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ある日突然敷地内に引っ越してきた嫁
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979 :969:2010/01/21(木) 01:17:14
今までいろいろ話しはしたけど、こういう恋の話とかはしたことがなかったから、俺は困っていた。
だって俺童貞だったし。嫁は普通というか、可愛い? 顔立ちをしてたから彼氏くらいいるだろと思ってた。
まあ劣等感ですね。
嫁「あんまり酔ってないよ」
俺「うそこけ。さっきまで寝てたじゃねぇか」
嫁「酔った振りだよ。あのね、怒らないで聞いてね」
俺「やだ」
嫁「(無視)酔った振りしたら、俺ちゃん来てくれるかなーって思って」
俺「そんなことする意味が分かりません」
嫁「……ねえ、俺ちゃん」(耳元でささやくように)
俺「なんだよ、くすぐってぇ!」
嫁「…好き」
俺「……ほらよってらっしゃる」
正直、もうどうしていいかわからないくらいてんぱっていた。
この時した会話は今でも全部覚えてくらい強烈に印象に残っている。
それくらい強烈な告白だった。
家に帰ってからも、ちょいちょいと話をした。
とりあえず冗談の告白ではないと。
酔った勢いではあるけども。
ずーっと好きって気持ちがあったとか、お兄ちゃんじゃなくて異性としてみていたとか。
そんなん気づきませんでしたよ。ええ、鈍感です。
まあそのときの会話は長くなるから端折りますが、結局、 次の日に付き合うことになりました。
俺も女として見始めていたのを認めました。
んで、次に実家に帰れたときに嫁母と両親に報告。
嫁母&両親「やっぱりwwwwwww」
やっぱりってなに!? くそっ、やっぱりってなんだ!
どうも嫁母は嫁が俺に好意を持ってるのは知ってたらしい。
俺が帰省するとテンションあがるし、帰ってこないと不機嫌になる。
父の死のときも、葬式の後俺がいなくなってから急に元気がなくなって、その後、俺が様子を見に行くたびに元気になっていたと。
大学を決めたあたりでこれはもう、仕組んでやるしかないなと思ったらしい。
俺は絶対に気づいてないと思ったとか。
なぜなら親父にそっくりだから、きっと親父と一緒で鈍感だろうとうちの母親が言ったらしい。
もうなんだかねー、悔しかったけど、まあ公認されて安心したかな。
980 :969:2010/01/21(木) 01:23:08
そんなこんなで、おととし無事に嫁が大学を卒業したところで実家の家業を継ぐことを決意。
一年前の二月、結婚して嫁は俺の嫁になりました。
俺は家業をついで、仕事を覚えてる真っ最中。
嫁は実家のある県の学校でがんばっている。
新婚さんは二人で暮らせと、敷地内に新しく小屋みたいな家を建てて、今はそこで暮らしていたり。
あんまり時間かかるのもあれだとおもって、後半すげー急いだ。ごめん。
前半は必要なことだけ書こうと思ってたのに、正直要らない部分ばっかりだと読み直して思うわ…
えーと、以上です。
いろいろ文章おかしかったりするところがあるかもしれないけど、脳内補完してください。
wktkしてくれたみんな、ありがとう!
