中国人の彼女の話
(6ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
86 :名無しさん?:2013/02/12(火) 22:45:56.42 ID:yB7pr5Lm
その夜は なんだか変な胸騒ぎがして よく眠れなかった。
でも明け方に一気に疲れが来て、起きたら12時を過ぎていた。
メールが来ている。ワンからだ。
「一個きいてもいいですか?」
「なんですか?」
「まだ私と付き合いたいですか?」
難問キタ―!!!!
これは ワンが心を決めたから来たのかなとか思ったし、
イエスと答えれば、「ゴメン」と言われそうで、
ノーと答えれば、「分かった」と言われそうで、
ここで俺は完全にヒヨッタ。
付き合わなくても今みたいに楽しく毎日が過ごせれば幸せだとか思って「ノー」という返事をしてしまった。
「okok」
これがメールの返事だった。
これで終わりだなって思った。
でも そこまで後悔はしておらず むしろ ちょっと気持ち良かった。
87 :名無しさん?:2013/02/12(火) 22:48:58.77 ID:yB7pr5Lm
その日の夜、ワンからメール。
「今日ナイトクラブ行くけど一緒に来たい?」
俺は正直戸惑った。
このタイミングであのエルナンデス事件のあったクラブに?? しかもエルナンデス君は あの日の俺の行動をワンは嫌ったと言っていた。
「誰が来るの??」
「ヤンと行く。他は知らない。」
「俺に来てほしいの?」
「俺君に聞いてんの。」
「じゃあ行くよ。」
88 :名無しさん?:2013/02/12(火) 22:51:36.09 ID:yB7pr5Lm
当時の俺の推理はこうだった。
ワンは俺との関係を元通りに戻したくて、だからヤンも誘って昔みたいに遊びたいっていう風に思って俺に声をかけたのだと。
だからもし俺がここで「行かない」と答えると、これからは俺たちは もっと疎遠になってしまうんじゃないかと。
よって俺は行くと答えて引きずった気持ちは全部ここに捨てていこうと決めた。
その夜は なんだか変な胸騒ぎがして よく眠れなかった。
でも明け方に一気に疲れが来て、起きたら12時を過ぎていた。
メールが来ている。ワンからだ。
「一個きいてもいいですか?」
「なんですか?」
「まだ私と付き合いたいですか?」
難問キタ―!!!!
これは ワンが心を決めたから来たのかなとか思ったし、
イエスと答えれば、「ゴメン」と言われそうで、
ノーと答えれば、「分かった」と言われそうで、
ここで俺は完全にヒヨッタ。
付き合わなくても今みたいに楽しく毎日が過ごせれば幸せだとか思って「ノー」という返事をしてしまった。
「okok」
これがメールの返事だった。
これで終わりだなって思った。
でも そこまで後悔はしておらず むしろ ちょっと気持ち良かった。
87 :名無しさん?:2013/02/12(火) 22:48:58.77 ID:yB7pr5Lm
その日の夜、ワンからメール。
「今日ナイトクラブ行くけど一緒に来たい?」
俺は正直戸惑った。
このタイミングであのエルナンデス事件のあったクラブに?? しかもエルナンデス君は あの日の俺の行動をワンは嫌ったと言っていた。
「誰が来るの??」
「ヤンと行く。他は知らない。」
「俺に来てほしいの?」
「俺君に聞いてんの。」
「じゃあ行くよ。」
88 :名無しさん?:2013/02/12(火) 22:51:36.09 ID:yB7pr5Lm
当時の俺の推理はこうだった。
ワンは俺との関係を元通りに戻したくて、だからヤンも誘って昔みたいに遊びたいっていう風に思って俺に声をかけたのだと。
だからもし俺がここで「行かない」と答えると、これからは俺たちは もっと疎遠になってしまうんじゃないかと。
よって俺は行くと答えて引きずった気持ちは全部ここに捨てていこうと決めた。
89 :名無しさん?:2013/02/12(火) 22:56:33.18 ID:yB7pr5Lm
ナイトクラブはかなり盛り上がった。
酒も結構進んだし、ワンもヤンも俺も それなりに それぞれ楽しんでいた。
ちなみにエルナンデス君は この日はいなかった。
とくにワンは酒のペースが速かった。
テキーラショットを多分10以上は余裕で飲んでいたと思う。
俺が一人でダンスフロアを眺めていると、ワンが後ろから となりにやってきた。
「楽しんでる??酔ってんの???」と聞くと、へろへろな声で「酔ってませーン」と答えた。
「俺君、一つ言いたいことがあるんだけど。」
「何ですか??」
「一つ言いたいことがあ、あるんですけどおお。」
「だから何??」
