彼女との思い出語ってく
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30 ：1 ：2014/04/13(日)06:02:27 ID:YvjItXhS5
付き合って1年半以上、出会ってから2年くらいたったころに共通の友人である、俺がバイトしてたころの同期が結婚式をあげたため、元バイト先のみんなで一緒に行った。

その頃にはもう彼女が付き合ってることを打ち明けたてたから、みんな知ってたはずなんだけど、俺は恥ずかしくてあまりその場では彼女と話さなかった。

33 ：1 ：2014/04/13(日)06:06:39 ID:YvjItXhS5
>>30の続き

その次の日、彼女から電話がかかってきた。

俺が全然話してくれなかったことに関して怒り気味だった。

俺は普段から結婚のことについてはあまり触れないようにしていた。

彼女は学生だったし、俺もまだまだする気なんてなかったし。

ただ、もし結婚するんなら今付き合ってる彼女かなとずっと思っていた。

俺は正直にそのことを彼女に伝えた。

34 ：1 ：2014/04/13(日)06:11:40 ID:YvjItXhS5
彼女は俺が自分とは結婚なんか考えてもいないのではと思っていたらしい。病気があるから結婚はできないって俺が考えてるって感じに。

彼女は俺の話聞いて安心してくれた。俺はもともと病気なんてどうでもよかった。

少しひっかかったのは、子供作れるのかなくらいで、子供できなくても養子とか考えればいいかーとかそのくらいだった。

それにまだ彼女は学生だったし、無事卒業できたらその時しっかり考えればいいやと思ってた。

35 ：1 ：2014/04/13(日)06:14:44 ID:YvjItXhS5
俺はもともと面倒くさがりで、旅行とか用意だるいーとか思っちゃうタイプだったんだけど、彼女と付き合ってから面倒くさいとか思うことはほとんどなくなってた。

思い返せば旅行だらけｗｗｗ写真もたくさん貯まってた。

実は彼女は男との外泊禁止って家のルールであったはずなんだけどねｗ

旅行のたびに全部両親を騙して行ってたらしいｗｗｗテラ悪女ｗｗｗ

この日の電話でも次は旅行どこに行こうか？ゆっくり城崎とか行きたい！とかいう話で終わった。

36 ：1 ：2014/04/13(日)06:19:22 ID:YvjItXhS5
結婚式の次の週の半ば頃、朝彼女から電話があった。

その時はたまたま電話をとれなかったんだけど、留守電が残っていた。

いつも留守電なんか残さないのになんだろーと思って聞いてみたら電話口からは男の人の声が聞こえてきた。

「もしもし、○○（彼女）の父です。伝えないと行けないことがあるので折り返し連絡をください。」

37 ：1 ：2014/04/13(日)06:20:54 ID:YvjItXhS5
一瞬でいろんなことが頭をよぎって吐き気がした。

旅行にいってたことがバレたんだろうか。

それとも具合が悪くなって入院でもしなければならなくなったのだろうか。

折り返し電話してみると、予想を超えた返事だった。

彼女が昨晩倒れて、そのまま息を引き取った。

39 ：1 ：2014/04/13(日)06:23:11 ID:YvjItXhS5
俺は気が動転して、急いで上司に電話をかけ、休みをもらった。

上司も気を利かしてくれて、週明けまで休みをくれた。

そして朝8時過ぎにスーツに着替えた状態で彼女の家まで行った。

初めて上がった彼女の家だったが、そんなことを考えている余裕はなかった。

彼女のお母さんに彼女が寝ている部屋まで連れて行ってもらった。

40 ：1 ：2014/04/13(日)06:26:51 ID:YvjItXhS5
そこには仰向けに綺麗な顔で寝ている彼女がいた。

ほんとに死んでいるなんで実感なんかないんだよね。

昨日の夕方までメールでやりとりしてたはずなのに。

でも彼女に触れてみると、冷たかった。

いつものぬくもりなんて一切なかった。

彼女の両親は気を使ってくれたのか、俺を部屋に一人にしてくれた。

ただただ部屋で泣くことしかできなかった。

41 ：1 ：2014/04/13(日)06:28:38 ID:YvjItXhS5
次の日の夜、雨の中お通夜が行われた。

お通夜の時は50人位しか入らないであろう式場だったんだけど、最終的には廊下みたいなところに列ができるほど参拝者が集まった。

友達なんか数えるほどしかいない俺とは全然違った。

42 ：1 ：2014/04/13(日)06:30:56 ID:YvjItXhS5
おかんが彼女にお母さんと初めて会って話をしてたんだけど、このまま結婚するんじゃないかってどっちも思ってたらしい。どっちも気が早いです。

