裸にされて写真撮られ脅迫されてた彼女
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それが、すごくうれしかった。
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翌朝、僕は、今日にでもドキュ男に会いに行って、この問題に決着をつけると優美に言った。
優美も付いて来ると言ったけど、優美は もう十分苦しんだから、後は僕に任せて。もう何も心配しないで、家で鍵掛けて待ってるように言った。
優美は僕一人で行かせるのは不安だと言ったけど結局 優美は納得してくれて、僕は一人で優美の家を出た。
家を出てから すぐにドキュ男に電話した。
「どうしても話したいことがあります」と僕が言ったら今バイト中で出られないとのこと
一応ドキュ男はサークルの先輩なので、切れそうになるのを必死に抑えて、敬語を使って話した。
ドキュ男は、今はどうしてもダメ。夜なら空いてるから、そのとき話そうとのことだった。
ドキュ男のバイト先の人にこのことで迷惑掛けるのも悪いから仕方なくドキュ男の要求を呑んで夜会うことにした。
時間と場所はドキュ男が指定した。
ドキュ男が指定した場所は、喫茶店とかじゃなくて、人気のない河原だった。
嫌な予感がしたけど、一度家に帰って寝て、その後、指定の場所に一人で行った。
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僕は気持ちがはやってたから約束の時間の20分以上前に着いた。
夜の河原には誰もいなかった。しかも高架下だったから電車の音もうるさくて ここなら何かされても通行人は気づかないだろうと思って、怖くなった。
約束の時間の5分前ぐらいにドキュ男が来た。嫌な予想は当たって、他に2人男を連れてきた。
優美が写真撮られたことを他の二人の男に知られたくなかったから僕はドキュ男と二人だけで話をしたいと言った。
ドキュ男は一応先輩だったから、そのときも僕は、怒りを堪えてドキュ男に敬語で話した。
「別に4人で話せばいいじゃん。こいつら、優美の写真もう見てるぜ?なあおまえら?あの女、すげえいい体してたろ?」
ドキュ男のこの一言で、僕は切れてしまった。
唐突にドキュ男につかみかかってボコボコに殴った。
他の二人には ずいぶん殴られたけど、僕の怒りはドキュ男に集中してたからドキュ男だけに的を絞って狂ったように殴った。
途中、殴られて意識が飛びかけて、その後はよく覚えていない。
意識がはっきりしたときは僕は、倒れたドキュ男の口辺りに、近くにあった大きめの石を何度もぶつけてた。
殴り合いの喧嘩なんて、小学校以来だった。
父に言われて小さい頃から空手を習わされてたけど、それが少しだけ役に立った。
「少しだけ」と書いたのは、空手で覚えた技を使ったのなんて相手の突きや蹴りをかわすときぐらいで 後はもう、その辺にあった石を持ってぶん殴ったり、木の棒で相手の腹を突いたり、もうグチャグチャの喧嘩ぶりだったからだ。
ドキュ男が気絶して動かなくなったから、とりあえず僕は石で顔を叩くのを止めた。
ドキュ男は上の前歯が4、5本なかった。
ドキュ男の携帯をポケットから探し出して、へし折って川に投げ捨てた。
僕男「これで僕の気は済んだけど、まだやりたいの? やりたいなら、おまえらの前歯も全部折るよ?」
ド友1「いや、俺はいいや。とりあえずドキュ男を医者に連れてくよ
ド友2「ああ、じゃあ俺も。 俺たち、ドキュ男に呼ばれて来ただけだから、おまえに恨みなんかないし」
僕男「じゃあ携帯貸してくれる? 優美の画像消させてもらうから」
意外なことに、二人はすんなり携帯を貸してくれた。
もうちょっと人間的にクソなのかと思ったら、この二人はドキュ男ほどクソじゃなかったみたいだ。
僕は二人のデータ消去を確認して、その場所を去った。
さっきはハッタリで、まだやる気満々みたいな言い方したけど、体力的にはもう限界だった。
急に激しい運動したから、立っているのも辛かった。帰り道は、膝がガクガクいってうまく歩けなかった。
二人が大人しく引いてくれて正直、助かった。
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優美にはすぐに連絡できなかった。
「あーあ、やっちゃったな
あれだけやっちゃったんだから、きっと傷害罪で逮捕だろうな
退学かな?
