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悪戯
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訴えればその事が周りにも知られてしまう可能性があり、息子にも知られてしまうかもしれない。
私の手前承諾しただけで妻も訴える気は無いのを、彼らは知っているのです。
私はこれを待っていました。妻が彼の本性を知るこの機会を。
「訴えるのは自由ですが、その時は こちらも名誉毀損で訴えます」
「それは岩本の言葉だと受け取っても良いのですね?」
「勿論です」
「岩本は奈美が嘘を吐いていると言っているがどうなんだ?」
「私は嘘なんか吐いていない」
「だったら彼は嘘吐きだと言う事になる。自分を守る為ならどのような嘘も吐く」
これで裁判をする意味も無くなりました。
「これは妻と岩本の問題ですから妻に任せます。今は動揺しているので後日」
おそらく妻の話が本当なのでしょう。
だとすると彼は妻の思っている様な男ではなくて、目的の為なら平気で嘘を吐く男。
私は彼の素行調査をしてみようと思いました。
--------------------
私は縁談の聞き合わせだと嘘を吐いて、岩本クリニックの近所を聞いて回りました。
しかし彼の事を悪く言う人間はいません。それはそうでしょう。
悪い話を吹き込んで、縁談が壊れでもしたら責任を感じなければなりません。
私の事をどこまで信用して良いのか分からず、それが本人の耳にでも入ってしまったらと考えれば、無難な事しか言えないでしょう。
普通でもそうなのに彼は医者なので、急病になった時には近所では彼の世話になる可能性もあります。
これでは彼の良い事しか聞けず、調査会社に依頼しないと無理かと諦めかけた時、彼と揉めた人間がいると聞きました。
それは駐車場の隣に住む老人で、余りに近すぎた為に私が避けた家です。
「二年前まで駐車場の所に家が建っていた。
私の親と奴の祖父の口約束で、屋敷と屋敷の間はお互いに五寸ずつ下がって一尺空けようと決めてあった。
それなのに奴は以前駐車場だった所に医者を建て、家が建っていた所を駐車場にした時に約束を無視しやがった。
それも五寸出て来るなら我慢するが、空いていた所は全部自分の土地だったと言って一尺全部埋めたんだ」
この老人なら話してくれると思い、彼の女性関係について聞きました。
「女の出入りは激しいぞ。
以前も人妻の看護婦が勤めていたが、旦那が怒鳴り込んできて揉めた事もある。
これは噂だが近所の奥さんを妊娠させてしまって、友達に下ろしてもらったそうだ。
その奥さんは噂を聞いた直後に離婚されて追い出されたから、満更噂は嘘ではないのだろうな。
金を持っているだけにたちが悪い。ばれると金に物を言わせ、後は何事も無かったかのように反省もしない。
金持ちの独身貴族か何だか知らないが、見るからに水商売だと分かる女もよく連れ込んでいた」
その時テーブルの上に薬の袋を見付けましたが、それは岩本クリニックではありません。
「お爺さんはお隣なのに、他所の医者に掛かっているのですか?」
「ああ。あんな何をしていたか分からない、汚れた診察台で診てもらえるか。
女を自宅に連れ込む時は、ほとんどあそこに入って行く。
おおかた診察台でお医者さんゴッコでもしているんじゃないのか。本物の医者が診察室でお医者さんゴッコでは洒落にもならん。
この前も車に乗り込む時に派手な化粧をした馬鹿女が甘えた声で、先生ったらエッチなんだから。
でもあんな所でした事ないから凄く感じちゃったと大きな声で言っていやがった」
「最近でも女の出入りは多いのですか?」
「ああ。入れ替わり立ち代わり。そう言えば最近、大人しそうな普通の奥さんも何回か来ていたな。女は分からん。あんな真面目そうな奥さんがどうして奴なんかと」
おそらくそれは妻の事でしょう。
「あれは病気だ。縁談の相手があんたの身内なら、悪い事は言わないからやめさせた方がいいぞ。
金には困らないかも知れないが、きっと女で苦労する。
下手に話を進めると、将来あんたが怨まれるかも知れないぞ」
私は帰って、妻にそのままを伝えました。
「そんな・・・・・・・」
「そんな、何だ?彼に限ってそんな事はないか?
