初恋の話と、その後のまさかの展開を淡々と語る
深夜だし書き溜めなんてしてない
寝れないし時間があるのでまったり書いていきます
すぺっく
25歳、女、地方でOL
幼いころから人の顔色伺う八方美人
私は母子家庭で母親は昼も夜も働いていたので自分でできることはなるべく自分で頑張ろうとする子供だったらしい
別にそれが苦だと思ってなかった
むしろ母親の負担が少しでも減るならと思い朝ご飯作るのも掃除も洗濯物畳むのも率先してた
ある日母親が再婚しようかと思ってると私に相談してきた
私小学3年生のときである
最初は戸惑ったけど父親って存在に憧れもあったしその母の再婚相手には何度か会ったことがあっていい人だなぁと感じていた(禿げてたけど)
何より再婚することで母がちょっとでも自分の時間作れるならと思ってた
そして母再婚
私が小学6年になる前に3人家族になった
新しいお父さんは一緒に暮らし始めてもやはりいいお父さんだった
母親はそれまでの仕事を辞めてスーパーのパートを始めた(それまでは看護師とスナック勤め)
休みの日は遊園地や動物園に連れてってくれた
母と一緒に作ったお弁当をお父さんはすごく褒めてくれた
すごく嬉しかったし、母も「1はほんといい子」って言ってくれた
中学1年はお父さんの仕事の都合で引っ越すことになった
仲の良かった友だちと離れるのは辛かったけど手紙いっぱい送るから!とか電話するね!と言ってくれたので彼女たちとは永遠不滅の友情でつながってるんだもんねと思ってた
半年もしたら手紙の返事こなくなったけど。。。
引越し先はものすごい田舎だった
都会とまではいかないものの、そこそこな都市で生まれ育った私にとっては衝撃的なほどの田舎
まずコンビニなんてものはない
それに相当するのは朝10時から夜6時までという営業時間の商店
そこには本もちょっとだけ扱ってて愛読してたりぼんという漫画雑誌を発刊日に買いに行くとなかよし(同じく漫画雑誌)しか置いてなかった
しかも前の月のものだった
「あれ?おばちゃん出し忘れてる?」と思って聞くとりぼんは取り扱ってないとのことだった
しかも基本雑誌は半月遅れで入荷するらしいのだ
りぼんを楽しみに暮らしてた私のとってはものすごくショックだった
しかもようやく
なによ!わたしなんか恋愛できないのに!
>>8
私も今は恋愛に遠ざかってますw
学校は1学年1クラスしかなかった
うちの学年は25人くらいいたが他の学年は10人しかいないときもあった
校舎はかっそかそな学校で生徒数も少ないくせに新しくてきれいだった
聞くと10年前に改築したらしい
なんだかすごくアンバランスに感じたことを覚えてる
アニメでよく見るように担任の若い男の先生が私の名前を黒板に書く
そして
「今日から新しくクラスに入る1さんです、じゃあ1さん一言お願いします」と言った(本当はもと方言入りまくりだけどw)
うわーwwアニメの転校生みたいwwwと舞い上がりつつも前日家で練習してきた自己紹介をする
「○○からきた1です、好きな教科は国語で好きなスポーツは一輪車です」
「まだこっちのこと知らないので教えてください、よろしくお願いします」
田舎いいやん
空気うめえ
>>13
子供の頃は田舎の良さわかんなかったw
今行くとここで育ってよかったって思うけどね
新しいクラスメイトがパチパチパチと拍手してくれ、私は空いている席に座らされた
このクラスは机をコの字型に配置してて私の両隣は女の子だった
一人は体の大きい運動できそうな子、もう一人はメガネで恥ずかしがりっぽい子だった
続けてクラスメイトから私に自己紹介を順番にしてくれた
ここでなんとなくクラスのムードメーカーくらいは掴めた
そして私の後ろの席の男の子に順番が回ってきた
「学級委員長の原田です、わからないこととかあったら聞いてください」
短いけどしっかりとした声だった
そして他の子ほど訛りがないなーと思った
それが彼の印象だった
後ろの席だったので顔はあまり見なかったw
休み時間に何人の女の子が私の席に来てくれて
「名前かわいいねー」
「○○っちって呼んでもいい?私は●●って呼んで!」
「○○に住んでたんだよね?いいなぁ、すごい都会っ子だね!!」
「家、神社の近くなんだよねー?」
等とたくさん話しかけられた
素直に嬉しかった
正直友だちできるか不安だったからね
その日の夜お父さんと母親に「いっぱい友だちできたー!」と報告した
二人とも「よかったねー今度家に連れておいで」と言ってくれた