突然の海外赴任
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平日でないと、出張に行っていて私が不在だと騙し難い事や、翌日が休みで金曜日の方が開放的になれる事などを考えて この日にしたのですが、それが裏目に出てしまい、計画を断念する事も考えました。
しかし、妻から悩みを聞いて欲しいと言っておいて、ここで不自然に妻が帰ると言い出しては、稲垣は警戒して、もうチャンスは無くなるかも知れません。
「奴の言う通りにしろ。但し、奴が迫ってきても上手く逃げて、絶対に身体に触れさせるなよ。」
私はホテルに急いだのですが、早く着けたとしても3、40分はかかってしまいます。
ホテルに行く間、私の脳裏には、稲垣が妻をベッドに押し倒している姿が浮かびます。
妻に嫌悪感を持っていて、私は触る事すら出来なくなっていましたが、それでも稲垣に触れられる事は許せません。
稲垣だけで無く、もう二度と私以外の男に触れられるのは嫌なのです。
計画では常に私が近くに居て、2人だけになれる場所に入ったら すぐに妻に電話をかけ、2人で出て来るように言って、稲垣に事実をつきつける予定だったのですが、これでは私が到着するまで、何か有っても止める事が出来ません。
悪く考えると、稲垣に抱き締められてキスをされ、今の辛い立場が嫌で また稲垣に寝返り、この計画を話してしまっているかも知れません。
気は焦るのですが、それとは逆に、タクシーに乗ったのが裏目に出て、工事渋滞などで1時間も掛かってしまい、ホテルに着いて すぐに妻の携帯に電話をかけたのですが、妻が出る事は有りませんでした。
フロントに稲垣の部屋を尋ねたのですが、教えてもらえる訳も無く、気が付くと私は家路に着いていました。
実家に預けていて娘もいない真っ暗な部屋の中で、何も考えられずに座っていましたが、何も考えてはいないはずなのに、何故か涙だけが溢れて止まりません。
少しして、人の気配を感じて そちらを見ると、暗がりの中に妻が立っていました。
「あなた・・・・私・・・・・・・。」
「帰って来たのか?泊まってくれば良かったのに。俺が抱いてやれない分、奴に朝まで可愛がってもらえば良かったのに。」
私に有るのは絶望感だけで 不思議と怒りは無く、力無い小さな声で話していたと思います。
「ごめんなさい。私、抵抗しました。必死に抵抗しました。でも・・・・・。」
「いや、別にいい。これは俺が仕組んだ事だ。それより気持ち良かったか?気を遣らせてもらえたか?」
「いいえ、最後まではされていません。あなたからの電話でひるんだ時に、このままでは、ばれてしまうと言って逃げてきました。本当です。」
「それなら、どこまでされた?キスは?」
「・・・・・・。」
「裸にされたのか?乳首を吸われたか?」
「・・・・・・・・。」
「最後までいかなくても、指ぐらいは入れられたとか?」
「・・・・・・・・・。」
「全然感じなかったのか?下着を見せてみろ。」
「・・・・・・それは・・・・・・。」
私からの電話で稲垣がひるんだのではなくて、妻が我に帰ったのかも知れないと思いました。
「でも、もう彼に気持ちは有りません。
彼に抱きつかれた時 嫌だと思った。
あなたを もう裏切りたくなかった。
ずっと抵抗していたけれど、身体が・・・・・身体が・・・・・・・。」
妻の話が本当だとすると、あと10分私の電話が遅れていたら、最後まで行ってしまい、そうなると今日、妻が帰って来る事も無かったかも知れません。
「今回の計画を奴に話したのか?」
「話していません。本当です。あなた、ごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・・・・・。」
私は、稲垣に電話をしましたが、これも怒る事無く、淡々と話していたと思います。
--------------------
次の日、稲垣は弁護士を伴って私の家にやって来ました。
「約束の違反金は この前と同じ口座に振り込んでくれればいい。話は以上です。お帰り下さい。」
「その事ですが、今回の事は話が出来過ぎている。出張に行っているはずのご主人がいたのもおかしい。もしかしたら、これは・・・・・・・・。」
「つまり、私が妻に この男を誘惑わせたという意味ですか?そう思うのなら訴えて下さい。それで結構です。
妻の私に対する気持ちに自信が持てず、出張だと嘘をついて、妻を罠に掛けたのは事実です。
その結果がこの有様です。もう何もかもが嫌になった。もう生きているのが辛い。好きにして下さい。」
「相手を疑うのも私の仕事です。そういう見方も出来るというだけで・・・・そう言わずに。」
怒るでも無く、呟く様に話す私が不気味だったのか、弁護士は焦っている様でした。
「稲垣さん、昨夜は妻がお世話になりました。
妻を抱いてくれたみたいですね?妻は、喜んでいましたか?