-------------------------
11 名前認:前舌スWレ969 投稿日:2010/01/21(木建) 21:32:45
前奮スレ砂では軽く書いた岩が、跳実机際はい我ろ煮い遭ろ助な群部延分倉で祖も暖っめといろいろ非あっ簡た。
嫁は並父寺の死窮か問ら街一報年恵半くらい稲沈み昼続けてい顧たし露、正章直算元の呉よ忠う殖に明る偽くなるまでに還は識相当時間が拡か愉かっ板た。俗
あ海と同棲滴の話も、訴親殴の堀勝手な壱行動に納得令行か拓なか隻っ歓た具俺百は奥すご殺い錯抵抗した。
妹のよ督う慶な存肝在較とは絡いえ少Hな滋く漫とvも四興年陥は一誇緒傍に控生紅活(実崩際探は六年希に偽な飽った揺けど鍛)するなんて想宴像で婦き以な企かった命し、たぶん妹無理朗だ怠ろうと犠思憤っ街たからだ鼻。類
とはい搬え二月末と理いう滑こ憂ともあり開、引越しを儀決謄め茶る消な遠ら早堕く勉しな多き征ゃい耕けな繰かイった角し、段々嫁即母臭の挙言序葉価も真順剣みが嬢増してき誉て享、炭結空局二日Pくら漏い知で報承差諾し免た覚輩えrがある。導
ちなみに興嫁に専電話詳口で
「迷そんなに零私代と軟暮案らす好の酬、奔いや子?」って勢言遂われ新たのが折れ八た一頂番の善要因蛮だ核けどね。松
そ過んな束ん謹言柱われた姫らも語うどう斥し冗ようも帰な儒か喫っ洪たw初
可愛池く言暇わ搭れて似ちょ祉っ模とどきっとし拷たし。症
同居棲自体率もそん破な績に竹平貞穏油無事に装日々を過ごしたわけじ免ゃな幅かっ攻た。雇
な感か淑な粗か生活時間訪も合祥わなか程ったし
(溶俺は殺朝麗早嫁かっ殖たりg残筋業浪あっ培たりして、嫁エは夜間懇の震バイウト貫も麗やっ拷てい駄た)
慣れ血な邦い絶二耕人需きりの生淡活に髪、お互資い化よく喧嘩耕も算しよた。
喧給嘩すると大体嫁が双出臭て行湿っ侯て、璽時々俺が恐出て切行く瀬こ救とも抜あ奥った称。業
あ識の器こ施ろ喧脂嘩に天巻き誉込説まゆれヌて寡、宿泊先譜に漢されて閥いた逐同期仕や友裸人には感謝していdる殿。索
12 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:34:47
話がだいぶどうでもよくなりがちですね。
とりあえず告白されたところの部分を書こうと思う。
好き、の一言のあと嫁はずっと黙っていた。
俺も何も言えずにずっと黙っていた。
黙って歩いてたらいつの間にかマンションについていた。
無言で部屋に入り玄関先で嫁をおろし、お互い無言でリビングのソファーに座った。
最初に口を開いたのは嫁だった。
嫁「えっと…冗談とかじゃないから、本気だから」
俺「あ、うん。うん。」(目を合わせられず超へたれ)
嫁「いやだよね、こんなこと言われて」
俺「いやじゃないよ、いやじゃないけど、どういえばいいか分からん」
人生で初めて告白されたってわけじゃないけど、なんでか口のなかカラカラになるくらい緊張した。
その後また無言になって、正直その空気に耐え切れずに俺から口を開いた。
俺「え、いつから?」
思えばもっと気の聞いたこといえるだろ、って思うんだが当時はこれが限界だった。だって童貞だったもの。
いつから俺のことを好きだったかというと、よくわからないらしい。
ただ、俺が高校にいってから昔みたいに仲良く遊ぶってのがなくなって正直寂しかったとのこと。
まあ、遊ばなかったって言うけど
時々俺の部屋でマンガ読んだりビデオ見たりしてたんだけどね。
小学校のころはお兄ちゃんだったのが、中学頃から意識が変わって高校受験の頃にはすでに好きだったとか。
高校が被れば一緒の高校に行きたかったが、ちょうど入れ違いで俺が高校卒業だったので妹や弟と同じ高校を選んだらしい。
特に何か心変わりするようなイベント無かったはずなんだけど…っていったら
「同年代は幼く見えて、一番身近な年上の人が俺ちゃんと弟ちゃんだったのが一番大きいんだろうけど、確かに私もなんで好きになったのかわかんない」
