」
「あ、あのね、実はね・・・・」
私は亮太が転校を隠してた理由や昨日のことを話しました。もちろんキスしたことは内緒で。
由希も加奈も「えぇー」とか「信じらんない・・・・」とかいろいろ冷やかされたり羨ましがられたりしたけど、最後には「良かったね」って笑って言ってくれました。
「で、明日登校日じゃん?たぶん先生が朝のHRで亮の転校の話すると思うよ」
48 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:04:01
次の日、学校に着き教室に入ろうとすると自分の教室だけ何か様子が変でした。騒がしいていうかなんていうか・・・・。
そして教室に入ると同じクラスのみんなや、なぜか違うクラスの子達もいて、大騒ぎしていたのに突然一斉に私の方を向きました。
「おぉ!きたー!おい!これこれ!!」
同じクラス男子が黒板を指差しました。
黒板には何か書かれています。
49 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:04:49
転校しま〜す
昔からの知り合いも、最近知り合った人も、仲良かった人も、そうでもなかった人も、みんなまとめてありがとう
またどっかで会ったらよろしく!
P.S
8月○日から○○菜津美と付き合うことになりました。ヽ(゚∀゚)ノ
男子のみんなへ
お前ら、なつにちょっかい出すなよヽ(`Д´)ノ
女子のみんなへ
ちょっと暗いやつだけどよろしくですm(_ _)m
そいじゃ ××亮太
50 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:05:30
りょ、亮のやつめぇ・・・・・・
私は、ちょっぴり寂しい気もしたけど、恥ずかしいやら、うれしいやら、照れくさいやら・・・・・涙まで出てくるし・・・・・
「おーい、消してもいいかぁ〜」
いつの間にか教室に担任の先生が来ていました。
「ええぇ〜」とか「だめぇ〜」とか中には「まだ写してませ〜ん」とか冗談まで言う人もいて、みんなが笑いながらブーイングをしました。
「しょうがないなぁ・・・・・じゃあ、もう少しだけな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、○○、これってほんとなのか?」
先生が私の方を見て聞いてきました。
51 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 15:07:15
私はみんなの視線を感じて自分の顔が真っ赤になっているのが分かったけど大声で答えました。
「はいっ!そうです!」
教室中が爆笑や、冷やかしの声でいっぱいになりました。かなり恥ずかしかったけどなぜか私も一緒に笑っていました。
・・・亮のバカ・・・・・・・・まぁ、いっかぁ・・・ありがと・・・・・大好き!
おしまい
同じ学校の人みたら即バレだぁ・・・・まぁ大丈夫とは思うけどw
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