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田舎という環境での不倫連鎖
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「そお?そうだとしたら、香澄も一緒に送ってもらった事を言いたかったから言い間違えたのね。

香澄を先に送って行って近道をしようとして道に迷ってしまったの。

どうにか見覚えのある風景に出て安心したら、詩織の事で聞いて欲しい話があると言うから、少し相談に乗っていただけ」


「すれ違う時、顔を見られたくないのか二人とも必死に顔を伏せていたよな」


「何も疚しい事は無いけれど、こんな田舎だからちょっとした事で変な噂を立てられても嫌だと思ったから」


「本当なのか?」


「今から詩織の家に電話して聞いてみて。今日は詩織の家でお酒をご馳走になって、詩織も少し飲んでしまったから代わりにご主人が送ってくれたの」

しかし確かにキスをしているように見えました。


「それにしても今日は帰りが早かったな。お酒をご馳走になっていた割には酒臭くないし、出掛けてからいくらも経っていない」


「もうやめてよ。飲み始めた時に香澄に急用が出来てしまったから、それなら私も早く帰ってあなたと・・・・・・。分かるでしょ?これ以上私に言わせないで」

妻の話しが本当なら、疑う私に腹を立てて罵声を浴びせていると思います。

しかし、後ろめたい事があるのか口調は優しく、逆にその事で不信感は大きくなります。

すると妻は私が そのような事を考えている内に服を脱いでしまい、陰毛が隠し切れずに少し飛び出してしまっている、透けた超ビキニのパンティーを見せられた私は妻をベッドに押し倒していました。

やはり、この日の妻は いつもとは違い、やけに優しくてまるで付き合っていた頃に戻ったようです。

「待って。私にはあなたしかいない事を証明してあげる」

妻は私の服も脱がせると私のお尻を抱えて持ち上げ、目の前にお尻が来るように二つ折りの恥ずかしい格好にすると、オチンチンを握って優しく擦り初めます。

「あなたはタマタマをこうされるのが好きだったでしょ?」

妻はオチンチンを擦り続けながら睾丸を舌先で刺激し、時々口に含んでは舌で転がしてきます。

「ウウッ・・・気持ちイイ」
「こんなに硬くなったわ・・・・凄く素敵よ・・・・・じゃあ今度はここを」

妻は尖らせた舌の先で、執拗にお尻の穴を刺激してきます。

「ウッ・・・ウウッ・・・もう・・・・」

「出そうなの?・・・咥えてあげるから待って・・・・飲んであげるからお口に出しなさい」


妻に飲んでもらったのは数年ぶりです。

付き合っていた時や新婚当時は飲んでくれた事もありましたが、ここ数年は飲んでくれた事がないどころか、手や口で私を最後までしてくれた事すらありませんでした。

しかし、興奮が醒めていくと、やはり妻の優しい態度が気になります。

よくよく考えてみれば、あのままの方向に直進して、広い道に出てから数キロ走れば自動車道があり、一区間走ればホテルがあるのを思い出しました。


あの時間からホテルに行って二時間ほど滞在し、そのまま帰ってくればいつも妻が帰って来るのと同じような時間になります。

疑えば何でも怪しく思えてきますが、疑問に思う点もありました。


そのような関係なら早くホテルに行けば良いものを、あのような場所でキスしていた事です。

終わった後なら名残惜しくて、あのような場所でキスをしていたのも納得いきますが、早くホテルに行けばキスなどいくらでも出来、辺りを気にする事無くそれ以上の行為も思う存分出来ます。

それともう一つ、あの日は確かに詩織が迎えにきました。

妻が詩織と一緒に出掛けたのは明らかで、途中から自分の旦那と妻をデートさせるなど考えられません。

そのような事を考えると、妻の言う様にキスしていたように見えたのは私の見間違いかも知れないとも思いましたが、どう見てもシートベルトを直していたようには見えませんでした。


結局、妻が昔のように優しかったのは三日間ほどで、暫らく自重していた夜の外出も、また以前の状態に戻ってしまったので、思い余って詩織の家に電話を掛けてしまいます。


「うちには来ていませんよ。美味しいパスタの店が出来たとか言っていましたから、三人で街まで行っているんじゃないですか」

健二が家にいた事で少し安心しましたが、その時横から女性の声が聞こえます。

「誰から〜?」

すぐに受話器を塞いだのか、それ以上は聞こえてきませんでしたが、確かに若い女性の甘えたような声でした。

詩織の家は男の子3人なので、詩織が外出していれば母親以外に女性はいません。


しかし母親にしては声が若く、何処かで聞いた事のあるような声でしたが、受話器を通してでは多少声が変わるので思い出せません。


妻の声で無かった事だけは確かだったのですが、詩織が妻と出掛けているとすれば誰なのか。


聞き覚えがあると言っても仕事柄 この村の人とは殆ど話した事があるので、誰かは分からなくても妻ではなかった事で安心してしまい、酔いも手伝って知らぬ内に眠ってしまいましたが、しばらくして帰ってきた妻に起こされます。