妻は無理やりされたと言っていますが?それでは、まるで強姦だ。」
「待って下さい。私は、ただ話をしていただけだと聞いている。稲垣さん、その様な事が有ったのですか?」
「・・・・いいえ・・・・。」
私は妻を呼び、
「稲垣さん。もう一度、その様な事が有ったのか無かったのか答えて欲しい。」
「・・・・・有りましたが・・・決して無理やりでは・・・・・同意の上で・・・・・。それに、最後まではしていません。」
妻の言った、最後まではされなかったと言うのは本当のようですが、私には妻が感じてしまったた事が気になっていました。
「そうですか。肉体関係に近い事は有ったようですね。
しかし、強姦と言うのは どうでしょう?
分別の有る大人の奥様が、ホテルの部屋までついて行った。
しかも以前は不倫関係に有り、会おうと言い出したのも奥様からです。
多少強引なところが有ったとしても、はたしてそれが強姦と言えるかどうか。」
「強姦では無く、強姦未遂になるのかも知れませんが、2人きりの密室で証人がいない事を良い事に、事実を隠し通すおつもりですか?
訴えるも、訴えないも妻の問題なので、別に私にはどうでも良い事ですが・・・・・・。」
すると弁護士は少し待って欲しいと言い、稲垣を連れて外に行ってしまいました。
「今回の事は、された、していないで水掛け論になってしまう。
ただ明白なのは約束を破って2人で会っていたという事です。
本来は、奥様の過失も大きいので満額は無理かと思いますが、約束の1千万をお支払い致しますので、それで納得していただけませんか?」
「1千万は当然です。
約束を破ったら、妻と合わせて1千万と決めた訳ではない。
妻には別に相応の償いをさせます。
本当は、お金などどうでもいい。
お金よりも この男を殺したい思いが強いのですが、娘の事を考えると、まだ刺し違える決心がつかない状態です。」
「少し待ってくれ。それは完全に脅迫ですよ。その言葉だけでも犯罪だ。」
「そうですか。それなら私は罪に問われなければならない。どうぞ訴えて下さい。もうどうなってもいい。
今後 生きていたところで、人生に何の意味も無いかも知れない。」
弁護士は私を責めていたと思えば、今度は宥める様に、
「そう悲観的にならずに、冷静になって下さい。
最初に疑う様な発言をしたのは、仕事上 色々なケースを念頭に置いて進めなければならないからです。
私は、そういう事も有り得ると一般的な話をしただけで、その事でも傷付けてしまったとしたら、私の不徳の致すところです。許して下さい。
奥様の件は、私は相談者を擁護する立場に有るので、稲垣さんを信じて、強姦の様な事は無かったとしか言えない。
しかし双方の利益を考えれば、示談にするのが好ましいと思います。どうでしょう?」
すると稲垣は弁護士に対して不満を露にし、
「そんな・・・・・。先生は私の代理人だろ。」
「稲垣さん。あなたは私にも、奥様とは二度と会わないと約束してくれましたよね?
その舌の根も乾かない内に、これは何ですか?
もしも奥様の方から連絡が有った時は、毅然と断って、トラブルにならない様に、すぐに私に連絡しろと言いませんでしたか?