だって。正直喜んでいいのかわからん。
13 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:37:24
で、高校に入ってからは、俺も大学に行って離れてしまったから、これ以上進展は難しいかなと思って二人くらいと付き合ったようだ。
同じクラスのと、先輩と聞いた。
が、どちらも半年もいかず分かれたとか。
同じクラスのやつはやっぱり幼くて、先輩なら大丈夫だろうと思ったのだが、やっぱりこれも幼く感じたらしい。
まー、もともと精神年齢高そうだからこれはしょうがないかも知れない。
結局、 嫁が振られる形で終わったんだとか。
嫁が言うにはどうしても俺と比べてしまい、俺が諦め切れなくて、それがなんとなくむこうに伝わったんじゃないかといってた。
もうどんだけ俺のテンションを上げさせれば気が済むんだ、って聞きながら心のなかでもだえてた。
そんな話を延々聞きながらも、俺はどう答えるか悩んでいた。
たぶん、俺が悩んでるのを分かってこういう昔話を延々してくれたんだと思う。
悩んでいたがもうだいぶ遅い時間(確か夜中の三時くらい)だったし、嫁も酔ってないとかいいながらも酔ってるのは丸分かりだったから、お互い冷静になってから話そうとその日はお開きにして寝ることにした。
寝れるわけ無かったんだけどね。
次の日も仕事だったが不思議と眠くなく、ただ考え事のせいで仕事に手がつかなかった。
散々悩んだ挙句、自分の心に正直にということで、告白を承諾することにした。
家に帰るとすでに帰ってきていた嫁が待ち構えていた。
嫁はもう腹をくくったような、何言われても大丈夫みたいな目をしてて、あーこれはもう逃げられんと覚悟を決めた。
こんな俺でよければ、みたいなことを言ったと思う。
あのときの安堵に満ちて、うれしそうなんだかよくわからない泣き笑いの嫁の顔はよく覚えてる。
14 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:38:33
で、その後はもういろいろ話しました。
そこでわかったことは、悪い言い方になるけど、すごい重い子だった。
端折るけど、付き合うからには結婚のことまで考えて欲しいとか、そういうことを延々いわれた。
あれ、これちょっと責任重大じゃね? って思ったけど、まあ大丈夫だろうと。
ええ、心配性でネガティブ思考だけど、最終的に深く考えずに楽天家なのが俺の唯一の取り得。
まあもうこの時点で婚約みたいなもんでしたね。
逃げられなかった。逃げるつもりはなかったけども。
あと、後々分かったことなんだけど、嫁は処女だった。
この世代にしては珍しいんじゃないかな。すごい貞操観念がしっかりしていた。
これ言うと大体信じてもらえないし、こういうところじゃネタくさくなるとは思うが、俺は29まで童貞だった。
後ちょっと遅かったら魔法使いだった。
15 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:41:15
付き合い始めてしばらくして、一度かなりいい雰囲気になり「俺今日童貞捨てるんだ…」
って息巻いたら「結婚まではそういうことをしたくない」って言われてしまった。
なんじゃそりゃ、と思った。
この俺の性欲どこにやればいいのかと。
俺もこいつに捨てられたらもうあとは一生独身かもしれない、そうでなくてもこいつに捨てられるわけにはいかねぇ! と、おとなしく従った。
うわ俺すごいへたれ。でも襲うなんて勇気がなかったんだよ…
ちなみに過去の彼氏達も、嫁がキスまでは許すがその先を絶対にさせないとわかるとよそよそしくなったとか。
たぶん分かれた最大の理由ってこれだろうと思ってる。高校生ならそんなものじゃないかな。
俺はそういうのなかったから全然わからない。
正直これはもう、自慢というか俺これだけはすごいと思うんだ。
七年間もの長い期間、好きな女が同じ部屋で暮らしてるのに、一度も襲わなかった。
