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裸にされて写真撮られ脅迫されてた彼女
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僕は気持ちがはやってたから約束の時間の20分以上前に着いた。

夜の河原には誰もいなかった。しかも高架下だったから電車の音もうるさくて ここなら何かされても通行人は気づかないだろうと思って、怖くなった。


約束の時間の5分前ぐらいにドキュ男が来た。嫌な予想は当たって、他に2人男を連れてきた。

優美が写真撮られたことを他の二人の男に知られたくなかったから僕はドキュ男と二人だけで話をしたいと言った。

ドキュ男は一応先輩だったから、そのときも僕は、怒りを堪えてドキュ男に敬語で話した。


「別に4人で話せばいいじゃん。こいつら、優美の写真もう見てるぜ?なあおまえら?あの女、すげえいい体してたろ?」


ドキュ男のこの一言で、僕は切れてしまった。

唐突にドキュ男につかみかかってボコボコに殴った。

他の二人には ずいぶん殴られたけど、僕の怒りはドキュ男に集中してたからドキュ男だけに的を絞って狂ったように殴った。

途中、殴られて意識が飛びかけて、その後はよく覚えていない。

意識がはっきりしたときは僕は、倒れたドキュ男の口辺りに、近くにあった大きめの石を何度もぶつけてた。


殴り合いの喧嘩なんて、小学校以来だった。

父に言われて小さい頃から空手を習わされてたけど、それが少しだけ役に立った。

「少しだけ」と書いたのは、空手で覚えた技を使ったのなんて相手の突きや蹴りをかわすときぐらいで 後はもう、その辺にあった石を持ってぶん殴ったり、木の棒で相手の腹を突いたり、もうグチャグチャの喧嘩ぶりだったからだ。


ドキュ男が気絶して動かなくなったから、とりあえず僕は石で顔を叩くのを止めた。

ドキュ男は上の前歯が4、5本なかった。

ドキュ男の携帯をポケットから探し出して、へし折って川に投げ捨てた。



僕男「これで僕の気は済んだけど、まだやりたいの? やりたいなら、おまえらの前歯も全部折るよ?」

ド友1「いや、俺はいいや。とりあえずドキュ男を医者に連れてくよ

ド友2「ああ、じゃあ俺も。 俺たち、ドキュ男に呼ばれて来ただけだから、おまえに恨みなんかないし」
僕男「じゃあ携帯貸してくれる? 優美の画像消させてもらうから」


意外なことに、二人はすんなり携帯を貸してくれた。

もうちょっと人間的にクソなのかと思ったら、この二人はドキュ男ほどクソじゃなかったみたいだ。

僕は二人のデータ消去を確認して、その場所を去った。



さっきはハッタリで、まだやる気満々みたいな言い方したけど、体力的にはもう限界だった。

急に激しい運動したから、立っているのも辛かった。帰り道は、膝がガクガクいってうまく歩けなかった。

二人が大人しく引いてくれて正直、助かった。

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優美にはすぐに連絡できなかった。

「あーあ、やっちゃったな

あれだけやっちゃったんだから、きっと傷害罪で逮捕だろうな

退学かな?

そんなことになったら、また優美は責任感じちゃうだろうな」

「結局 切れて全部滅茶苦茶にしちゃって

大学生になって、真面目ぶってるけど、やっぱり荒っぽい父さんの子供で、兄さんたちの兄弟なんだな」


そんなことを考えながら、とりあえず自宅に向かった。

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うちは、絵に書いたような低学歴&DQNの家だ。

そんな中で、僕だけが大学にまで進学できた。

兄は二人ともDQNのエリートコースだ。

僕が一度も停学にもならず高校を卒業し、一浪はしたけど大学に行ったことを、父は、鳶が鷹を生んだって、すごく喜んでくれた。

僕が切れて暴れて大学を退学になったら、父はきっと怒るだろう。

まずはその父に、おそらくは傷害罪で逮捕されて、大学も退学になるだろうということを謝ろうと思った。

と言っても父はあんまり家には帰ってくる人じゃない。

だから僕は、父の携帯に電話して大事な話があるからすぐに会いたいと父に言った。

父は、今からすぐに家に向かうから、家で待ってろとのことだった。

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家で待ってると父が帰ってきた。

リビングルームで僕は正座して父に事の顛末を話して、土下座して謝った。


ずいぶん後になってから父に土下座して謝った話を優美にしたら「お父さんに土下座なんてするの?ふーん。変わった家庭だね」と不思議そうだった。

父は堅気の人間ではないので、「筋を通す」ということにうるさい。ちゃんと土下座して謝らないと、僕はタコ殴りにされてしまうだろう。

あの頃は もう大学生だったけど、それでも父にはよく殴られた。


僕から事の顛末を聞いた父は、怒りで手が震えてた。

父はよく怒りに任せて無関係な人も殴るから近くにいた僕が殴られるんじゃないかと思ってビクビクした。

「僕男、おまえは何にも悪くない。後は俺がなんとかするから、お前は心配しないで待ってろ」

父はそう言った。


その後、ドキュ男の住所を僕に聞いてきたので僕がサークル名簿の載ってるドキュ男の住所教えた。

住所を聞いた父は「クソガキが」と言いながらソファ近くの小さなテーブル思いっきり蹴飛ばした。

ガラス製のテーブルは窓まで飛んでいって、窓ガラスに当たって粉々に砕けた。

うちの窓ガラスは防弾なので、窓ガラスは無事だった。

父は支度を整えながら若い衆に電話し、あわただしく家を飛び出して行った。



うーん。標準語で書くと全く迫力ないな(;´Д`)

