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変わり果ててしまった妻
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そのような事を考えると、40歳を過ぎたという焦りも起こる。女の盛りなど、もうすぐ終わってしまうと。
遅まきながらセックスの良さを知り始めていた妻は、私以外の男に抱かれている自分の姿を想像してしまうようになっていたが、その相手は ほとんどが身近にいる青山だった。
女を喜ばせる秘訣を自慢する、青山のテクニックとは どのようなものだろうと。
しかし、それは想像だけで、妻には私を裏切る事など出来ない。
そのような時、たまたま私が仕事でトラブルを抱えていて、家族とは普通に接していたつもりだったが、妻には私が変わったと思えた時期があった。
それで、車で移動中に世間話程度に青山に相談すると、青山から帰ってきた答えは
「女がいるのではないのか。おそらくそうだ。男の俺には分かる」
というものだった。
それまで私の浮気など考えた事も無かった妻は動揺し、その様子を見た青山はあのような事を企む。
そして、あの写真を見せられて私に裏切られたと思った瞬間、妻の貞操観念は吹き飛んだ。
妻は「ご主人はずっと裏切り続けていた。それに比べれば一度ぐらい裏切っても罪にもならない」と言う声を遠くに聞きながら、
車がホテルの駐車場に入っても、何が起こっているのかさえ分からないほど動揺していたが、
いざ部屋に入ると正気に戻り、自分のしようとしている事が怖くなって逃げ出そうとするが、
長年狙っていた獲物をようやく手に入れかけていた青山が許すはずもなく、半ばレイプのような状態で抱かれてしまう。
終わった後、妻は下着を着けながら戸惑っていた。
体中を這い回る青山の舌に嫌悪感を覚え、押さえつけられて無理やりされたというのに、訳が分からなくなるほど感じてしまった自分に戸惑った。
私にも聞かせた事のないような大きな声を出し、何回目かには、自ら挿入を ねだった自分に戸惑った。
自分が凄く淫乱な女に思えた。
しかし、そのような自分を認めてしまうと壊れてしまう。
それで、これは先に裏切った私が悪いと自分を納得させる。
必死に抵抗したが、無理やりされたのだと自分を納得させる。
しかし、青山は そのような言い訳を許さない。
妻と二人になる度に、その時の妻の反応を話して聞かせる。
抵抗したのは最初だけで、すぐに厭らしい声を上げていた事。自らも腰を使って喘いでいた事。
そして、青山に言われるまま、女性器や男性器の名称まで口にして、何度も挿入を ねだった事までも。
妻は青山を黙らせたかった。全てを知っている青山に、消えて無くなって欲しかった。
しかし、そのような事は出来るはずも無く、それで妻は青山が自分にとって特別の男だと思う事にしてしまう。
あのように感じてしまったのは、淫乱だからではなく、青山が特別な存在だったからだと。
--------------------
私は それを聞いても、これもまた言い訳の言い訳ではないのかと思った。
「今回また裏切った事について、妻は何か言っていましたか?」
「言い難いのですが、奥様は二人の男性に・・・・」
先生には全て話したつもりだったが、その事だけは話していなかった。隠そうと思っていた訳ではないが、あまりの事に話せなかった。
「すみません。その事は知っていますから続けて下さい」
--------------------
二人を同時に相手するなど、妻には信じられない世界だった。
それで激しく抵抗し、何度も逃げ出そうとするが男二人の力に勝てず、
自ら服を脱いで裸体を見せてくれれば、今日は許してやると言われ、惨めな気持ちで涙を流しながらも従ってしまう。
しかし、それで許してもらえるはずもなく
「嫌だと言いながら、自分から服を脱いで誘っているぞ」
と二人に笑われながら、押さえつけられて嬲られ続ける。
そして、逆らう気力も無くなった頃、今中に抱えられて、大きく脚を開かされている姿や、今中と繋がって喘いでいる姿を、記念撮影だと言いながら、今中の携帯を手にした青山に撮られてしまう。
「写真で脅されたのでしょうか?」
「いいえ。直接は脅されてはいないと言っていました。しかし奥様は脅されていると感じていたようです」
今中は「あの夜を思い出して、毎日写真を見ながら自分でしている」とか「あの時は興奮していて覚えていないが、千里のはこんな厭らしい形をしていたんだ」とか言って、私のいない昼間に電話してきては、写真の存在をアピールしながら誘ってきた。
しかし、それでも断わり続けると、女将と関係を持った夜に私が留守なのを良い事に青山と二人で現れて、酔って意識の無い私と女将が裸で絡み合う画像を見せた。
私の不倫相手は恵理だと思っていたが、本当は女将の方だったと言いながら。
「あれはご主人が罠に嵌められたのだと、本当は分かっていたと言っていました」
それを言われると私にも罪悪感が湧く。
確かに彼らの企んだことかも知れないが、私は自分の意思で女将を抱いた。
酔い潰れている私を見て思い付いたのか、彼らが来た時には既に女将にされていたのかは分からないが、罠に嵌ったのではなくて自分の意思で小料理屋に行ったのだ。
女将とあのようになるとは夢にも思わなかったが、何かを期待して恵理のいる小料理屋に。
妻はずっと恐怖を感じていた。
今中が自棄になって、あの夜の写真を誰かに見せたらどうしようと。
脅すような事は はっきりとは言わなかったが
「母親のこんな姿を見たら、娘さん達は驚くだろうな」
などと言われると、今中の気分を損ねて娘に見せられたらどうしようと。
私に打ち明けようと考えた事もあったらしいが、二人の男のなぶり者になりながら、明らかに感じている姿を見られたくなかった。
