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突然の海外赴任
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特に後ろからする様に要求される事が多かったそうですが、これは妻との密着度も増し、妻の乳房が背中に当たって、気持ちが良かったからだと思います。
「おまえは奴のオナニーを手伝っていたということか?まさか、キスの様な事というのは?」
「ごめんなさい。」
「飲んだのか?」
またこの様な事に拘ってしまいましたが、それと言うのは、私は妻に飲んでもらった事は無かったからです。
勿論、妻に口でしてもらう行為も有りましたが、それはセックスの中の一部としてで、放出にまで至る行為では有りません。
若い時には、妻が生理中で出来ない時に、口でしてもらった事が有ったのですが、妻はティッシュに吐き出し、私も飲んでくれとは言えませんでした。
こんな事で愛情は測れないかも知れませんが、もしも飲んだとすれば、妻の稲垣に対する愛情の深さを感じてしまうのです。
「どうした?飲んだのか?」
「最初は、吐き出していたのですが、吐き出されると、凄く悪い事をさせている気分になると言われて。」
「いくら世話になった恩人だと思っていたとしても、普通の女性はその様な事はしない。
ましてや、飲むなどという行為は決してしない。
やはり、おまえは奴の事をそれだけ好きだったのだな。」
「ごめんなさい。私もそう思います。
彼が可哀想に思え、彼に対する恩返しだと思い込んでいたけれど、あなたの言う様に可哀想や恩返しなどでは、あなたを裏切るあんな事までは出来なかった。
彼の事も愛していたのかも知れません。
彼を喜ばせたかったのかも知れません。私がしてあげる事で、彼が喜ぶ顔を見たかったのかも知れません。
ごめんなさい。私は2人を愛していたのかも知れない。
でも、彼よりもあなたの事を遥かに愛しています。これは本当です。」
「奴にもそう言っていたのだろ?」
「そんな事は有りません。言い訳にはならないけれど、あなたが側にいたら、決してこの様な事はしませんでした。
あなたがいない事で身軽になった様な、自由になった様な気持ちだったと思います。」
「でも、それは おまえも納得した事だろ?
確かに俺が単身赴任すると半ば強引に決めたが、それは理香の入学の事も有ったからだ。
正直、向こうでは色々な誘惑も有った。しかし俺は全て断って我慢した。それなのに おまえはたった数ヶ月で・・・・・・・。
今の俺の悔しさが分かるか?寂しさが分かるか?信頼し切っていた妻に裏切られた男の気持ちがおまえに分かるか?」
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
「泣いても駄目だ。おまえと稲垣だけは絶対に許さない。
法律なんてどうでもいい。おまえと離婚しても、絶対に幸せにはさせない。
どの様な手を使ってでも、必ず地獄に落としてやる。」
心の中で、まだ何処か妻を庇う気持ちが有った私も、これで妻とは終ってしまったと思いました。
自分の言葉が更に怒りを誘発し、どんどん気持ちが昂っていき、復讐鬼にでもなった気分です。
最初は稲垣の話を聞いて、妻は稲垣に騙されて関係をもったと思いましたが、妻の話を聞いていると、稲垣の嘘を承知で関係をもった様です。
自覚は無くても、気が付かぬ内に自分自身を偽り、稲垣の言う事を嘘と承知で騙されて、自分の罪悪感を和らげていたのだと思います。
ここまでなら、稲垣よりも妻の方が一枚上手だったという事になります。
しかし、あの稲垣が、その様な妻の気持ちに気付かないはずが有りません。
