本性
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今までと違う言葉遣いと態度に、加藤の顔色が変わり、妻も昔の私を思い出したのか一瞬泣き止んで、怯えた目で私を見ています。
「おい加藤。俺は、百合子と知り合ってから今まで、真面目に生きよう、百合子の嫌いな暴力は止め様と努力して来たんや。
百合子のおらん人生は考えられんかった。・・
・・ビデオテープ・・勝手にばら撒けや。
もう百合子の事は どうでもええ。ワレのせいで、もう俺の人生は終わったんや。」
「・・いいえ・・・すみません・・・。」
「加藤、謝らんでええぞ。俺は、自分の人生を終わりにされて、泣き寝入りする様な男や無い。いくら謝っても許す気は無いんや。お前の人生も今日で終わりにしたる。」
私は、ポケットからサバイバルナイフを出し、カバーを外しながら加藤に近づくと、加藤は震えだしてその場に土下座し、
「申し訳ありません。私が悪かったです。すみません。許してください。」
「謝っても無駄や言っとるやろ。おまえだけは許さん・・ぶっ殺す。」
加藤は、頭を床に付け、ぶるぶる震えています。きっと暴力とは、無縁の人生を歩んで来たのでしょう。
その時、シーツを体に巻いた妻が私の足にしがみ付き、
「あなた、ヤメテー。許してください。お願いします。あなたの気が済む様に何でもします。子供達を人殺しの子にしないで〜。」
「俺と子供達を裏切った淫乱女が母親面するな。」
脳裏に子供達の顔が浮かびました。
「・・・人殺しの子・・・・クソー。」
私は、ナイフを投げ捨てると妻を払い除け、加藤に近付いて思い切り腹を蹴り上げ、腹を両手で押さえて、うずくまっている加藤を蹴り続けていると、
「あなた、ヤメテー。死んでしまう。」
我に帰った私は、ナイフを拾うと座り込み、足元に落ちている加藤の服を切り刻みながら、心を落ち着かせるのに必死でした。
「おい加藤。死にたくないか。」
「はい、許してください。どんな償いでもします。お願いです。」
「じゃあ、お前の奥さんに電話して直ぐに ここへ来させろ。おまえの前で百合子にした事と同じ事をしてやる。」
「それだけは許してください。お願いします。」
「人の家庭を無茶苦茶にしておいて、自分の所は何も無かった様に済ませる気か。」
「償いはします。・・・・それだけは許してください。」
加藤は、涙を流しながら震えています。
「おまえと百合子が どうしてこんな関係になったのか、最初から全て話せ。」
「・・はい・・。」
「ただ嘘は吐くな。百合子、こいつが少しでも嘘を言ったら教えろ。絶対に こいつを庇うな。いいか加藤、少しでも嘘と感じた時は殺す。」
「はい。・・・私は会合で何回か百合子に会う内に・・・」
私がナイフを持ったまま立ち上がると、
「エッ・・。」
「百合子だと。・・何回も自分の物の様に呼び捨てにしやがって。」
「すみません。許してください。つい間違って言ってしまいました。許してください。」
「俺も つい間違って刺したろか。・・・・・まあいい続けろ。」
加藤の話では、最初 妻を騙して強引に関係を持ち、その時に撮ったビデオで脅し、更に関係を続けたという事です。
脅されていたにしても先ほど聞いた限りでは、妻が快感に溺れていたのも事実です。
私は、妻を手放す気は有りませんでしたが、許す事が出来ずに虐め続けました。
「加藤もういい。それ以上聞くとお前達を殺してしまいそうだ。・・・今日はもう帰れ。
帰って俺にどんな償いをするのか考えて、明日の朝10時に来い。
ナイフで脅され、暴行を受けたと警察に駆け込んでもいいが、その時は お前も強姦罪や。
この事が家族や会社に知れても良ければ好きにしろ。俺は、もうどうなっても構わん。」
「いいえ、警察には行きません。必ず明日来ます。すみませんでした。」
「それと明日来る時に、ビデオテープを全て持って来い。全てやぞ。」
加藤に携帯と財布を投げ付けると、
「はい、わかりました。本当に申し訳ない事を致しました。」
加藤はやっと、恐怖から解放されると思って立ち上がりましたが、穿いているパンツ以外、全て切り刻まれている事に気付いて俯いています。
それに気付いた妻がタンスまで行くと、引き出しから私のジャージを出して、加藤に渡そうとしました。
