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バイクで日本一周してる女の子と仲良くなった話

 

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1 :兄貴:2011/12/26(月) 07:34:55.31 ID:1cC3Eoi70
何年か前にバイク板の某スレに書いた話だけど、ヌクモリティに触れてるうちに ここのみんなにも読んでもらいたくなったから立てた。



3 :名も無き被検体774号+:2011/12/26(月) 07:39:19.92 ID:DP/9YheF0
お盆休みにバイクで北海道をツーリングしていた時、同じくバイクで日本一周していたオニャノコと仲良くなった

リーマソの漏れは仕事の為 すぐ地元に帰ったが別れ際に必ず会いに行くから必ず会いに来いよと約束して別れた

二ヶ月後 約束は果たされ再会し

もー燃え上がった燃え上がった( ̄ー ̄)

でもオニャノコは旅の途中だからと涙涙でお別れし、その時は敢えて何の約束もしなかった。

あれから何年前だか数えないとわからなくなるくらいの時間がたち、お互い別のパートナーと結婚して幸せにやっている。


今は年賀状のやりとり程度の付き合いだが お互い元気でバイクに乗れてて何よりだ

では以下kwsk行きます



4 :兄貴:2011/12/26(月) 07:42:42.72 ID:DP/9YheF0
当時は二人とも二十代半ば、ニセコのキャンプ場で隣どうしだったのがナレソメ



東北の地方都市出身在住、生産技術職。

見た目はエンセン井上にクマ髭。

175センチ75キロ。

バイクは同い年のシャベルローライダー


日本一周ムスメ

火の国の女、素朴な原沙知絵て感じ。


高校までバスケやってたそう、身長173センチ、太ってはいないがゴツイ。

旅に出る前は信金の窓口係だったらしいが、ストレスで自律神経失調になり辞めたそうな。

バイクは過積載のXR250バハ、女が乗ってるようにはとても見えん。



6 :兄貴:2011/12/26(月) 07:45:12.51 ID:DP/9YheF0
俺は夜中発のフェリーで朝五時頃 函館に着き、日本海側を北上しながら何年かぶりのホカイドーに感動していた。

天気は快晴、言う事なし。海も山も底抜けに青い、行き交うライダーとピースを交す交す。

バイクは この春手に入れた、念願のシャベルローライダー。

ちなみにフルストックだ、カスタムには ほとんど興味がない。

タンデムシートに防水バッグ、中身は最低限のキャンプ道具と下着の替え。

後は酒とツマミのカワキモノ、ツーリングマップル北海道。

弁慶やら親子クマーなどを冷やかしつつ、昼過ぎになったら眠くなってきたので寝床を探すことにした。

オンボロシャベルにあまり無理もさせられないしね。

何と無く辿り着いたキャンプ場には、連泊らしきファミキャンがひと張り居るくらい。

まあまだ午後三時前だからな、そのうち増えてくるでしょ。


受付を済まして荷物を降ろしていると、サイトの奥に小さいテントがあるのに気が付いた。サイズからしてソロに違いない、恐らくはバイク乗り連泊者だろう。

少し考えて十メートルくらい離してテントを張り、近くの温泉で汗を流し缶ビールのプルタブをカシュンとね。

テントの中で横になっていると急に眠くなり、日が暮れる位まで一眠りする事にした。


二時間くらい寝ただろうか、起きると 周りの様相が一変していた。大小様々なテントが林立し、炊事場は順番まちしてるような状態だ。


ありゃー参ったなと思ってたら、最初からあった隣のテントの住人が帰ってきている事に気が付いた。

どうやら女性の様だ、スラリとした長身で、美人と言ってもいい位の外見だ。しかも何だか逞しいぞ、トゥームレイダーに出てるあの人みたいだ。


目が合ったので取り合えず会釈をし、俺の方から歩み寄って挨拶をした。

誓って言うが、この時点で下心や期待みたいなモノは全く無い。ソロキャンパー同士の仁義と言うかマクラと言うか、社交辞令みたいなもんだ。


でもこれが出会いだったんだよな、この時が二ヶ月後の別れまでの短い恋愛?の始まりだったのでした



7 :名も無き被検体774号+:2011/12/26(月) 07:47:52.79 ID:RYOnUC5a0
これは、wktkだが。仕事が始まる....orz


8 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 07:51:39.04 ID:DP/9YheF0
とりあえず当たり障りの無い挨拶を交わす、お互いにスマイル0円で掴みは おkってな感じ。