友人にこれを言うと
「へたれだとは思ってるけど、そこまではとはひどい」って言われるんだけどね…
これがほんとにきつかった。
向こうがなにもしてこなきゃ俺もある程度余裕もって我慢できたけど、貞操観念がしっかりしてる割には甘えん坊で、キスとかスキンシップはよく迫られた。
いちゃいちゃってやつですね。
胸があたったり、肌が密着したり、そういうのは日常茶飯事なんですよ。
もうね、殺せと思った。うん、この表現は実際至極正しいと思ったよ。20代なんてまだまだ性欲もてあます時期ですよ。
そんななかでこういうのは拷問だった。
おれどうすればいいのとずっと悩んでた。
ムラムラするたびに嫁の目を盗んで一人で抜いて、賢者モードで乗り切った。
たぶん部屋のいるときの六割は賢者モードだったんじゃないだろうか。
このときばかりは早漏なのが役だった。
元とも理性で行動するタイプだったのもよかったんじゃいかな。
普段は何かあっても理性で押さえ込むへたれなんだけどね…
>>次のページへ続く
今までいろいろ話しはしたけど、こういう恋の話とかはしたことがなかったから、俺は困っていた。
だって俺童貞だったし。嫁は普通というか、可愛い? 顔立ちをしてたから彼氏くらいいるだろと思ってた。
まあ劣等感ですね。
嫁「あんまり酔ってないよ」
俺「うそこけ。さっきまで寝てたじゃねぇか」
嫁「酔った振りだよ。あのね、怒らないで聞いてね」
俺「やだ」
嫁「(無視)酔った振りしたら、俺ちゃん来てくれるかなーって思って」
俺「そんなことする意味が分かりません」
嫁「……ねえ、俺ちゃん」(耳元でささやくように)
俺「なんだよ、くすぐってぇ!」
嫁「…好き」
俺「……ほらよってらっしゃる」
正直、もうどうしていいかわからないくらいてんぱっていた。
この時した会話は今でも全部覚えてくらい強烈に印象に残っている。
それくらい強烈な告白だった。
家に帰ってからも、ちょいちょいと話をした。
とりあえず冗談の告白ではないと。
酔った勢いではあるけども。
ずーっと好きって気持ちがあったとか、お兄ちゃんじゃなくて異性としてみていたとか。
そんなん気づきませんでしたよ。ええ、鈍感です。
まあそのときの会話は長くなるから端折りますが、結局、 次の日に付き合うことになりました。
俺も女として見始めていたのを認めました。
んで、次に実家に帰れたときに嫁母と両親に報告。
嫁母&両親「やっぱりwwwwwww」
やっぱりってなに!? くそっ、やっぱりってなんだ!
どうも嫁母は嫁が俺に好意を持ってるのは知ってたらしい。
俺が帰省するとテンションあがるし、帰ってこないと不機嫌になる。
父の死のときも、葬式の後俺がいなくなってから急に元気がなくなって、その後、俺が様子を見に行くたびに元気になっていたと。
大学を決めたあたりでこれはもう、仕組んでやるしかないなと思ったらしい。
俺は絶対に気づいてないと思ったとか。
なぜなら親父にそっくりだから、きっと親父と一緒で鈍感だろうとうちの母親が言ったらしい。
もうなんだかねー、悔しかったけど、まあ公認されて安心したかな。
980 :969:2010/01/21(木) 01:23:08
そんなこんなで、おととし無事に嫁が大学を卒業したところで実家の家業を継ぐことを決意。
一年前の二月、結婚して嫁は俺の嫁になりました。
俺は家業をついで、仕事を覚えてる真っ最中。
嫁は実家のある県の学校でがんばっている。
新婚さんは二人で暮らせと、敷地内に新しく小屋みたいな家を建てて、今はそこで暮らしていたり。
あんまり時間かかるのもあれだとおもって、後半すげー急いだ。ごめん。
前半は必要なことだけ書こうと思ってたのに、正直要らない部分ばっかりだと読み直して思うわ…
えーと、以上です。
いろいろ文章おかしかったりするところがあるかもしれないけど、脳内補完してください。
wktkしてくれたみんな、ありがとう!