『こんな目に合っても まだ気を使うのか。いや、私しか知らなかった百合子が、嫌々でも肌を合わせた事で、加藤の事を・・・・。』
激しい嫉妬が起こり、
「おい、勝手に俺の服をどうする気や。それにお前の汚れた手で、金輪際、俺の物に触るな。」
妻は涙を流しながら、
「でも・・この格好では・・・・。」
「加藤。嫌ならここに居ろ。俺の気が変わっても良ければな。」
「失礼します。」
加藤は慌ててドアの所まで走りました。
「ちょっと待て。おい百合子。こいつを送って行かなくていいのか。気持ちいい事を教えてくれた愛しい人を、こんな格好のまま外を歩かす気か。」
「イヤー。言わないで。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「送って行ってもいいぞ。気持ちいい事の続きをして貰えるかも知れないぞ。その代わり二度と帰って来るな。子供達とも会わせん。」
「嫌です、行けません。ここに居させて下さい。お願いです。お願いします。」
--------------------
加藤が逃げる様に飛び出して行った後、妻は暫く泣き続けていましたが、私の前に正座して、
「あなた、ごめんなさい。あなたに知られるのが怖かった。あなたに嫌われたくなかった。
一生どんな償いでもします。忘れて貰えるとは思っていません。許して下さい。この家に居させて下さい。
お願いします。あなたを愛しています。」
妻も被害者なのかも知れません。
もしも、あの光景を見なかったら、感じている声を聞かなかったら、私たちの寝室でなかったら許していたでしょう。
心の何処かで許そうとしても、虐めずにはいられないのです。
「さっきまで、チン○を百合子のマン○に入れてと言っていた口で、軽々しく愛していますなんて言うな。」
「言わないでー。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「なあ百合子、別れよう。おまえのあんな姿を見たらもう駄目だ。
俺だけの百合子では無くなってしまった。おまえが憎くてしょうがない。
どうして感じたんだ。どして他の男でイケるんだ。もうお終りだ。・・・別れる。」
勿論 別れる気は有りません。別れるなんて考えられないのですが、言わずには居られないのです。
「嫌ですー、別れないで。ごめんなさい。ごめんなさい。何でもしますからー。ここに居させて下さい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
狂ったように泣きながら、何回も謝り続ける妻に、このままでは本当に気が変になってしまうと思い。
「わかった。暫く様子を見てやるから二度と俺を裏切るな。絶対に嘘を吐くな。俺の言う事は何でも聞け。何があっても逆らうな。・・・・後の事はまた考える。」
「ありがとう。何でも言う事を聞きます。逆らいません。一生懸命償います。ありがとう。ありがとう。」
「もう泣くな。泣きたいのはこっちだ。もう寝るから用意をしろ。」
妻がベッドを直そうとしたので、
「馬鹿やろう。そんな汚れたベッドで寝れるか。そのベッドはもう捨てる。それともおまえは、あいつとの思い出に置いておきたいか。・・・客布団を持って来い。」
妻は、何度も激しく首を横に振り、慌てて布団を取りに行きました。
--------------------
布団に入っても色々な事を考えてしまい寝付けません。
妻は、この歳になっても恥じらいを忘れず、明るい部屋でのセックスを嫌がりました。
また、悪友達とのゴルフコンペでローターを賞品に貰い、妻に試そうとした時も激しく嫌がられました。
妻は、感じてくると「イヤー、イヤー」が口癖で、「イイ」とか「気持ちイイ」とは言わず、ましてや、あの様な言葉など私とのセックスでは、一度も口にした事は有りません。
『ローターも嫌がった百合子が、あんな明るい部屋でバイブを入れられて、あんなに乱れるとは・・・。脅されて仕方なく応じていただけだろうか。』
あまりの怒りに忘れていましたが、2人のとんでもない会話を思い出しました。
『尻の穴に入れる・・・。触るだけでも、不潔だと言って嫌がっていた百合子が、指を入れられて歓んだ・・。
それに俺が飛び込んで行った時の百合子は、指示どおり自分でバイブを持っていた。
まさか、受け入れるつもりだったのでは・・・・・。』