お金の事まで言いたくはないが、私は あなたのお姉さんに頼まれて、お姉さんの同級生というだけで、儲けも考えずに引き受けているのですよ。
これ以上まだゴタゴタするのなら、私はこの件から降りる。」
結局、稲垣が私に分割で1千万を支払い、もう妻と会えない様に、次に約束を破った時には5千万を支払うという事に署名させ、それとは別に、稲垣が妻へ解決金として五十万支払う事で決着しました。
本当は強姦が認められずに、逆に名誉毀損で訴えられようとも妻に訴えさせて、もっと稲垣を苦しめたかったのですが、
私にも この事を仕組んだ負い目が有り、妻が法廷で取り乱し、美人局をした事までばれるのを恐れてしまい、一応示談としましたが、
示談にした1番の理由は、私の中で急速に力が抜けて行くのを感じていたからです。
そんな中、ただ一つ嬉しかった事は、稲垣が1千万を即金で用意出来ない事でした。
離婚した事も有り、考えていたよりも稲垣の懐事情は厳しいらしく、私に分割を頼み、何度も頭を下げる姿には 多少ですが心が癒されました。
--------------------
2人が帰り、妻が稲垣の愛撫に感じてしまった事で、今後どうするかを考えていると、突然妻が言い難そうに、
「あなた、その五十万は私に頂けませんか?」
ずっと抵抗していたけれど、身体が・・・・・身体が・・・・・・・。」
妻の話が本当だとすると、あと10分私の電話が遅れていたら、最後まで行ってしまい、そうなると今日、妻が帰って来る事も無かったかも知れません。
「今回の計画を奴に話したのか?」
「話していません。本当です。あなた、ごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・・・・・。」
私は、稲垣に電話をしましたが、これも怒る事無く、淡々と話していたと思います。
--------------------
次の日、稲垣は弁護士を伴って私の家にやって来ました。
「約束の違反金は この前と同じ口座に振り込んでくれればいい。話は以上です。お帰り下さい。」
「その事ですが、今回の事は話が出来過ぎている。出張に行っているはずのご主人がいたのもおかしい。もしかしたら、これは・・・・・・・・。」
「つまり、私が妻に この男を誘惑わせたという意味ですか?そう思うのなら訴えて下さい。それで結構です。
妻の私に対する気持ちに自信が持てず、出張だと嘘をついて、妻を罠に掛けたのは事実です。
その結果がこの有様です。もう何もかもが嫌になった。もう生きているのが辛い。好きにして下さい。」
「相手を疑うのも私の仕事です。そういう見方も出来るというだけで・・・・そう言わずに。」
怒るでも無く、呟く様に話す私が不気味だったのか、弁護士は焦っている様でした。
「稲垣さん、昨夜は妻がお世話になりました。
妻を抱いてくれたみたいですね?妻は、喜んでいましたか?
妻は無理やりされたと言っていますが?それでは、まるで強姦だ。」
「待って下さい。私は、ただ話をしていただけだと聞いている。稲垣さん、その様な事が有ったのですか?」
「・・・・いいえ・・・・。」
私は妻を呼び、
「稲垣さん。もう一度、その様な事が有ったのか無かったのか答えて欲しい。」
「・・・・・有りましたが・・・決して無理やりでは・・・・・同意の上で・・・・・。それに、最後まではしていません。」
妻の言った、最後まではされなかったと言うのは本当のようですが、私には妻が感じてしまったた事が気になっていました。
「そうですか。肉体関係に近い事は有ったようですね。
しかし、強姦と言うのは どうでしょう?
分別の有る大人の奥様が、ホテルの部屋までついて行った。
しかも以前は不倫関係に有り、会おうと言い出したのも奥様からです。
多少強引なところが有ったとしても、はたしてそれが強姦と言えるかどうか。」
「強姦では無く、強姦未遂になるのかも知れませんが、2人きりの密室で証人がいない事を良い事に、事実を隠し通すおつもりですか?
訴えるも、訴えないも妻の問題なので、別に私にはどうでも良い事ですが・・・・・・。」
すると弁護士は少し待って欲しいと言い、稲垣を連れて外に行ってしまいました。
「今回の事は、された、していないで水掛け論になってしまう。
ただ明白なのは約束を破って2人で会っていたという事です。
本来は、奥様の過失も大きいので満額は無理かと思いますが、約束の1千万をお支払い致しますので、それで納得していただけませんか?」
「1千万は当然です。
約束を破ったら、妻と合わせて1千万と決めた訳ではない。
妻には別に相応の償いをさせます。
本当は、お金などどうでもいい。
お金よりも この男を殺したい思いが強いのですが、娘の事を考えると、まだ刺し違える決心がつかない状態です。」
「少し待ってくれ。それは完全に脅迫ですよ。その言葉だけでも犯罪だ。」
「そうですか。それなら私は罪に問われなければならない。どうぞ訴えて下さい。もうどうなってもいい。
今後 生きていたところで、人生に何の意味も無いかも知れない。」
弁護士は私を責めていたと思えば、今度は宥める様に、
「そう悲観的にならずに、冷静になって下さい。
最初に疑う様な発言をしたのは、仕事上 色々なケースを念頭に置いて進めなければならないからです。
私は、そういう事も有り得ると一般的な話をしただけで、その事でも傷付けてしまったとしたら、私の不徳の致すところです。許して下さい。
奥様の件は、私は相談者を擁護する立場に有るので、稲垣さんを信じて、強姦の様な事は無かったとしか言えない。
しかし双方の利益を考えれば、示談にするのが好ましいと思います。どうでしょう?」
すると稲垣は弁護士に対して不満を露にし、
「そんな・・・・・。先生は私の代理人だろ。」
「稲垣さん。あなたは私にも、奥様とは二度と会わないと約束してくれましたよね?