奈美は男を見る目があるな。奈美から聞いたとおり、こんな誠実な男はいない。
妊娠させてもきちんと責任をとって下ろさせる。
ばれればきちんと金で話をつける。
まさに奈美とお似合いだ。
俺のような卑劣な男と暮らしていないで、彼と一緒になればいい。離婚しよう」
精一杯の皮肉を言いましたが、私はやはり悪い男です。
今までは別れたくないのに離婚を脅しに使っていましたが、妻の行き場がなくなるや否や、真剣に離婚を考えたのです。
私の事をどこまで信用して良いのか分からず、それが本人の耳にでも入ってしまったらと考えれば、無難な事しか言えないでしょう。
普通でもそうなのに彼は医者なので、急病になった時には近所では彼の世話になる可能性もあります。
これでは彼の良い事しか聞けず、調査会社に依頼しないと無理かと諦めかけた時、彼と揉めた人間がいると聞きました。
それは駐車場の隣に住む老人で、余りに近すぎた為に私が避けた家です。
「二年前まで駐車場の所に家が建っていた。
私の親と奴の祖父の口約束で、屋敷と屋敷の間はお互いに五寸ずつ下がって一尺空けようと決めてあった。
それなのに奴は以前駐車場だった所に医者を建て、家が建っていた所を駐車場にした時に約束を無視しやがった。
それも五寸出て来るなら我慢するが、空いていた所は全部自分の土地だったと言って一尺全部埋めたんだ」
この老人なら話してくれると思い、彼の女性関係について聞きました。
「女の出入りは激しいぞ。
以前も人妻の看護婦が勤めていたが、旦那が怒鳴り込んできて揉めた事もある。
これは噂だが近所の奥さんを妊娠させてしまって、友達に下ろしてもらったそうだ。
その奥さんは噂を聞いた直後に離婚されて追い出されたから、満更噂は嘘ではないのだろうな。
金を持っているだけにたちが悪い。ばれると金に物を言わせ、後は何事も無かったかのように反省もしない。
金持ちの独身貴族か何だか知らないが、見るからに水商売だと分かる女もよく連れ込んでいた」
その時テーブルの上に薬の袋を見付けましたが、それは岩本クリニックではありません。
「お爺さんはお隣なのに、他所の医者に掛かっているのですか?」
「ああ。あんな何をしていたか分からない、汚れた診察台で診てもらえるか。
女を自宅に連れ込む時は、ほとんどあそこに入って行く。
おおかた診察台でお医者さんゴッコでもしているんじゃないのか。本物の医者が診察室でお医者さんゴッコでは洒落にもならん。
この前も車に乗り込む時に派手な化粧をした馬鹿女が甘えた声で、先生ったらエッチなんだから。
でもあんな所でした事ないから凄く感じちゃったと大きな声で言っていやがった」
「最近でも女の出入りは多いのですか?」
「ああ。入れ替わり立ち代わり。そう言えば最近、大人しそうな普通の奥さんも何回か来ていたな。女は分からん。あんな真面目そうな奥さんがどうして奴なんかと」
おそらくそれは妻の事でしょう。
「あれは病気だ。縁談の相手があんたの身内なら、悪い事は言わないからやめさせた方がいいぞ。
金には困らないかも知れないが、きっと女で苦労する。
下手に話を進めると、将来あんたが怨まれるかも知れないぞ」
私は帰って、妻にそのままを伝えました。
「そんな・・・・・・・」
「そんな、何だ?彼に限ってそんな事はないか?
奈美は男を見る目があるな。奈美から聞いたとおり、こんな誠実な男はいない。
妊娠させてもきちんと責任をとって下ろさせる。
ばれればきちんと金で話をつける。
まさに奈美とお似合いだ。
俺のような卑劣な男と暮らしていないで、彼と一緒になればいい。離婚しよう」
精一杯の皮肉を言いましたが、私はやはり悪い男です。
今までは別れたくないのに離婚を脅しに使っていましたが、妻の行き場がなくなるや否や、真剣に離婚を考えたのです。
「お願い・・・・・・・」
妻はお願いの後の言葉を言えません。
「人間変わる。彼は昔の彼では無いんだ。それを昔の思い出だけで、あんな男に引っ掛かりやがって。
奴は奈美と会う度に思っていただろうな。この女もすぐに落ちると。
昔は真面目だったが今は男が欲しくて仕方がない、牝の匂いがプンプンしていると」
妻の目に涙が光ります。
「何を思って奈美にチンチンを扱かせていた事やら。出して。沢山出して。言われなくても、今にお前の中に沢山出してやる。妊娠しても友達の産婦人科で簡単に下ろせるから」
妻は声を出して泣き出しました。
「このまま放り出すのは可哀想だから、せめて彼のところまで送ってやるから車に乗れ」
妻は狂ったように首を振ります。
そのとき私は、息子の言葉を思い出します。
“僕まで巻き込まないでくれよ”
私は息子の為に離婚の延期を決めました。
いいえ、自分が納得出来るような、妻と別れなくても良い言い訳を探していたのかも知れません。
「ありがとう。一生掛かってもあなたに・・・・・」
「一生?勘違いするな。延期しただけで敦が成人したら別れる」
「それでもいい。それまで一生懸命つ・・・・・・・」
妻は償っていくと言いたかったのでしょう。
しかし償いと言う言葉で私が彼を思い出し、また怒り出すのを避けたくて言えません。