また激しい嫉妬と怒りが込み上げ、枕元で正座して泣いる妻に、
「おい百合子。脅されて無理矢理されていただけか。」
「嫌で、嫌で、死のうかと思った事も有りました。でも死んでしまっては、あなたや子供達とも会えなくなると思うと・・それに加藤さんが・・。」
「加藤がどうした。」
「・・・・・。」
「まあいい。それより死にたいほど嫌な割には、あの感じ方はどうしてだ。」
「ごめんなさい。最初・・本当に嫌でした。でも・・でも・・・・。」
「おまえ、後ろでも加藤を受け入れるつもりだったのか。・・答えろ。嘘は吐かない、逆らわないという約束だろ。別れたいのか。」
また妻が激しく泣き出したので、
「加藤もういい。それ以上聞くとお前達を殺してしまいそうだ。・・・今日はもう帰れ。
帰って俺にどんな償いをするのか考えて、明日の朝10時に来い。
ナイフで脅され、暴行を受けたと警察に駆け込んでもいいが、その時は お前も強姦罪や。
この事が家族や会社に知れても良ければ好きにしろ。俺は、もうどうなっても構わん。」
「いいえ、警察には行きません。必ず明日来ます。すみませんでした。」
「それと明日来る時に、ビデオテープを全て持って来い。全てやぞ。」
加藤に携帯と財布を投げ付けると、
「はい、わかりました。本当に申し訳ない事を致しました。」
加藤はやっと、恐怖から解放されると思って立ち上がりましたが、穿いているパンツ以外、全て切り刻まれている事に気付いて俯いています。
それに気付いた妻がタンスまで行くと、引き出しから私のジャージを出して、加藤に渡そうとしました。
『こんな目に合っても まだ気を使うのか。いや、私しか知らなかった百合子が、嫌々でも肌を合わせた事で、加藤の事を・・・・。』
激しい嫉妬が起こり、
「おい、勝手に俺の服をどうする気や。それにお前の汚れた手で、金輪際、俺の物に触るな。」
妻は涙を流しながら、
「でも・・この格好では・・・・。」
「加藤。嫌ならここに居ろ。俺の気が変わっても良ければな。」
「失礼します。」
加藤は慌ててドアの所まで走りました。
「ちょっと待て。おい百合子。こいつを送って行かなくていいのか。気持ちいい事を教えてくれた愛しい人を、こんな格好のまま外を歩かす気か。」
「イヤー。言わないで。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「送って行ってもいいぞ。気持ちいい事の続きをして貰えるかも知れないぞ。その代わり二度と帰って来るな。子供達とも会わせん。」
「嫌です、行けません。ここに居させて下さい。お願いです。お願いします。」
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加藤が逃げる様に飛び出して行った後、妻は暫く泣き続けていましたが、私の前に正座して、
「あなた、ごめんなさい。あなたに知られるのが怖かった。あなたに嫌われたくなかった。
一生どんな償いでもします。忘れて貰えるとは思っていません。許して下さい。この家に居させて下さい。
お願いします。あなたを愛しています。」
妻も被害者なのかも知れません。
もしも、あの光景を見なかったら、感じている声を聞かなかったら、私たちの寝室でなかったら許していたでしょう。
心の何処かで許そうとしても、虐めずにはいられないのです。
「さっきまで、チン○を百合子のマン○に入れてと言っていた口で、軽々しく愛していますなんて言うな。」
「言わないでー。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「なあ百合子、別れよう。おまえのあんな姿を見たらもう駄目だ。
俺だけの百合子では無くなってしまった。おまえが憎くてしょうがない。
どうして感じたんだ。どして他の男でイケるんだ。もうお終りだ。・・・別れる。」
勿論 別れる気は有りません。別れるなんて考えられないのですが、言わずには居られないのです。
「嫌ですー、別れないで。ごめんなさい。ごめんなさい。何でもしますからー。ここに居させて下さい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
狂ったように泣きながら、何回も謝り続ける妻に、このままでは本当に気が変になってしまうと思い。
