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初恋の話と、その後のまさかの展開を淡々と語る
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116 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:22:46.54 ID:Sywq1BZ0
5分くらい待ってると原田くんがやってきたので自転車で並走しながら話しをした


原「待った?ごめん」

1「ううん 平気」

原「話すの久々な気がする」

1「あーそうかもね 最近メールしてなかったからかな?」

原「そうだね」

1「うん・・・」


話せてすごく嬉しいんだけど なぜかいつもみたいに言葉がうまく出てこなくて しばらく沈黙が続いた

自転車を漕ぐキーキーって音と蝉の鳴く音がうるさかった



117 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:29:21.57 ID:Sywq1BZ0
1「あ、最近メール返ってこなかったけど部活忙しいの?」

原「ううんあ、でもちょっとしんどい時もあるかもごめんね」


1「あ!いいのいいの!」

原「うん・・・・」


1「・・・・」

1「もうすぐ試験だねー嫌だねー」

原「そうだねー」



1「・・・・・」

原「・・・・・」


どんな話題でも話が膨らまなかった

本当は色々聞きたいことがあった

なんで今日一緒に帰ろうって言ってくれたの?

なんで校外で待ち合わせしようって言ったの?

でも怖くて聞けなかった



118 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:31:26.49 ID:VqhPYxmHO
wktk



119 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:35:44.24 ID:Sywq1BZ0
突如、原田くんが口を開いた

原「東原先輩とどう?」

1「えっ、あーいい人だよね!メールとかすごいマメだし、普通にかっこいいよね」

原「ふーん 付き合うの?」

1「えw 付き合うとか そういう感じじゃないと思うよ?」

原「でも1さんは先輩のこといいって思ってるんでしょ 

  先輩は1さんのこと好きだよ だったら両思いだね」

1「それはないよーw 告白とかされてないもん」

原「ふーん・・・・」


と急に原田くんが自転車を止めた

並んで走ってたけど少しだけ原田くんが前で出てたので

えっえええってびっくりして、私も止まった



120 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:37:14.32 ID:ft3Do8XZ0
まってました!


122 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:42:00.81 ID:Sywq1BZ0
>>120>>121
ありがとう(´;ω;`)

がんばって今日も書いていくよー!



1「え・・・?何?どしたの?」

原「あのさ、俺1さんのこと好きだよ」


1「・・・・は?」

原「本当は東原先輩のアドレス渡すのとか すっごいいやだったし、すげームカついてた」

原「あとあの人すっごい1さんに馴れ馴れしいじゃん」

原「んで今もかっこいいとかいい人って1さんが言ってるの聞いてすごいムカつく」

原「今すごい恥ずかしいこと言ってるの分かるけど、でも嫌なんだよね」



123 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:46:00.49 ID:e2tX4nI0
告白キター



124 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:50:52.45 ID:Sywq1BZ0
思考回路はショート寸前、ていうかショートしてた



あれ?原田くんに告白された?

え?えぇ?

でも原田くんにはゆめこちゃんがいて・・・・

でも私のこと好きって今言ってたよね



状況把握できないまま原田くんは どんどんおしゃべりになってく

直射日光の田んぼの真ん中で私も原田くんも汗かきながら突っ立ってた


原「俺1さんの考えてること全然わかんない

そんなに東原先輩のこといいって思うなら付き合えばいいじゃん」

原「昔からそんな感じだったよね」

原「なんか男の前で誰にでもいい顔してる感じだよね すっごいいやだった」

1「え、ま、待って・・・そんなことない!」

原「・・・・」

1「あ、暑いから日陰いこ・・・」

すごい暑くて数十メートル先の木陰に自転車止めて並んで座った



126 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 00:53:46.30 ID:ft3Do8XZ0
男の俺には原田くんの気持ちがすごくわかる


127 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 01:02:12.83 ID:Sywq1BZ0
1「暑いね・・・お茶飲む?」

原「いらない」

1「あ、そう・・・」

原「・・・・」


1「原田くんってゆめこちゃんと付き合ってるんだよね?」

原「は?付き合ってないよ」

1「え?でも仲いいし、私昔聞いたんだよ 二人は許嫁だって」

原「許嫁とか今時ないよ普通・・・」

1「はぁ」

原「ゆめこ発信の噂にしか過ぎないよ」

「最初はみんなにからかわれて否定してたけど、きりがないし否定し続けるの面倒だったから放置してた」

「ていうか結婚相手くらい自分で選ばさせてよ」

1「じゃ、じゃあ付き合ってるんじゃないんだね・・・」

原「うん俺初めて好きになったの1さんだもん」


ええええええええ

心臓というか内蔵出るかと思うくらいドクッてなった



128 :名も無き被検体774号:2012/04/04(水) 01:14:50.76 ID:Sywq1BZ0
1「で、でもさ!なんで一目を避けて待ち合わせしようなんて言ったの?」

「みんなに見られるの嫌だったんでしょ」

原「それは1さんのほうでしょ

俺と帰ってるの原田先輩に見られると まずいじゃん」

1「えー・・・・・」

私も原田くんも鈍感すぎた


1「なら もし私と付き合うことになったら堂々と一緒に帰ってくれるの?」

原「うん」


1「そっかぁ・・・・」

原「付き合ってくれるの?」


1「えっ・・・あ、あのー・・・」

原「はっきり言ってくれていいよ 

ダメだったら諦めるし」


1「私も原田くんのこと好きだったよ」

 「交換日記のときぐらいからずっと好きだったけど

  ゆめこちゃんのこと気になってたから黙ってた」


原「あ、俺1さんが転校して前の席になったときから好き

俺のほうが勝ち」

「みんな1さんが髪切ったあたりから可愛いって言い出したけど、俺もっと前から思ってたから」 

「だからそこらへんの奴なんかと俺は全然年季が違うから」


普段はこんな子供っぽいこと言わないので原田くんがすごくかわいく感じた

ますます好きになった



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:胸キュン, 青春,
 


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