「大好きよ」
90 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:01:16.89 ID:yB7pr5Lm
信じがたいことが起きた。
信じ難かった。ワンは酔っていたから。
だから俺はとにかく冷静で居続けた。
「分かった分かった、酔ってんだなww」
「酔ってませーン!だいすきでぅうううう!」
「はいはい」
みたいに話してた。
「踊らない??」とワンが聞いてきたので、一緒に踊ることにした。
それまでは みんなで一緒に踊ったり、みんなの中でたまに2人で一緒に踊ったりとかは したけど、
2人きりでダンスフロアに降りて踊るというのは初めてだった。
踊っているとワンはキスをしてきた。
91 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:04:26.20 ID:yB7pr5Lm
ナイトクラブから出た後、ワンに水を飲ましたり、タクシーがなかなか つかまらなかったりとかで、いろいろ大変だったけど、そんな中でワンの酔いはドンドン醒めていった。
それでもあれだけ飲んだのだから、ワンの部屋まで付き添って行った。
もちろんあの言葉の真相を聞きたかったのもあった。
部屋に向かう途中ワンは俺にこう言った。
「今日はうちに泊まってくれる??」
「その前にちょっと話をしような」
「うん」
92 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:08:01.29 ID:yB7pr5Lm
2人でベッドに座って話をした。
「今日クラブで俺に言ったこと覚えてる??」
「覚えてるよ。」
「俺は あのときワンは酔っぱらってへろへろだったから、あの言葉の真意は まだ分からないんだ。
いまは大分落ち着いているように見えるから、もう一回教えてくれる??」
「俺君の誕生日の日からいろいろ考えたの。
これからのこととか。
俺君の言うように3ヶ月後に あたしたちが どうなってるかなんて分からない。
でも今あたしは俺君といるのが一番幸せだから、付き合いたいって思ったの」
「じゃあ本当に俺たち付き合えるんだね??」
「うん。」
93 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:12:05.56 ID:yB7pr5Lm
俺は本当にこの瞬間 幸せだった。
3カ月間の一緒に入れる期間で とにかくワンの人生の中でも1番の男になれるように頑張った。
もちろん学費を払っているので勉強を第1優先にはしたけど、
それでも毎日10分でも5分でも時間を見つけては、ワンに会いに行った。
毎日夜3時くらいまで図書館に籠る生活が続いたけど、週末などは いっしょに街に買い物に行ったり、ご飯を作ったりした。
94 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:14:41.76 ID:yB7pr5Lm
ここからは書いても つまらんような出来事ばかりなので、簡単に箇条書き。
・韓国人のある男(ナムじゃないよ)への異常なまでの嫉妬
・インドネシア人のこぶつきのロンドン旅行
・コンドーム破けたか!?事件
・ヤンとの間の埋められない溝
・俺、帰国便を逃す
などなど
95 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:18:50.47 ID:yB7pr5Lm
てかロンドンって書いちゃったwwwww
俺の帰国日が迫るにつれて、やっぱり涙なしでは語れない話もあった。
結構本気で日本の大学辞めて、こっちの大学に編入することとかも考えた。
でも現実と折り合いつけてしまって、あと日本で ばあちゃんが死んだこともあって、予定通りに帰ることになった。
96 :名無しさん?:2013/02/12(火) 23:22:51.92 ID:yB7pr5Lm
帰る前に何度も何度も何度もワンに伝えたことがあった。
「自分の気持ちに常に正直にあってほしい。
常に自分の幸せのことだけ考えてほしい。
俺は つねにワンの味方だから。
もし俺が帰った後に、いい男を見つけたら迷わずがっついてくれ。
俺も もしいい娘にあったら その娘と幸せになれるように頑張るから。
でも、付き合い始めたときから心に決めてきたことは、ワンの思い出の中で№1になりたかったということ。
それがどうだったかはワンが死ぬ時に決めればいいからね」
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ
