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「バンドで売れたい」と思って10年間頑張ってきたけどもうダメだ
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83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:34:19.80 ID:PPg+erii0
ふたりで居酒屋に入り、僕はバンドに対する思いとか、他のメンバーに対する思いとか、恥ずかしいことまでべらべらしゃべっていたと思う。

Uさんは真剣に話を聞いてくれて、ひと通り話を聞いたあとに

「難しいけど、いろんなテンポとか思いとか そういうのを集めてバンドが出来上がるんだと思う。

1人の気持ちで周りがくっついて動くだけなんて、バンドとはいえないんじゃないかな」

といってくれた。

悲しいけど事実そういうことだったんだと思う。

結局、僕が夢見ていた栄光の道は現実には存在しないということがはっきりとわかった。

このバンドを続けていく以上は僕とふたりのペースは明らかにバラバラで、そのテンポをうまくみんなであわせていくしかないんだ。

バンドをやめて別のバンドを組むというのは僕には考えられなかった。

とにかく僕にはこのバンドしかなかった。


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:38:03.54 ID:PPg+erii0
その日僕はベロンベロンに酔いつぶれて終電を逃した。

Uさんの「家泊まってく?」という問にうつろな意識で首を縦に振ったが、冷静になって考えてみると

「一人暮らしの社会人女性の家に泊まりに行くっていうのは・・・・・つまりそういうことだよな・・・・・・」

と僕の童貞脳はビンビンに反応していた。

伊達にこの歳まで童貞を守ってこなかった。

むしろ、Uさんのために僕の童貞はある。とか考えていた。アホだ。


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:41:23.29 ID:PPg+erii0
家についたらいい匂いだし、Uさんの生活してるスペースってだけで相当に興奮して酔いも冷めた。

正直 今でもあの時の感覚とか匂いとか思い出してしまうくらい。

ベッドにふたりで腰掛けて軽くウィスキーとか飲みながらもう少し話をしていた。

僕は この人が好きなんだって再確認した。

今日、この人に思いを伝えようと思った。相変わらずせっかちだった。


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:41:39.10 ID:46CwE/3PO
こういうのって始める理由は簡単に見つかるけど辞める理由はなかなか見つからないんだよな


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:41:59.74 ID:Afvd0Cxj0
結構人気あったみたいだけど守ってきちゃったのか



90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:43:28.74 ID:AxJLlCUBO
ありがちと言えばありがちだけど若い頃にそれだけ熱意持てるのはスゴい

ツラいかもしれないが良い人生送ってるな


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:44:32.34 ID:PPg+erii0
「真剣な話してもいいですか?」

「ん、なに?」

「す、好きです・・・・・・」

Uさんは驚いたような、困ったような、なんか色々考えてたような気もするけど最終的に

「私も好きだよ」

って言ってくれて、僕は彼女と付き合うようになった。

それから、僕は今まで以上にバンドを頑張ろうと思った。

焦ることではなく周りに歩調を合わせて。


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:45:21.00 ID:zdbiUcI10
えんだああああああああああああああああ


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:46:50.62 ID:uy2gQJ3Y0
付き合ってんじゃねえよハゲ


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:49:29.41 ID:PPg+erii0
それから2ヶ月ほど、僕はたまにUさんの家に行くようになっていた。

バンドのメンバーには付き合っていることを言わなかった。

なんとなく自分が腑抜けているように見えるのではないかと思ったからだ。

ある日の練習後Rくんから「今日これから軽く飲まない?」と提案された。

「いや、これからちょっと用事あってさ」

「なに?女の子?お前もついに?」

「あー、まあUさんのとこに用があって」

と言うとAくんに

「え、お前Uさんと付き合ってんの?」

と聞かれた。

僕は、「いや、まあ、そういうんじゃないよ・・・・・」

とお茶を濁してしまった。


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:53:31.41 ID:PPg+erii0
その2週間ほどあと、Aくんに呼び出されて僕とRくんとで集まった。