--------------------
その後の妻は償いと言う言葉を一切口にしませんでした。
その代わり態度で示そうとしているのが分かります。
携帯は自分から新しいのに代えました。
付き合いの悪い奴だと思われていないか、逆に私が心配になるほど仕事以外の付き合いは一切しなくなり、いつも家にいるようになりました。
自分の事は常に後回しで、息子の事さえも後回しにして私を優先させます。
--------------------
妻は私から離れないという自信が生まれた時、ようやく妻が彼のペニスを扱いていた事さえも淫靡に感じられるようになりました。
「申し訳ございませんが、私にも手でして頂けるでしょうか?」
久し振りだったので素直に言うのが恥ずかしい私は、このような皮肉な言い方しか出来ません。
すると妻は不思議そうな顔で私を見た後、慌てて服を脱ぎ初めます。
「服は着たままでいい。溜まった物を出したいだけで、奈美を抱く気などない」
しかし妻は頷きながらも、下着さえも脱ぎ去ってしまいます。これは私への想いは彼よりも上だと示したかったのかも知れません。
「折角脱いだのだから、跨って見せてくれるか?その代わり勘違いするな。俺は奈美を満足させる事も無い。愛情などないから。さっきも言ったように出したいだけで、他に女がいれば別に奈美でなくても構わない」
妻は また頷くと、躊躇する事無く私の顔を跨いだ格好になって、そっと私のペニスを握ります。
感じている時ならいざ知らず、まだ冷静な時にこのような事をする妻を見た事がありません。
このような事ができる妻ではありませんでした。
しかし、私は妻が彼に傾き掛けた事で、知らぬ内に妻を一人の女として見るようになっていたので それ程の驚きはありません。
>>次のページへ続く
妻はお願いの後の言葉を言えません。
「人間変わる。彼は昔の彼では無いんだ。それを昔の思い出だけで、あんな男に引っ掛かりやがって。
奴は奈美と会う度に思っていただろうな。この女もすぐに落ちると。
昔は真面目だったが今は男が欲しくて仕方がない、牝の匂いがプンプンしていると」
妻の目に涙が光ります。
「何を思って奈美にチンチンを扱かせていた事やら。出して。沢山出して。言われなくても、今にお前の中に沢山出してやる。妊娠しても友達の産婦人科で簡単に下ろせるから」
妻は声を出して泣き出しました。
「このまま放り出すのは可哀想だから、せめて彼のところまで送ってやるから車に乗れ」
妻は狂ったように首を振ります。
そのとき私は、息子の言葉を思い出します。
“僕まで巻き込まないでくれよ”
私は息子の為に離婚の延期を決めました。
いいえ、自分が納得出来るような、妻と別れなくても良い言い訳を探していたのかも知れません。
「ありがとう。一生掛かってもあなたに・・・・・」
「一生?勘違いするな。延期しただけで敦が成人したら別れる」
「それでもいい。それまで一生懸命つ・・・・・・・」
妻は償っていくと言いたかったのでしょう。
しかし償いと言う言葉で私が彼を思い出し、また怒り出すのを避けたくて言えません。
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その後の妻は償いと言う言葉を一切口にしませんでした。
その代わり態度で示そうとしているのが分かります。
携帯は自分から新しいのに代えました。
付き合いの悪い奴だと思われていないか、逆に私が心配になるほど仕事以外の付き合いは一切しなくなり、いつも家にいるようになりました。
自分の事は常に後回しで、息子の事さえも後回しにして私を優先させます。
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妻は私から離れないという自信が生まれた時、ようやく妻が彼のペニスを扱いていた事さえも淫靡に感じられるようになりました。
「申し訳ございませんが、私にも手でして頂けるでしょうか?」
久し振りだったので素直に言うのが恥ずかしい私は、このような皮肉な言い方しか出来ません。
すると妻は不思議そうな顔で私を見た後、慌てて服を脱ぎ初めます。
「服は着たままでいい。溜まった物を出したいだけで、奈美を抱く気などない」
しかし妻は頷きながらも、下着さえも脱ぎ去ってしまいます。これは私への想いは彼よりも上だと示したかったのかも知れません。
「折角脱いだのだから、跨って見せてくれるか?その代わり勘違いするな。俺は奈美を満足させる事も無い。愛情などないから。さっきも言ったように出したいだけで、他に女がいれば別に奈美でなくても構わない」
妻は また頷くと、躊躇する事無く私の顔を跨いだ格好になって、そっと私のペニスを握ります。
感じている時ならいざ知らず、まだ冷静な時にこのような事をする妻を見た事がありません。
このような事ができる妻ではありませんでした。
しかし、私は妻が彼に傾き掛けた事で、知らぬ内に妻を一人の女として見るようになっていたので それ程の驚きはありません。
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