「恥ずかしい事はやめてよ。用があれば携帯に電話してくれればいいでしょ」

「友達といる時はマナーモードにしているから気付かなかったと言って、掛けてもほとんど出た事が無いじゃないか」

妻は俯きましたが、すぐにまた顔を上げて怒った顔に戻ります。

「その事はもういいけれど、そんなに大事な用って何だったの!」

「鮭缶をつまみに飲もうと思ったら、缶きりの場所が分からなかった」

「そんなのはお母さんに聞けばいいでしょ」


確かに このぐらいの用で電話される事は、疑われているようで嫌だったのかも知れませんが、眠っている私を起こしてまでも顔を真っ赤にして怒る妻に、不信感は更に強くなりました。


普通、調査をするなら専門家を頼むのでしょう。

しかし、このような田舎では隣の町にもそのようなところは無く、電話で頼んでも調べてくれるかも知れませんが、怪しいところも多いと聞くので会わずに電話で依頼するのは不安です。

それに このような田舎では、知らない人間がうろつくだけでも噂になります。

下手をして妻の浮気を調査していると村の人間に知られただけでも噂が噂を呼び、私は養子の上に妻を寝取られた情けない男という烙印を押され、この村にいる限り一生そのような目で見られるでしょう。


その時、私は世間体や噂ばかりを気にして、妻の浮気についてはそれ程の悔しさは無い事に気付きます。

それどころか誰にも知られない保障があれば、むしろ浮気でもしていてもらった方が、家での立場が優位に立てるのではないかとさえ考えていた事に気付きます。

身体の裏切りをされている事について、それ程の悔しさが無いのは、妻が私と付き合う前に、おそらく何人もの男と関係があったと想像出来る事もあったのでしょうが、心の裏切りをされている事に対してもそれ程の悔しさが無いのは、それだけ妻への愛情が薄れてしまっていたのでしょう。
情や未練が無いと言えば嘘になりますが、やはり昔のような愛情は持てません。

それで、私は妻の行動を徹底的に調べてみようと思いましたが、田舎の夜は早く、夜間の交通量は一気に減るので尾行は無理です。

それならばホテルで張り込もうと、妻が出掛けた日に三日も先回りして通いましたが、それらしい車は来ませんでした。

すると夜私が出掛けている事を母から聞いた妻は、逆に私を疑ってきます。

「私が出掛けた日に限って何処に行っているの!まさか女?」

「馬鹿を言え」

お前とは違うという言葉は飲み込みました。

「星を見に行っている。民家などから離れていて、少しの明かりも漏れてこない真っ暗な場所でないと、星はきれいには見えないから」

私は中学の頃に天体に興味を持った時期があり、お小遣いを溜めて買った思い出の天体望遠鏡だったので、古い上に安物でしたが いつか我が子も興味を持つかと思って持ってきていました。

天体について少しは知識もあったので、妻に星の話をして信用させます。

「分かったわ。私は興味ないからその話はもういい」

ここ三回はたまたま男と会っていなかったのか、あるいは会っていてもホテルに行かなかっただけで、車の中か何処かで。

それとも浮気は私の考え過ぎなのか。


しかし、状況証拠は嫌というほどあります。

大好きなセックスの回数が激減。

夜になると頻繁に出掛ける。

下着がかなり派手になった。

出掛けるとほとんど携帯が繋がらない。

そして農道での、キスをしていたような怪しい行動。

その他にも疑えば怪しい事は色々あります。

私はホテルの近くで張り込むのを諦め、次に妻が出掛けた日に詩織の家に行ってみました。


詩織の家は農業をしていて、一本道の先にある一軒家なので、近くまで車で行くと気付かれる可能性が高く、離れた所に車を止めて結構な距離を歩いて行くと、敷地内にある離れにも明かりがついています。

その場所から見渡す限り妻の車は無く、見えているのは車庫代わりの納屋から少し頭を出している軽トラックとその前に置かれた詩織の車。

それと庭に置かれたご健二の黒い車が確認出来ましたが、その車を見ていて私は重大な事に気付きます。

そう言えば健二の車は黒でした。


それはこの辺り全てを仕事で回っている私も知っていた事なのですが、妻に言われた時には そこまで考えませんでした。


あの時、妻が助手席に乗っていた車は、黒ではなくて紺です。

妻は暗くて黒か紺など見分けがつかないと思ったのかも知れませんが、形は似ていてもあの時の車は確かに紺色の車でした。


それはバックミラー同士が擦らないか、ずっとそればかり見ながら通ったので、バックミラーは車体と同色のはずなので間違いありません。


だとするとあの車は誰の車で、運転していた男は誰だったのか。

運転していたのが健二ではないとすれば、詩織の家に電話で確かめて、もらって良いと言った妻の、あの自信は何処から来たのか。


念のためにもっと近くで車の色を確認しようと、隠れるように離れの軒先に入ると中から女性の妖しい声が聞こえてきます。


「これ以上ダメ〜・・・・おかしくなっちゃう〜・・・・・ヒィ〜」

それは正しくあの時の声で、私はその場から離れられません。

「また声が大きくなってきたぞ。そろそろイクのか」

「ヤメテ・・・・・そんなにされたら声が出ちゃう・・・大きな声が出ちゃう」

「出せよ。思う存分大きな声を出してもいいぞ」

「ダメ・・・・恥ずかしい・・・・詩織やおばさん達に聞こえちゃう」


当然、相手は詩織さんだと思っていましたが、詩織やおばさん達に聞こえてしまうと言う事は詩織ではありません。



>>次のページへ続く
 
 


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