実際には方言バリバリで、威圧感ありまくりの父の話し方だけど地域特定回避のために標準語にしてます。

ちなみに、僕の話し方もずいぶん変えてます。

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父に謝って筋は通したので、その後は優美の元に向かった。
一応、破けた服や泥だらけのジーンズは新しいものに着替えたけど顔はボコボコに腫れてて、Tシャツから見える腕は傷だらけ、あざだらけだった。



優美は、ボロボロの僕を見るなり、玄関先で泣き出してしまった。

「ドキュ男はボコボコにしたから。携帯もへし折って川に投げたよ。もう大丈夫」

優美には、それだけ言って玄関先で抱きしめた。

これから逮捕されるかもしれないってことは、そのときは言えなかった。

せめて今日だけは、優美と二人っきりで穏やかな時間を過ごそうと、僕は考えてた。そのためには、余計な心配事は邪魔だと思った。

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優美は、いつもの元気な優美に戻ってくれた。

その日の僕らは、食事もテレビ見るのも、ずっとべったりくっつきながらでいつも以上にラブラブだった。


優美と部屋でくっついてゴロゴロしてたら、父から電話があった。

「全部手は打った。おまえが逮捕されることはもうない。安心しろ」という内容だった。

父が何をしたのか少し不安を感じたけど、父の言葉を聞いて、とにかくほっとした。

父さんが大丈夫だと言ったんだから、きっと大丈夫なんだろう。

父の言葉には妙な安心感があった。

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3日後か4日後ぐらいに、父の組の若い衆から電話があった。

ドキュ男が謝りたいと言ってるから、優美と二人でドキュ男の家に来てほしいということだった。

僕は家でゲームしてたけど、優美はちょうどバイト中だった。

若い衆に電話して、優美のバイトが終わるまで待っててほしいと言った。

若い衆は了解してくれ、優美のバイト先と僕の自宅に送迎の車向かわせると言った。

でも、優美は ごく普通のサラリーマン家庭で育った女の子だし、さすがにパンチパーマの男が運転する車に一人で乗るのは嫌だろうと思った。

だから僕は、僕は優美のバイト先に行って優美のバイトが終わるのを待ってるから、送迎は優美のバイト先だけでいいと伝えた。


優美にメールした。

ドキュ男の件で決着をつけるから、バイト終わったら僕と一緒に来てほしいと伝えた。

優美は会うのを酷く怖がったけど、僕が一緒で、安全な場所で会うならという条件でOKしてくれた。


バイトが終わった優美と待ち合わせして、送迎のベンツの前まで連れてったとき、優美は固まってた。

後部座席のドアを開けてくれたパンチパーマの男は、手首、足首まで刺青が入ってたけど、Tシャツ短パン姿だったため刺青が見え放題だった。


僕と優美は後部座席に並んで座った

ベンツの中の優美は、まるで借りてきた猫みたいに無口でおとなしかった。

無理もない。今まで、うちの家族の黒い部分なんて、一度も優美に見せたことなかったし。

僕は、不安そうな優美の手をギュッと握った。優美は、僕の手を強く握り返した。

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ドキュ男の家に着いたら、ドキュ男とドキュ男友×2が正座して待ってた。

僕は、すぐにはドキュ男たちと分からなかった。

3人とも、顔が腫れて目が埋もれてしまうぐらい、酷い顔だった。


その場にいたのは、ドキュ男とその友達2人、組関係の人は、送迎してくれた人を含めて3人だった。

一人暮らしのドキュ男の家の中は もうメチャクチャでクローゼットの衣類は全部出されてて、食器も散乱して、床板や壁紙まで剥がされてた。


「どうしたんですか?この床や壁紙は?」と聞いたら

「いやあ、優美ちゃんの写真隠してるんじゃないかと思ってね?俺らで調べさせてもらったんですよ」

そう言いながら若い衆は笑った。

趣味の悪いサングラス掛けたパンチパーマの男が前歯上六本が金歯になってる歯を見せながら笑う顔は、威圧的でしかなかった。


いや、あんたらがヤバいもん隠すんじゃないんだから。大学生が、床板や壁紙剥がして物を隠したりはしないでしょう?(;´Д`)

突っ込み入れたかったけど、ここは我慢した。



その場にいた人で顔を知ってるのは、一番偉そうにしてる一人だけ

残りの人は、たぶん組の準構成員の人か、うちに来ることのない下っ端の人たちだろう。


>>次のページへ続く
 
カテゴリー:復讐・倍返し  |  タグ:すっきりした話, これはひどい, ハメ撮り,
 

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