「わかった。暫く様子を見てやるから二度と俺を裏切るな。絶対に嘘を吐くな。俺の言う事は何でも聞け。何があっても逆らうな。・・・・後の事はまた考える。」
「ありがとう。何でも言う事を聞きます。逆らいません。一生懸命償います。ありがとう。ありがとう。」
「もう泣くな。泣きたいのはこっちだ。もう寝るから用意をしろ。」
妻がベッドを直そうとしたので、
「馬鹿やろう。そんな汚れたベッドで寝れるか。そのベッドはもう捨てる。それともおまえは、あいつとの思い出に置いておきたいか。・・・客布団を持って来い。」
妻は、何度も激しく首を横に振り、慌てて布団を取りに行きました。
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布団に入っても色々な事を考えてしまい寝付けません。
妻は、この歳になっても恥じらいを忘れず、明るい部屋でのセックスを嫌がりました。
また、悪友達とのゴルフコンペでローターを賞品に貰い、妻に試そうとした時も激しく嫌がられました。
妻は、感じてくると「イヤー、イヤー」が口癖で、「イイ」とか「気持ちイイ」とは言わず、ましてや、あの様な言葉など私とのセックスでは、一度も口にした事は有りません。
『ローターも嫌がった百合子が、あんな明るい部屋でバイブを入れられて、あんなに乱れるとは・・・。脅されて仕方なく応じていただけだろうか。』
あまりの怒りに忘れていましたが、2人のとんでもない会話を思い出しました。
『尻の穴に入れる・・・。触るだけでも、不潔だと言って嫌がっていた百合子が、指を入れられて歓んだ・・。
それに俺が飛び込んで行った時の百合子は、指示どおり自分でバイブを持っていた。
まさか、受け入れるつもりだったのでは・・・・・。』
また激しい嫉妬と怒りが込み上げ、枕元で正座して泣いる妻に、
「おい百合子。脅されて無理矢理されていただけか。」
「嫌で、嫌で、死のうかと思った事も有りました。でも死んでしまっては、あなたや子供達とも会えなくなると思うと・・それに加藤さんが・・。」
「加藤がどうした。」
「・・・・・。」
「まあいい。それより死にたいほど嫌な割には、あの感じ方はどうしてだ。」
「ごめんなさい。最初・・本当に嫌でした。でも・・でも・・・・。」
「おまえ、後ろでも加藤を受け入れるつもりだったのか。・・答えろ。嘘は吐かない、逆らわないという約束だろ。別れたいのか。」
また妻が激しく泣き出したので、
『今は無理か。よし、加藤から詳しく訊く事にしよう。加藤の奴、百合子に何をしたんだ。ビデオを見ながら訊き出して徹底的に復讐してやる。』
知れば知る程自分が苦しくなる事は分かっていましたが、知らずには居られないのです。
--------------------
朝10時頃、加藤は脇に紙袋を抱えてやって来ました。
「・・・・すみませんでした。」
「俺の前に座れ。」
加藤がソファーに座ろうとしたので、
「馬鹿野郎、おまえは少しも反省しとらん様やな。誰がソファーに座れと言った。」
昨夜の恐怖が蘇り、慌ててソファーを後ろにずらして、床に正座しました。
「百合子。おまえも並んで座れ。」
私は、これから訊く質問に対し、2人の顔色を同時に見たかったので、並んで座らせようとしましたが、百合子は2mほど離れた所に正座しました。
「加藤。俺は今でも おまえを殺したくウズウズしとるんや。子供の為に我慢しようと思うが、それもどうなるか・・・。
おまえの考えて来た償いの前に、訊きたい事が山ほど有るから正直に答えろ。俺が頭に来るような内容でも構わん。
正直に話せば我慢するが、もしも嘘だとわかったら・・・。」
「嘘は申しません。包み隠さず答えます。」
「よし。俺は百合子の事を全て知っておきたい。そうしないと同じ屋根の下では暮らせない。このままではいつか別れるだろう。・・・別れて欲しいか。」
「いいえ、別れないで下さい。お願いします。」
「流石頭がいいな。そうや、百合子と俺が別れる時は俺の人生が終わる時や。同時におまえの人生もな。」
「・・・・・。」
「持ってきた物を出せ。」
加藤の差し出した紙袋には、ビデオテープが4本入っていました。
「テープは4本だけか。」
「本当です。他には有りません。」
ビデオテープには、日付・部外者回覧厳禁・○○株式会社と印字されたシールが貼って有ります。
