恋人のデジカメからハメ撮り写真を発見。その相手が、、、
私子…25歳
彼男…29歳
姉子…33歳
姉夫…姉の夫 確か37〜8位。
私たちは付き合って3年くらいで、年の離れた姉とも仲が良かったので姉夫も一緒にダブルデートをしたりしていて姉夫と彼男も共通の趣味があり、仲が良くなった。
しばらくすると彼男は怒りっぽくなったと思ったら急に優しくなったり、メールもろくに返さない時もあれば、長々と電話をしたり、何だかちょっと様子がおかしいというか、ちぐはぐな感じになってしまい段々彼男との仲がぎくしゃくしてしまった。
ケンカになっても怒ってると思えば、急に泣きそうな顔で謝ってきたり セックスも拒否られ続けていたら、突然何日も何日も求めてきたり。
訳が分からなくって「悩みがあるなら話してほしい」と言ったら、「何もないって!」と切れられ、挙句に「しつこい女は嫌いだ」と別れ話に。
だいぶ冷めていた私は「わかった、もうしょうがないわ」と素直に別れに応じたがその日の夜に電話で「あんな事言ってしまって悪かった、本心じゃなかった」と泣きながら謝られた。
結局彼の悩みは仕事の事で、中々上手く行かずに焦りもあったという。それなら、とよりを戻したがやっぱり彼のちぐはぐな感じは続いた。
いくら仕事の事とは言え、こんなに振り回されるのに疲れ、その事を姉子と姉夫に相談。
姉夫さんは「男の仕事ってのは色々あるから、何なら少し距離を置くのもありかもよ?」と言ったが、姉は「でも今放置したら彼男君かわいそうな気がする」。
色々話した結果、「こちらの精神状態が許す限り一緒にいて、出来るだけ見守ってあげる」事になった。
ある日友人と食事をしてると、友人がふと思い出したように
「そういやこないだA店で彼男君に会ったよ」と言いだし、「そうだったんだ、彼男何も言わないから知らなかったー」
「言いにくかったのかもよ?お姉さんと一緒だったから」
姉は私たちの事気にしてくれてるんだなーと思った。
元々A店は姉に連れて行ってもらった店で、内装もおしゃれでリーズナブルなので結構友達にもお勧めしてた店。
後日、姉にその事を話すと、姉は申し訳なさそうに「何か力になってあげられないかと思って」と言い、A店に行ったのは「結婚してから飲みに行かなくなったので、あそこ位しか知らなかった」から。
「カップル向けって感じだから迷ったけどねー」と笑ってた。
姉子に「心配かけてごめんね」と言うと、姉子は「お姉ちゃんなんだから当たり前でしょ。止めてよー」と笑い、私も笑った。
それから約2か月ほど、私は付かず離れずで彼男との付き合いを続けていた。
彼男の家に泊まりに行った日の朝、家の中が雑然としてるので彼を起こさない様に、とりあえず洗濯物をまとめたり、しまったりしていたら洋服の引き出しの奥にデジカメ発見。
ホントに脂汗が出て、体の震えが止まらなかった。
それを持ってふらつきながらトイレにこもり、ドキドキしながら中を見たら最初は普通の写真が何枚か。
ホッとして次々見て行ったら出た、ハメ撮り。
相手の顔は写っておらず、ガタガタ震えつつも良く見ると姉子だった。姉子のお腹には特徴的なほくろがあり、写真を撮ってる男のお腹には彼男と同じ、ちょっと引き攣れて跡が残ってる盲腸の手術痕。
血が凍るとはこんな事を言うのかって位の衝撃だった。
その場でゲーゲー吐いて、朦朧としながら家を出た。
後の事は正直あまり記憶にない…とにかく家に帰って布団かぶって泣いた。
彼男からはメールが50通くらい来ていて、ほとんどが「ちょっとだけでいいから話したい」って感じ。
