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出会い系でひとりの男に出会った話
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91 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:02:11.03 ID:/TVoj/P50.net
はよはよ
92 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:12:35.47 ID:5H51G06L0.net
ことはさらにトントントンと進み、仕事を辞めることが決まり、まずは私の両親に挨拶をすることになった。
当日はガチガチに緊張している俺が面白かった。うちの親父はど天然それに加えてこんなデブスな娘をなぜか溺愛してたから、どんな対面になるかとても不安だった。
でも反対されることは絶対にないだろうなとは思っていた。
俺「はじめまして。俺と申します。私さんと同棲をさせていただきたいと思って、許可をいただきに来ました。」
私は俺のまた新しい一面を知った。すごーい真面目な俺だー。
私「というわけで、俺と同棲致しますので!」
親父(俺に向かって)「あのさ、それってさ、どういうつもりで同棲するん?」
私「なにそれやめてよ!そんな言葉を言いたいだけやろ!」
そしたら俺は怯むこともなく食い気味に
俺「それはもちろん結婚前提です」
私「!?!?」
93 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:15:01.84 ID:G/+59ehl0.net
(゚A゚;)ゴクリ
はよはよ
92 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:12:35.47 ID:5H51G06L0.net
ことはさらにトントントンと進み、仕事を辞めることが決まり、まずは私の両親に挨拶をすることになった。
当日はガチガチに緊張している俺が面白かった。うちの親父はど天然それに加えてこんなデブスな娘をなぜか溺愛してたから、どんな対面になるかとても不安だった。
でも反対されることは絶対にないだろうなとは思っていた。
俺「はじめまして。俺と申します。私さんと同棲をさせていただきたいと思って、許可をいただきに来ました。」
私は俺のまた新しい一面を知った。すごーい真面目な俺だー。
私「というわけで、俺と同棲致しますので!」
親父(俺に向かって)「あのさ、それってさ、どういうつもりで同棲するん?」
私「なにそれやめてよ!そんな言葉を言いたいだけやろ!」
そしたら俺は怯むこともなく食い気味に
俺「それはもちろん結婚前提です」
私「!?!?」
93 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:15:01.84 ID:G/+59ehl0.net
(゚A゚;)ゴクリ
94 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:18:35.98 ID:nBbS1b7wd.net
ついにきたか
95 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:27:41.71 ID:M3o/a/v90.net
なんか幸せな気分になるなあ
96 :名も無き被検体774号+ :2019/03/08(金) 23:35:53.14 ID:5H51G06L0.net
私(結婚を前提…?)
動揺したけどとりあえず冷静を装った。
私「ね!というわけで!堅苦しい挨拶は終わろう!!」
と早々に挨拶を切り上げた。親父は何か言いたそうだったけど、スルーして家を後にした。
帰りの車の中で、
私「俺、ごめんね。お父さんがあんなこと言ってさ。攻めるつもりはなかったと思うから、許してあげて欲しい」
俺「いや、何も気にしてないよ!むしろ普通の父親の反応じゃない?同棲の挨拶とか初めてしたから、普通の父親がどんなのかは知らんけどさw」
どんな時も俺は優しくて、私のことを大切にしてくれた。結婚を前提にって言葉に突っ込みまくりたかったけど、なんだか聞くのも怖くて突っ込むのはやめておいた。
そして数日後に俺のご両親に挨拶をしに行った。
俺の母親は聖母マリアみたいに優しい人で、父親は背が180超えですらっとしてて、かっこよかった。
俺のご両親とは挨拶がてらご飯に連れて行ってもらった。
それだけでは終わらず、父親が雑貨が好きらしく、お洒落な雑貨屋さん巡りまで連れてってくれた。センスがいい人たちだな。と思った。
この2人が、私の大好きな俺を育てたのかと思うと、2人のことも大好きになった。
それからすぐに同棲が始まった。
何もかも順調に見えたが、仕事を辞めて自分が納得のいく新しい仕事がなかなか無く、ニートになった私は次第に病んでいった。
もともと仕事をしていないとダメなわたし。ずーっと家にいて俺の帰りを待つ毎日。どんどん減っていく貯金残高。 私を病ませるには十分だった。
99 :名も無き被検体774号+ :2019/03/09(土) 00:16:21.30 ID:obzJQZ5Ba.net
久しぶりのドキドキ!