そんなことになったら、また優美は責任感じちゃうだろうな」
「結局 切れて全部滅茶苦茶にしちゃって
大学生になって、真面目ぶってるけど、やっぱり荒っぽい父さんの子供で、兄さんたちの兄弟なんだな」
そんなことを考えながら、とりあえず自宅に向かった。
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うちは、絵に書いたような低学歴&DQNの家だ。
そんな中で、僕だけが大学にまで進学できた。
兄は二人ともDQNのエリートコースだ。
僕が一度も停学にもならず高校を卒業し、一浪はしたけど大学に行ったことを、父は、鳶が鷹を生んだって、すごく喜んでくれた。
僕が切れて暴れて大学を退学になったら、父はきっと怒るだろう。
まずはその父に、おそらくは傷害罪で逮捕されて、大学も退学になるだろうということを謝ろうと思った。
と言っても父はあんまり家には帰ってくる人じゃない。
だから僕は、父の携帯に電話して大事な話があるからすぐに会いたいと父に言った。
父は、今からすぐに家に向かうから、家で待ってろとのことだった。
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家で待ってると父が帰ってきた。
リビングルームで僕は正座して父に事の顛末を話して、土下座して謝った。
ずいぶん後になってから父に土下座して謝った話を優美にしたら「お父さんに土下座なんてするの?ふーん。変わった家庭だね」と不思議そうだった。
父は堅気の人間ではないので、「筋を通す」ということにうるさい。ちゃんと土下座して謝らないと、僕はタコ殴りにされてしまうだろう。
あの頃は もう大学生だったけど、それでも父にはよく殴られた。
僕から事の顛末を聞いた父は、怒りで手が震えてた。
父はよく怒りに任せて無関係な人も殴るから近くにいた僕が殴られるんじゃないかと思ってビクビクした。
「僕男、おまえは何にも悪くない。後は俺がなんとかするから、お前は心配しないで待ってろ」
父はそう言った。
その後、ドキュ男の住所を僕に聞いてきたので僕がサークル名簿の載ってるドキュ男の住所教えた。
住所を聞いた父は「クソガキが」と言いながらソファ近くの小さなテーブル思いっきり蹴飛ばした。
ガラス製のテーブルは窓まで飛んでいって、窓ガラスに当たって粉々に砕けた。
うちの窓ガラスは防弾なので、窓ガラスは無事だった。
父は支度を整えながら若い衆に電話し、あわただしく家を飛び出して行った。
うーん。標準語で書くと全く迫力ないな(;´Д`)
実際には方言バリバリで、威圧感ありまくりの父の話し方だけど地域特定回避のために標準語にしてます。
ちなみに、僕の話し方もずいぶん変えてます。
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父に謝って筋は通したので、その後は優美の元に向かった。
一応、破けた服や泥だらけのジーンズは新しいものに着替えたけど顔はボコボコに腫れてて、Tシャツから見える腕は傷だらけ、あざだらけだった。
優美は、ボロボロの僕を見るなり、玄関先で泣き出してしまった。
「ドキュ男はボコボコにしたから。携帯もへし折って川に投げたよ。もう大丈夫」
優美には、それだけ言って玄関先で抱きしめた。
これから逮捕されるかもしれないってことは、そのときは言えなかった。
せめて今日だけは、優美と二人っきりで穏やかな時間を過ごそうと、僕は考えてた。そのためには、余計な心配事は邪魔だと思った。
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優美は、いつもの元気な優美に戻ってくれた。
その日の僕らは、食事もテレビ見るのも、ずっとべったりくっつきながらでいつも以上にラブラブだった。
優美と部屋でくっついてゴロゴロしてたら、父から電話があった。
「全部手は打った。おまえが逮捕されることはもうない。安心しろ」という内容だった。
父が何をしたのか少し不安を感じたけど、父の言葉を聞いて、とにかくほっとした。
父さんが大丈夫だと言ったんだから、きっと大丈夫なんだろう。