しかし、青山は そのような言い訳を許さない。
妻と二人になる度に、その時の妻の反応を話して聞かせる。
抵抗したのは最初だけで、すぐに厭らしい声を上げていた事。自らも腰を使って喘いでいた事。
そして、青山に言われるまま、女性器や男性器の名称まで口にして、何度も挿入を ねだった事までも。
妻は青山を黙らせたかった。全てを知っている青山に、消えて無くなって欲しかった。
しかし、そのような事は出来るはずも無く、それで妻は青山が自分にとって特別の男だと思う事にしてしまう。
あのように感じてしまったのは、淫乱だからではなく、青山が特別な存在だったからだと。
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私は それを聞いても、これもまた言い訳の言い訳ではないのかと思った。
「今回また裏切った事について、妻は何か言っていましたか?」
「言い難いのですが、奥様は二人の男性に・・・・」
先生には全て話したつもりだったが、その事だけは話していなかった。隠そうと思っていた訳ではないが、あまりの事に話せなかった。
「すみません。その事は知っていますから続けて下さい」
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二人を同時に相手するなど、妻には信じられない世界だった。
それで激しく抵抗し、何度も逃げ出そうとするが男二人の力に勝てず、
自ら服を脱いで裸体を見せてくれれば、今日は許してやると言われ、惨めな気持ちで涙を流しながらも従ってしまう。
しかし、それで許してもらえるはずもなく
「嫌だと言いながら、自分から服を脱いで誘っているぞ」
と二人に笑われながら、押さえつけられて嬲られ続ける。
そして、逆らう気力も無くなった頃、今中に抱えられて、大きく脚を開かされている姿や、今中と繋がって喘いでいる姿を、記念撮影だと言いながら、今中の携帯を手にした青山に撮られてしまう。
「写真で脅されたのでしょうか?」
「いいえ。直接は脅されてはいないと言っていました。しかし奥様は脅されていると感じていたようです」
今中は「あの夜を思い出して、毎日写真を見ながら自分でしている」とか「あの時は興奮していて覚えていないが、千里のはこんな厭らしい形をしていたんだ」とか言って、私のいない昼間に電話してきては、写真の存在をアピールしながら誘ってきた。
しかし、それでも断わり続けると、女将と関係を持った夜に私が留守なのを良い事に青山と二人で現れて、酔って意識の無い私と女将が裸で絡み合う画像を見せた。
私の不倫相手は恵理だと思っていたが、本当は女将の方だったと言いながら。
「あれはご主人が罠に嵌められたのだと、本当は分かっていたと言っていました」
それを言われると私にも罪悪感が湧く。
確かに彼らの企んだことかも知れないが、私は自分の意思で女将を抱いた。
酔い潰れている私を見て思い付いたのか、彼らが来た時には既に女将にされていたのかは分からないが、罠に嵌ったのではなくて自分の意思で小料理屋に行ったのだ。
女将とあのようになるとは夢にも思わなかったが、何かを期待して恵理のいる小料理屋に。
妻はずっと恐怖を感じていた。
今中が自棄になって、あの夜の写真を誰かに見せたらどうしようと。
脅すような事は はっきりとは言わなかったが
「母親のこんな姿を見たら、娘さん達は驚くだろうな」
などと言われると、今中の気分を損ねて娘に見せられたらどうしようと。
私に打ち明けようと考えた事もあったらしいが、二人の男のなぶり者になりながら、明らかに感じている姿を見られたくなかった。
その恐怖から逃げる為には、今中の誘いに乗るしかないのかと悩んでいた矢先、私と女将の関係を言われ、やはり私が裏切っていたと思い込む事で言いなりになってしまう。
しかし、それらも きっかけにはなったが、本当の理由は寂しかったからかも知れないと言っていたらしい。
青山によって更に開発されてしまった妻は、私とは以前の夫婦には戻れない寂しさから、何もかも忘れるぐらい無茶苦茶に抱いて欲しいと思ったのかも知れないと言っていたそうだ。
妻は自分が壊れてしまわないように、私に責められると あれは仕方がなかったと心の中で反発出来た。私ばかりが悪いのではないと、心の中で叫んでいた。
しかし、私に優しい言葉を掛けられた時、自分が凄く醜い女に思えてきた。
自分を偽っていただけで、全て浮気心から始まった事だと認めざるを得なくなる。
身体が男を求めてしまったのが最大の原因なのに、浮気がばれると 全てに勝手な理由をつけて逃れようとする醜い女。
そんな自分を認めた時、妻の心は壊れ始めた。
医者は そこまで言うと黙ってしまう。
「私を呼んだと言う事は、私に何をしろと?」
「奥様は自分を許せない気持ちと戦っていますが、おそらく許せずに一生自分を卑下して暮らすでしょう。
しかし、本当に許して欲しい相手は、自分ではなくてご主人です」
しかし、私には良い返事が出来ない。
心の病も自業自得だと思う気持ちが無い訳ではなく、このまま妻を許す自信など無かった。
「離婚届も書いたと聞きました。
もうすぐ他人になる相手なんか、どうなっても良いと言われれば それも仕方ないでしょう。
しかし、今なら早く治すことができる。
奥様一人の力では、治すことが出来ても時間が掛かります。
本来、私の立場からすれば、夫婦の問題には口出し出来ないのですが、お子さんの為にも・・・・・・ここは・・・」
子どもの事を言われると弱い。
このような事をしてしまった妻でも、子供達には掛け替えの無い母なのだ。
「離婚を思い止まって欲しいと言っているのではありません。
しかし、このまま別れて、後の事が気になりませんか?
