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破局か再構築か
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しかし、尾田が私を「種無し」と罵倒した所で妻は顔を上げ泣きながら「ゴメンなさい」と何度も私に謝ってきた。
妻「・・・本当にゴメンなさい、私のせいでこんな・・・」
私「いや、それは別にいいんだ、それより理香は本当に私と別れたくないのか?」
妻「はい、アナタと一緒にいたい、自分の犯した罪の重さもわかっています。都合の良い事を言ってるのもわかっています。でも本当にアナタと一緒にいたい」
よく女の涙は武器と聞きます。
しかし、私には妻が嘘を言ってるとは到底思えませんでした。
いえ、正確には この言葉が嘘でも騙されてもいいと、そう思いました。
そんな事を考えながら、私は喋り出しました。
私「・・・私は仕事を理由にずっと君を一人にしてきた。
今回の問題も、最初はそのせいで君が不倫をしたんだと思っていた。
それに不倫をされても仕方がないとも思っていた。
でも、この問題を探る間に、私は理香の事を愛してるんだと気付いた。
私こそ都合の良い男だよ。でも もしこんな私でもいいと思うのならもう一度やり直さないか?」
妻は泣きながら何度も頷いていた、気付いたら私は妻を抱きしめ一緒に泣いていた。
妻から預かった携帯には尾田からのメールが着ていました。
「旦那と話したよ、ずっと俺に敬語使って情けない奴だな、あんな奴と別れて俺と結婚しよう」
このメールを見て気持ちが変わりました。
本当は日曜日には妻ではなく、弁護士を連れて尾田に会いに行こうと思っていましたが、私はある決意をしました。
私「日曜に尾田と会うんだけど、理香も協力してくれないか?」
妻は少し驚いた顔をした後、まっすぐに私の目を見答えました。
妻「・・・はい、私に出来る事は何でもします」
・
・
・
そして日曜がやってきました。
私と妻は尾田と会う約束をした、ホテルのロビーに向かいました。
私達の方が早く着いたみたいで尾田はまだ来ていません。
暫くすると尾田がやってきました。
相変わらず反省の色はないみたいです。
尾田「待たせた?まぁいいや、で話って離婚してくれるの?」
怒りを通り越し既に呆れている私がいます。
私「いや、私達は別れない、なぁ理香」
妻「はい、別れません」
尾田が少し驚いた表情をしました。
私「理香、何かこの人に言いたい事があるんだろ?」
妻「えぇ、あります。私はアナタの事が好きではない。むしろ嫌いです。
写真で脅し関係を迫ってこられ仕方なく応じました。
応じた理由もこの人と別れたくなかったから応じたたけで、本当は すぐにでも全部伝えるべきだったと後悔しています」
妻は泣きながら何度も頷いていた、気付いたら私は妻を抱きしめ一緒に泣いていた。
妻から預かった携帯には尾田からのメールが着ていました。
「旦那と話したよ、ずっと俺に敬語使って情けない奴だな、あんな奴と別れて俺と結婚しよう」
このメールを見て気持ちが変わりました。
本当は日曜日には妻ではなく、弁護士を連れて尾田に会いに行こうと思っていましたが、私はある決意をしました。
私「日曜に尾田と会うんだけど、理香も協力してくれないか?」
妻は少し驚いた顔をした後、まっすぐに私の目を見答えました。
妻「・・・はい、私に出来る事は何でもします」
・
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・
そして日曜がやってきました。
私と妻は尾田と会う約束をした、ホテルのロビーに向かいました。
私達の方が早く着いたみたいで尾田はまだ来ていません。
暫くすると尾田がやってきました。
相変わらず反省の色はないみたいです。
尾田「待たせた?まぁいいや、で話って離婚してくれるの?」
怒りを通り越し既に呆れている私がいます。
私「いや、私達は別れない、なぁ理香」
妻「はい、別れません」
尾田が少し驚いた表情をしました。
私「理香、何かこの人に言いたい事があるんだろ?」
妻「えぇ、あります。私はアナタの事が好きではない。むしろ嫌いです。
写真で脅し関係を迫ってこられ仕方なく応じました。
応じた理由もこの人と別れたくなかったから応じたたけで、本当は すぐにでも全部伝えるべきだったと後悔しています」
尾田の表情が曇っていく、予想以上に理香の言葉が効くとは、本当にこの男は理香に惚れていたみたいだ。
私「まぁそういう事だから理香のことはキッパリと諦めてもらえるかな、それともまだ取った写真で脅すつもりなのか?」
その後は、案外サッパリとしたものでした。
尾田は黙って携帯からSDカードを抜き渡してきました。
この日が私達夫婦が尾田と会った最後の日になりました。
後は弁護士に全て任せ報告だけを受けました。
警察には伝えないことを理由に慰謝料を吊り上げました。
また会社にもこの事を伝えると尾田は解雇されたみたいです。
尾田の実家にも内容証明とともに尾田の行った事を伝えました。
尾田は既に成人ですから、親の責任は勿論ないのですが、すぐに御両親がやってき謝罪をして下さいました。
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私は、今回の不倫問題で自分がまだ妻を愛してるのだと改めて感じる事が出来ました。
会社には移動願いを出し、給料は下がりますが仕事が定時で終わる部署に移りました。
家に帰ると、妻が夕食の準備をして待っています。
こんな当たり前の事にでも幸せを感じています。
幸か不幸か私にはフラッシュバックというものが起こりません。
やはり、妻の行った行為よりも私が今まで妻にしてきた事の方が酷かったからだと思います。
セックスもしますし、一緒に風呂に入る事もあります。
休日には一緒に買い物に出かけたり、時々はデートみたいな事をするようになりました。
何よりも妻が以前にも増して笑っている事が多くなりました。
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後日
私の携帯に妻が友達の真理子宛に送ったメールが届きました。
メール転送機能を解除し忘れていたのです。
問題は既に解決していたので見るのは止めておこうと思い、削除しようとすると、ボタンを間違ってメールを表示させてしまい、送ったメールを目にしてしまいました、書かれていた内容はこうでした。
「○○(私の名前)との関係が良くなりとても幸せ」
と書かれていました。
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