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5年前、病院で知り合った女の子の話をする
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15 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:41:02.23 ID:VOWyqJu+0
「あの、お名前教えてもらえますか?ちなみに僕は1といいます」

「私は恵梨香っていいます。」

「地元はこの辺なんですか?」

「いえ、実家は田舎ですww 専門学校に行くために田舎出てきたんです。でも、この前 車に撥ねられちゃって・・・こんな生活してるんです」

「僕もそうですよ。バイク乗ってたら事故に有って・・・ 早く歩きたいですww」

「私もそう思いますww」

「あ、そうだ!!もしよかったら退院したらこの辺案内しますよ!! 地元は少し離れてますけど、けっこうこの辺も詳しいんですよ

「あ〜やっぱりナンパだww」

「いや、だから違いますってwww あ、っでもたしかにナンパだww」

「ふふ。俺さんっておもしろいですね。いいですよ、アドレス交換しましょう」


そこでアドレスを交換した。

あまりにも うまくいきすぎて怖かった。



17 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:42:15.94 ID:VOWyqJu+0
>>14
今日は少し冷えるからな。

風邪ひくなよww


それからは、かなり多くの時間を一緒に過ごすようになった。

喫煙所に行く前は必ずメールして一緒に行かないか誘った。

誘われることもあったが、俺が誘うことの方が多かったと思う。

ちなみに、当時未成年だった俺達だが、病院では何も言われなかった。


担当医の人は たばこはダメだよーと言いながらも暗黙の了解てきなところがあって何も言ってこなかった。

余談だが、医者からはタバコは吸わない方がいいけど せめて吸うならアメスピと言われ続けた。

でもアメスピは好きになれない。


一緒に喫煙所に行ったり、待合室で話すうちに彼女のことで分かったことがあった。




16 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:42:15.25 ID:GmyWCqC50
ええなー俺も入院しよかな


18 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:43:51.86 ID:VOWyqJu+0
>>16
タイミングはあるよ絶対。

盲腸で入院したときはBBAしかいなかった。


まず、彼女はよく笑った。

でも、何というか、微笑みと笑いで かなり境界線がある感じ。

冗談を言って笑ってくれることはあったけど、微笑というか・・・苦笑いではないんだけど、ほんとに微笑んでいる感じ。

自分でも最高のボケをかましたときだけ見せてくれた爆笑は本当に心から笑ってくれている気がした。

普通の人でも微笑みと爆笑の違いはあると思うけど、彼女は人一倍それが際立っていた。


そして、彼女の両親は共働きで他県に住んでいることもあり、なかなかお見舞いに来れていなかったようだ。

友人も大学の友達だけのようで、あまり病院で他の人と会っているところを見なかった。

俺は地元も近かったので ほとんど毎日違う友達がお見舞いに来てくれていた。

恵理香がうらやましいと言ってくれたのを覚えている。



19 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:45:14.60 ID:VOWyqJu+0
そして、恵理香が退院する日がやってきた。

俺の退院も目前に控えていたが、恵理香の方が三日程早く退院した。

退院の前日、夜に二人で喫煙所に来た。


俺は、連絡先を交換しているとはいえ、もう会えなくなるような気がして怖くなっていた。

この時点で俺は恵理香に完全に恋してしまっていた。


「退院おめでとう。明日は朝から出るんやろ?」

「うん。今までありがとう。明日は時間できそうにないかなー」


「そっか。今度は事故に遭わんごとせんばww」

「そだねwwね、初めて話したときの約束覚えてる?」


「ん?なんかしたっけ?」

「自分から誘ったじゃんww」


「あ、案内するやつ?覚えとるに決まっとーやんww」


実は、半分は諦めていたところがあってこの件には触れないようにしていた。



20 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:46:42.73 ID:VOWyqJu+0
「よかったwwちゃんと連れていってねww」

「うん。約束な。俺も退院したら連絡するけん」

そんな会話を交わし、彼女は退院していった。


退院当日は俺も最後の検査なんかがあったりして、見送りはできなかった。

俺も無事に退院した翌日、恵理香にメールした。

内容は はっきり覚えていないが、どうしてる?てきなメールだったと思う。

すぐに返信が来てうれしかったことは はっきりと覚えている。

それから、メールや電話を繰り返し、地元案内をする約束をした。

当日、俺はどこを案内するか必死で考えた。

ほとんど徹夜に近かった。




21 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:46:43.44 ID:GmyWCqC50
>>19
ハッピーエンドならええな。


22 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:47:51.47 ID:VOWyqJu+0
>>21
誰かが死ぬようなバッドエンドじゃないことだけはたしかだ。


当時俺はその周辺では珍しく、10代で車を持っていた。バイトした金で知り合いから格安で購入した軽自動車だったが。その土地柄、車を持っている友人は数えるほどだった。


最高のドライブコ-スを考えた。

海が綺麗な土地だったので、海が見える展望台や、夜景が有名な山にも連れて行く計画を立てた。

案内するという名目だったので、観光地なんかもリストに入れていた。


とあるショッピングモールで待ち合わせをした。

再開した瞬間、私服の彼女を見て緊張がさらにピークに達した。



23 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:49:01.02 ID:VOWyqJu+0
もはや恵理香が天使に見えた。

恋は盲目なんて言うが、そんな次元じゃなかった。周りのものが視界から消え去った、そんなレベルだった。

「戸田さん、足は大丈夫?」

「昨日雨降ったとき痒かったww」

「それ分かるわ、、、痛いってか、痒いよねww」

「ねー。今日はどこに連れて行ってくれるの?」

「行ってからのお楽しみってやつやなwww」


そこからいろんな場所を回ったが、恵理香のリアクションの一つ一つがかわいかった。

すごーいとか、きれいとか、当たり前のリアクションかもしれないけど、かわいかった。

最後に夜景が有名な山に行った。



24 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:49:44.21 ID:VOWyqJu+0
地元じゃ知らない人はいないだろう。

県外からもよく観光客が来るような場所だった。

「すごい綺麗だね」

「うん。でも思ったほどないよなww」

「ちょっと!!雰囲気壊さないでよww」

夜景を見る横顔を見ていると、俺はもう我慢できなくなっていた。

「ねえ、戸田さん」

「なに?」


「ちょっと真面目な話していいかい?ww」

「あらたまって何ですか?ww」


「戸田さん!!」

「はいww」


「初めて話したときから、好きでした!! お付き合いしてください!!」

「・・・はいww 敬語ww」


そう笑いながら、恵理香は俺の手を強く握った。

かすかに、震えているような気がした。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, すっきりした話,
 


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