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11 名前認:前舌スWレ969 投稿日:2010/01/21(木建) 21:32:45
前奮スレ砂では軽く書いた岩が、跳実机際はい我ろ煮い遭ろ助な群部延分倉で祖も暖っめといろいろ非あっ簡た。
嫁は並父寺の死窮か問ら街一報年恵半くらい稲沈み昼続けてい顧たし露、正章直算元の呉よ忠う殖に明る偽くなるまでに還は識相当時間が拡か愉かっ板た。俗
あ海と同棲滴の話も、訴親殴の堀勝手な壱行動に納得令行か拓なか隻っ歓た具俺百は奥すご殺い錯抵抗した。
妹のよ督う慶な存肝在較とは絡いえ少Hな滋く漫とvも四興年陥は一誇緒傍に控生紅活(実崩際探は六年希に偽な飽った揺けど鍛)するなんて想宴像で婦き以な企かった命し、たぶん妹無理朗だ怠ろうと犠思憤っ街たからだ鼻。類
とはい搬え二月末と理いう滑こ憂ともあり開、引越しを儀決謄め茶る消な遠ら早堕く勉しな多き征ゃい耕けな繰かイった角し、段々嫁即母臭の挙言序葉価も真順剣みが嬢増してき誉て享、炭結空局二日Pくら漏い知で報承差諾し免た覚輩えrがある。導
ちなみに興嫁に専電話詳口で
「迷そんなに零私代と軟暮案らす好の酬、奔いや子?」って勢言遂われ新たのが折れ八た一頂番の善要因蛮だ核けどね。松
そ過んな束ん謹言柱われた姫らも語うどう斥し冗ようも帰な儒か喫っ洪たw初
可愛池く言暇わ搭れて似ちょ祉っ模とどきっとし拷たし。症
同居棲自体率もそん破な績に竹平貞穏油無事に装日々を過ごしたわけじ免ゃな幅かっ攻た。雇
な感か淑な粗か生活時間訪も合祥わなか程ったし
(溶俺は殺朝麗早嫁かっ殖たりg残筋業浪あっ培たりして、嫁エは夜間懇の震バイウト貫も麗やっ拷てい駄た)
慣れ血な邦い絶二耕人需きりの生淡活に髪、お互資い化よく喧嘩耕も算しよた。
喧給嘩すると大体嫁が双出臭て行湿っ侯て、璽時々俺が恐出て切行く瀬こ救とも抜あ奥った称。業
あ識の器こ施ろ喧脂嘩に天巻き誉込説まゆれヌて寡、宿泊先譜に漢されて閥いた逐同期仕や友裸人には感謝していdる殿。索
12 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:34:47
話がだいぶどうでもよくなりがちですね。
とりあえず告白されたところの部分を書こうと思う。
好き、の一言のあと嫁はずっと黙っていた。
俺も何も言えずにずっと黙っていた。
黙って歩いてたらいつの間にかマンションについていた。
無言で部屋に入り玄関先で嫁をおろし、お互い無言でリビングのソファーに座った。
最初に口を開いたのは嫁だった。
嫁「えっと…冗談とかじゃないから、本気だから」
俺「あ、うん。うん。」(目を合わせられず超へたれ)
嫁「いやだよね、こんなこと言われて」
俺「いやじゃないよ、いやじゃないけど、どういえばいいか分からん」
人生で初めて告白されたってわけじゃないけど、なんでか口のなかカラカラになるくらい緊張した。
その後また無言になって、正直その空気に耐え切れずに俺から口を開いた。
俺「え、いつから?」
思えばもっと気の聞いたこといえるだろ、って思うんだが当時はこれが限界だった。だって童貞だったもの。
いつから俺のことを好きだったかというと、よくわからないらしい。
ただ、俺が高校にいってから昔みたいに仲良く遊ぶってのがなくなって正直寂しかったとのこと。
まあ、遊ばなかったって言うけど
時々俺の部屋でマンガ読んだりビデオ見たりしてたんだけどね。
小学校のころはお兄ちゃんだったのが、中学頃から意識が変わって高校受験の頃にはすでに好きだったとか。
高校が被れば一緒の高校に行きたかったが、ちょうど入れ違いで俺が高校卒業だったので妹や弟と同じ高校を選んだらしい。
特に何か心変わりするようなイベント無かったはずなんだけど…っていったら
「同年代は幼く見えて、一番身近な年上の人が俺ちゃんと弟ちゃんだったのが一番大きいんだろうけど、確かに私もなんで好きになったのかわかんない」
だって。正直喜んでいいのかわからん。
13 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:37:24
で、高校に入ってからは、俺も大学に行って離れてしまったから、これ以上進展は難しいかなと思って二人くらいと付き合ったようだ。
同じクラスのと、先輩と聞いた。
が、どちらも半年もいかず分かれたとか。
同じクラスのやつはやっぱり幼くて、先輩なら大丈夫だろうと思ったのだが、やっぱりこれも幼く感じたらしい。