結局、稲垣は、そんな妻の気持ちなど お見通しで、更にその上を行き、妻が自分の要求に従い易い様に、嘘をついて切欠を与え、妻の背中を押していた様な気がします。
お互い好きな気持ちが有りながら、お互いそれを知りながら、家族や仕事を捨て切れなくて、その事を口に出す事も出来ずに、こんな駆け引きを続けていたのでしょう。
今後、妻とは同じ人生を歩んでは行けそうに有りませんが、このままでは余りに寂し過ぎます。
その寂しさを多少でも癒す事の出来る望みは、妻が数ヶ月前から変わったと言う、稲垣の言葉だけでした。
--------------------
妻とは終ってしまったと思っていても、私の選択は離婚だけでは有りません。
離婚して新しい人生を歩む。
娘のために我慢して、修復を目指す。
修復は目指せないが娘のために離婚せず、仮面夫婦になる。
離婚せずに一生虐め抜いて、奴隷のように扱う。
「稲垣が、数ヶ月前から智子の様子が変わり、智子が離れて行く様な気がしていたと言っていたが、何か気持ちの変化でも有ったのか?」
「理香が彼の子供だと思い込んでからは、彼と一緒になる事が最善だと思っていました。
理香にとっても、その方が良いのかも知れないと思いましたが、本当は私が怖かっただけかも知れません。
あなたに知れれば離婚になると思うと怖かった。離婚された後は どうなるのか怖かったです。
私が自分で招いた事だとは言っても、何もかも無くしてしまう。
それなら新しい家族を持てる方を選ぼうと、ずるい考えをしてしまいました。」
「それだけでは無いだろ?稲垣の事も愛していた。」
「その時は気付きませんでしたが、いいえ、気付こうとしませんでしたが、それも有ったかも知れません。
彼よりも遥かに あなたの事を愛していても、暫らく会っていなかった事も有って、目先の愛を選んでしまったのかも知れません。
でも、彼よりもあなたの事を遥かに愛しています。これは本当です。」
「奴にもそう言っていたのだろ?」
「そんな事は有りません。言い訳にはならないけれど、あなたが側にいたら、決してこの様な事はしませんでした。
あなたがいない事で身軽になった様な、自由になった様な気持ちだったと思います。」
「でも、それは おまえも納得した事だろ?
確かに俺が単身赴任すると半ば強引に決めたが、それは理香の入学の事も有ったからだ。
正直、向こうでは色々な誘惑も有った。しかし俺は全て断って我慢した。それなのに おまえはたった数ヶ月で・・・・・・・。
今の俺の悔しさが分かるか?寂しさが分かるか?信頼し切っていた妻に裏切られた男の気持ちがおまえに分かるか?」
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
「泣いても駄目だ。おまえと稲垣だけは絶対に許さない。
法律なんてどうでもいい。おまえと離婚しても、絶対に幸せにはさせない。
どの様な手を使ってでも、必ず地獄に落としてやる。」
心の中で、まだ何処か妻を庇う気持ちが有った私も、これで妻とは終ってしまったと思いました。
自分の言葉が更に怒りを誘発し、どんどん気持ちが昂っていき、復讐鬼にでもなった気分です。
最初は稲垣の話を聞いて、妻は稲垣に騙されて関係をもったと思いましたが、妻の話を聞いていると、稲垣の嘘を承知で関係をもった様です。
自覚は無くても、気が付かぬ内に自分自身を偽り、稲垣の言う事を嘘と承知で騙されて、自分の罪悪感を和らげていたのだと思います。
ここまでなら、稲垣よりも妻の方が一枚上手だったという事になります。
しかし、あの稲垣が、その様な妻の気持ちに気付かないはずが有りません。
