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ゴリラ女子にストーカーされた挙句、金を巻き上げられた話
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49 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:37:53.95 ID:tQ1bTdd10
「髪切りましたとか書いとけよ、ハヤクー帰りたい!!」と俺が急かすと

「うーんなら!ウチもタロちゃんみたいにしよ! 顔小さすぎ っと」

「は?小さい?」

「いっつも言われるから」

そう言ってゴリ子はウインクしながらアヒル口をしていた。時代が違えば打ち首だ、

「お前さぁ、もうそれお世辞通り越して馬鹿にされてるよwwww顔小さい は 腹いてぇww」

完全に俺より顔がでかいゴリを指差して笑いまくると

「タロちゃんより小さいですーみんな言うし!タロちゃんが分かってないだけ!眼科いけば?」

いつもはこれくらいの一言で怒ったりしないんだけど積み重なってたんだと思う。

プツン 

俺の中で何かがキレた。

「あああぁぁぁ?!」

そう言って俺はゴリの筆箱からモノサシを取り出して

「俺の顔がだいたい18くらいだわな!!」といって自分の顔を図ったあとにゴリ子の顔を掴んだ

ヤメテェ ヤメテェ といったが、俺はメガンテする勢いでゴリの顔を掴みモノサシをあてて

「22もあんじゃねぇか!!?なにが小せぇだ!?」

「小さいもん!!!」

さすがのゴリ子も泣き顔だった。

俺はもう帰ると大声で言ったが、ゴリ子は「私の特徴は!?どうすんの?」

どんだけメンタル強いんだよ……

「好きにしろよ」

後日談だが、出来上がった冊子には「クラスの人気者 ゴッちゃん!」とかかれていた。

次の日になっても相変わらずベタベタしようとしてくるゴリ子 

想定の範囲内だ。


もう菩薩とも和解し、ただ時間が過ぎるのを待っている俺。

そんなある日 澤が動いたのだ。

俺が眠たくて机に伏せて、ABCの所にも行かずにただ椅子に座っていると、プンプンしたゴリ子が近づいてきた。

「眠たそうね!!プンプン」

「あぁ…おそかったから」

「澤と電話してたんでしょ!?フン」

俺はゴリが何をいっているのか分からなかった、でもゴリは怒っていた。

俺は澤に連絡などしていない。

でもゴリが言うには澤は電話していたと。

変な三角関係みたいな事になっていた。

澤が眠たそう→どうしたの?→昨日太郎と電話してて→プンプン 

澤はなぜか嘘をついていた。



50 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:41:19.43 ID:tQ1bTdd10
でも もはや好きでもない俺としてはブスがなにやってんだ くたばれ くらいにしか思っていなかった。

なんたってもう十二月、あと数日の冬休みに入ればもう殆ど学校に行く事もない。

卒業だからテストなんてないんだから!!


こうしてイチャイチャゴリラタイムは終わりを迎えようとしていた。

もうたぶん周りのみんなは付き合ってるんじゃね?と思っていたと思う

それくらいベタベタされて、俺の青春はゴリによって奪われて行った。

そんな残酷な学校生活も冬休みによって閉じられる。


ただ俺の復讐は終わっていない。復讐だけが糧だった。


12月23日 クリスマスイブの前日 

俺はABCとキャバ嬢の子とBの自宅で酒を飲んでいた。


ヴヴヴヴヴヴヴ

ヴヴヴヴヴヴヴ


A「決着の時だな」

B「あぁ」

C「楽しみー」

キャバ「なになに?」

俺の携帯電話は想定の範囲内で震える。ゴリ子からだ。もう予想していたのだ、もし告白してくるならこの日にくるはずと!

なぜならもう学校に行く事はほとんどないのだから。

Bがデッサンノートとマジックを用意してきて、ADがカンペを出す風に指示を出していく。


俺 「もしもし」        

ゴリ「もしもし タロちゃん」 


Bカンペ おま○こ!!


俺 「おまんこ」

ゴリ「えっ!?え!?」    


Bカンペ オブラートに


俺 「おめこちゃん どうしたんだい?」

ゴリ「あっうん なにしてるかなと思って」 


B カンペ 聞えないフリ 一番最初のページに戻す!!


俺 「え!?あんだって!?おまんこ」

ゴリ「どうしたの?なんか変だよ!?」   


B カンペ 添い寝しようぜアバズレ女


俺 「添い寝しようぜwwアバズレ女」

ゴリ「添い寝だなんてーエッチ///」     


B カンペ インターハイ頑張ろう 山王工業倒すぞ!湘北!!


俺 「インターハイ頑張ろう 山王工業倒すぞ!湘北!!」

ゴリ「ふぇ?」


さすが神メンタルやで



51 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:56:04.99 ID:P/umKYxg0
見てるぞ


52 :sage:2013/05/25(土) 14:05:15.43 ID:aWM6USA/0
見てる


53 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 14:14:27.12 ID:tQ1bTdd10
>>51
>>52
ありがとうございます書きます


こういうやり取りを何度かするが、ゴリが告白を渋るのでBが飽きて来て伸ばして伸ばしての指示しかしなくなる。

この感もずっとゴリ子は

「うーんはずい!!どうしよああーーーうーん」

マジでこれが一時間くらい

もう部屋にいたのは俺とゲームをしているBだけでキャバ嬢とAとCは一階で映画を見ていた。

「なんなんだよ?」

もうあと一歩で豪快にフレると思っていたけど、イライラが堪らずでてしまう。

Bがカンペをかいて、

「優しく告白させようそして優しく振ってww」

俺はそれに従った。


俺「なに俺の事が好きってこと?」

ゴリ「うん」


俺「うーん正直、恋愛対象じゃないし。ないんだけど。

普通さ?告白って自分の口から言わない?

いや興味無い人でもさ、好きです!っていわれた嬉しいし、少し考えようかなとか思うし

でも俺が言ってるじゃん?その時点で違うと思うよ?」


ゴリ「あっなら言い直す!!好きですこれでOKでしょ?」


俺「舐めてんの?」


思わず出てしまった。ただ許せなかった。万引き見つかったから、お金払いますね!みたいな考えがむかついた。


ゴリ「タロちゃんがそういったから」


やはり脳みそもゴリラだった。

そしてBからカンペが出て勝率はなん%くらいでした?と訊くと八割強といった瞬間に電話を切った。

こうして俺は色々な物を犠牲にして安息の時間を手に入れた。

俺は休みの間にバイトをしまくった。それはもうとんでもないくらいに。

金はたんまりあった。


そして二月頃になった時にゴリ子からメールがきたのだ。





>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:面白, 青春,
 


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