デジカメ無くなってるの気がついたんだろうな。
しばらくして「やだ。もうあなたの顔見たらきっと吐くから。
内容コピーしたらデジカメはそっちに送り返す」と返信。
そしたら
「勝手に持って行ったんだから泥棒と同じだろ?それに対して謝罪は無いの?それ親とかに知られたら困らない?でも俺はそんな彼女を告発するような真似は出来ない。だからお前もこの話は誰にもしないでくれ」
と来た。
「いまさら何が彼女?笑わせんな。大体相手が誰だか分かってないとでも思ってる?」
そしたら電話がかかってきた。
「誰の事言ってるのか分からないけど、相手の女はお前の知らない人だから!」
「必死だね、じゃあ姉夫さんにも見てもらおうか?あんまりなめないでくれる?」
「お前そんな事していいと思ってるの?変な誤解されたら困るのはお前のお姉さんなんだぞ?それが原因で家庭崩壊でもしたらお前責任取れるの?ねえ?」
「自分のした事棚に上げて何言ってるんですか?w家庭壊れたとして、その原因を作ったのはあんたと姉子でしょ?私に不倫の片棒かつげって?冗談ww」
今度は泣き落し。
「お前の親だって悲しむよ?俺だって会社首になるかも。お姉さんだって辛いだろうし、姉夫さんだって苦しむよ?お前さえ黙っててくれたら…頼む、3年も付き合ってきて楽しかった時もあったじゃんか」
「無駄、あんたなんか大っ嫌いだから。家庭崩壊しようがなんだろうが、仲良くしてた男と妻が不倫してて、一生騙され続けるよりマシでしょ」
姉子は元々大人しく見えて、なかなかのやり手だったタイプ。
彼氏と別れて落ち込んでも、数週間で次の彼氏ができちゃう。
別れの原因は姉の浮気がほとんどで、結婚して落ち着いたなーと思ってたけど、やっぱりビッチはビッチかー。
カメラの中のデータをPCやら何やらにコピーして、すぐコンビニから着払いで彼男宅へ送って、家に戻って姉夫に連絡した。
最初は驚いていたけど、会社が終わったら待ち合わせをして会う事になった。
ぎこちなく食事をしながら、話すきっかけを探していたら「もしかして姉子の事かな…」と言われた。
なんて言おうかと迷っていたら「最近様子がおかしいから、俺なりに調べてた。その事?」
黙って頷くと「相手は…誰か分かる?」
また頷き、「俺の知ってる人?」「身近な人?」
全て頷くと、意を決したように「はっきり聞きたい。誰?」
「彼男でした…」
姉夫はガクンと肩を落とし、頭を抱えてしまった。
「彼男君だったのか…本当に彼男君か?」
「証拠あります」
「何?」
「…写真です。言い逃れできないような」
後は無言で姉夫は酒をあおり、私は黙々と食事をした。
姉夫は突然ボソッと「一日違いだったよ、明日興信所からの結果が来るんだ…」と言い、スポーツドリンクでも飲むみたいに水割り飲んでた。
店を出たら何か知らないけどすっごい謝られた。被害者なのに…
その後、姉夫の行動は早かった。
まず親から電話が来て、「姉子が実家に戻って来たの!」と大混乱。
興信所の方はどうだったか知らないけど、姉は追い出されたらしい。
何も話そうとしない姉子に業を煮やし、私に戻って来て話聞いてくれって言われた。
もちろん断ったけど。
その2日後、アパート前に彼男が立ってた。
いきなり「私子!頼むよ!」と泣きつかれ、思わず悲鳴を上げ、逃げようとすると腕を思いっきりつかまれ、血走った眼で
「やばいんだ、俺ホントやばいんだよ!」
簡単に言うと、すでに姉夫には弁護士が付き、彼男に慰謝料500万請求。
そんな大金は無い彼男は、私になんとか姉夫を止めてくれと頼んできた。