その舌の根も乾かない内に、これは何ですか?
もしも奥様の方から連絡が有った時は、毅然と断って、トラブルにならない様に、すぐに私に連絡しろと言いませんでしたか?
お金の事まで言いたくはないが、私は あなたのお姉さんに頼まれて、お姉さんの同級生というだけで、儲けも考えずに引き受けているのですよ。
これ以上まだゴタゴタするのなら、私はこの件から降りる。」
結局、稲垣が私に分割で1千万を支払い、もう妻と会えない様に、次に約束を破った時には5千万を支払うという事に署名させ、それとは別に、稲垣が妻へ解決金として五十万支払う事で決着しました。
本当は強姦が認められずに、逆に名誉毀損で訴えられようとも妻に訴えさせて、もっと稲垣を苦しめたかったのですが、
私にも この事を仕組んだ負い目が有り、妻が法廷で取り乱し、美人局をした事までばれるのを恐れてしまい、一応示談としましたが、
示談にした1番の理由は、私の中で急速に力が抜けて行くのを感じていたからです。
そんな中、ただ一つ嬉しかった事は、稲垣が1千万を即金で用意出来ない事でした。
離婚した事も有り、考えていたよりも稲垣の懐事情は厳しいらしく、私に分割を頼み、何度も頭を下げる姿には 多少ですが心が癒されました。
--------------------
2人が帰り、妻が稲垣の愛撫に感じてしまった事で、今後どうするかを考えていると、突然妻が言い難そうに、
「あなた、その五十万は私に頂けませんか?」
妻は、稲垣の奥さんから、慰謝料として百万請求されていたと知りました。
奥さんは、妻が稲垣に ずっと騙されていたと思っているので、この様なケジメだけの金額で許してくれたのでしょう。
長年苦しみ、この様な結果になってしまった奥さんの気持ちを考えると、また徐々に怒りで力が漲って行くのを感じます。
「おまえは 奥さんに これだけの事をしておいて、たったの百万で済ませるつもりか?」
「典子さんに償いたいけれど、今の私には百万のお金も有りません。」
「そうだな。2人で溜めたお金は、離婚に成った時に全て放棄すると決めていたので、いつ離婚になっても不思議で無い今、おまえは一切使えない。
それにしても情けない女だ。奥さんの一生を駄目にしておきながら、償いはお金でしか出来ない。しかし、そのお金すら無い。
奥さんが温情を掛けてくれて、たった百万で許してくれようとしているのに、それすらもまだ五十万足りない。」
「お願いです。五十万貸して下さい。お願いします。」
「そうだな。奥さんに迷惑はかけられない。五十万貸そう。その代わり保証人を付けてくれ。おまえの様な平気で嘘をつける人間に、保証人も無く貸す気にはなれない。」
保証人など頼める相手がいない妻は、声を殺して泣いていました。
話を聞いた時から百万出すつもりでいたのですが、素直には出せません。
「保証人が無理なら、俺が選んだ所で働くか?」
「・・・・離婚は・・・・・・・・はい、働かせて下さい。」
「そうか。それなら探してきてやる。最近は、熟女専門の所も結構有るそうだ。
旦那の俺が言うのも変だが、智子は童顔だから化粧の仕方によっては30代前半でも通るかも知れないし、何と言っても色白で乳がでかい。その上、淫乱とくれば人気が出るぞ。
おまえの様な平気で嘘をつける女の方が、お客に合わせて色々な人格の女になり切れるだろうから、向いているかも知れない。
稲垣に教え込まれたテクニックも有るだろうし、もしかすると、これは天職かも知れないぞ。」
「えっ・・・仕事というのは・・・・・・。」
「それで良ければ明日、百万おろして振り込んで来い。
それと、その汚い陰毛は何とかしろ。
よく稲垣は、そんな汚い身体を抱こうとしたな。
そのままだとお客が興醒めしてしまう。
そうだ、全て剃ってしまえ。
その方が、おまえの大人しそうな顔と淫乱な身体とのギャップに、きっと客も喜ぶ。」
こんな事を続けていては、いつか妻が9年前の様に精神的におかしくなってしまいます。それ以上になってしまうかも知れません。
