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長年付き合ってた人と壮絶な関係になった話をしたい
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60 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 01:40:18.13 ID:Ogmf7e230
翌朝、佐藤が起きて開口一番で俺に告げたことを今でも覚えてる。
「昨日はごめんなさい。でも私も先輩にもう一回会いたい。私が自分でケリをつけたい」って。
佐藤は基本的にトランス状態で自分がしてたことも覚えてる。
でも、昨日の様子からそれはダメだと俺は激しく思っていたから、「先輩には俺等が話つけたから佐藤はもう大丈夫なんだよ」って宥めた。
それから高校のある市まで戻る時に また昨日のサイゼリヤ付近で佐藤が号泣し出したが、それも宥めた。
帰りの電車内でも佐藤は「俺くんに私の町に招待できて嬉しかった。もう来ることないと思うけど、それだけはすごく嬉しかった」って言って手を握ってきた。
61 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 01:45:15.78 ID:Ogmf7e230
2学期が始まってからも佐藤はたまにトランス入ってたが、その度に俺は宥めてた。
佐藤はトランス状態じゃなかったら、才色兼備だし、俺と付き合ってる時も、数人から告白されてた。でももちろん俺を優先してそれらは断ってくれてた。
トランスにさえ入らなければ…そう何度も思った。
俺の心労がたたってのが顔に出てたのか佐久間くんが、1年の時に最初に佐藤の同中だった人と3人で話そうぜって気遣ってくれた。
62 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 01:50:00.90 ID:Ogmf7e230
佐藤と同中の女子(仮に中西さんとしとく)と佐久間くんと俺で話し合いの場が設けられた。
場所は中西さんの下宿先だ。その時まで気付いてなかったけど中西さんも佐藤と同じ学校から来てるんだから下宿なんだよな。
そんで、3人でちょっと季節の早い鍋をつつきながら話し合ってた。
中西「俺くんとうまくいってるのに そんなことがあるんだねー」
佐久間「俺くんのことみてらんねーよ」
中西「正直、私は佐藤のことやっぱり苛めの主犯だって先入観がどうしてもあるからね」
俺「そんなことないよ。でもなぁ」
とか言ってるうちに、いつの間にか俺が泣き出してしまった。
翌朝、佐藤が起きて開口一番で俺に告げたことを今でも覚えてる。
「昨日はごめんなさい。でも私も先輩にもう一回会いたい。私が自分でケリをつけたい」って。
佐藤は基本的にトランス状態で自分がしてたことも覚えてる。
でも、昨日の様子からそれはダメだと俺は激しく思っていたから、「先輩には俺等が話つけたから佐藤はもう大丈夫なんだよ」って宥めた。
それから高校のある市まで戻る時に また昨日のサイゼリヤ付近で佐藤が号泣し出したが、それも宥めた。
帰りの電車内でも佐藤は「俺くんに私の町に招待できて嬉しかった。もう来ることないと思うけど、それだけはすごく嬉しかった」って言って手を握ってきた。
61 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 01:45:15.78 ID:Ogmf7e230
2学期が始まってからも佐藤はたまにトランス入ってたが、その度に俺は宥めてた。
佐藤はトランス状態じゃなかったら、才色兼備だし、俺と付き合ってる時も、数人から告白されてた。でももちろん俺を優先してそれらは断ってくれてた。
トランスにさえ入らなければ…そう何度も思った。
俺の心労がたたってのが顔に出てたのか佐久間くんが、1年の時に最初に佐藤の同中だった人と3人で話そうぜって気遣ってくれた。
62 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 01:50:00.90 ID:Ogmf7e230
佐藤と同中の女子(仮に中西さんとしとく)と佐久間くんと俺で話し合いの場が設けられた。
場所は中西さんの下宿先だ。その時まで気付いてなかったけど中西さんも佐藤と同じ学校から来てるんだから下宿なんだよな。
そんで、3人でちょっと季節の早い鍋をつつきながら話し合ってた。
中西「俺くんとうまくいってるのに そんなことがあるんだねー」
佐久間「俺くんのことみてらんねーよ」
中西「正直、私は佐藤のことやっぱり苛めの主犯だって先入観がどうしてもあるからね」
俺「そんなことないよ。でもなぁ」
とか言ってるうちに、いつの間にか俺が泣き出してしまった。
63 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 01:55:29.41 ID:Ogmf7e230
俺が「もう訳わかんないよ、俺が宥めてもなだめてもダメなんだ。でも俺は佐藤を救ってやれるってどっかで思ってるところもあって、でも佐藤はもう俺ではあかんのかなってあqswでfrgthy」
みたいに17歳の男がいきなりほぼ初対面の女子の前で大泣きしてしまった。
佐久間くんも中西さんも俺をなだめてくれて、どうにか正気を取戻した。
中西「それでも俺くんは佐藤とやっていきたいんだよね」
俺「一応はそのつもりでいる…」
中西「じゃあ私が同中のツテもあるし力に乗るよ。前もこんなことあったしねww 俺くんは世話が焼けるなーwww」
俺「すまん頼むわ(涙目)」
ってとこで、話は収束し、その日はお開き。
65 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:02:56.86 ID:Ogmf7e230
中西さんは それから本当に尽力してくれた。
元浮気相手ともまた仲直りできて人間関係は元に戻ったし、佐藤のトランスも精神分析?だか精神医学?だかの観点からどうのって何度も助言してくれた。
中西さんは普段はバスケ部に入ってるような超体育会系の女子だったんだけど、すごく学にも長けてたんだよな。
将来は臨床心理士になりたいって言ってて、実際今心理学科入ってるし。
そんで、超体育会系なんだけど意外と音楽とかにも詳しいの。佐久間くんと3人でピチカートファイブの曲とかスマパンの曲とか歌ったりして親交も深まった。
