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本性
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私は、ポケットからサバイバルナイフを出し、カバーを外しながら加藤に近づくと、加藤は震えだしてその場に土下座し、
「申し訳ありません。私が悪かったです。すみません。許してください。」
「謝っても無駄や言っとるやろ。おまえだけは許さん・・ぶっ殺す。」
加藤は、頭を床に付け、ぶるぶる震えています。きっと暴力とは、無縁の人生を歩んで来たのでしょう。
その時、シーツを体に巻いた妻が私の足にしがみ付き、
「あなた、ヤメテー。許してください。お願いします。あなたの気が済む様に何でもします。子供達を人殺しの子にしないで〜。」
「俺と子供達を裏切った淫乱女が母親面するな。」
脳裏に子供達の顔が浮かびました。
「・・・人殺しの子・・・・クソー。」
私は、ナイフを投げ捨てると妻を払い除け、加藤に近付いて思い切り腹を蹴り上げ、腹を両手で押さえて、うずくまっている加藤を蹴り続けていると、
「あなた、ヤメテー。死んでしまう。」
我に帰った私は、ナイフを拾うと座り込み、足元に落ちている加藤の服を切り刻みながら、心を落ち着かせるのに必死でした。
「おい加藤。死にたくないか。」
「はい、許してください。どんな償いでもします。お願いです。」
「じゃあ、お前の奥さんに電話して直ぐに ここへ来させろ。おまえの前で百合子にした事と同じ事をしてやる。」
「それだけは許してください。お願いします。」
「人の家庭を無茶苦茶にしておいて、自分の所は何も無かった様に済ませる気か。」
「償いはします。・・・・それだけは許してください。」
加藤は、涙を流しながら震えています。
「おまえと百合子が どうしてこんな関係になったのか、最初から全て話せ。」
「・・はい・・。」
「ただ嘘は吐くな。百合子、こいつが少しでも嘘を言ったら教えろ。絶対に こいつを庇うな。いいか加藤、少しでも嘘と感じた時は殺す。」
「はい。・・・私は会合で何回か百合子に会う内に・・・」
私がナイフを持ったまま立ち上がると、
「エッ・・。」
「百合子だと。・・何回も自分の物の様に呼び捨てにしやがって。」
「すみません。許してください。つい間違って言ってしまいました。許してください。」
「俺もつい間違って刺したろか。・・・・・まあいい続けろ。」
加藤の話では、最初 妻を騙して強引に関係を持ち、その時に撮ったビデオで脅し、更に関係を続けたという事です。
脅されていたにしても先ほど聞いた限りでは、妻が快感に溺れていたのも事実です。
私は、妻を手放す気は有りませんでしたが、許す事が出来ずに虐め続けました。
「加藤もういい。それ以上聞くとお前達を殺してしまいそうだ。・・・今日はもう帰れ。
帰って俺にどんな償いをするのか考えて、明日の朝10時に来い。
ナイフで脅され、暴行を受けたと警察に駆け込んでもいいが、その時はお前も強姦罪や。
この事が家族や会社に知れても良ければ好きにしろ。
俺は、もうどうなっても構わん。」
「いいえ、警察には行きません。必ず明日来ます。すみませんでした。」
「それと明日来る時に、ビデオテープを全て持って来い。全てやぞ。」
加藤に携帯と財布を投げ付けると、
「はい、わかりました。本当に申し訳ない事を致しました。」
加藤はやっと、恐怖から解放されると思って立ち上がりましたが、穿いているパンツ以外、全て切り刻まれている事に気付いて俯いています。
それに気付いた妻がタンスまで行くと、引き出しから私のジャージを出して、加藤に渡そうとしました。
『こんな目に合ってもまだ気を使うのか。いや、私しか知らなかった百合子が、嫌々でも肌を合わせた事で、加藤の事を・・・・。』
激しい嫉妬が起こり、
「おい、勝手に俺の服をどうする気や。それにお前の汚れた手で、金輪際、俺の物に触るな。」
妻は涙を流しながら、
「でも・・この格好では・・・・。」
「加藤。嫌ならここに居ろ。俺の気が変わっても良ければな。」
「失礼します。」
加藤は慌ててドアの所まで走りました。
「ちょっと待て。おい百合子。こいつを送って行かなくていいのか。気持ちいい事を教えてくれた愛しい人を、こんな格好のまま外を歩かす気か。」
「イヤー。言わないで。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「送って行ってもいいぞ。気持ちいい事の続きをして貰えるかも知れないぞ。その代わり二度と帰って来るな。子供達とも会わせん。」
「嫌です、行けません。ここに居させて下さい。お願いです。お願いします。」
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加藤が逃げる様に飛び出して行った後、妻は暫く泣き続けていましたが、私の前に正座して、
「あなた、ごめんなさい。
あなたに知られるのが怖かった。あなたに嫌われたくなかった。
一生どんな償いでもします。忘れて貰えるとは思っていません。許して下さい。この家に居させて下さい。
お願いします。あなたを愛しています。」
妻も被害者なのかも知れません。
もしも、あの光景を見なかったら、感じている声を聞かなかったら、私たちの寝室でなかったら許していたでしょう。
心の何処かで許そうとしても、虐めずにはいられないのです。
「さっきまで、チン○を百合子のマン○に入れてと言っていた口で、軽々しく愛していますなんて言うな。」
「言わないでー。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「なあ百合子、別れよう。おまえのあんな姿を見たらもう駄目だ。
俺だけの百合子では無くなってしまった。おまえが憎くてしょうがない。
どうして感じたんだ。どして他の男でイケるんだ。もうお終りだ。・・・別れる。」
勿論別れる気は有りません。別れるなんて考えられないのですが、言わずには居られないのです。
「嫌ですー、別れないで。ごめんなさい。ごめんなさい。
何でもしますからー。ここに居させて下さい。
ごめんなさい。ごめんなさい。」
狂ったように泣きながら、何回も謝り続ける妻に、このままでは本当に気が変になってしまうと思い。
「わかった。暫く様子を見てやるから二度と俺を裏切るな。
絶対に嘘を吐くな。俺の言う事は何でも聞け。
何があっても逆らうな。・・・・後の事はまた考える。」
「ありがとう。何でも言う事を聞きます。逆らいません。一生懸命償います。ありがとう。ありがとう。」
「もう泣くな。泣きたいのはこっちだ。もう寝るから用意をしろ。」
妻がベッドを直そうとしたので、
「馬鹿やろう。そんな汚れたベッドで寝れるか。そのベッドはもう捨てる。それともおまえは、あいつとの思い出に置いておきたいか。・・・客布団を持って来い。」
妻は、何度も激しく首を横に振り、慌てて布団を取りに行きました。
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布団に入っても色々な事を考えてしまい寝付けません。
妻は、この歳になっても恥じらいを忘れず、明るい部屋でのセックスを嫌がりました。
また、悪友達とのゴルフコンペでローターを賞品に貰い、妻に試そうとした時も激しく嫌がられました。
妻は、感じてくると「イヤー、イヤー」が口癖で、「イイ」とか「気持ちイイ」とは言わず、ましてや、あの様な言葉など私とのセックスでは、一度も口にした事は有りません。
『ローターも嫌がった百合子が、あんな明るい部屋でバイブを入れられて、あんなに乱れるとは・・・。脅されて仕方なく応じていただけだろうか。』
>>次のページへ続く
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