102 :名も無き被検体774号+ :2019/03/09(土) 09:17:01.67 ID:zeBay/TP0.net
わたしはどんどんヒスになった。意味もわからず何も悲しくないのに、泣いた。困惑する俺。
最初は優しく慰めてくれてた俺も、メソメソシクシク泣く私に呆れたような顔をし、慰める事も次第に無くなっていった。
しょっちゅう喧嘩をする日々が1年くらい続いた時、私は楽しいと思える仕事に就くことができた。
同棲して1年経つと、お互いの親が言ってくる
あなたたち、いつ結婚するの?
私も正直思っていた。あの挨拶での結婚前提ってなんだったんだろ?
俺はとりあえず言ってみただけ?とか思ってたから、勇気を出して聞いた。
103 :名も無き被検体774号+ :2019/03/09(土) 09:18:25.93 ID:zeBay/TP0.net
私「ねえ俺。親も結婚しろって言ってるけど、俺はどう思ってるん?」
俺「…ごめん。正直今はまだする気はない…」
私「そっか。それはなんで?私がすぐ泣いたり怒ったりとかするから?」
常に誰かといるのがすごく苦手な私。 同棲できっとストレス溜まってたんだろうなーと今なら思う。それはもうよく怒ってた。
俺「うん…それはある。」
私「私がもしかわったら、する気になる?」
俺「…分からない」
わからんのかい! とてもショックだった。
私「え、じゃあなんで今一緒に住んでるん?無意味じゃない?」
俺「…」
私「私いま27歳やん。将来子供も欲しいし、タイムリミットとかいろいろあるやん。」
俺「…わかった。期限決めようか。私が30歳になるまでに結婚しなかったら、別れよう。」
104 :名も無き被検体774号+ :2019/03/09(土) 09:19:13.53 ID:zeBay/TP0.net
俺のくちから初めて聞いた別れの言葉だった。
案の定私は泣いた。
俺は困ったような、呆れたような、なんとも言えない表情をしていた。結婚してくれないからとかじゃなくて、俺の気持ちが離れて行っているように思ったから。ずっと俺と一緒にいたいのに!
その日から私は自分の性格を変えるべく奮闘した。
しかし人はそうすぐには変われません。
回数こそ減ったが俺との喧嘩がおさまることはなく、そのまま2年が過ぎた。
気づけば29歳。
もともと結婚願望もそんなにないし、俺とずっと一緒にいれればいいや!ただ両親に孫は見せたかったなぁなんて思いながら日々を過ごしていた。
105 :名も無き被検体774号+ :2019/03/09(土) 09:20:28.30 ID:zeBay/TP0.net
ある日私と俺はテレビを見ていた。CMになったとき、突然俺が言った。
俺「あのさ、俺たちそろそろ結婚しようか。」
!?!?
私「え?なに?結婚?」
俺「そう、結婚。え、もしかしていや…?」
私「いや、いやとかじゃなくてさ、突然すぎて言葉がでらん。突然する気になったん?」
俺「俺は別突然のつもりなかったんだけど…やっぱり私とこの先ずっと一緒にいたいって思うから、結婚したい。
というより、ずっと一緒にいるなら、結婚してもしなくても変わらないでしょ。
だったらお互いの両親を安心させてあげようと思う。あと、私のことも」
私、大号泣…かと思いきや、涙は1滴もでず、俺らしい結論の出し方で笑った。
私「私プロポーズされたんだ、家のソファでw」
俺「俺が花束とかもってロマンチックにプロポーズすると思う?w」
私「いやまったくw私でよければ嫁にしてください。」
俺「私がいいの!」
こうして、知り合って15年が経った秋に私は俺の嫁になった。
おしまい。
106 :名も無き被検体774号+ :2019/03/09(土) 09:22:17.62 ID:zeBay/TP0.net
すみません最後バタバタの駆け足で尻すぼみまくりで終わってしまいました。
見てくれた方、乱文長文ですみませんでした。
本当にありがとうございました!
何が言いたかったかって言うと、まさか出会い系で知り合った男が夫になるとは思っていませんでしたということです。
ありがとうございました。
>>次のページへ続く
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