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お姉さんに恋したら予想以上に年上だった
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88 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:38:25.95 ID:Yy3vAb+4.net
しかし、ビビリんちょ。

ヘタレな俺は一歩踏み出すか迷った。

で、出した結論は

俺「あ、あの!」

さゆり『はい?』

俺「俺、二十歳になったんで、年末によければ飲み行きませんか!2人で!」

さゆり『え?…うん。いいけど笑』

とりあえず飲みに誘った。



91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:43:24.18 ID:Idexjr3N.net
朝までに添い遂げる?


94 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:48:14.61 ID:Yy3vAb+4.net
>>91
大丈夫だと思います笑




93 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:46:39.58 ID:Yy3vAb+4.net
さゆりさんの仕事の都合上、年末の27日に飲みに行くことになった。

で、冬休み。

早めに帰省した俺は焦っていた。何処で飲むか、どうすればいいか、今となってまだ全然詰めれて無いからである。

俺はある人の助言をもらうことにした。

電話をかける俺

俺「出てくれ…!」

『はいはい』

俺「伯母ちゃん!」

近くでスナックを経営するオカンの姉。恋愛に関しては酸いも甘いも経験済みのママさんである。

俺は事のいきさつを話しながら伯母ちゃんの助言を求めた。

俺「かくかくしかじか。で、B街のいい店知らない?汗」

伯母『はぁー、年上に手を出す甲斐性があんたにあったんだねぇ。B街ならCっていうレストランがいいよ。予約しな』

俺「ありがとう!」

伯母『困ったらうちの店に来な』


何とも心強い伯母である。



95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:50:45.45 ID:HolV+gH1.net
ヘタレ過ぎるわw

告白も出来ないなんてなw

そりゃ無理だ

お前に恋愛は無理だよ多田w


99 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:59:21.17 ID:Yy3vAb+4.net
>>95
ヘタレなりに少しづつにじり寄る感じですので、生暖かい目で見守るか嘲笑の眼差しで見守りください笑



98 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:56:52.00 ID:Yy3vAb+4.net
で、当日。

予約したレストランへ。

駅に着いたさゆりさんはスーツ姿で新鮮だった。やっぱり綺麗だなぁ。

ちなみに、俺は子供っぽくないようにスーツ姿。これが後に功を奏する。

俺「えーと…。あ、ここだ」

チャリンチャリーン

店の扉を開けるといかにもオシャレな感じのレストラン。…てか、客全員ドレスコード。

スーツでよかったぁと思いながらさゆりさんを見ると

(・ω・)…?

状況が飲み込めてない感じであった。

とりあえず席についてお酒を注文。

するとコースの説明。お、おう。本格的でもマナー何か無いぞ、俺。

ウエイターが去った後、さゆりさん苦笑w

さゆり「多田君、大丈夫?笑」

俺「正直、大丈夫じゃないです笑」

ということで、来た料理の食べ方だのなんだのは さゆりさんに教わりながら食べました。恥ずい。



101 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:04:09.44 ID:Yy3vAb+4.net
で、レストランを後にした。

正直、味なんて覚えてない。

俺「あ、あの。よかったら もう一軒いいですか?」

さゆり「あ、いいよ!でも、無理しなくていいから砕けたところでw」

お見通しです。

で、俺は伯母ちゃんに電話した。

俺「伯母ちゃん!今からそっちいい?」

伯母『いいよー。客いるけど顔なじみだから気にせんでね。カウンター開けとくから』

電話を切る俺。

俺「じゃあ次の店行きましょう!」

さゆり「うん!」





102 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:11:18.60 ID:nL3tCYAs.net
面白そうな話だが、年末の時点で これなら今は無事付き合えてるんだろう

なぜヘタレと言われるのか

まだ2月23日現在告白出来てないという記述あったのかな


104 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:14:16.54 ID:Yy3vAb+4.net
>>102
ちなみに俺は今年で25です。

まあ、約五年前のことなんで その辺の結果もお待ちくださいな。



103 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:12:02.08 ID:Yy3vAb+4.net
店の前に着くと さゆりさんは少し怪訝な顔をした。

さゆり「多田君、スナックなんか行くの?」

俺「えーと…いやぁ。あはは」

とりあえず濁しながら中へ。

伯母「あ、けんじ。いらっしゃい」

けんじは仮で俺の下の名前

俺「お邪魔しまーす」

男性客「お!ママに若い男か?」

伯母「アホ。甥っ子じゃ」

いきなり言っちゃったよ。



105 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:20:57.72 ID:Yy3vAb+4.net
とりあえず席に着くと お通しとビール。

伯母「どうも。けんじの伯母です。ごめんなさいねぇ、連れ回してるみたいで」

さゆり「いえいえ笑。多田君、スナックに通ってるのかと思ってしまいました笑」

俺「いやぁ、さすがにそれは笑」

男性客「おぉ!兄ちゃん、彼女かぃ!??」

おい。酔っ払いは引っ込め。

俺「いえ…」

男性客「なんだよー。つまんねぇ」

ちょっと殺意( ̄ー ̄)

伯母「竹さん?一曲入れてよー」

ここですかさずアシスト。上手いぞ、伯母。さすがプロ。



106 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 01:26:48.68 ID:Yy3vAb+4.net
スナック自体は大成功だった伯母もそうだが、以外と他の客も盛り上げてくれて。

ただ、俺が誤算だったのは

俺「オロロロロロー」

酒が弱かったことだ(´・ω・`)

ひとしきりトイレで吐いてお開きに。

ぼんやりしてる俺に伯母が五千円札を渡してきた。

伯母「タクシー呼んでるから このお金で送ってやりな。狼になるなよ」

グッジョブ伯母ちゃん。そして俺は狼ではなくポメラニアンだよ、伯母ちゃん。

そうして その日はさゆりさんを送って帰った。

帰り際、初詣行く約束をした。

この初詣が勝負の分かれ目だった。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:ほのぼの, 胸キュン, 青春,
 


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