とある片想いのお話
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37 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 00:47:15.52 ID:lfEKcu8r0
その後、まゆかさんは高校を卒業して、お花の専門学校に進んで、お花屋さんに就職した

おれは付き合う相手が出来て、まゆかさんも付き合う相手が出来て、でも普通に仲良くメールしたり誕生日プレゼント贈りあったりしてたのね

そんで、最後に会ってから二年後、その一年前にうちのばあちゃんが亡くなったんだけど、お墓がまゆかさんの働いているお花屋さんの隣駅にあったのね

せっかくだから、お墓に供えるお花をお願いしたんだけどさ

まゆか『え〜、私仏花は作れないよ？』って言われたのね

でも、うちのばあちゃん仏花とかみたいなしんみりしたお花好きじゃないから、

おれ『これから女の子にデートするときに持っていくみたいな、明るい感じでお願い』って言ったのね

そしたら

まゆか『そしたら私の趣味全開で作っちゃうけどいいの？（笑）』

って言われて、是非ってお願いしたｗ

そんで、お墓参りに行く当日、お花を受け取りに行ったんだけどさ

遠くからだったんだけど、一目でまゆかさんだってわかったのよ

視力はかなりいいほうだけど、そういうのじゃなくて、なんていうか、まゆかさんの周りがきらきらきらきら輝いていたのね

たぶんこの時、人生二度目の一目惚れしたと思うｗ

で、お花渡してくれたんだけど、おれ花束見て感動したの、っていうかお花見て綺麗って思ったの、この時が初めてだった

なんていうか、お花全体が輝いてるって言うのかな

好きな事してるまゆかさんの輝きと、本当にお花が好きな子が包んだお花ってこんなにも輝くんだって、当時感動したものですｗ

あんまりお花が素敵だったから、写メも撮っちゃったｗ

38 ：名も無事き奔被検調体774号化+：2011/12/24(土統) 00:56:43.30 ID:lfEKcu8r0
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39 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:00:07.89 ID:QKPJNoYo0
いいなーそういう恋愛してみたい

40 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:01:22.20 ID:lfEKcu8r0
まゆかさんはとってもしっかりした考えがあって、自分が誰かとお付き合いしてるときは、男とは友達でも一対一では会わないって決めてるのね

ライブとかではたまに会っていたけど、一対一でデートしなくなったのはそういう理由でさ

だから、彼氏が出来てからは、会ってくれなくなっちゃってさ

合コンであったのって久々だったのねｗ

だから、また合コンしようよーって誘いまくってたんだけど、もうやってくれなかった(´・ω・`)

おれ『ずっとまゆかさん狙いで行くからお願いｗｗｗ』

まゆか『だったらなおさらだめｗｗｗ』

そんな感じだったｗ

この頃は冗談でよく『好きです、付き合ってくださいｗｗｗ』とかメールしてたｗ

毎度毎度『いや、だめだからｗ』って返されてたけどねｗ

いや、ある意味冗談じゃなくて本心だったんだけどさ・・・

41 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:03:40.92 ID:WPlsJ1H70
おいおい、なんて青春だよ

なんで俺には…くそっ！

42 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:07:47.07 ID:lfEKcu8r0
そんで月日が過ぎて、おれも就職して、約一年半後に体調崩してニート生活を始め、なんだかんだで二年ぐらいだらだらしてたのね

つーか、体調悪すぎてろくに動けなかったってのもあるんだけどさ

よく規則正しい生活をするのが健康の第一歩って言うけど、夜に症状が増悪して、日中は軽減する場合、日中に寝るしかないと思いません？

みたいな感じで、かなり無茶苦茶な生活をしてた

病気を治すためにいろんな治療法を受けまくったりとかして、治療も受けて、かつそれを盗んで勉強してみたいな感じっていうのかな

ぐっすり眠れて、食べたいものを腹いっぱい食べるってのを夢見るような毎日だった

まゆかさんとは相変わらずメールしたり誕生日プレゼント贈りあったり、あとたまに電話したりって感じだった

体調が悪くてっていうのは確か伝えてなかった

言ってどうにかなるようなものでもないし

43 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:10:57.15 ID:lfEKcu8r0
ちなみに、おれはそんな感じで色々と激変してたんだけど、別の意味でまゆかさんも激変してたｗ

初めて会ったときはお花とビジュアル系バンドの好きな、清楚で可憐な女の子だったんだけど、数年後、見事な進化を遂げていたんですよ

どんな進化って？

秋葉の常連になってた・・・orz

44 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:14:26.39 ID:lfEKcu8r0
可愛いもの、美しいものが大好きなまゆかさんは、堀江由依にはまり、田村ゆかり（誰だ、般若って言った奴は！）にはまり、そこからアニメにはまり、声優にはまり、萌えキャラにはまり・・・