彼女のおばにあたる人が俺のために席を取ってくれてて、親族の焼香が終わったら一番に焼香させてもらえた。

前に人に作法を習う計画断念ｗｗｗ

お通夜とか幼稚園の時じいちゃんのに行っただけなのにわかるわけないｗｗｗ

頭をフル回転させて作法とかテレビでやってたの思い出したわｗｗｗ

43 ：1 ：2014/04/13(日)06:34:30 ID:YvjItXhS5
焼香のあとって亡くなった人の顔を見せてくれるんだよね。

ほんと号泣した。

前日の朝も顔を見させてもらったはずなのに、本当に死んだんだと実感させられて。

いつも着てた服で、ただ眠ってるだけのような感じなのに。

結局全然顔見れなかった。

現実を直視したくなかったんだと思う。

44 ：1 ：2014/04/13(日)06:36:14 ID:YvjItXhS5
涙が出てきすぎて、全然顔を見れなかった。

おかんにその日家に帰ってから、彼女が付けてたネックレスってあんたがあげたやつ？とか聞かれた。

涙が止まらない俺にそんなとこまで見えるか！ｗｗｗ

だけど付けてるとこ見れるの最後だし、いつまでも泣いてたら格好つかないし、葬式の時は泣かないで笑って送り出そうと思った。

結局葬式でも号泣したんだけどね。

45 ：1 ：2014/04/13(日)06:37:22 ID:YvjItXhS5
次の日の朝、雨は止んで、晴天だった。

とうとう最期の別れを言わなければならない日が来てしまった。

ほんとに朝は足が重かった。正直別れなんて絶対言いたくなかった。

また次の土曜日には元気な彼女に会えるんじゃないかってずっと心の中では思ってた。

式場は昨日より人は減ってたけど、それでも座りきれず立ってる人が大勢いた。

46 ：1 ：2014/04/13(日)06:39:55 ID:YvjItXhS5
昨日と同じ席に座らさせてもらって葬式が始まった。

がらでもなく、彼女に手紙なんか書いて持ってきてしまっていた。

花を添えさせてもらって手紙をこそっと入れて、号泣して・・・。

昨日に引き続きおかんが来てたんだが、あんたは最後までいて顔を見てあげなさいって言われて席に残らされた。

ポツンと一人でいろんな意味で涙目になりながら座ってたんだが、一般客が花を添え終わって、親族が戻ってきて花を添えようとしてたところで、彼女のお父さんが声をかけてくれた。

47 ：1 ：2014/04/13(日)06:42:42 ID:YvjItXhS5
この花を一緒に添えてほしいって言われて。しっかりした綺麗な花を渡してくれた。

親戚の人たちがみんな泣きながら彼女に別れの挨拶してたんだけど、俺も加わって一緒に泣いた。

彼女はやっぱり俺のあげたネックレスをつけていた。

みんな彼女にありがとうって言ってた。

俺もこころの底からありがとうって言った。

48 ：1 ：2014/04/13(日)06:45:47 ID:YvjItXhS5
出棺の時は俺も一緒に霊柩車まで棺を運ばさせてもらった。

俺に最後まで押してほしいって彼女のお父さんに言われて、霊柩車に入りきるまで棺を押した。

その後結局呼ばれてもいない火葬場まで車で勝手に付いて行って、天国まで送り届けました。

49 ：1 ：2014/04/13(日)06:47:46 ID:YvjItXhS5
彼女が死んで約半年。

今日初めて彼女が夢に出てきました。

俺は夢をすぐに忘れちゃうから

いつもは覚えてないんだけど、今日はぼんやり覚えてたよ。

車を借りて一緒にアウトレットに買い物に行ってたと思う。

彼女は心臓が悪くて歩いただけでも息が切れるはずのに、夢の中では俺のとこに走ってきてくれたりした。

彼女に体は大丈夫なのかって聞くと、今日は調子がすごい良いから走れるんだよって笑って言ってくれた。

すぐに目を覚ましちゃったんだけど、病気なんか嘘だったんじゃないかってくらい彼女が元気そうでほんと良かった。

彼女の生きた証にこういうの残しても悪くないかなって思って書かせてもらいました。

>>次のページへ続く

カテゴリー:男女・恋愛 | タグ:純愛, 泣ける話,

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