しかし、妻に対して いつまでもこの様な陰湿な事が言える私は、すでに狂っていたのかも知れません。
--------------------
翌日、妻の作った物を食べる事の出来ない私は1人で食事に出掛け、少し呑んで ほろ酔い加減で帰宅すると、娘が寝て静まり返った家のキッチンで、妻は啜り泣いていました。
「どうした?稲垣に会えなくて寂しいのか?」
「明日入金になる様に、あなたがお昼寝をしている間に、典子さんの口座に百万振り込ませて頂きました。」
「そうか。風呂に入るから着替えを持って来い。」
昨日の事を、まさか真に受けてはいないと思っていた私は、そのままバスルームに向かおうとしました。
私がキッチンを出ようとした時、呼び止めるように妻が。
「昨日のお話しですが、お勤め先を探して下さい。」
「なに・・・・・・。」
「今日1日中考えていたのですが、私だけが罰を受けていない。離婚もされず変わらない生活をしている。
辛いと思う時も有るけれど、それは私自身が招いた事で、辛いと思う事自体、私には贅沢な事です。
どの様な辛いお仕事でもして、お金だけでも稼いで償って行かなければならない。
あなたへの慰謝料も考えると、普通の お仕事ではとても償ってはいけません。」
同情をかう為に、この様な事を言っていると思った私は、
「毛の処理はしたのだろうな?パンティーを下げて、スカートを捲って見せてみろ。」
妻のそこは幼い娘の様に陰りが有りません。
良く見えるように椅子に座らせ、足を大きく開かせると幼い娘のそことは違い、黒ずんだ襞が飛び出している分、凄く卑猥に見えます。
私の物は、妻の浮気を知って以来、初めて首を持ち上げたのですが、妻の顔を見ると また元に戻ってしまい、黙ってバスルームに行きました。
妻の決心を知り、私は湯船に浸かりながら、何と言って この事態を回避するかを考えていました。
嫌がらせにせよ、私から言った事なので止めてくれとは言えません。
しかし、妻をその様な所で働かすつもりは勿論有りません。無いどころか、そんな事は耐えられません。
結局 私は、まだ妻を諦めてはいないのです。
娘の為だけで無く情け無い事に、こんな妻でもまだ愛していると知りました。
ニュースで凶悪犯と行動を共にして、逃げ回っている女を見た時、この女は何を考えているのだと思いましたが、愛は条件では有りません。
愛してしまえば、相手が凶悪犯であろうと、自分を裏切った人間であろうと、愛には関係無いと知りました。
それなら素直に、今の妻を受け止めれば良いのですが、それが私には出来ません。それが出来ずに苦しんでいます。
その意味では凶悪犯の女よりも、自分を出せない私は駄目な人間なのでしょう。
今回は素直に、あれはただの嫌がらせだと話そうと考えていた時、今の妻は私だけを愛しているのか考えてしまいました。
この様な妻でも私が諦め切れないのと同じで、稲垣に裏切られた妻もまた、今でも稲垣の事を愛している可能性を否定できません。
そう思うと、やはり私は妻に優しくはなれないのです。
「おまえは今まで、俺に逆らわずによく耐えていると思っていた。
稲垣を騙した時も素直に従った。
だから今回、智子を試した。
もう俺を裏切らないのか試した。
自分が苦しくなった時でも、俺を裏切らないのか試した。
もう俺以外の男には、絶対に抱かれないか試した。
しかし、今回お金の事で苦しくなり、俺が少し言っただけで、お金の為に他の男に抱かれると言う。
もう俺以外の男とセックスする事は、智子にとって死ぬよりも辛い事だと思っていたが、そうではなかった。」
「では、どうやって償えば良いのですか?
あなたに逆らえば償えない。
あなたに従おうとしても償えない。
私だって知らない男に触れられたくは無いです。
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