66 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:09:56.77 ID:Ogmf7e230
3年になったら佐久間くんは相変わらず気をきかせてくれて俺と中西さんの相談時間を増やしてくれた。
気付けば、俺は佐藤と中西さんの家を往復する毎日。
トランス状態になった佐藤のことを中西さんに相談するために中西さんの家に行っていた。
それで2人で鍋をつつきながら、中西さんに泣く泣く相談してた。
俺、中西さんの前ではすぐ泣いちゃうんだよ。
最初は佐藤のこと相談してるんだけど、オチにはいつも音楽の話とかで盛り上がって。
ある日に24時くらいまで中西さんの家にいちゃって終電がなくなったんだ。
67 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:13:10.19 ID:Ogmf7e230
中西「終電なくなちゃったねー」
俺「いやマジでごめん」
中西「いいよいいよ。俺くん疲れてるんだし お姉さんと夜通しはしゃいじゃおう!」
こんなテンションでいたけど、中西さんが眠くなってベッドに行った。
俺は寝ていいよー俺はおきとくけんって言いながら、普通に中西さんの漫画を読んで朝を迎えるつもりでいた。
すると中西さんが「何してんの?」って言ってきた。
68 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:18:14.21 ID:Ogmf7e230
中西「俺くんさ、私のことバカにしてる?」
俺「え?何でなんで?」
中西「私がさ、こういう風に毎回俺くんのこと家にあげて話きいてそれってチャリティー?」(ここら辺いきなり緊張してうろ覚え)
俺「いや、感謝してるよ。中西さんいなきゃ俺多分壊れてたわ」
中西「じゃあさ、横に来てくれるくらいの甲斐性あっても…良いじゃん?」
それを言った瞬間、中西さんは黙ってしまった。
俺は少女漫画をペラペラめくりながら、内心ドギマギしまくってた。
「どういうこと!?」って。
69 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:22:29.93 ID:Ogmf7e230
俺は中西さんのベッドに潜り込んだ。
すると中西さんが「やっと来てくれたー」って笑ってた。
「いやごめん多分俺中西さんの思ってることできないよ?藤もいるし」って言いながら入っていった。
中西「思ってることって何よー?」
俺「いやだからそういうことでしょ?」
中西「どういうこと?」
って言いながら口を塞がれた。
70 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:25:49.95 ID:Ogmf7e230
中西さんに口を塞がれながら俺は脳内フル回転www
「え!?何これ!?そういうフラグなの!?でも佐藤いるしいかんいかん」
そうしてると中西さんが唐突にすすり泣き出した。
中西「俺くん、私が佐久間くんに振られたの知ってる?」
俺「そうなの!?全然そんなこと気付かな」
また唇が重なる。
描写はおいておこう。
結局、中西さんとセクロスしてしまった。
71 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:30:44.31 ID:Ogmf7e230
要点だけ搔い摘んで言うと、中西さんは1年の一件で佐久間くんにホレて1年間その気持ちを暖めてたまま2年の夏に玉砕覚悟で告白していたらしい。
玉砕覚悟というのは佐久間くんは中学の時から付き合ってる彼女がいたからだ。
そこで、佐久間くんには冷たくされてたけど2年になってまた俺と3人でつるむようになってから、俺に気持ちがよっていったらしい。
でも俺は佐藤とは別れてほしくないとのことだった。
後から「一時の気の迷いさー佐藤には内緒ね」と言われた。
72 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:34:00.48 ID:Ogmf7e230
でもそこから俺の方がダメになってしまった。
佐藤のトランスは治まらないし、何だろう?介護疲れって言っても良いのかな。
そういうのが祟って、佐藤とは どんどんセクロスも減っていたのもあって、俺は中西さんとの関係を忘れられてなかった。
今思えばどんどん佐藤とのセクロスがアブノーマルになっていったのもあるかも知れん。
セクロス中にぶってぶたれて首締めて締められてって言うのが日常茶飯事になってしまっていて、セクロス中にトランスに入ることが多かったから、佐藤とのセクロスを避けてたのもあった。
73 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:37:12.19 ID:Ogmf7e230
佐藤はセクロスとトランスさえなければ良い彼女と俺の中で思ってしまっていた。
中西さんとはそれから中西さんの家に行く度にセクロスしてた。
でも毎回毎回終わった後に中西さんは「この関係は本当は佐藤に活かしてあげなきゃなんだよ?」って諭されてた。
それを聞く度、悲しかった。
俺と中西さんは こんなにうまくいけるのに、何で佐藤とはうまくいかないんだろう?って何度も自問自答してた。
それが3年の秋頃。もう受験も目の前だった。
74 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:37:48.00 ID:M5ijTlRm0
うんうん。みてるよー
75 :名も無き被検体774号+:2013/10/20(日) 02:42:15.17 ID:Ogmf7e230
そうこうしてる内に受験も終了。
俺は卒業するまで数学はダメダメだったから都道府県外の私学に絞っていた。
佐久間くんも俺と同じく数学がダメだったから最初から私学狙いで結局同じ大学に進学することになった。
佐藤は元来、才色兼備だったので地元の国公立の有名大学に通うことになった。
中西さんは…俺と佐久間くんと同じ都道府県外の同じ地域の国公立に進学することになった。
実質、佐藤を残して俺等3人は都道府県外に出ることになった。
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