友達の彼女との秘密
友達の彼女との話です
俺達は大学生で、彼女の名前はゆき、友達はまぁKにしておきます。
kとゆきちゃんは高校の時からもう4年以上付き合ってるカップル。
俺とkは同じ学科で住んでるアパートが一緒。
だからいつの間にかいつも3人とかもう一人友達Nも誘って遊ぶような仲になって、本当4人仲良かった。
ゆきちゃんが俺の部屋で寝ちゃった時は俺とKはKの部屋で寝る…みたいな事もよくあって、俺は相当kにもゆきちゃんにも信頼されてると思う。
だけど俺は自然にゆきちゃんに惹かれるわけで。
kとゆきちゃんはすげーラブラブだから、俺なんかが入る隙間はないの分かってるんだけどさ。
だけど年末についにチャンスが来た。
kは実家に帰るが、ゆきちゃんはバイトのため正月はこっちで過ごすと言う。
俺も正月バイトのため実家には戻らず。
寂しがりのゆきちゃんは毎日俺と過ごすって、kがいない間のスケジュールを組み始めた。
kも俺の事信頼してるからゆきを頼むわw、とか言い出すし。
ゆきちゃんが俺の事見てないのはよく分かってたし、kとの友情も相当大切だから、その時点では俺はゆきちゃんとどうこうなろうなんて一切思わなかった。その時点では。
kが実家に帰っていないのは6日間。
まず1日目は車で外出。すげー遠くまで行った。
夜はゆきちゃんが俺の部屋で寝ちゃって、俺はkから預かった鍵でkの家に行って就寝。
もうこの時点でゆきちゃんは俺のこと男とし
て見てないのがよく分かるだろ。
2日目。
映画観に行く予定だったけど、俺もゆきちゃんも寝坊して、お互いバイトがあったから結局会わず。
夜も昨日の反省を生かして(?)ゆきちゃんは自宅で寝る。
3日目
やっと映画を観に行く。いま、会いにゆきます。マジよかった。
その後、車でドライブに。俺はバイトあったんだけど1時間遅刻した。
とにかくゆきちゃんと一緒にいたかった。で、ついに3日目の夜から俺達はヤバイ方向に向かう事になる。
ドライブ中にゆきちゃんは、昨日チャルメラ作った時の失敗話をしたんだけど、それがすげー笑えた。
ゆきちゃんは最近バイト忙しくて自炊しなくて、バイト終わったら大体kか俺の部屋来て、ご飯作ってとか言い出す子なんだよ。
料理できないわけじゃないけどしない、みたいな。上手に甘えてくるもんだから俺もkも料理作ってあげてた。kは、ゆきはもっと料理しろって怒ってたけど。
チャルメラの失敗話っていうのは、普通チャルメラって麺をゆでて粉入れて出来上がりじゃん。世の中で一番簡単な料理だよ。ってい
うかこんなの料理の内に入らない。
だけどゆきちゃんは違う。ぼんやりしてたって言い訳してたけど、何故かチキンラーメン風の作り方しちゃったらしい。丼に麺入れてその上に粉かけて。
その時点で気づいて急いで麺をお湯の中に入れたらしいけど、とにかくそんな可愛い失敗ばかりする子なんだよ。
すげー童顔でわがままの言い方も可愛いし。すげー好き。
話少しそれたわ。
とにかくそのエピソードを語り、もうゆき料理だめだ〜ってヘコんでたから、「じゃあ今日何か作ってよ、リハビリ代わりに」って言ったんだわ。
ゆきちゃんは少し嬉しそうにして、「じゃあ何作ろっか?久しぶりに料理するから手の込んだものを作るよ」って言ってくれた。
俺は前にゆきちゃんに作ってもらったロールキャベツの味を思い出してリクエストした。
ロールキャベツは手がかかるからいやだとか言い出すゆきちゃん。じゃあ肉じゃがで、って言ったら了解されたから、俺はバイト終わってゆきちゃんの家行く時は肉じゃがが出てくると思ってたんだよ。
ゆきちゃんちに入るとまずゆきちゃんの匂いでくらっときた。
何か甘い匂い。シャンプーか?分かんないけどすげーいい匂い。ゆきちゃんはまだできてないから…って言う。
肉じゃがさえ満足に作れなくなってしまったのか?!と思って台所見ると、何かキャベツの葉が茹でられてる。え?え?まさか。
「○○君のために頑張ってロールキャベツ作ってるんだよ」とゆきちゃん。やべー。すげー嬉しい。
ゆきちゃんちはコンロ1個しかないし、小さい鍋しか持ってないからロールキャベツ作るの大変なんだって。でもゆきちゃんが作ってくれたロールキャベツは本当に美味しかった。
もともと料理できない子じゃないんだよ。
ただサボってるだけでw
料理食べた後は、テレビ観ながらのんびりしてた。
そうこうしてるうちに、外見ると雪が。あ、ゆきちゃんって仮名はこの雪から取ったんで。
地元は雪が降らないゆきちゃんは雪を見て大興奮。外行って雪合戦しようって言い出す。
外行ってみるんだけど まぁまだ積もってないし、寒いしで5分もたたずに家に戻る。
「うー、寒い」ってゆきちゃん。じゃあお酒飲みましょうって事で飲みだす俺等。kはいないしゆきちゃんは雪とお酒でテンション上がってるし。
もう俺は何かを堪えるので大変だった。kとの友情壊す気はさらさらないんで。
「うー寒い」ってまたゆきちゃん。こたつにもぐってなよ、って言うとゆきちゃんは何を思ったのか、俺のすぐ横に来た。
「くっついてるのが一番暖かいよ」
もう俺何も言えない。黙ってゆきちゃんの体温を感じるだけ。押し倒したいけどできない。俺には度胸がない。自慢じゃないけど童貞ですよ。ただ黙るのみ。
そんな俺を見て不安そうにゆきちゃんが「くっつかれたら迷惑?」ってこっちを見る。
顔が近い。何かあったかいし。自慢じゃないけど童t(ry)
迷惑じゃないよ。暖かい。って感じの事しか言えない。
それからしばらくは二人で話してたけど、ゆきちゃんは眠そうな顔しだした。
俺がそろそろ帰るわ、って言い出したら、「雪降ってるし泊まってきなよ、ゆきはコタツで寝るから」って言い出すゆきちゃん。
おいおいkがいるのにそれでいいのか?!
「まったく俺を男として見てないだろ」
「だって○○君絶対ゆきに手出さないじゃん」
「そりゃkの彼女だから」
「信頼してるから(はあと)ゆきのベッド使っていいよ」
って流れで二人就寝。
4時間経った頃、ゆきちゃんが目覚める。
起こされる俺。どうやらこたつは寒いらしい。
俺がこたつに入るよって動こうとした瞬間、ベッドの中の俺のすぐ横にくっついてきた。
二人で寝ようよ、暖かいよ。って…
えーとこれは?!誘われているのか?!よろしいんですか?!モヤモヤ考えてるうちにすぐゆきちゃんは寝てしまった。