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本当のこと嘘と言うとその言葉本当の嘘になる遊び
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151 :本当にあった怖い名無し :2025/02/17(月) 22:54:37.53 ID:mY3D6jf10.net
小学生時代、俺とKは変な遊びをしていた。
「お前の家が燃えた」
「ウソだ!」
「お前の母ちゃんが死んだ」
「ウソだ!」
ルールは簡単。
俺が適当な嘘をつき、Kが「ウソだ!」と返す。
ただし、時々本当のことも混ぜて、Kがそれに「ウソだ!」と返したら負け。
嘘をつく側と「ウソだ!」と言う側は、時々交換した。
そんな遊びをしばらく続けていたある日、Kが妙なことを言い出した。
「本当のことを"ウソだ"って言ったら、その言葉が"本当のウソ"になるんじゃね?」
当時の俺たちはその意味を深く考えず、ただ「なんかカッコいい」と思って笑っていた。
だが、それから俺たちの周りで奇妙なことが起こり始めた
152 :本当にあった怖い名無し :2025/02/17(月) 22:55:26.71 ID:mY3D6jf10.net
ある日、俺がいつも通りKと遊んでいた時、適当に言った。
「Kの家、燃えた」
「ウソだ!」
翌日、Kの家の近くで火事があった。
Kの家は無事だったが、隣の家が全焼したらしい。
「たまたまだろ」と笑い飛ばしたが、俺はどこかで引っかかっていた。
次に、Kが俺に言った。
「お前、階段から落ちた」
「ウソだ!」
その日の帰り、俺は自宅の階段から足を滑らせ、腰を強打した。
幸い、大した怪我はなかったが、あまりのタイミングの良さに背筋が冷えた。
それでも、俺たちはその遊びをやめられなかった。
いや、もう"遊び"ではなくなっていたのかもしれない。
153 :本当にあった怖い名無し :2025/02/17(月) 22:56:20.89 ID:mY3D6jf10.net
「K、お前……」
決定的だったのは、あの日のことだった。
その日、俺が言った言葉は――
「K、お前……死んだ」
「ウソだ!」
その瞬間、Kが急に苦しみ始めた。
顔を真っ青にして喉を押さえながら、俺の目の前でバタリと倒れた。
「K!?」
慌てて駆け寄った俺の目の前で、Kの唇が動いた。
「……う、そ……だ……」
そう呟いたまま、Kは動かなくなった。
154 :本当にあった怖い名無し :2025/02/17(月) 22:56:52.61 ID:mY3D6jf10.net
Kは病院に運ばれ、一命はとりとめた。
医者によると「急性のアレルギー反応」だったらしいが、Kは何のアレルギーも持っていなかった。
Kの家族は俺を責めることはなかったが、Kはあの日から変わった。
目が合ってもすぐに逸らし、話しかけても無視する。
そして、それ以来――俺たちが「ウソだ!」の遊びをすることはなかった。
……いや、できなくなった。
155 :本当にあった怖い名無し :2025/02/17(月) 22:57:38.28 ID:mY3D6jf10.net
なぜなら、それから俺が何かを口にしようとすると、頭の中で誰かが囁くのだ。
「本当のことを"ウソだ"って言ったら、それは"本当のウソ"になるんじゃね?」
Kの言葉が、ずっと耳の奥にこびりついて離れない。
そして――ある日、俺のスマホにKからメッセージが届いた。
「……俺、死んだ」
俺は震える指で返信を打った。
「ウソだ!」
だが、それ以降、Kからの返信はなかった。
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