結局、稲垣は、そんな妻の気持ちなど お見通しで、更にその上を行き、妻が自分の要求に従い易い様に、嘘をついて切欠を与え、妻の背中を押していた様な気がします。
お互い好きな気持ちが有りながら、お互いそれを知りながら、家族や仕事を捨て切れなくて、その事を口に出す事も出来ずに、こんな駆け引きを続けていたのでしょう。
今後、妻とは同じ人生を歩んでは行けそうに有りませんが、このままでは余りに寂し過ぎます。
その寂しさを多少でも癒す事の出来る望みは、妻が数ヶ月前から変わったと言う、稲垣の言葉だけでした。
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妻とは終ってしまったと思っていても、私の選択は離婚だけでは有りません。
離婚して新しい人生を歩む。
娘のために我慢して、修復を目指す。
修復は目指せないが娘のために離婚せず、仮面夫婦になる。
離婚せずに一生虐め抜いて、奴隷のように扱う。
「稲垣が、数ヶ月前から智子の様子が変わり、智子が離れて行く様な気がしていたと言っていたが、何か気持ちの変化でも有ったのか?」
「理香が彼の子供だと思い込んでからは、彼と一緒になる事が最善だと思っていました。
理香にとっても、その方が良いのかも知れないと思いましたが、本当は私が怖かっただけかも知れません。
あなたに知れれば離婚になると思うと怖かった。離婚された後は どうなるのか怖かったです。
私が自分で招いた事だとは言っても、何もかも無くしてしまう。
それなら新しい家族を持てる方を選ぼうと、ずるい考えをしてしまいました。」
「それだけでは無いだろ?稲垣の事も愛していた。」
「その時は気付きませんでしたが、いいえ、気付こうとしませんでしたが、それも有ったかも知れません。
彼よりも遥かに あなたの事を愛していても、暫らく会っていなかった事も有って、目先の愛を選んでしまったのかも知れません。
一時は あなたへの罪悪感を忘れたくて、何もかも忘れたくて、私から彼を求めてしまった事も有りました。
でも何故か彼との関係に違和感を覚えて来ました。
私は逃げているだけで、本当に一生を共にしたいのはあなただと気付きました。
例え、理香が彼の子供でも、あなたと3人で暮らしたいと、はっきりと分かりました。」
「それなら、何故、あいつの言う通りにしていた?何故、あの様な格好までさせられていた?何故、断らなかった?」
「断れませんでした。
理香の為に離婚を覚悟して、子供達とも別れる覚悟をした彼に悪くて断れませんでした。
でも本当は、これも私のずるさで、あなたに捨てられた時の行き場所を、確保しておきたかったのかも知れない。」
これを聞いて、離婚後に稲垣との再婚も有り得ると思った私が決めたのは、離婚せずに妻を虐めて、一生私の側で償わせるという道でした。
「智子は離婚を覚悟して話したと思うが、そんなに離婚したいか?」
「えっ?ここに居させて貰えるのですか?お願いします。どの様な償いでもします。」
「勘違いするな。おまえとは普通の夫婦には戻れない。これからは全て俺の言う事を聞け。
おまえに自由は無い。白い物でも俺が黒だと言えば黒だ。
それでも良いならここに居ろ。
決して勘違いはするなよ。これも理香の為だ。おまえの顔など見たくないが、理香の為に我慢する。」
「ありがとうございます。どの様な形でも、今の私には嬉しいです。」
--------------------
私に逆らう事が有った場合は、離婚を約束させ、翌日、妻に離婚届を貰って来させ、離婚届の妻の欄と、私の書いた離婚条件にも署名捺印させようとすると、妻は躊躇しました。
「どうした?あいつの言う事は、あんな事まで信用しようと努力したおまえが、俺の事は信用出来ないか?
