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童貞と共に人として大切な何かを亡くした話2(フローレン編)
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104 :1:2011/05/18(水) 17:27:15.78 ID:uxX3uTWY0
書き溜め分終了

また夜にでも来ます



107 :名も無き被検体774号+:2011/05/18(水) 18:56:24.99 ID:VRsf2LHf0
つづきも気になるけど最近した似たよな過ちも気になる



108 :1:2011/05/18(水) 22:34:40.18 ID:uxX3uTWY0
>>107
そっちを書いても良いけど、かなりの大長編になります。

最近の話だけど、スタートはやっぱり高校時代まで遡るし…

まあ需要があるなら、そのうち書くかもです



109 :1:2011/05/18(水) 22:35:54.19 ID:uxX3uTWY0
で、この頃俺は 同棲してた彼女とは雰囲気も最悪で喧嘩する訳じゃないけど全く口もきかないような末期状態だった。

でも俺は、この状態でも まだ彼女の事嫌いではなかったんだが彼女は完全に俺を避けていた。

まあ、避けてた理由は後で分かるんだが…

まあ、そんな嫌なら出てけば良いのにとも思ってた。

因みに同棲してたのは俺の家。

彼女とは別れる未来しか想像出来ない状態で

数年ぶりに出会って昔と同じように笑いあえる、かつて好きだった女の子との電話。東京と東北で離れてはいるけど、どんどん気持ちは近づいていく。

でも、俺は末期とはいえ一応付き合ってる彼女も居るし、あと一歩が踏み出せないでいた。



110 :1:2011/05/18(水) 22:37:53.28 ID:uxX3uTWY0
そんな煮え切らない状態でフローレンと電話している時…

フローレン「元彼がね、ヨリを戻さないか?って言ってるんだ…」

俺「へえ…」

この元彼は、2人目の方でフローレンや長友の高校時代の同級生。

正直、嫌な話だったけど彼女の居る俺にはフローレンを止める資格が無い…

俺「フローレンはどう思ってるの?」

フローレン「嫌いじゃない。別れる時も嫌いで別れた訳じゃないから…」

俺「そっか…」


電話を切った後、俺はフローレンの事ばかり考えてた…

やっぱりフローレンが好きなんだって自覚した。

彼女とは別れようって決めた。

ただ、俺も彼女も仕事が忙しくて全然会えない。

別れ話を切り出せないまま月日だけが過ぎて行く。

一緒に住んでるんだから 会えない訳ないだろとか思うかもしらんが 俺も彼女も、完全なブラック企業で働いてたから 休みも無ければ、仕事から帰るのも毎日明け方みたいな生活してて常にすれ違いの生活だったんだ。

因みにフローレンとの電話は会社に泊まり込みで作業してる時に休憩がてらの電話が殆どだった。



111 :1:2011/05/18(水) 22:41:49.09 ID:uxX3uTWY0
彼女とは、ちゃんと別れられないまま、フローレンと話をするが 元彼のフローレンへのアプローチも必死だった。

俺も焦ったんだろうな。

まだ彼女と別れてないのに、フローレンに気持ちをぶつけてしまった。

俺「俺フローレンの事が好きだわ」

フローレン「また冗談言ってww」

この前の吊り橋話も有って、全く信用されてない…

まあ自業自得だ…

俺「信じて貰えないかもしれないけど本気なんだ…」

フローレン「いつもいつも騙されないよw」


本気で信用されてない…orz

それでも俺のもてる言葉全てを使って、全身全霊で本気だという事を伝えた。

まあ、言えば言う程冗談だと思われる悪循環

どんだけ信用無いんだ俺…

フローレンが信じてくれるまで毎日電話で告白を繰り返した。

俺「本当に本気で好きなんだ…」

フローレン「え?もしかして本気なの?」

何度もそう言ってます…

フローレン「絶対冗談でしょ?」

頑固ですね貴方…

俺の知ってるフローレンは もっと素直で純真無垢で疑う事を知らない子でしたよ…

いつの間にそんな汚れた大人になってしまったの?

もうティンカーベルは見えないの?



112 :1:2011/05/18(水) 22:44:35.94 ID:uxX3uTWY0
その後、時間は掛かったが、フローレンに俺が本気だとやっと伝わった。

結局、最初に告白してから信じて貰うまで4日以上経ってた…


俺「とりあえず、俺の気持ちは伝えた。フローレンは?」

フローレン「うーん…」

フローレンの言葉が少し詰まった…

フローレン「私は…うん…」

フローレン「私も俺君が好き…」

俺の気持ちがフローレンに伝わった。

やっと信じて貰えた事と、フローレンも俺の事を好きだと言ってくれた事に安心した。

フローレンとちゃんと付き合う前に彼女との蹴りを付けようと誓った。

その時…



113 :1:2011/05/18(水) 22:46:35.69 ID:uxX3uTWY0
フローレン「でもね…元彼の事も同じように好きなんだ…」



??

アルェ?

何かデジャヴ?

フローレン「俺君が凄い好き。でも元彼も同じように好きなの…ハッキリしなくてゴメン…」

この道は〜いつか来たみ〜ち〜…



114 :1:2011/05/18(水) 22:50:00.06 ID:uxX3uTWY0
まあ待て、俺も成長した。

俺は二度と同じ轍は踏まない

ここで引いたら負けだ

鉄は熱いうちに打てだ


次の日、必死で仕事を手早く片付けて東北行の新幹線に飛び乗った。

東京から新幹線でフローレンの住む街まで2時間程

着いたのは夜の9時位だった。

電話をしてみたがフローレンは バイトか何かに行ってるらしく、家には居ないようだ。因みにフローレンは携帯を持ってない。

雪の積もる極寒の東北の大地。

フローレンの住む学生寮は新幹線の停車駅からローカル線で少し行った先

物凄い田舎で、駅前に喫茶店どころかコンビニすら無い。

駅前の自販機でコーヒーを買い、ガタガタ震えながらフローレンの帰りを待つ。



115 :1:2011/05/18(水) 22:53:16.28 ID:uxX3uTWY0
結局フローレンと連絡ついたのは日付が変わってからだった。

俺「来ちゃった」

フローレン「ふぇ?」

俺「寒いねこっち、雪は有るし、駅前にコンビニすら無いし…凍死するかと思った」

フローレン「え?え?俺君東京じゃないの?こっちに居るの?」

俺「うん」

フローレン「え?なんで?」

俺「会いたかったから…迷惑だった?」

フローレン「迷惑じゃないよ…嬉しいよ」

良かった。とりあえずストーカー扱いはされなかったようだ。

フローレン「寒いでしょ?ウチおいで」

来たは良いけど、その後どうするか考えてなかった。

流石に一人暮らしの女の子の家に泊まるつもりはなかった。

駅前にファミレス位あるだろうから、そこで会えば良いとか思ってた。

俺「流石にそれはマズイって…どっかファミレスみたいなの無い?」

フローレン「そんな小洒落た物は無い!」

俺「え、じゃあ目の前にビジネスホテル有るから、俺そこ泊まるわ」

フローレン「ええ!何しに来たのさwつべこべ言わずサッサとウチに来なさい」

俺「はい…」

フローレンの住む学生寮は駅から少し距離があるらしく歩くのは辛いという事でタクシーに乗る。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, 結婚,
 


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