と、すっかりその道の人になっておられました・・・

今では王国民の一員として、世界一可愛いよーと一緒に叫ぶほどになってしまわれて・・・

45 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:24:00.93 ID:lfEKcu8r0
そして去年になるんだけど、おれの誕生日って夏なんだけどさ

誕生日のきっかり一ヶ月前に、まゆかさんから宅急便が届いたのね

え？と思って開いたら、誕生日おめでとうって書いてあってさ

これはきっと、ドジっ子属性に目覚めたに違いない

そう確信したおれは、その日の夜にまゆかさんに電話したのね

おれ『プレゼントありがとうｗ』

まゆか『いえいえ、どう致しましてｗ』

おれ『ただ、一つだけ言いたいことがあるんだけどさ、』

まゆか『？』

おれ『実は、僕の誕生日って、来月なんだよね・・・ｗ』

まゆか『・・・え？・・・ごめん！手帳に書き写すときに間違えてたみたい！』

おれ『今まではお嬢様キャラだったけど、ついにドジっ子に目覚めたのかとｗ』

まゆか『いや、素で間違えてたｗほんとにごめんｗ』

おれ『いや、別にいいよｗで、僕はどう返せばいい？』

まゆか『どうって？』

おれ『例えば、ヤンデレちっくとかは？ｗどうして付き合ってくれないの・・・とか書いたプレゼントを毎日贈るとかｗ』

まゆか『怖いからやめてｗ』

みたいな感じで、楽しくお話してたｗ

ちなみに一ヵ月後、メールで誕生日おめでとうって来たｗ

46 ：名も保無き被ス検体774号設+：帯2011/12/24(土) 01:28:33.17 ID:lfEKcu8r0
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47 ：才名垂も無シき被検移体秘774号発+：寒2011/12/24(土育) 01:30:23.32 ID:lfEKcu8r0
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52 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:38:27.66 ID:l0sA/GMf0
嫌な予感するけど・・・まさかな

53 ：名西も無き被鉢検体774号+：2011/12/24(土) 01:46:25.06 ID:lfEKcu8r0
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54 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 01:50:03.10 ID:lfEKcu8r0
まゆか『・・・今まで、誰もそんなこと言ってくれなかった。みんな、私の生活が不規則だから体調崩すんだって。』

おれ『うちの父ちゃん、規則正しい生活してるけど、昔から体調崩しまくってるよｗ』

まゆか『なんか、すっごい気が楽になったｗねえ、やっぱり治療お願いしてもいい？治療を受けるんだったら、一対一で会っても大丈夫だと思うからさ。』

おれ『（心の中でガッツポーズｗ）え、大丈夫なの？ｗいつならお暇？』

まゆか『うーん、年末年始は忙しいから、一月の半ば以降かな？』

おれ『了解です。楽しみにしてますｗ』

って感じで、久々に会えることになったｗ

55 ：名も無き被検体774号+：2011/12/24(土) 02:00:00.88 ID:lfEKcu8r0
まゆか『ところで、おれさんって最近お仕事とかどうしてるの？』

・・・ついに来ちゃいましたよ恐れていた質問がｗ

おれ、体調の関係でいわゆる就職はしてなかったけど、フリーで頼まれたら往診しに行くって感じでやってて、とあるアーティスト（日本を代表する凄い人ｗ）の人のお抱えやったりしてるのねって話したら、

まゆか『え？ほんとに？今テレビのCMで作品出てるよね？』

おれ『はい、その人ですｗｗｗ』

まゆか『なんでそんな人と知り合えたの？』

おれ『まあ色々ありましてｗ』

うち親が病院やったりしてて、おれもそこで働いてたのね

で、ある日、そのアーティストの方のご家族が入院されて、おれも紹介されたんだわ

治療してあげてもらえないかってそこから色々気に入ってくれて、病院辞めてからも治療頼まれるようになったのね

ってことを話したら

まゆか『え？おれさんってもしかしてすごいお金持ちの家なの？』

おれ『いや、うちはただの一軒屋で、豪邸でもなんでもないよｗ親はお金持ってるけど、それ以上に借金あるしｗ今親に何かあったら迷わず相続放棄ですｗ』

まゆか『知らなかったｗていうか、もう十年にもなるのにお互いのこと意外と知らなかったんだねｗ』

おれ『そういえばそうだね。十年前手を繋いでデートしたのが懐かしいｗ　ねえ、もしかして僕が初めて手を繋いだ男の子？ｗ』

まゆか『そうだよｗ　ていうか、私高校生のとき、男の子嫌いだったしｗ』

おれ『じゃあなんで僕とは遊んでくれてたの？ｗ』

まゆか『同じ趣味を持つもの同士みたいなｗ』

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