向こうも旅なれた感じで、適度な距離感と旅人同士の親近感が絡み合って、いい出会いの予感がした。

俺『こんにちは、混んで来ましたね』

ララクロフト『そうですね、私はここ三泊目なんですけど、昨日あたりから急に増えてきて』

俺『お盆ですからね、まあこんなもんでしょ』

ララクロフト『トヨタ関係がいっせいに休みになったからかなって、今朝誰か言ってましたよ、どちらから来られたんですか?』

俺『俺?、昨日の夜うちを出て今ここで・・・みちのくから一人旅ってとこかな?ww』

ララクロフト『じゃあ名前は山本譲二さんですねww』

俺『俺演歌歌手かYO!まあいいよ譲二で。それであなたはどちらから?』

ララクロフト『じゃあ・・・当てて見てください、ヒントはね・・・あたしは冬美、坂本冬美かな?』

俺『坂本冬美って言ったら・・・火の国の女かな、じゃあ熊本?』

ララ『火の国の女、舐めたらいかんばいw』

〜その後 本名も名乗りあったが、ここからは譲二(俺)と冬美で行こうと思います〜

ちょww舐めたらいかんばいってwww

舐めるも何も会ってまだ十分www

まあ空気読むとドラマか映画か、歌の文句なのだろう。

ノリのいい子なのでこのノリを壊したくない、控えめな大笑いで誤魔化した俺GJ



9 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 07:54:38.88 ID:DP/9YheF0
その後 自然の流れで晩飯を一緒に食おうって事になり、二台で連れ立って麓の町まで一緒に買い物に出かけた。

ジンギスカンだよな、やっぱり。ここは北海道だし、こんな旅のハレの日はジンギスカンで決まりだ。

俺は革パンにダブルの革ジャン、半分腐ったエンジニアブーツ、金髪に近い茶髪ににクマー髭。

どうみてもハレ珍です本当に(ry

それに対して冬美は靴はガエルネ、上下赤のFOX、銀メッキバイザーのVFX-Rにトロイリーの火の玉?柄のステッカーキットがバッチリ似合っている。

バイクはXR250BAJA、女の子が乗るには大きすぎる気もしたが、長身の冬美はアンコ抜きなどもせずに堂々と跨っている。

実は俺もドジェベル200とシャベルローライダーの二刀流なのだ、なんとハレ珍に加えて鈴菌感染者です本当に(ry

さてその装備と立ち居振る舞いから、冬美のバイクに対する本気度がすぐ判った。この女只モンじゃねえな・・・・・、なんちゅう男前だww、ますます興味が湧いてきた。



10 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 07:56:04.86 ID:DP/9YheF0
あ、最初にバイク板に書いたもんだから専門用語多くてあれだと思うけど、適当に脳内補完して理解ヨロ

わかんなかったら質問おなしゃす



11 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 07:57:29.49 ID:DP/9YheF0
旅ライダーなど珍しくも無い土地柄時候でも、ハレ珍男とFOXねーちゃんの組み合わせはナカナカ珍しいのであろう。

農協ストアの店内で、レジのねーちゃんや買い物おばちゃんがこっちをガン見しているw

冬美『私達、何か目立っているというか浮いているというかw』

俺『キニスンナwそれより腹減ったから早く帰って肉焼くぞ肉ニク!』

冬美『野菜もちゃんと食べないとダメですYO!、それと生ラムのタレは空知とベルどっちにしますか?』

俺『何じゃそれ?まあどっちでもおk、肉とビールさえあれば他は何でもいいお(^ω^)』

冬美『だから野菜もちゃんと食えと小一時間(ry』


買ったのは生ラムが五百グラム、350缶6パックのクラシック、キャベツがひと玉w、色々入ったカット野菜、ベルの生ラムのタレ。

サイトに帰ると俺と冬美のテントの間にテントが二つ増えている、はい2人とも明らかなハレ珍ですw

ハレ珍が3人とララクロフト似のFOXねーちゃん、当たり前のように四人で宴を催すことになりますたw

肉が足りないという事でハレ珍一号と二号が新たに買い出しに出かけ、帰ってきてジンギスカンが始まったのが八時過ぎ。

冬美持参の家庭用フライパンで肉を焼きまくって、とにかく喰う喰う、ビールガン呑み、あっという間にビールが無くなる。



12 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 07:58:44.14 ID:DP/9YheF0
ビールがなくなったが、もう補充の手段がない。

ここには売店も自販機もない、ここは俺の秘蔵の・・・まあ そんなに大袈裟なもんではないが。

防水バッグから紙パックの芋焼酎を取り出し、皆の前にドンと置く。

ちなみに一升サイズの紙パックだ、黒霧島だかさつま白波だかだったと思う。

今ほど芋焼酎がメジャーでなかったからか、ハレ珍1号2号は怪訝な顔。

だが火の国の女は目を輝かせていた、やはり本場の人だからかね。

冬美『凄い!、これ頂いてもいいんですか!?』

俺『どーぞどーぞ、ご馳走しますよ』

冬美は大喜びだが他の二人はちょっと引き気味、あんまり酒が好きな方では無いみたいだ。

嫌がる人に酒を強要する趣味はないので、自然俺と冬美の呑み比べの様相を呈してきた。

うーんさすが火の国の女、男の中でもかなり強い部類に入るであろう俺相手に全く負けていない。

いや、酒ウェイトレシオでは俺が負けてるかも(´Д`)

あまり酒が得意でない1号2号は途中でダウンしたが、俺と冬美は一升の芋焼酎が全て無くなるまで呑み続けた。

馬鹿騒ぎするでも絡むでもなく、泣いたり怒ったりもしない。あまり立ち入った話はしなかったが、八幡平がいいとか阿蘇が素晴らしいとか。肉の脂でテカった顔で目を輝かせ、語る語る俺と冬美。

うーんいい酒だったな、今思うと最初にフラグが立ったのは この時だったか。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, 胸キュン, すっきりした話,
 


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