父の言葉には妙な安心感があった。
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3日後か4日後ぐらいに、父の組の若い衆から電話があった。
ドキュ男が謝りたいと言ってるから、優美と二人でドキュ男の家に来てほしいということだった。
僕は家でゲームしてたけど、優美はちょうどバイト中だった。
若い衆に電話して、優美のバイトが終わるまで待っててほしいと言った。
>>次のページへ続く
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家で待ってると父が帰ってきた。
リビングルームで僕は正座して父に事の顛末を話して、土下座して謝った。
ずいぶん後になってから父に土下座して謝った話を優美にしたら「お父さんに土下座なんてするの?ふーん。変わった家庭だね」と不思議そうだった。
父は堅気の人間ではないので、「筋を通す」ということにうるさい。ちゃんと土下座して謝らないと、僕はタコ殴りにされてしまうだろう。
あの頃は もう大学生だったけど、それでも父にはよく殴られた。
僕から事の顛末を聞いた父は、怒りで手が震えてた。
父はよく怒りに任せて無関係な人も殴るから近くにいた僕が殴られるんじゃないかと思ってビクビクした。
「僕男、おまえは何にも悪くない。後は俺がなんとかするから、お前は心配しないで待ってろ」
父はそう言った。
その後、ドキュ男の住所を僕に聞いてきたので僕がサークル名簿の載ってるドキュ男の住所教えた。
住所を聞いた父は「クソガキが」と言いながらソファ近くの小さなテーブル思いっきり蹴飛ばした。
ガラス製のテーブルは窓まで飛んでいって、窓ガラスに当たって粉々に砕けた。
うちの窓ガラスは防弾なので、窓ガラスは無事だった。
父は支度を整えながら若い衆に電話し、あわただしく家を飛び出して行った。
うーん。標準語で書くと全く迫力ないな(;´Д`)
実際には方言バリバリで、威圧感ありまくりの父の話し方だけど地域特定回避のために標準語にしてます。
ちなみに、僕の話し方もずいぶん変えてます。
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父に謝って筋は通したので、その後は優美の元に向かった。
一応、破けた服や泥だらけのジーンズは新しいものに着替えたけど顔はボコボコに腫れてて、Tシャツから見える腕は傷だらけ、あざだらけだった。
優美は、ボロボロの僕を見るなり、玄関先で泣き出してしまった。
「ドキュ男はボコボコにしたから。携帯もへし折って川に投げたよ。もう大丈夫」
優美には、それだけ言って玄関先で抱きしめた。
これから逮捕されるかもしれないってことは、そのときは言えなかった。
せめて今日だけは、優美と二人っきりで穏やかな時間を過ごそうと、僕は考えてた。そのためには、余計な心配事は邪魔だと思った。
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優美は、いつもの元気な優美に戻ってくれた。
その日の僕らは、食事もテレビ見るのも、ずっとべったりくっつきながらでいつも以上にラブラブだった。
優美と部屋でくっついてゴロゴロしてたら、父から電話があった。
「全部手は打った。おまえが逮捕されることはもうない。安心しろ」という内容だった。
父が何をしたのか少し不安を感じたけど、父の言葉を聞いて、とにかくほっとした。
父さんが大丈夫だと言ったんだから、きっと大丈夫なんだろう。
父の言葉には妙な安心感があった。
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3日後か4日後ぐらいに、父の組の若い衆から電話があった。
ドキュ男が謝りたいと言ってるから、優美と二人でドキュ男の家に来てほしいということだった。
僕は家でゲームしてたけど、優美はちょうどバイト中だった。
若い衆に電話して、優美のバイトが終わるまで待っててほしいと言った。
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