20年近くも一緒にいたら、楽しい思い出も沢山あったのではないのですか?」
沢山あったどころか、今回の事が起こるまでは楽しい思い出ばかりだ。
「しかし、今回の事が大き過ぎて」
「確かに許される事ではありません。
私が同じ様な立場なら、この様なお願いは出来なかったかも知れない。
しかし、今回の事で、今までの全てを捨て去れますか?
今までの事全てを消し去る事が出来ますか?
何も全面的に許してやって欲しいとは言いません。
何か罰を与えてもいい。いや、返って罰を与えた方が奥様のためには良いのかも知れない」
私は考えてみるとだけ言って医者をあとにした。
--------------------
確かに妻は、この二週間で かなりの回復を見せた。
薬が効いたのか、それとも誰にも明かせなかった胸の内を医師に聞いてもらった事で落ち着いたのか、または両方が良かったのかは分からないが、回復したのは表情にも表れていた。
しかし、私と二人だけで部屋にいると、暫らくすると二週間前の硬く無表情な妻に戻ってしまう。
>>次のページへ続く
しかし、それらも きっかけにはなったが、本当の理由は寂しかったからかも知れないと言っていたらしい。
青山によって更に開発されてしまった妻は、私とは以前の夫婦には戻れない寂しさから、何もかも忘れるぐらい無茶苦茶に抱いて欲しいと思ったのかも知れないと言っていたそうだ。
妻は自分が壊れてしまわないように、私に責められると あれは仕方がなかったと心の中で反発出来た。私ばかりが悪いのではないと、心の中で叫んでいた。
しかし、私に優しい言葉を掛けられた時、自分が凄く醜い女に思えてきた。
自分を偽っていただけで、全て浮気心から始まった事だと認めざるを得なくなる。
身体が男を求めてしまったのが最大の原因なのに、浮気がばれると 全てに勝手な理由をつけて逃れようとする醜い女。
そんな自分を認めた時、妻の心は壊れ始めた。
医者は そこまで言うと黙ってしまう。
「私を呼んだと言う事は、私に何をしろと?」
「奥様は自分を許せない気持ちと戦っていますが、おそらく許せずに一生自分を卑下して暮らすでしょう。
しかし、本当に許して欲しい相手は、自分ではなくてご主人です」
しかし、私には良い返事が出来ない。
心の病も自業自得だと思う気持ちが無い訳ではなく、このまま妻を許す自信など無かった。
「離婚届も書いたと聞きました。
もうすぐ他人になる相手なんか、どうなっても良いと言われれば それも仕方ないでしょう。
しかし、今なら早く治すことができる。
奥様一人の力では、治すことが出来ても時間が掛かります。
本来、私の立場からすれば、夫婦の問題には口出し出来ないのですが、お子さんの為にも・・・・・・ここは・・・」
子どもの事を言われると弱い。
このような事をしてしまった妻でも、子供達には掛け替えの無い母なのだ。
「離婚を思い止まって欲しいと言っているのではありません。
しかし、このまま別れて、後の事が気になりませんか?
20年近くも一緒にいたら、楽しい思い出も沢山あったのではないのですか?」
沢山あったどころか、今回の事が起こるまでは楽しい思い出ばかりだ。
「しかし、今回の事が大き過ぎて」
「確かに許される事ではありません。
私が同じ様な立場なら、この様なお願いは出来なかったかも知れない。
しかし、今回の事で、今までの全てを捨て去れますか?
今までの事全てを消し去る事が出来ますか?
何も全面的に許してやって欲しいとは言いません。
何か罰を与えてもいい。いや、返って罰を与えた方が奥様のためには良いのかも知れない」
私は考えてみるとだけ言って医者をあとにした。
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確かに妻は、この二週間で かなりの回復を見せた。
薬が効いたのか、それとも誰にも明かせなかった胸の内を医師に聞いてもらった事で落ち着いたのか、または両方が良かったのかは分からないが、回復したのは表情にも表れていた。
しかし、私と二人だけで部屋にいると、暫らくすると二週間前の硬く無表情な妻に戻ってしまう。
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