おまえが俺の言う事に逆らわない限り、勝手に離婚届を出す様な事はしない?」
「ごめんなさい。ただ条件が・・・・・・・。」
確かに離婚の時の条件は、裁判でもすれば全て通らない様な法外な物ばかりです。
「どこが気に入らない?全ての財産を放棄するという項目か?それとも慰謝料として1億円払うという所か?」
慰謝料が1億円など、有り得ない金額です。しかし普通の金額では、稲垣が肩代わりする事も考えられたので、無理を承知で この金額にしました。
「違います。理香の親権の所です。親権があなたなのは、わたしのやった事を考えれば仕方が無い事だと思います。
ただ、離婚後一生会わないと言うのは・・・・・・・・。」
「そうか。おまえは今からもう、俺に逆らって離婚になる事を考えているんだ。
離婚にならない様に、一生懸命償うのかと思っていたが、今は逆らわずに、ほとぼりが冷めるのを待とうと言う考えだ。
言っておくが、今も俺に逆らっている事になるのだが?」
妻は慌てて署名しながら、
「ごめんなさい。今回だけは許して下さい。一瞬、理香と会えない人生を想像してしまいました。もう絶対に逆らいません。どうか許して下さい。」
「今回だけだぞ。その事は もういいから今夜は俺の好物を作れ。言わなくても何か分かるな?」
妻は、材料を買いに行き、その材料を見ただけで、私の1番好きなハンバーグだと分かりました。
妻のハンバーグは絶品で、それを食べてからは外食でも、ハンバーグを注文した事が有りません。
いかし、いざ食べようとナイフとフォークを持った時に吐き気を覚え、娘が心配する中、私は無言でキッチンを出ました。
--------------------
>>次のページへ続く
でも何故か彼との関係に違和感を覚えて来ました。
私は逃げているだけで、本当に一生を共にしたいのはあなただと気付きました。
例え、理香が彼の子供でも、あなたと3人で暮らしたいと、はっきりと分かりました。」
「それなら、何故、あいつの言う通りにしていた?何故、あの様な格好までさせられていた?何故、断らなかった?」
「断れませんでした。
理香の為に離婚を覚悟して、子供達とも別れる覚悟をした彼に悪くて断れませんでした。
でも本当は、これも私のずるさで、あなたに捨てられた時の行き場所を、確保しておきたかったのかも知れない。」
これを聞いて、離婚後に稲垣との再婚も有り得ると思った私が決めたのは、離婚せずに妻を虐めて、一生私の側で償わせるという道でした。
「智子は離婚を覚悟して話したと思うが、そんなに離婚したいか?」
「えっ?ここに居させて貰えるのですか?お願いします。どの様な償いでもします。」
「勘違いするな。おまえとは普通の夫婦には戻れない。これからは全て俺の言う事を聞け。
おまえに自由は無い。白い物でも俺が黒だと言えば黒だ。
それでも良いならここに居ろ。
決して勘違いはするなよ。これも理香の為だ。おまえの顔など見たくないが、理香の為に我慢する。」
「ありがとうございます。どの様な形でも、今の私には嬉しいです。」
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私に逆らう事が有った場合は、離婚を約束させ、翌日、妻に離婚届を貰って来させ、離婚届の妻の欄と、私の書いた離婚条件にも署名捺印させようとすると、妻は躊躇しました。
「どうした?あいつの言う事は、あんな事まで信用しようと努力したおまえが、俺の事は信用出来ないか?
おまえが俺の言う事に逆らわない限り、勝手に離婚届を出す様な事はしない?」
「ごめんなさい。ただ条件が・・・・・・・。」
確かに離婚の時の条件は、裁判でもすれば全て通らない様な法外な物ばかりです。
「どこが気に入らない?全ての財産を放棄するという項目か?それとも慰謝料として1億円払うという所か?」
慰謝料が1億円など、有り得ない金額です。しかし普通の金額では、稲垣が肩代わりする事も考えられたので、無理を承知で この金額にしました。
「違います。理香の親権の所です。親権があなたなのは、わたしのやった事を考えれば仕方が無い事だと思います。
ただ、離婚後一生会わないと言うのは・・・・・・・・。」
「そうか。おまえは今からもう、俺に逆らって離婚になる事を考えているんだ。
離婚にならない様に、一生懸命償うのかと思っていたが、今は逆らわずに、ほとぼりが冷めるのを待とうと言う考えだ。
言っておくが、今も俺に逆らっている事になるのだが?」
妻は慌てて署名しながら、
「ごめんなさい。今回だけは許して下さい。一瞬、理香と会えない人生を想像してしまいました。もう絶対に逆らいません。どうか許して下さい。」
「今回だけだぞ。その事は もういいから今夜は俺の好物を作れ。言わなくても何か分かるな?」
妻は、材料を買いに行き、その材料を見ただけで、私の1番好きなハンバーグだと分かりました。
妻のハンバーグは絶品で、それを食べてからは外食でも、ハンバーグを注文した事が有りません。
いかし、いざ食べようとナイフとフォークを持った時に吐き気を覚え、娘が心配する中、私は無言でキッチンを出ました。
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