まー、もともと精神年齢高そうだからこれはしょうがないかも知れない。
結局、 嫁が振られる形で終わったんだとか。
嫁が言うにはどうしても俺と比べてしまい、俺が諦め切れなくて、それがなんとなくむこうに伝わったんじゃないかといってた。
もうどんだけ俺のテンションを上げさせれば気が済むんだ、って聞きながら心のなかでもだえてた。
そんな話を延々聞きながらも、俺はどう答えるか悩んでいた。
たぶん、俺が悩んでるのを分かってこういう昔話を延々してくれたんだと思う。
悩んでいたがもうだいぶ遅い時間(確か夜中の三時くらい)だったし、嫁も酔ってないとかいいながらも酔ってるのは丸分かりだったから、お互い冷静になってから話そうとその日はお開きにして寝ることにした。
寝れるわけ無かったんだけどね。
次の日も仕事だったが不思議と眠くなく、ただ考え事のせいで仕事に手がつかなかった。
散々悩んだ挙句、自分の心に正直にということで、告白を承諾することにした。
家に帰るとすでに帰ってきていた嫁が待ち構えていた。
嫁はもう腹をくくったような、何言われても大丈夫みたいな目をしてて、あーこれはもう逃げられんと覚悟を決めた。
こんな俺でよければ、みたいなことを言ったと思う。
あのときの安堵に満ちて、うれしそうなんだかよくわからない泣き笑いの嫁の顔はよく覚えてる。
14 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:38:33
で、その後はもういろいろ話しました。
そこでわかったことは、悪い言い方になるけど、すごい重い子だった。
端折るけど、付き合うからには結婚のことまで考えて欲しいとか、そういうことを延々いわれた。
あれ、これちょっと責任重大じゃね? って思ったけど、まあ大丈夫だろうと。
ええ、心配性でネガティブ思考だけど、最終的に深く考えずに楽天家なのが俺の唯一の取り得。
まあもうこの時点で婚約みたいなもんでしたね。
逃げられなかった。逃げるつもりはなかったけども。
あと、後々分かったことなんだけど、嫁は処女だった。
この世代にしては珍しいんじゃないかな。すごい貞操観念がしっかりしていた。
これ言うと大体信じてもらえないし、こういうところじゃネタくさくなるとは思うが、俺は29まで童貞だった。
後ちょっと遅かったら魔法使いだった。
15 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:41:15
付き合い始めてしばらくして、一度かなりいい雰囲気になり「俺今日童貞捨てるんだ…」
って息巻いたら「結婚まではそういうことをしたくない」って言われてしまった。
なんじゃそりゃ、と思った。
この俺の性欲どこにやればいいのかと。
俺もこいつに捨てられたらもうあとは一生独身かもしれない、そうでなくてもこいつに捨てられるわけにはいかねぇ! と、おとなしく従った。
うわ俺すごいへたれ。でも襲うなんて勇気がなかったんだよ…
ちなみに過去の彼氏達も、嫁がキスまでは許すがその先を絶対にさせないとわかるとよそよそしくなったとか。
たぶん分かれた最大の理由ってこれだろうと思ってる。高校生ならそんなものじゃないかな。
俺はそういうのなかったから全然わからない。
正直これはもう、自慢というか俺これだけはすごいと思うんだ。
七年間もの長い期間、好きな女が同じ部屋で暮らしてるのに、一度も襲わなかった。
友人にこれを言うと
「へたれだとは思ってるけど、そこまではとはひどい」って言われるんだけどね…
これがほんとにきつかった。
向こうがなにもしてこなきゃ俺もある程度余裕もって我慢できたけど、貞操観念がしっかりしてる割には甘えん坊で、キスとかスキンシップはよく迫られた。
いちゃいちゃってやつですね。
胸があたったり、肌が密着したり、そういうのは日常茶飯事なんですよ。
もうね、殺せと思った。うん、この表現は実際至極正しいと思ったよ。20代なんてまだまだ性欲もてあます時期ですよ。
そんななかでこういうのは拷問だった。
おれどうすればいいのとずっと悩んでた。
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たぶん部屋のいるときの六割は賢者モードだったんじゃないだろうか。
このときばかりは早漏なのが役だった。
元とも理性で行動するタイプだったのもよかったんじゃいかな。
普段は何かあっても理性で押さえ込むへたれなんだけどね…
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