個室の居酒屋に入り、Aくんが話を始める。

「Uさんに告白した」

「・・・・・は?」

僕もRくんも結構驚いていたと思う。

「そしたら、Uさんはもう付き合ってる人がいるって言ってた」

Rくんはヘラヘラとしながら「え、だれ?」と聞く。僕は その時変な汗が止まらなかった。


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:54:31.28 ID:d54sRvbK0
修羅場やないか


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:54:56.20 ID:Gk92XRiX0
女が絡んでくるとバンドはダメだって


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:54:57.98 ID:iHlOeE+8i
せっかくいい感じになってワッフルしてたのに

解散フラグか


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:56:36.59 ID:PPg+erii0
「おまえ、付き合ってないっていってたよな」

「え、そ、そんなこといってないっていうか、ちょっとよくわからないっていうか」

「お前が付き合ってないっていうから俺は告白したんだよ」

冷静になって考えれば僕が付き合ってないとしたって それがUさんがフリーと言う事にはならないんじゃないのかとか言おうと思ったけど無駄だと思った。

Rくんが「まあまあ落ち着けよ・・・・・」と言いながら場を収めようとしていたがAくんはやがてイライラしたように帰ってしまった。




112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:00:32.19 ID:PPg+erii0
Uさんにそのことを聞きたかったけど、僕は聞けなかった。

Uさんがどんな顔でそれを話すのか、考えたくなかったし、そんな顔見たくなかった。

バンドの練習は同じペースでは入っていたけど、Aくんは僕と明らかに距離を置いているし、Rくんはその空気をどうにかしようと立ち回っていたが相当苦労していたみたいだった。

そこからバンドが崩れるまでに そう時間は掛からなかった。

「俺、このバンドやめようと思う」とAくんが言い出したのは居酒屋の件から1ヶ月程経った日だった。


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:03:27.65 ID:zdbiUcI10
Aくん器小さすぎワロタ


114 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/11/18(日) 08:03:51.18 ID:6itzU8+70
ここまで読んできたがリア充すぎてうらやましくもある


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:06:04.09 ID:IK0YjNtU0
人間関係でバンド崩壊はあるあるだよなぁ

建前は音楽性の違いで脱退


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:06:52.24 ID:2/woYA220
箱付きPAの俺が何かアドバイスしようと思って来たら恋愛沙汰だった


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:06:57.75 ID:uy2gQJ3Y0
まあ>>1だけが人生かけててまわりが趣味程度のつもりなら遅かれ早かれ解散は決まってたことだし


122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:08:17.66 ID:RsBoLemv0
友達が女性ボーカルはブスのほうがいい

って言ってたのはこうゆうことか


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:10:57.90 ID:2/woYA220
>>122
でも同じスキルの場合 客の付きやすさは やっぱ顔に比例するんだよな…

純粋に音楽だけで見る奴もいるけど、ギャルバン好きとか、女Vo好きとかの男ってのはいるし、そういう奴ほど足繁く通うからな…


125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:09:30.60 ID:PPg+erii0
「正直 居心地悪いし、モチベーションもあがらない。ここまでじゃないのか」

そこから色々と話し合った。

Rくんは そんなくだらないことでバンドを辞めるだとか、女なんてたくさんいるだろとか言っていたが、

「俺はUさんのことを3年も想い続けてたんだぞ。今更他の女とかそういう話じゃない。ずっと想い続けてた人が他の男、それも身近な男に取られるなんて精神的に耐えられない」とAくんは話した。

それを聞いたときに、僕はAくんを説得する権利はないと思った。

僕はUさんのことが好きだけどAくんもRくんもバンドもとにかく好きなんだ。

でも、それじゃどうにもならないと思った。


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:12:31.95 ID:PPg+erii0
Aくんの気持ちもわかってしまうのだ。

もし これでUさんが実はAくんと付き合ってました。なんて言われた日にはバンドをやめると言い出すかは別として精神的に耐えられたかはわからない。

僕は何も言えず、Rくんも仕方がないから来週までもう一度考えてくれ、と言ってその日はお開きになった。

翌日僕は そのことをUさんに話してしまった。

本当に最低のミスだったと思う。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:青春, 修羅場・人間関係,
 


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