「何じゃ、このテープは。」
「もしも妻に見つかった時にばれない様に・・・。妻や会社に知られるのが何より怖かったので・・。」
その時 妻が、
「エッ・・どうして・・私には・・。」
「すみません。私も家族や世間に知れては困るのですが、それを言ってしまっては脅して次の関係をもてないと思い、私は知られても平気な振りをしていました。」
それを聞き、妻は大きな声で泣いています。
「百合子と2人だけで何回会った。」
「・・昨日を入れて5回です。」
「ところで、俺は全て持って来いと言った筈だ。テープは本当にこれだけか。元のテープはどうした。」
「処分しました。本当です。余分な物を持っていて見つかると嫌なので、この編集したテープ4本だけです。」
「・・・信じよう。テープは後で見るとして、まずどうして百合子をこんな目に合わせたのか最初から詳しく話せ。」
「・・・昨夜少し話しましたが、会合で何回か会う内に、百合子さんのやさしさ、明るさ、清楚なところが好きになってしまい、私は何かと理由を作り、例年より会合を増やして会う機会を多くしました。」
「自分の女房に無い物を求めたのか。」
「違います。私の妻は百合子さんとよく似たタイプです。
私は百合子さんと出会うまで、妻の様にやさしく、清楚で、恥じらいを持った女性は居ないと思っていたので、どんな美人やプロポーションの良い女性と会っても、心まで動く事はありませんでした。
ところが百合子さんは全てに妻より上でした。
この性格にして、顔も可愛くてスタイルも素晴らしい。・・・どうしても百合子さんを、自分の物にしたくなりました。」
加藤の話によると、妻を自分に振り向かせ様と色々良い印象を与え、努力したが良い人止まりで愛とは程遠く、
子供が卒業してからも会える様に外で働いてみたらどうかと勧め、地位を利用して自分の会社に入れてはみた物の、
妻の私への愛が強い事を知り、身体の関係を持てばどうにか成ると思ったという事です。
「身体の関係を持ちたいと思った理由は、本当にそれだけか。」
「・・・・・・。」
「加藤。ここまで来たら正直に全て話せ。死にたくないだろ。」
「・・・百合子さんが あの時どんな乱れ方をするのか、どんな声を出すのか知りたかったです。それと・・・妻には出来ない色々な事もしてみたかった。」
「ビデオはどうして毎回撮った。脅すだけならそんなに要らないだろう。」
「もしもの時に脅す目的も有りましたが。・・・本当の目的は、百合子さんが どの様に変わって行くのか・・記録に撮ろうと・・。」
この後、加藤は私の質問に対し、何か吹っ切れた様に詳しく雄弁に答え出したので、自慢している様にも聞こえて怒りを覚えましたが、本当の事を訊き出すには我慢するしか有りません。
「加藤。どうして金曜日ばかりで他の日は会わなかった。」
「妻の母親が1人暮らしをしていたので、この春から金曜日には、妻は昼過ぎに、子供達は学校が終わると直接義母の家へ行って、泊まってあげる事にしていました。
私も金曜日は午後から得意先を回って、ほとんど直接家に帰っていたので、会社にも家族にも怪しまれずに自由な時間が作れました。」
「どこのホテルを使っていた。」
「いいえ。ホテルへは行っていません。
ラブホテルも考えましたが、遠くでは時間が少なくなり、近くでは知人に会わないとも限りません。
何より百合子さんがホテルに すんなり入ってくれるとは思えないので、自宅にしました。」
「自宅・・。おまえ達の寝室では、何か痕跡が残って奥さんにばれるだろ。」
「はい。寝室では知られる恐れが有りますが、私の書斎なら、会社の資料も置いて有ったので部屋に鍵を掛けていましたし、
重要な仕事を持ち帰っていた時は掃除も断って、妻でさえ中には入れなかったので安心でした。
・・それと仮眠用に・・ベッドも有りましたし・・・・。」
「どうやって百合子を連れ込んだ。」
「金曜日の朝、少しでも長く百合子さんと会える様に、暇になったので今日から暫く、4時迄にさせて欲しいとお願いして、こっそりメモを渡しました。」
その時、妻が顔を上げて私の方を見たので、まだメモが有ると思い、見せる様に言うと持って来ました。
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