学生時代の謎の寝取られ事件とその黒幕の話
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317 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 15:59 ID:UbBe3rdW
俺は、軽く頭を振って現実へと戻った。
「もういいだろう?なんで俺に電話してきたんだ?」
「違うの・・・」
「えっ?」
「違うの・・・」
英子はただそうつぶやくだけだった。
「何が違うんだ?」
俺にはさっぱり分からなかった。
318 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:01 ID:UbBe3rdW
「秀樹は悪くなかったの、何もしていなかったのよ・・・」
「えっ?何言っているのかさっぱり分からないよ」
「違うの、私たち騙されていたの・・・」
英子はそう言うとまた涙が溢れてきた。
「おい、いったいなに言ってるのかさっぱり分からないよ」
「もう、泣くのはやめてくれよ、頭がおかしくなりそうだよ」
俺はなかばあきれてなかば切れかけてそういった。
320 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:15 ID:UbBe3rdW
「一体、何の話をしてるの?」
「あの時の、あの別荘の時のこと・・・」
英子は途切れ途切れに答えた。
「えっ?別荘の事・・・」
俺にとっては悪夢の出来事だったあの別荘での事件。
それを今更なにを言っているのだろうか?
俺は、軽く頭を振って現実へと戻った。
「もういいだろう?なんで俺に電話してきたんだ?」
「違うの・・・」
「えっ?」
「違うの・・・」
英子はただそうつぶやくだけだった。
「何が違うんだ?」
俺にはさっぱり分からなかった。
318 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:01 ID:UbBe3rdW
「秀樹は悪くなかったの、何もしていなかったのよ・・・」
「えっ?何言っているのかさっぱり分からないよ」
「違うの、私たち騙されていたの・・・」
英子はそう言うとまた涙が溢れてきた。
「おい、いったいなに言ってるのかさっぱり分からないよ」
「もう、泣くのはやめてくれよ、頭がおかしくなりそうだよ」
俺はなかばあきれてなかば切れかけてそういった。
320 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:15 ID:UbBe3rdW
「一体、何の話をしてるの?」
「あの時の、あの別荘の時のこと・・・」
英子は途切れ途切れに答えた。
「えっ?別荘の事・・・」
俺にとっては悪夢の出来事だったあの別荘での事件。
それを今更なにを言っているのだろうか?
321 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:18 ID:UbBe3rdW
「私たち、だまされていたのよ!」
英子は力かぎりの声で叫んだ。
「えっ?」
俺は全く理解できなかった。
「だ、だまされていた?」
「なっ、なにを言っているんだよ・・・」
俺は、気が遠くなりそうだった・・・
322 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:19 ID:UbBe3rdW
騙されていた、だまされていた、ダマサレテイタ・・・
俺の頭の中ではこの言葉が堂堂巡りをしていた。
騙されていた・・・
一体誰が何のために俺たちを騙していたというのだろうか?
323 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:21 ID:UbBe3rdW
「どういうことなんだ?」
「だますって、一体誰が・・・」
俺は、頭のてっぺんから血の気が引いていく気がした・・・
324 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:23 ID:UbBe3rdW
「え、英子、頼む、泣いてないでまじめに聞かせてくれ・・・」
「だって、だって・・・」
英子は再び泣きじゃくりだした。
ヒックヒックと喉を詰まらせながら涙をこらえようとしているようだが無理だった。
「おい、いったいどういうことなんだよ」
俺は、英子の言う騙されていたという言葉が非常に気になった。
327 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:26 ID:UbBe3rdW
あの場にいたのは俺と英子と山本と村上の4人だ。
この中で騙されたのはどうやら俺と英子のようだ。
それ以上の情報は泣きじゃくる英子からは入ってこない。
今考えうる事は、山本が単独で俺と英子を騙した説。
山本と村上が共謀して俺と英子を騙した説。
そしてもう一つの説は、村上が単独で俺と英子と山本を騙した説・・・
328 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:28 ID:UbBe3rdW
俺はこの時、血の気が引く思いをした・・・
あの山本の怒り様は本気のようだった。
ということは、山本もだまされていたのか?
すると村上が単独で俺たち3人を騙したのか?
俺も山本も英子も村上に踊らされていたのか?
330 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:32 ID:UbBe3rdW
俺は泣きじゃくる英子を抱きしめながら頭を働かせた。
村上は山本との関係に飽きていた。
山本の友人である俺に興味を抱いた。
しかし、俺は村上の事を嫌っていた。
俺と英子は人目がうらやむくらいに愛し合っていた。
俺と英子の仲たがいにさせるために俺を酔わせた。
俺は村上の思惑どうりに酔って英子に無茶苦茶した。
332 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:51 ID:UbBe3rdW
そして、雰囲気のきまづくなった俺と英子。
翌日の晩も俺を酔わせて今度は俺と村上が寝るようにしむける。
そして、気がついた山本が俺のことをぼこり、怒った英子は俺を捨てて帰る。
残された村上は俺にレイプされたと騒ぎ立てる。
警察沙汰を恐れた俺から金品を巻き上げた上に今後彼氏として付き合うように脅迫する。
そして、今にいたる・・・
334 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:53 ID:UbBe3rdW
そ、そんなバカな・・・
考えてみると筋道が通っているような気がする。
あの時、レイプされた警察に訴えるといいつづけていた村上がバッグを買うことと責任を取って付き合うことを俺に強要した。
いったいどこにレイプした相手に付き合えと強要する女がいるのだろうか?
俺は、背筋に冷たいものが走った・・・
335 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:54 ID:UbBe3rdW
なんてことだ。
今では俺は村上にすっかり夢中になっている。
その村上が俺のことを騙すだなんて。
嘘だ、嘘だと言ってくれ・・・
俺の頭は混乱してきた。
336 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/17 16:58 ID:UbBe3rdW
「え、英子、俺は美香に、む、村上に、だ、騙されたのか?」
俺はやっとのことで声に出すことができた。
「うっ、うっ、村上さんはどうなのか分からない・・・うっうぅぅ」
英子もやっとのことで答えた。
「えっ?」
俺は声にならない声を出していた。
「村上さんは分からないってどういうこと?」
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