告白しようとしてた娘が先輩にヤられてるのを覗いてしまった
(4ページ目) 最初から読む >>
「お前、先輩と付き合っていたのか?」
わざとらしく聞きます
「付き合っていたと言うか…雰囲気に呑まれちゃって…」
「やっただけなのか?」
「付き合って下さいって言ったんだけど、彼女が怖いからって…」
「したのは合宿の時だけか?」
「なんで知ってるの?」
「あ、いや、その…雰囲気に呑まれるのって大抵海だから….」
「うん、その時だけ…」
「じゃあ、これ、妊娠検査薬、これ使え」
「どうしたの?これ」
「買って来た、明里の事が心配だから」
「ありがとう…もし」
「ん?」
「もし陽性だったらどうしよう」
「堕ろすなら…」
「堕ろすなんて…私はだめ…赤ちゃん可哀想」
「じゃあ、産むのか?」
「それは…」
俯いてしまう明里ちゃんは凄く可愛いらしく…
僕は思わず抱きしめていました
「じゃあ、産めよ…俺が父親になってやる」
「え?」
「明里の事、好きだから、明里の子供も同じだけ好きになれると思う」
明里ちゃんは ひとしきり泣いてトイレへ向かいました
そして……
明里ちゃんが検査薬を私に見せます…
そこには妊娠の証はありませんでした…
その後、先輩も加えて話をしました
先輩は僕に殴られるんじゃないかとビビっていたそうです
この人は本当に「色男、金と力はなかりけり」の典型みたいな人です…