お姉さんに恋してしまったら予想以上に年上だった
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105 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:20:57.72 ID:Yy3vAb+4.net
とりあえず席に着くと お通しとビール。
伯母「どうも。けんじの伯母です。ごめんなさいねぇ、連れ回してるみたいで」
さゆり「いえいえ笑。多田君、スナックに通ってるのかと思ってしまいました笑」
俺「いやぁ、さすがにそれは笑」
男性客「おぉ!兄ちゃん、彼女かぃ!??」
おい。酔っ払いは引っ込め。
俺「いえ…」
男性客「なんだよー。つまんねぇ」
ちょっと殺意( ̄ー ̄)
伯母「竹さん?一曲入れてよー」
ここですかさずアシスト。上手いぞ、伯母。さすがプロ。
106 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:26:48.68 ID:Yy3vAb+4.net
スナック自体は大成功だった伯母もそうだが、以外と他の客も盛り上げてくれて。
ただ、俺が誤算だったのは
俺「オロロロロロー」
酒が弱かったことだ(´・ω・`)
ひとしきりトイレで吐いてお開きに。
ぼんやりしてる俺に伯母が五千円札を渡してきた。
伯母「タクシー呼んでるから このお金で送ってやりな。狼になるなよ」
グッジョブ伯母ちゃん。そして俺は狼ではなくポメラニアンだよ、伯母ちゃん。
そうして その日はさゆりさんを送って帰った。
帰り際、初詣行く約束をした。
この初詣が勝負の分かれ目だった。
108 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:29:17.49 ID:Yy3vAb+4.net
初詣当日。
昼過ぎに約束してたので、最寄り駅で待ち合わせた。
私服姿のさゆりさんも綺麗だったけど、それ以上に今日はドキドキしていた。
この日、告白しようと決めていたからだ。
とりあえず席に着くと お通しとビール。
伯母「どうも。けんじの伯母です。ごめんなさいねぇ、連れ回してるみたいで」
さゆり「いえいえ笑。多田君、スナックに通ってるのかと思ってしまいました笑」
俺「いやぁ、さすがにそれは笑」
男性客「おぉ!兄ちゃん、彼女かぃ!??」
おい。酔っ払いは引っ込め。
俺「いえ…」
男性客「なんだよー。つまんねぇ」
ちょっと殺意( ̄ー ̄)
伯母「竹さん?一曲入れてよー」
ここですかさずアシスト。上手いぞ、伯母。さすがプロ。
106 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:26:48.68 ID:Yy3vAb+4.net
スナック自体は大成功だった伯母もそうだが、以外と他の客も盛り上げてくれて。
ただ、俺が誤算だったのは
俺「オロロロロロー」
酒が弱かったことだ(´・ω・`)
ひとしきりトイレで吐いてお開きに。
ぼんやりしてる俺に伯母が五千円札を渡してきた。
伯母「タクシー呼んでるから このお金で送ってやりな。狼になるなよ」
グッジョブ伯母ちゃん。そして俺は狼ではなくポメラニアンだよ、伯母ちゃん。
そうして その日はさゆりさんを送って帰った。
帰り際、初詣行く約束をした。
この初詣が勝負の分かれ目だった。
108 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:29:17.49 ID:Yy3vAb+4.net
初詣当日。
昼過ぎに約束してたので、最寄り駅で待ち合わせた。
私服姿のさゆりさんも綺麗だったけど、それ以上に今日はドキドキしていた。
この日、告白しようと決めていたからだ。
107 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:27:52.53 ID:q7M/4WP/.net
全裸待機
110 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:34:39.33 ID:Yy3vAb+4.net
>>107
うん。服着て笑
とりあえず神社を回る。一軒目、御神籤を引いたら半凶だった。半凶ってなんだ泣
ちなみに さゆりさんは大吉。
二軒目、俺は吉、さゆりさんは大吉。
うーん…微妙だなぁ
ヘタレ風が吹いて今日は やめておけと言った。
悩んだ末、まあ さゆりさんは大吉だし?という謎の結論に至り、告白はすることに。
この決断が吉と出るか半凶とでるか…。
111 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:37:50.39 ID:UIPOteQj.net
みてる
112 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:39:12.04 ID:Yy3vAb+4.net
ひとしきり回ったら夕方になってた。
普通の洋食屋で夕飯を食べて、いよいよ告白スポットに行くことに。
と、ここで雨。
俺はニヤリとした。なぜならこの雨は予報通りで俺は折りたたみ傘をバックに入れていたからだ。相合い傘狙いwキモいw
俺「あー…雨ですね。傘有るんで入ります?」
さゆりさん「あ、大丈夫。私も折りたたみ傘あるから」
流石、年の功。用意がいい。(´・ω・`)ショボーン
116 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:45:15.02 ID:Yy3vAb+4.net
別々の傘だが、並んで歩けば十分楽しかった。
他愛もない話、拳法の話、大学の話。
色々話してるうちに告白スポットに着いた。
そこは橋だった。古い橋で時期が良ければ枝垂れ桜が綺麗なところ。俺のお気に入りの場所だった。
もちろん、季節は外してるし、雨だけども。雨の中、2人しかいない状況での告白は以外とムードあったと思う。
今思えば、ドラマとかの失恋シーンとか雨だったと おもいだせるのだけども。
117 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:48:33.62 ID:Yy3vAb+4.net
橋に着いた。
俺「この橋、古いでしょ。季節によっては枝垂れ桜とか葉桜が綺麗なんですよ。今は生憎の雨ですけど」
さゆり「うん。この街に こんなところあったんだね」
俺「お気に入りの場所なんですよ」
さゆり「へぇーそうなんだ」
俺「……」
橋を渡り切ってしまった(つД`)
121 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:53:30.76 ID:Yy3vAb+4.net
俺「さ、さゆりさん!」
さゆり「?」
俺は枝垂れ桜の下に場所を変え、立ち止まり、さゆりさんに向き合った。
俺「あの、」
ヤバイ。声が出ない。
俺「俺、ガキだと思われてるかもしれない、けど」
今だ。今しかない。
俺「さゆりさんのこと!す、好きです」
俺「付き合ってください!」
123 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:54:37.50 ID:UIPOteQj.net
よく言った!!
126 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:59:31.59 ID:Yy3vAb+4.net
俺は正直、怖かった。
三年間の想いも無駄になる気がした。
なんだかんだで出会った時は高校生。30過ぎのお姉さんからしたら子供にしか見えないだろう。
だから怖くて泣きそうな顔をしてたと思う。
ちょっとした沈黙。
だけども一生で一番長い時間だったかもしれない。
さゆりさんは傘を閉じた。
そして、俺の傘に入り、腕に抱きついてきて
さゆり「頑張ったね。こんな私でよければ…w」
と言ってくれた。
128 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 02:05:00.25 ID:Yy3vAb+4.net
正直、
俺「え?」
と状況が掴めてなかった。
全くもって告白した後は悪い予感しかしなかったからだ。
まさか
俺「いいんですか?」
さゆり「いいよ?」
実感が湧いてこない。
多分泣きそうな顔のままだ。
やがて。
きた。実感が、湧いて、来た。
ニヤニヤが止まらない。けどそれよりも嬉しさが止まらない。
俺「よっしゃあああぁぁぁ!!」
大きくガッツポーズをした。
さゆり「けんじくん、ガッツポーズって笑」
さゆりさんは いつの間にか下の名前で呼んでくれていた。
>>次のページへ続く
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